城峯山(中郷南尾根→表参道)
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 943m
- 下り
- 934m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れ 雲多し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:万年橋BSより西武秩父駅行きバス 始発バスに乗って現地入りし、終バスに乗って帰りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特別危険な個所はありません。 南尾根は破線ルートの扱い(2013年山と高原地図)ですが、 道標や案内板がきめ細かに設置されているので道迷いしにくく 破線とは思えない道です。 ただし作業道が多いので、道標が壊れていたり 下ばかり見ながら歩く人がこのルートに入ったら 簡単に道迷いするかもしれません。 また滑りやすい急斜面があり、トラロープが設置されていますが 山用の靴で歩く分には問題なく歩くことができます。 |
その他周辺情報 | 万年橋BSから県道を少々歩いたところに水場がありました。 美味しいですが、帰りに寄ったら止まっていました。 万年橋BSから中郷登山口に行く途中でトイレが1ヶ所。 男衾登山口の近くにトイレが1ヶ所ありました。きれいです。 万年橋BSから中郷登山口まで、売店が2か所ありました。 お土産とまではいきませんが自販機でお茶を買いました。 気持の良い集落だったので、ささやかですが地元で消費活動した次第です。 |
写真
感想
アプローチを公共交通機関に依存する自分にとって
城峯山はぎりぎり日帰り圏内か?と考えていた山です。
西武秩父駅から行く場合は吉田元気村行きのバスに乗るのですが、
1日に5本しかありません。
西武秩父駅9:00発の始発バスに乗って、万年橋BSに到着するのは9:46。
歩きたいと考えている城峯山南尾根を通って山頂、さらに表参道を経由すると
所要時間は6時間35分。(山と高原地図2013年版による)
万年橋BSを終バスが通るのは17:09で、単純に考えると余裕時間は48分!
山頂から西門平BSへ下りるのなら所要時間は5時間30分となるが、
そのかわり終バスは15時54分。余裕時間は38分!!
自分の歩くペースはコースタイムと同じかゆっくり目であることから
終バスに間に合わない可能性は高いのです。
時間的に無理があるので城峯山は今まで見送っていたけれど、
いっそ帰りのバスに間に合わなかったらタクシーを使おうと考え、
覚悟して?今回の山行に踏み切りました。
西武秩父駅で吉田元気村行きのバスに乗り換えて、万年橋BSで下車。
ここから登山口まで県道通って約1時間とあるので一生懸命歩く。と、右手に水場。
急いでいるのに、歩き始め早々に水場で補給。(笑)
補給が終わるとまたせっせと歩きます。
早く歩こうとすると、どうしても道草を端折ろうとしてしまいますが
やっぱりそれでは山に来た楽しみが激減してしまいます。
時間はあまり取れないけれど、結局は猿田彦神社にお参りしたり、
石間川を覗き込んだりしながら県道を進みます。
県道沿いの空間は広々と感じられ所々集落もあり、晴天の下、楽しい道でした。
やがて漆木登山口入り口の表示が現れます。
ここも南尾根の入口であることは表示から分かりますが、
中郷から登った方が傾斜が緩そうであることと、
漆木→ヤマウルシの類が生えている?という想像に腰が引けてしまったため、
この入口はスルーしました。
15分くらい歩くと中郷登山口入口。ここから道路を登ると間もなく登山口です。
登山道は状態が良く、歩きやすい道です。
作業道が交錯していますが、道標がきめ細かに建てられているので
安心して歩くことができます。
裏返すと、このルートで作業道に入り込み、道迷いした人が
少なからずいたのでしょう。
クマさんの糞が大量に落ちている道標もあるので、これもまた注意。
要所要所に建てられている道標には、たまにマジックで「行くな」等の
落書き?がありますが、地元民の痛切な意見と推測して素直に受け取ります。
展望岩なる岩が途中にあります。
ずっと植林が多い中でたしかに展望が良い方なのでしょうが、
木が茂っていて見る気になれません。
そのかわり、この先を少し登った場所で太鼓の音が聞こえてきました。
お神楽です。
そう言えば、今日は城峯山の開山祭だとか。
多分、お神楽はテープとかの録音でしょうけれど、賑やかなうちに山頂に着きたい
という欲望が湧いてきます。
道中には道標のほか、案内板が設置されている場所があります。
地形図上に案内板と道標の設置個所が表示されているので分かりやすいです。
南尾根登山道に入った後、案内板は3カ所。
1番目は漆木からの道との合流地点。
2番目は南尾根上部にある巻道との分岐。
3番目は山頂直下の林道付近。
2番面の案内板では、いつもの「ピークは踏んでいく」というルールを捨てて、
時間短縮のためまき道を通ろうとしましたが、覗いてみたらヤブ。。。
これじゃあ足下が崩れていても分かりにくくて危ないので、素直に急坂を登って、ぐぐっと急坂を下りました。
一部道が崩れやすかったりします。
トラロープも設置してありますが、崩れやすい土に金具が打ち込んであることもあり、あくまで補助的に使うことに留めた方が良さそうです。
風に乗って流れてくるお神楽に励まされて歩くうちに、3番目の案内板に到着。
目の前を林道が横切り、観光客が林道をブラブラ歩いています。
林道の向かい側にある斜面が続きの登山道だろうと思いつつ、
微妙な向きの道標に惑わされ、林道に沿って左に折れて歩いたら
キャンプ場の駐車場が現れました。
キャンプ場からでも行かれますが元の場所に戻り、最初に目を付けた
続きの登山道をガシガシ登ります。こちらが正解でした。
トラロープが設置された斜面をひと登りすると城峯山山頂です。
途中で道草したり、短いながらもランチタイムを確保したことを考えると、
タイム的には上出来です。
城峯山の展望の方は、霞んだり雲が出てたりで生憎でしたが、
折角来たのだから一通り山々を同定しました。
時間的に余裕ができたので、西門平よりもたっぷり歩くことができる
万年橋に下りることに決め、まずは城峯神社へお詣りに。
城峯神社は社殿が開かれており、氏子がたくさん上がってきていました。
舞台では面と衣装を身につけた人が舞い、そして鳴り物。。。
勝手にテープで流していると決めつけ、大変失礼いたしました!
参拝の方もそれなりに集まっていて、1年で一番賑やかな日に来たようです。
お参りを済ませ、御神楽を見て、軽トラで売られている焼きそばの匂いに
後ろ髪を引かれながら、表参道を急ぎ足で下りました。
表参道は植林の中にあり、狭いもののブルで舗装された感じの歩きやすい道です。
道の面白さとしては期待していませんでしたが、ちょうどニリンソウが
咲いているのが楽しめました。
時間が押しているので、よりバス停に近い男衾(おぶすま)登山口に下山。
クリンソウの他、県道沿いのシバザクラやフジ、クルミなど綺麗な花を楽しみ、
石間川の魚群を眺め、昔の集落の生活に思いを馳せつつ、
終バスに乗り遅れまいと万年橋BS目掛けて必死になって歩きました。
(バスにはちゃんと間に合いました)
おまけ
1.万年橋BSに建っている石柱は、何故陸軍大将(当時はまだ大将ではない)の書なのか?
ちなみに、この方は鹿児島の出身らしいです。
2.あんまりなバスのダイヤ。終バスがもう少し遅くならないものか。
(一ハイカーのワガママと言われれば、その通りでございます。)
3.県道沿いにある石間交流学習館が予約制で、ちょっとハードルが高い。。。
(見たいのであれば、山抜きで行った方が良いと思いますが)
4.今回は男衾に下りたけど、表参道のもう一つの登山口である半納は
秩父事件の激戦地だったらしい。
ぼーっと歩いても秩父事件がらみの史跡があるのですが。
のんびりとした集落の雰囲気とのギャップを感じます。
5.何故、こいのぼりに鮎と鰻(またはドジョウ?)が混ざっているのか。
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