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Yamareco

記録ID: 61417
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無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山

2009年07月12日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.1km
登り
1,126m
下り
1,126m
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2009年07月の天気図
アクセス
大雪渓
2010年04月20日 20:40撮影 by  DM001SH, SHARP
4/20 20:40
大雪渓
山頂見えたっ!
2010年04月20日 20:40撮影 by  DM001SH, SHARP
4/20 20:40
山頂見えたっ!
頂上かと思いきや
2010年04月20日 20:39撮影 by  DM001SH, SHARP
4/20 20:39
頂上かと思いきや
ここ通るの??
2010年04月12日 21:59撮影 by  DM001SH, SHARP
4/12 21:59
ここ通るの??
山頂!!
2009年07月12日 11:12撮影 by  DM001SH, SHARP
7/12 11:12
山頂!!
2009年07月12日 11:24撮影 by  DM001SH, SHARP
7/12 11:24
撮影機器:

感想

前日の土曜日まで山形市内で仕事。
その後、酒田まで車を飛ばしビジネスホテルにチェックインしたのが夜8時半。
10時に就寝。

翌朝、4時にチェックアウト。
途中コンビニで朝食、昼食購入。
雲が垂れこめている。今日は見晴らしは良くなさそうだなぁ・・・

くねくねと曲がる道を登る。
前にも後ろにも車は走ってない。
こんな天気じゃ、山登りする人なんかいないんだろうな。

道路終点が駐車場になっている。
そこは既に満車状態。大型バスも2台停まっていて、団体様ご一行も大騒ぎ状態。
乗用車の駐車スペース発見。
ちょっと無理して押し込んで停めた。

トイレを済まそうと、建物まで行ったが閉鎖中。
仕方なしに、準備をし歩き始めた。
苔むした石畳の坂道。木々がトンネルのように覆いかぶさっている。

石畳の坂道が終わると、道はなだらかになり、小さな沢を越える。
細い道を歩くと、小屋があった。
滝の小屋だ。
ここでトイレを借りて、また歩きだす。

すぐに大きな沢に出た。
まだ雪がそこらに残っている。
昨日までは雨だったのか、水量が多いように感じる。
歩道らしきところが水面下になっている。

沢をやり過ごすと、残雪が小さな雪渓のようになっている。
ここの左端にトレースが、小さな階段状についている。
上に目をやると、暫く登ったところで雪渓から左の茂みにトレースが消えている。
アイゼンを付けるほどではないと判断しそのままで登る。
やや、つま先でけり込むように登って行く。

ややきつめの登り。「八丁坂」。
登りが八丁続くのかなぁ。イヤな名前だなと思いつつ上がって行く。
右手から沢の音が大きく聞こえてきた。
こんなに上がったのに、そんなに大きな川があるの?なんて思った。
道と沢の間が狭まり、見ると沢はちょっとした川位の水量で勢いよく流れている。
この辺りから、風景が広くなり斜度はほとんど平らになる。

目の前に再び山小屋が見える。
河原宿だ。
小屋は道の右手に、左手にはさっきの沢がまるで川の様に流れている。
小屋の前には、数組が休憩している。

おいらもここで休憩。
水を飲み、一服。
晴れていたら景色がきれいそうな場所。
あいにく、ガスが低くたちこめていて遠くまでは見ることが出来ない。

歩き始める。
ほとんど平らな道を行く。
湿地帯の乾ききったような感じの道。
そこここに直径30cmぐらいの土盛りがあり、その上だけに草が生えている。

目の前に雪渓出現。
結構大きいようだ。ちょっと先はガスの中でどこまで続いているのか分らない。
ここでアイゼン装着。

表面はスプーンカット状態。
硬く、つぼ足になる心配はなさそう。
白馬みたいに同じ場所をたくさんの人が歩いている様子もなく、ザラメにもなっていない。

暫くすると、ガスが濃くなり辺り一面真っ白。
トレースを探すも足跡が分らない。
ガイドブックに書いてあった「大雪渓は左側を、小雪渓は右を登ると良い」というのを思い出し、左側を登って行く。

この雪渓が長かった!
左側を上がっていくのだが、随分上がった後に、やがて雪渓は大きく右に曲がっている。
暫く雪渓の上部に沿ってを右に進むが、また、真上に向かっていく雪渓がある。
こちらに行くか迷っていると、その上の雪渓の右側を下って来る人がいる。
さっき、小屋でおいらよりちょっと前に歩いて行った人だ。
どうやらコースは、このまま右にトラバース気味で上がるようだ。
自分の判断を信じ、右上に右上にと進む。
すると左斜め上から人の話し声が聞こえてきた。
濃いガスの合間に人影が見えた。
どうやら合っていたようだ。
ところがここから、直登。キツイィ〜!
登って休み、登って休み・・・
雪渓の上部、終点が見えた。
アイゼンを付けているのか、外しているのか、数人の人影が見える。
ところがなかなか、そこへたどり着かない・・・

やっと雪渓上部に達した時には、息はハァハァゼィゼィ・・・
アイゼンを外しもせずに狭い濡れた岩に腰を下ろし、水を数口飲んだ。

アイゼンを外し、再び土の上を気持ちよく歩けると思ったら、ここから鳥海山屈指と言われてるらしい、薊(あざみ)坂。
稲妻のようなジグザグとしたつづら折りの急登。
いやぁキツイなぁ〜
ここを下るのかと思うと気が滅入る・・・

道はやっと緩やかになり始めた。
ガスの前方左手からクマ除けの音が聞こえてきた。
おいらの進行方向とは違う。
すぐ先で、こちらのルートと合流する鳥海湖から歩いて来た人のものらしい。
案の定、すぐに標識。伏拝岳
風が強く感じる。冷たい風だ。

ここから、尾根歩き。
尾根のやや南側を歩くが、北側の左手側に岩がないとチべタイ風がもろにあたり寒い。
多少のアップダウンをして、行者岳。

この先で、分岐。岩の割れ目を新山方向に行くか、七高山経由にするか・・・
新山方向に行くには、すごくきつそう・・・絶壁沿いに行くみたいだし、風当たりも強いだろうし。
七高山のほうがいいかなぁ?でも結構また登りそう・・・

それにしてもハラ減ったなぁ
取りあえず、風を避け座って、おにぎり一個食べよう。
すると、七高山方面から下りてきたおじさん一人に声を掛けられた。
「ここ、いいねぇ!風が当たらなくていいね。俺もここで休もう」
直後、おいらの後から来たおばちゃん一人。
「風冷たいですねぇ。私もここでお茶飲もうかしら」

暫く三人で情報交換。
おじさんは会津から軽自動車で来たらしい。
おばちゃんは仙台から車でこちらも一人で、しかも先週も来てたらしい!
みなさん、おいらより相当ご高配でしたがスッゲー元気。脱帽〜
おじさんの話では七高山は風が半端じゃなく、飛ばされそうとの事。
新山に真っ直ぐ向かったほうがいいとの事なので、お礼を言って新山方向へ。

最初は、鉄の梯子を降りる。
その後、ガレ場の下り。まるで噴火口に下りてくような雰囲気。
道の下は結構高さがある。
すぐに右、新山方向へ巻くようにやや下り気味に進む。
それもすぐに一変。
一辺1m以上の岩が川のようになっている。
この岩の上を赤いペンキの矢印に沿って歩く。
また、すぐに一変。
土の道に。
これをちょいと登ると、神社らしき建物が。
山頂か?
いやいや、その後ろにまだあるぞぉ

神社のまわりでは結構たくさんの人が思い思いに休憩している。
その人たちを横目で見ながら、神社の左側の方へ。
岩の壁・・・
矢印がそこらじゅうにある。
これを辿って登る。
登りきると、何これ?
大きな岩が裂けたようになってる。
矢印はその中へ・・・
くぐれってか?
その中へ進む。
岩の間は、ちょっと湿度が高く冷たい感じがした。

その後は大きな岩をぴょこぴょこ進む感じで、矢印どおりに進む。
人の話し声が聞こえてきた。
山頂だ。
岩の斜面のてっぺんに山頂の看板。
狭いので数枚写真を撮って、来た道と反対へ下りる。

岩から、ちょいと残雪を歩き、さっきの神社まで下りてきた。
大物忌神社って言うらしい。「忌」ってあまり縁起良くなさそう・・・
ここで、昼食。定番の冷凍ちゃんぽん。
風が結構冷たくて冷えた体にしみたぁ〜

下りは来た道を戻った。

デジカメを忘れて来たのが大変残念だった。

急登あり、大雪渓あり、岩場ありの素晴らしい山でした。
色々なコースがあり、それぞれが充実しているようです。

もちろん、苦しくてツラカッタケド・・・
その分、忘れられない山の一つになりました。

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