知円別岳
コースタイム
天候 | 曇後晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
C1250mから上部は、雪が氷結している部分が多い。 C1100mからC1250mにかけての急傾斜帯は、地図では崩壊地が多く表記されているが、実際はスキー滑降向きの斜面。ただし積雪が不安定なときは、雪崩要警戒。 |
写真
感想
知床半島シリーズの一環で、知円別岳登頂を試みた。
昨日も登頂を試みたが、天候が芳しくなく、今日に期待してC1200m付近で登頂を断念した。
入山口は、今は廃校となった知円別小中学校から。除雪は学校の前からさらに奥の無線設備まで入っていた。
明るくなってから出発。30分ほどで日の出となる。今、上空の天候は晴れだが、主稜線には雲が厚く流れていた。また今日も山頂は晴れないか……。
ルートは基本尾根だが、その場の状況で登りやすいところを適当に選んで行く。一点だけ留意した所は、c870mでモセカルベツ川の支流を渡ること。
登りながら稜線の雲を観察すると、だんだんと薄くなっているような。少し期待が膨らむ。
昨日の引き返し地点c1200mを越えると、主稜線が見えてくる。雲は羅臼岳方面にまだかかっていたが、サシルイ岳から北側はもうほとんど無い。
さて、山頂との標高差は200mを切ったが、距離はけっこうある。広大な雪原を進む間は長く感じた。そしてとうとう知円別岳の肩に到着。
オホーツク海を背景に真っ白な硫黄岳が目の前に。ここから知円別岳は、ゴツゴツした急斜面なので、アイゼンに履き替えて登頂。この間にも空は青みを深め、ほとんど快晴無風となった。360度、素晴らしい展望だ。
下山は知円別岳の肩からスキーで。台地部分は、氷結部と吹き溜まり部が斑にあり、注意しながら滑る。p1319mの南側を回り込んで東へ進み、急斜面へ滑り込む。
それにしても、この尾根はリフトこそ無いが、まるでスキー場のよう。広大な雪面が、見渡す限り広がっている。
p986mを経由した後、次はp879m南東の谷へ。ここは天然のハーフパイプになっていた。さらに下の方にも、楽しい仕掛けが色々あり、最後まで滑降を楽しめた。
知円別岳に登頂しなくても、C1300mから下部を滑るだけでも充分に楽しめるところではないかと思う。
若いとき今の知円別トンネル建設に従事していたので
はて?どこ登るのかと考えてしまいました。モセカルベツ川の上流はなかなか崖地
だしなぁと。
地形図見ると知円別郵便局から取りつけば尾根で行けて素敵な台地に接続できるのですね。
当時は山スキーなんて知らなかったので今考えるともったいないことをしました。
知円別岳そのうち行ってみたいですが斜里岳のほうが楽で・・・。
知円別スキー場是非行ってみたいです。
晴れて流氷と国後見ながらの滑降は素敵ですよね。
プロフィール、拝見しました。晴れの日に山へ単独で入る、私と同じ山行スタイルですね。私も、山へ登るからには、単に登頂するだけでなく、景色や自然を自分なりに楽しみたいと考えます。
厳冬期の知床でも、快晴無風の日が年に数日はあるものです。是非、厳冬期、快晴無風の日に ”知円別スキー場” を楽しんでください。
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