大峯奥駈道（南奥駈 前鬼〜熊野本宮大社）

2023年11月08日(水) 〜 2023年11月13日(月)

• GPS: 38:21
• 距離: 54.4km
• 登り: 4,412m
• 下り: 5,124m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:27
• 休憩: 1:01
• 合計: 9:28

6:36 小仲坊
8:04 8:16 二ツ岩
9:10 9:11 水場
9:17 9:28 太古の辻
9:44 9:44 蘇莫岳
9:47 9:47 仙人舞台石
10:03 10:10 石楠花岳
10:54 11:00 天狗山
11:21 11:22 奥守岳
11:47 11:52 嫁越峠
12:07 12:07 天狗の稽古場
12:22 12:25 地蔵岳
12:46 12:47 般若岳
13:18 13:18 滝川辻
13:40 13:48 乾光門
14:26 14:26 涅槃岳
14:57 15:00 証誠無漏岳
15:17 15:17 鎖場
15:39 15:42 阿須迦利岳
16:04 持経の宿

2日目

• 山行: 4:37
• 休憩: 0:44
• 合計: 5:21

7:25 持経の宿
7:40 7:40 持経千年檜
8:22 8:23 両又分岐
8:40 8:53 平治ノ宿
9:25 9:27 転法輪岳
10:11 10:16 倶利伽羅岳
11:43 11:44 水場まで10分
11:45 11:54 怒田宿跡
12:07 12:20 行仙岳
12:34 12:34 継の窟分岐
12:46 行仙宿山小屋

3日目

• 山行: 9:39
• 休憩: 1:52
• 合計: 11:31

4:53 行仙宿山小屋
4:57 4:57 から池
6:51 7:03 笠捨山
7:32 7:32 葛川辻
8:32 8:51 地蔵岳
9:01 9:01 水場
9:15 9:30 四阿之宿
9:33 9:34 東屋岳
9:42 9:42 菊ヶ池
9:44 9:44 拝み返し
9:51 9:51 檜之宿跡
10:10 10:10 巻道分岐
10:12 10:12 鉄塔
10:32 10:33 香精山
11:06 11:12 貝吹之野
11:15 11:17 塔ノ谷峠
12:00 12:01 古屋の辻
12:13 12:14 古屋宿
12:26 12:26 如意宝珠岳
12:36 12:37 蜘蛛ノ口
12:48 12:49 稚児ノ森
13:18 13:24 水呑金剛
14:07 14:14 花折塚
14:49 14:49 玉置山展望台
15:19 15:27 玉置山
15:31 15:41 玉石社
15:46 16:07 玉置神社
16:24 玉置山駐車場

4日目

• 山行: 10:41
• 休憩: 0:57
• 合計: 11:38

6:09 玉置山駐車場
6:22 6:24 玉置神社
6:45 6:46 犬吠檜
6:51 7:08 玉置辻
7:45 7:45 水呑宿分岐
8:33 8:33 大平多山分岐
9:03 9:10 大森山
9:18 9:18 大水ノ森
10:00 10:03 岸の宿
10:07 10:07 切畑辻
10:56 11:02 五大尊岳（北峰）
11:09 11:10 五大尊岳
12:41 12:42 金剛多和
13:09 13:15 大黒天神岳
14:09 14:10 山在峠
14:21 14:22 吹越山
14:47 14:47 吹越宿跡
15:25 15:25 吹越峠
15:41 15:45 展望台
15:59 16:00 七越峰広場
16:07 16:13 七越峰
17:47 ゴール地点

天候

11/8 晴れ 11/9 曇り 11/10 雨 11/11 曇り 11/12 曇り、晴れ 11/13 晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

11/8 名古屋駅〜伊勢道〜紀勢道〜花の窟〜熊野本宮大社　車2台のうち、1台を駐車。その後、車1台で前鬼・小仲坊へ。小仲坊ゲート前に駐車。
11/12 熊野本宮大社〜湯の峰温泉
11/13 湯の峰温泉〜熊野本宮大社〜前鬼〜名古屋

コース状況／危険箇所等

・新宮やまびこグループさんや他の道標がしっかりとあるので、ほぼ、道迷いせずに歩けます。ただ、早朝の真っ暗な時間帯や大黒天神岳〜山在峠の送電線鉄塔の下あたりは、踏み跡が薄く案内標識等も少ないため、けっこう、要注意。危険個所もあります。送電線鉄塔の保守路とも交錯しているようです。
・激下り箇所がいくつかあり、特に降雨時は、非常に滑りやすく、神経をすり減らします。時間もかかります。
・XX山、XX岳とかいくつもあり、ほぼ、急な登りです。体力が奪われます。
・鎖場、岩場が何か所かあります。地蔵岳周辺、五大尊岳周辺など
・激下り、急登、危険個所以外は、なだらかなヒメ笹の茂る歩きやすい登山道です。
・展望がある箇所は、あまりありません。樹林帯の中の歩きがメインです。

その他周辺情報

1泊目は、小仲坊（宿坊）に宿泊。自炊。
2泊目は、持経宿（避難小屋）に宿泊。自炊。水場は小屋の近くにあります。
3泊目は、行仙宿（避難小屋）に宿泊。自炊。水場は、小屋から激下り10〜15分。帰りは、登り20分。往復40分。
4泊目は、十津川温泉の行者民宿「太陽の湯」に宿泊。玉置神社から車での送迎あり。翌日早朝、玉置神社駐車場まで送っていいただきました。
5泊目は、湯の峰温泉の温泉民宿「やまね」に宿泊。

写真

11/9 6:27

初日の宿泊場所の小仲坊さんです。
小仲坊さんにお世話になりました。

11/9 7:34

今日は、濡れておらず、比較的登りやすかったです。

11/9 8:11

「二つ岩」です。

11/9 9:27

太古の辻です。ここから南奥駈道が始まります。
ここで、単独行の男性に会いました。釈迦ヶ岳、大日岳に登る予定だそうです。

11/9 9:30

今日は、持経宿まで。
全行程（熊野本宮大社）まではおよそ50kmあるようです。

11/9 9:42

蘇幕岳です。

11/9 10:06

石楠花岳です。

11/9 10:44

姫笹の歩きやすい道です。

11/9 10:56

天狗山（1537M）です。今回の行程の最高点です。

11/9 11:24

奥守岳です。

11/9 11:42

歩きやすいなだらかな道が続きます。

11/9 11:44

嫁越峠です。かつてここを越えていったお嫁さんたちは、何人くらいいたのか、どんな気持ちだったのか、話題になりました。

11/9 12:08

天狗の稽古場と呼ばれる広場のようなところです。

11/9 12:17

地蔵岳（子守岳）です。地蔵岳は、もっと先にもありました。

11/9 12:53

般若岳

11/9 13:42

乾光門（拝み返しの宿跡）

11/9 14:22

涅槃岳

11/9 14:30

幽玄な趣の奥駈道を進みます。

11/9 15:11

ここの前後に鎖場があります。

11/9 15:40

阿須迦利岳

11/9 16:06

持経宿の避難小屋に着きました。

11/10 7:19

私たちだけの貸し切りでした。
快適でした。3シーズンシュラフで十分、眠れました。
敷き毛布、掛け毛布もありました。

11/10 7:21

翌日、明るくなってから雨の中を出発しました。本日の行程は、約5時間と短いです。

11/10 8:47

平治の宿の避難小屋です。小さい小屋でした。

11/10 9:24

転法輪岳

11/10 10:13

倶利迦羅岳（くりからだけ）

11/10 12:06

行仙岳

11/10 14:05

行仙宿の避難小屋に着きました。
今日は、終日雨でした。

11/10 16:14

この避難小屋も私たちだけの貸し切りでした。
薪ストーブがあり、雨でずぶぬれになっていましたので、大いに助かりました。靴などの装備、ウェアなど乾かすことができました。新宮やまびこグループさんに感謝です。この夜は、とても強い風が吹き荒れてました。

11/11 6:21

翌日、5時発でした。まだ1時間は、たっぷりと暗い中を行動しなければなりません。案内看板、テープマーク等、見落とさないよう、何度も周りを照らして確認しながら歩きました。やっと明るくなりました。

11/11 6:54

11/11 6:55

とても苦しい登りを経て、傘捨山に着きました。

11/11 7:51

尖った山は、槍ヶ岳かも？

11/11 8:15

地蔵岳のあたりは、鎖場と岩場の難所が続きました。
雨が降らなくて幸いでした。

11/11 8:31

地蔵岳の頂上にはお地蔵さんが鎮座されてました。

11/11 8:50

ほぼ垂直の鎖場ですが、足場はけっこうあり、安定して降りられました。

11/11 10:22

香精山に着きました。

11/11 14:10

とても長い地味な道を経て花折塚に着きました。

11/11 14:41

やっと玉置山近くの展望台に着きました。

11/11 14:46

大峯の山々が眺められました。

11/11 14:46

11/11 14:57

世界遺産に登録されたときに置かれたのでしょうか。

11/11 15:03

やっと「かつえ坂」です。

11/11 15:24

やっと玉置山頂上です。

11/11 16:02

玉置神社に参拝しました。
今晩は、十津川温泉の行者民宿「太陽の湯」さんに迎えにきていただき、宿泊しました。久しぶりの温泉と食事に大満足でした。夜は、もちろん、爆睡しました。

11/12 6:08

翌早朝、玉置神社駐車場の送っていただき、奥駈道の最終行程を続けます。今日は、いよいよ、熊野本宮大社までです。

11/12 6:54

奥駈道の全行程のイラスト図がありました。

11/12 8:52

今日は、なんとか晴れそうです。

11/12 9:03

大森山です。けっこう大きな山で、ここの登りがとてもきつかったです。

11/12 10:49

五大尊岳です。

11/12 11:49

行動食をほぼ食べ尽くしてしまいました。ほかのメンバーから恵んでもらいました。

11/12 12:05

熊野川が見下ろせる場所に着きました。

11/12 12:40

金剛多和

11/12 13:10

大黒天神岳

11/12 15:39

七越峰近くの展望地から、大斎原（おおゆのはら）が見えました。

11/12 15:40

展望地からの風景です。

11/12 17:16

熊野川に着きました。
橋を渡って熊野本宮大社へ向かいました。

11/12 17:47

着きましたー。
もう、へろへろです。
駐車場に停めてあったハイエースで湯の峰温泉・温泉民宿「やまね」さんへ移動。なんとか夕食に間に合いました。メンバーは、つぼ湯などに入りました。この日も爆睡でした。

11/13 9:59

翌日、熊野本宮大社へ参拝しました。

11/13 15:23

帰り道、針インターで虹に遭遇！
まさに「雲上蒼天」でした。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX350 SONY

感想

ムーントレック

昨年に引き続いて2回目の大峯奥駈道（前鬼〜熊野本宮大社）でした。今年は、5月〜6月に吉野〜洞川温泉、和佐又〜前鬼を歩いており、女人禁制の場所を除いて奥駈道の全行程を歩いたことになります。
全行程歩いての感想は、雲外蒼天です。これは、藤井八冠の座右の銘らしいですが。。　確かに山々や世の中が少し違って見えました。季節の移ろいばかりではないようです。