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記録ID: 610387
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無雪期ピークハント/縦走
アジア

要塞都市「アットゥーラ&コーカバン」(アラビア半島イエメンの山旅/その5)

2007年05月22日(火) [日帰り]
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japanet その他1人
GPS
--:--
距離
3.6km
登り
86m
下り
419m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2007年05月の天気図
アクセス ランクルをチャーター
コース状況/
危険箇所等
・アットゥーラでは、近くの3000m峰に登ろうと思ったが「山上の村同士で銃撃戦をやってるから、行ったら撃たれるぞ」と畑仕事をしている村人に言われた。もちろん登山は中止です。
・コーカバン〜シバームの道は世界的に有名なショートトレッキングコース。よく整備されていた。
・ワジダハールは王国時代の離宮。見どころとしては一級だが、何の不安もない観光地。
その他周辺情報 世界最古の街「サナア」(アラビア半島イエメンの山旅/その1)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-610264.html
奇岩の山「ジャビル・タガール」(アラビア半島イエメンの山旅/その2)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-610295.html
ユーラシア大陸最南の3000m峰(アラビア半島イエメンの山旅/その3)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-610326.html
世界最美のトレッキング(アラビア半島イエメンの山旅/その4)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-610351.html
ワジ・ダハールを訪れた。王国時代の離宮。
ワジ・ダハールを訪れた。王国時代の離宮。
ワジ・ダハールを望む高台で。ガイドのマホメット(左)と京都のTさん。
ワジ・ダハールを望む高台で。ガイドのマホメット(左)と京都のTさん。
ワジ・ダハール
ワジ・ダハールの離宮
ワジ・ダハールの離宮
ワジ・ダハール周辺の景観
ワジ・ダハール周辺の景観
ワジ・ダハールの離宮。今は整備された博物館。
ワジ・ダハールの離宮。今は整備された博物館。
ワジ・ダハール周辺の景観
ワジ・ダハール周辺の景観
ワジ・ダハール周辺の景観
ワジ・ダハール周辺の景観
ワジ・ダハール周辺の景観
ワジ・ダハール周辺の景観
アット・ウィーラに向かう途中にあった要塞。
アット・ウィーラに向かう途中にあった要塞。
アット・ウィーラに向かう途中にあった要塞。
アット・ウィーラに向かう途中にあった要塞。
アット・ウィーラ近くの山に向かうが、部族間抗争のため、あえなく中止。
アット・ウィーラ近くの山に向かうが、部族間抗争のため、あえなく中止。
しかし農村風景は美しかった。
しかし農村風景は美しかった。
アット・ウィーラの街がみえた。蜃気楼のよう。
アット・ウィーラの街がみえた。蜃気楼のよう。
アット・ウィーラの街。
アット・ウィーラの街。
アット・ウィーラの街。中央の岩山は標高2900mくらい。
アット・ウィーラの街。中央の岩山は標高2900mくらい。
岩山に登ろうとしたが、個人宅を通るため、拒まれた。
岩山に登ろうとしたが、個人宅を通るため、拒まれた。
岩山に続く道。
アット・ウィーラの陽気な子どもたち。
アット・ウィーラの陽気な子どもたち。
アット・ウィーラの街。イエメン特有の多層建築。
アット・ウィーラの街。イエメン特有の多層建築。
城砦都市コーカバンの城門。
城砦都市コーカバンの城門。
城門から中に入る。今はひっそり。
城門から中に入る。今はひっそり。
軍事要塞都市のコーカバンは岩場の上にある。
軍事要塞都市のコーカバンは岩場の上にある。
コーカバンの東端。
コーカバンの東端。
コーカバンから下町のシバームを望む。
コーカバンから下町のシバームを望む。
コーカバンから下町のシバームを望む。
コーカバンから下町のシバームを望む。
コーカバンにて。左はガイドのエブラヒム。それから京都のTさんと現地の少年。
コーカバンにて。左はガイドのエブラヒム。それから京都のTさんと現地の少年。
コーカバンの貯水池。
コーカバンの貯水池。
コーカバンの断崖。
コーカバンの断崖。
崖側に傾いている家。
崖側に傾いている家。
コーカバンからシバームへはここから下る。
コーカバンからシバームへはここから下る。
コーカバンからシバームに下る道。崖を縫うようにつけられている。
コーカバンからシバームに下る道。崖を縫うようにつけられている。
コーカバンからシバームに下る道。中間くらい。
コーカバンからシバームに下る道。中間くらい。
コーカバンからシバームに下る道。かなり下の方。
コーカバンからシバームに下る道。かなり下の方。
シバームの街についた。エブラヒムと京都のTさん。
シバームの街についた。エブラヒムと京都のTさん。
シバームの景観。
シバームの路地。
シバームの子供。
シバームは古くからの商業都市。バザールは賑やかだった。
シバームは古くからの商業都市。バザールは賑やかだった。
撮影機器:

装備

個人装備
その1を参照。

感想

京都のTさんの手記
 6:30ホテル発。サナアの町を抜けて峠を越え山岳地や大荒原を突っ走り、その間検問が3箇所。小さな町でモハメドさんが、停車中のおじさんと話していて同乗していた少年が乗り込んできた。エブラヒム君10才ちょっと位?「登山ガイドとして大丈夫かいな?」モハメドさんは「大丈夫だ!」と言った。
 車中から畑仕事の中の1人が自動銃を持っていた?様に見えたんやけど〜。(後で現実となる)8:30アットゥーラ村着。道を外れてしばらく畑を登って行くと、遠くで畑仕事の数人が大声で何やら話しかけている。畑に入っているから怒っているのか?少年はちょっと困った様子。「何?どうしたんや!」向こうからは何か言い続けているが、怒っている様子ではなさそうだった。少年は鉄砲を撃つ格好をしてからモハメドに連絡したいと言った。「危機を直感して!」すぐ戻ることにした。村人に手を振るとみんなが応じたのでこの場は大丈夫だと思った。戻ってモハメドは「山上の村との対立抗争でこの先へは行かない方がいい。銃で撃たれるかもしれないと村人が言っている」と。そんなことでは仕方がない。村人に出会わなかったら本当に撃たれていたかも?登山は中止して付近のトレッキングに変更。
 まずはと、アットゥーラ城塞のピークへと登ったが、建物の直前で「ここからは個人の家だから入ってはいけない」と拒否され引き返して10:30アットゥーラ村を出た。11:30シバームの町とコーカバン城塞トレッキングへ。シバーム(2,500m)と、さらに350mの岩壁上のコーカバン。上と下に同じ部族が暮らし1,000年以上にも渡りそれぞれ役割を決めて山の上と下で助け合って生きてきたのだ。下のシバームは農業と商業の町、周辺は緑の耕地が広がり、町中を大きな道路が走る。
 岩壁上のコーカバンは軍事を担当し常に敵の接近を監視し、シバームが外敵に襲われると人々は山を駆け登り助けを求め、コーカバンの人々は果敢に戦ったそうな。今は車でも登れるので「もう登りはええわ!下りをトレッキングしよう」と。大きなゲートをくぐると、赤茶色の堅固な砦の様な石組の家が並び、石組の大きな貯水地もあり、こんなカラカラ地にどこから水が湧いてくるの?町外れの岩壁に立つと眼下にシバームの町、その周りに緑が広がり、さらに地平線まで荒野が広がっていてコーランの響きと共に素晴らしい光景だった。シバームへの下り道は、ずぅ〜と展望が良く急坂でも良く踏み固められていた。途中、石敷き道の工事をしていた。シバームの町に下りてガイド役のエブラヒム少年ともお別れ。彼は、私達を連れ歩いて疲れた表情をしたが1,000リアルを渡してやると「ほっとした」様子だった。

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