北近畿の低名山巡り：大江山（鍋塚休憩所より最高点・千丈ヶ嶽往復）

2023年10月05日(木) [日帰り]

• GPS: 01:40
• 距離: 3.9km
• 登り: 319m
• 下り: 320m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:25
• 休憩: 0:13
• 合計: 1:38

6:39 鍋塚休憩所
7:00 7:04 鳩ヶ峰
7:33 7:39 大江山
8:00 8:03 鳩ヶ峰
8:17 鍋塚休憩所（駐車スペース）

天候

曇り、のち時々雨（稜線上風強し）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

福知山にて前泊、国道9・175号＋県道9号にて登山口・鍋塚休憩所へ（車数台分の駐車スペース・トイレあり）

コース状況／危険箇所等

全コース歩きやすく整備され、要所に距離入り案内道標あり。特段の危険・不明瞭箇所なし

その他周辺情報

福知山温泉のホテル等にて日帰り入浴可

写真

10/4 19:03

四国ツアーの全行程を消化、岡山でレンタカー返却し、列車乗継ぎ北近畿へ移動。福知山に前泊し次の山を目指します。福知山駅前にて大盛つけ麺＋ミニ唐揚げのガッツリ晩飯、翌日の長丁場に備えしっかりカロリー蓄積！

10/5 5:34

この日のお宿は、露天風呂付きの福知山温泉併設のホテル・ロイヤルヒルズ。素泊まりの短い滞在でしたが、温泉含めしっかり寛げました！

10/5 6:31

宿から1時間弱の快適なドライブで、大江山登山口・鍋塚休憩所着。ここは既に稜線上で標高650m弱、数台分の駐車スペースとバイオトイレあり。ちょうど通りかかった山仕事の軽トラの方と挨拶を交わし、出立準備。

10/5 6:33

本日はプチ冬型で風が冷たく、天候下り坂ですが、下界は見事な雲海！

10/5 6:39

まずは1ピッチで前衛峰の鳩ヶ峰を目指します。

10/5 6:43

ここは南丹後、日本海もチラリと見えているようです。黒潮の太平洋から遥々やって来ました…〈しみじみ…〉

10/5 6:45

冬場の強風のせいか、マツや灌木か多く展望の開けた快適な散策路風の尾根道が続きます。

10/5 6:51

気持ち良さそうな笹原の鍋塚の右後方、形の良い双耳峰が見えます。（レンジャーの方によれば、「若狭富士」と称される青葉山とのこと。）

10/5 6:55

山頂が近付き、展望が更に開けます。見事な雲海はまだまだ健在！

10/5 7:00

鳩ヶ峰到着。周囲に樹木も少なく、展望広闊な素晴らしい山頂です。いまにもふりだしそうな空模様のため、ドリンク一口飲んで先を急ぎます！

10/5 7:04

山頂から少し下り、マツ林を抜けると眼前に大江山の主峰・千丈ヶ嶽がドーン！何とか電機が持ってくれると良いですが…

10/5 7:07

方角的には、京都〜滋賀の県境、比良山系あたりが見えてるのでしょうか？関西人に聞かないと、アズマ人には良く分かりません…〈苦笑〉

10/5 7:12

天狗の遊び場のような小ピーク岩場の横を通過。

10/5 7:17

山頂直下の本格的登りに差し掛かり、木段が続いてます。樹間を吹き渡る北風がゴーゴー…

10/5 7:20

紅葉も少し始まってます。足許には秋のお山の贈り物・栗のイガが多数、森の奥から甲高いシカの鳴き声も…

10/5 7:34

無事、朝イチで花百・大江山登頂。まずは山名板でパチリ。

10/5 7:35

笹原の広闊な山頂広場からは、京都市街方面が一望できます。あちらはいい天気のようですが、ここでは小雨がパラついてきました。太平洋・日本海側の天候の違いを実感…

10/5 8:17

小雨そぼ降る中、実質約1時間半のショートハイクで無事登山口の駐車場帰着。軽トラの方とは大江山頂でも再会、自然保護指導員（レンジャー）の方で、朝のお散歩に来られていた由。「朝こんなに早く登るハイカーは珍しい…」と言われました…。

10/5 8:46

ここは酒呑童子の里。山麓の随所に鬼や酒瓶片手の修験者のモニュメントが登場。近くには「日本の鬼の交流博物館」なるレアなミュージアムも。家族連れにピッタリの観光地です…。当方はこれから午後にかけ奈良へ移動、次のお山を目指します！

撮影機器：

arrows Be F-04K docomo FCNT

感想

さとなお

当方、天候にも概ね恵まれ四国ツアーを計画通り完遂、次のターゲットは北近畿エリアの歴史ある低名山・大江山。休養・移動日の前日伊予西条から福知山へ移動、再びレンタカーを借りて郊外の天然温泉付きホテル（ロイヤルヒル福知山）にチェックイン。翌朝はプチ冬型の気圧配置のため天気下り坂予報にて、朝食は部屋でサクッと済ませ、車を飛ばして大江山への最短ルートの登山口・鍋塚休憩所へ早朝6時過ぎに到着します。ここは既に標高650m近くの稜線上、大江山まで片道2km弱のショートハイクです。登山口の駐車スペースには地元ナンバーの軽トラが1台、ちょうど持ち主と思しき山仕事風のいで立ちの男性ハイカーから元気に声をかけられ、挨拶を交わします。辺りは予報通りどんより曇り空、北風も強く、当方もそそくさと出発。
　以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通り、四周の開けた前衛峰の鳩ヶ峰を越え、大江山最高点・千丈ヶ嶽に辿り着く辺りまでは天候もどうにか持ちこたえ、足元に沢山落ちている秋の贈り物、美味しそうな栗の実など拾いながら気分良く前進。周囲の展望も北丹後の山々や若狭湾の海岸線含めそこそこ見えていたものの、大江山頂に着いた途端に冷たい雨が降り出し、慌てて広い頂上大地の一角に建つ東屋に避難。到着時には辛うじて見えていた京都・大阪方面の空はどうやら晴れており、ここは日本海側に近いことを実感します。東屋でカップ麺にてご朝食中のくだんの山仕事風ハイカーの方と再会、聞けば自然保護指導員をされていて、今朝も散歩がてらここまで登ってこられた由。この山は秋のお花も種々咲いていたらしいのですが、先日当地名物のお花（名前は失念…）がごっそり盗掘されたそうで、ガッカリされていました。当方が東京からやって来たと聞き、こんなに朝早くこの山に登ってくるハイカーも珍しい、と感心されるやら、呆れられるやら…。雨降りの方は相変わらずで、レンジャー氏にご挨拶の後そそくさと出発。復路は往路よりもスピードアップ、僅か30分余で出発点に帰り着き、実質1時間半のショートハイクを終えました。
　これにて当方挑戦中「魅力別日本新百名山」はついにマジック1、近江富士・三上山を残すのみとなり、どうやら今次ツアー最終日の明日中に完登できそう。本日は福知山から鉄道利用で長躯奈良北部まで移動、大和盆地の歴史ある低名山・二上山（にじょうさん：花百）を目指します。毎度のことながら、こうして1日の午前・午後で距離の離れた2座踏破を目指す ”荒行” の際は、一体どこで昼飯を取ればよいのだろう、と不安に襲われますが（これも夜討ち朝駆けのハシゴ名山ハンターならではの宿命…)、レンタカー返却後、急遽福知山駅のコンビニでおにぎり弁当を仕入れ、JR線各停のボックスシートでノンビリ移動する間に簡易なランチを済ませて、事なきを得ました。天候もどうにか回復傾向で、そんなに慌ただしく伝統ある山をハシゴするでない、などと二上山の神仏のお怒りに触れぬよう、神妙な面持ちで同山登山口へと向かう小生でありました。
［※二上山編へ続きます…］