最乗寺より明神ヶ岳・明星ヶ岳を経て箱根湯本
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,151m
- 下り
- 1,332m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大雄山駅より道了尊行きバス終点下車 帰り:箱根湯本駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状態は良好です。 V字にえぐれた赤土の道も含まれるため、雨天や霜解けが予想される場合は足元注意。 |
その他周辺情報 | 小田原駅ですが、パンの守谷。アンパンが有名です。 定休日は日・祝日、営業時間は8:00−18:00らしいのですが。。。 行くのなら早めの時間に行きましょう! ↓ 食べログ http://tabelog.com/kanagawa/A1409/A140901/14003916/#title-rstdata |
写真
感想
小田急線新松田駅から大雄山駅に行くバスに乗り、
車窓から酒匂川沿いの開けた景色や富士山を眺めているうちに大雄山駅に到着。
ここで出発待ちをしていたバスに乗り換えると、
バスは荒いエンジン音を鳴らしながら坂を登っていきました。
バスは程なく終点の道了尊に到着。
明神ヶ岳の麓、道了尊には大雄山最乗寺という大きなお寺があり、
無学で恥ずかしいのですが多くの信仰を集める由緒ある仏閣なのだそうです。
道了尊BSまでは、小田原駅から大雄山線の終点大雄山駅まで電車で移動、
道了尊行きのバスに乗って行くことができます。
新松田駅から関本BS(大雄山駅)まで景色はなかなかのものです。
小田原駅に寄らなかったことだけが失敗でした(後述)。。。
さて道了尊BS。
バスの乗客は道了尊バス停の先からさっさと登山道に進んでいきます。
こちとら遠路はるばる来たのですから、最乗寺にお参りすることとしました。
お参りを済ませて、大きな下駄のオブジェから登山道に入ります。
しばらくは樹林帯の中の単調な道を登っていきますが、
見晴小屋を過ぎてまた行くと、奇妙なオブジェが隠れています。
歯車か滑車のようなものなので、昔使われた索道のなれの果てかと思い
さらに行くと、登山道の右側にリフト乗り場のような残骸が捨てられていました。
観光用リフトと推測されますが、何に使われたのか正直なところは謎です。
間もなく樹林帯から出ると、夏のゲレンデのような斜面が現れます。
(でも、狭いよ。)
緩い斜面のドン詰まりでは塩ビの管から水が流れ出てており傾斜が急になります。
傾斜を登って後ろを振り向くと相模湾や丹沢大山。これだけでも感激です。
明神水を過ぎると周囲の様子が変わり、見晴らしとはおさらばです。
明神ヶ岳と明星ヶ岳の分岐を右に取り最後の急登を過ぎると、
目の前に箱根の山と町が広がりました。
最高峰の神山が美しい。。。と足を止めましたが、山頂はもう、すぐそこです。
山頂は360度とまで行かずとも、視界を遮るものはほとんどありません。
富士山も大きく見えます。
その右側に白く見えるのは北岳っぽいです。(検証していませんが)
早く山頂に着いていれば、張りつめたような景色が見られたかもしれませんが、
そこは千葉県民のよろよろ日帰りハイクなので贅沢は言いますまい。
山頂でお昼を食した後は明神ヶ岳へ。
途中、摂政宮登山記念碑とか、二宮金次郎柴刈り路があったりして驚き。
柴刈り路も機会があれば行ってみたいな。
(摂政の宮と言えば、前回行った正丸峠にも昭和天皇の行幸記念碑があったっけ。)
宮城野への分岐を過ぎると、人通りはぐっと少なくなります。
時折見かけるのはランの人だけです。それも疎らです。
丈が3mくらいありそうな笹が現れ、道の両脇を挟まれた形でトレイルが続きます。
道はきれいに刈り払われていて、気持ちよく歩くことができました。
再度、宮城野に降りる分岐をやり過ごすと、まもなく明星ヶ岳に到着です。
この山頂は顕著なピークがありませんが、神様が祭られているのでご挨拶。
先ほどの分岐から宮城野に下りても良かったのですが、なんとなく塔の峰方面へ。
歩き始めてから日没時間が気になって、懸命にがつがつ歩きます。
急斜面をぐぐっと落とし、林道に出たところが明星ヶ岳登山口。
林道を辿ると塔の峰の取り付きに到着です。
林道ができる以前は、この区間の登山道がどのように付いていたのか気になります。
塔の峰は登り15〜20分程度らしいですが、見た目では早く楽に登れそうです。
実際には、登ることは楽でしたが、歩いても歩いても奥にたどり着かない
といった意味で時間がかかりました。
さらに、山頂手前が刈り払われているため、大山や蛭、檜洞等々が見えて、
どうしても足が止まってしまいます。
それでもついに塔の峰に到着。
塔の峰というだけあって、金時山のような塔型の山を想像していましたが、
この塔は仏舎利があったらしいことからきているそうです。
見晴らしはありませんが、ここに到着するまでの景色が良かったのでヨシとします。
後は阿弥陀寺まで一気に下り。
阿弥陀寺は竹の生えた沢の下にありました。
お寺のあちこちに何故か葵の紋があしらわれており、
たまたまお見かけした関係者?に伺ったところ、皇女和宮の供養寺だから
という答えを得ました。
箱根が東と西の境目だからということなのでしょうか。
山の中で、葵の紋に出くわすとはびっくりです。
境内でお参り&一休みした後は、膝の痛みがあったけれども
車道を歩いて一気に箱根湯本まで歩ききりました。
計画では、箱根湯本から電車に乗り小田原駅で下車。
駅南口近くの守谷さんにてあんパンを買う予定でした。
山の中を歩きながら「山ン中を歩いている間に、あんパンは完売しているかも。」
と心配していました。
完売していたら、それもまた仕方がないなと自分に言い聞かせましたが、果たしてパンは完売していたようで、閉店時間を待たずにシャッターが下りていました。
分かっちゃいたけれど、しばし呆然。
やっぱり行きに買わなきゃ駄目だわ。。。
ナイス縦走!数年前にさらに大雄山線井細田駅まで歩いたことがあります。
さすがに疲れました。
で、鉄塔ですが・・・スキー場ではないです。そんなに雪積もりませんから。
あの滑車は昔、箱根では有名な某観光会社がリフトを通す計画があって頓挫した名残です。
通っていたら面白かったかもなぁ。 でも事業としては・・・
どっちにしても綱渡りでスリリングな乗り物になることは間違いねぇです。
こんにちは!コメントありがとうございます (^o^)
井細田駅までとは、想像しただけで足が痛くなりそう。お疲れ様でした。
ちょっと井細田駅というのがマニアックに感じますが。。。
リフト計画ってアノ(ウサギ印アイスホッケーの)会社でしたか。
見事にやりっ放し。責任はうやむやになっちゃたんでしょうね。
計画って、湯本とか仙石原とかから稜線越えでお寺に行かれるはずだったのかな。
始点はもちろんウサギ印(ライオン印でしたか?)の拠点だろうな。
発想はすごいかも。。。ずっと乗っているのは厳しそうだけど。
色々と妄想を掻き立てさせられます。
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