笹子峠から達沢山～蜂城山～勝沼ぶどう郷駅

2024年02月24日(土) [日帰り]

• GPS: 08:46
• 距離: 21.3km
• 登り: 1,304m
• 下り: 1,437m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:18
• 休憩: 1:24
• 合計: 8:42

6:44 笹子駅
7:05 7:05 追分バス停
7:13 7:13 新中橋バス停
7:54 8:00 矢立の杉
8:22 8:22 笹子隧道
8:27 8:38 笹子峠
9:09 9:17 中尾根ノ頭
9:49 9:50 カヤノキビラノ頭
10:16 10:17 1487P
10:37 10:37 京戸山
10:45 10:51 ナットウ箱山
11:08 11:38 達沢山
12:40 12:40 大積寺山
13:11 13:11 神領山
13:35 13:45 蜂城山
14:08 14:20 蜂城山登山口
15:30 勝沼ぶどう郷駅

天候

下界は晴れだが山は朝のうちガス取れず。
朝10時頃から徐々にガスが取れて来た。
それに伴い気温も－5℃→0℃と急激に上がり樹上の雪が溶けて落下し始めた。

甲州市午後の下界は7℃前後。

風は弱いがたまに冷たい風が稜線に吹きつけた。

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

大月駅近くのコインパーキングを利用（1日600円）

行き
大月駅6:25→笹子駅6:38

帰り
勝沼ぶどう郷駅15:58→大月駅16:21
※蜂城山登山口から勝沼ぶどう郷駅までは徒歩70分

コース状況／危険箇所等

・笹子駅～矢立の杉～笹子峠
矢立の杉遊歩道以外は車道歩き。標識豊富で難所無し。
ただ笹子駅から笹子峠までは1時間40分で長い。
雪は薄いが笹子峠（標高1,095m）が近づくに連れ積雪は３～5センチ程に。

・笹子峠～中尾根ノ頭～カヤノキビラノ頭～京戸山
笹子峠から先は稜線に乗るまで急登。
中尾根ノ頭から京戸山手前の1478Pまで緩やかに登り続ける。
雪や落ち葉で分かりにくい場所がいくつか、中尾根ノ頭とカヤノキビラノ頭は分岐が有るので間違わないように。基本尾根沿いにピンクテープを追えば良い。
峠からカヤノキビラノ頭迄は積雪5センチ程。その先甲府盆地に近づくに連れ雪は薄くなる。
この区間は地図だと破線ルート。
コースタイム約2時間。

・京戸山～ナットウ箱山～達沢山
一旦立沢林道に接続する鞍部まで降り達沢山まで登り返す。
この区間は山梨百名山を登る人にはよく歩かれており実線ルート扱いで難所も無い。
雪は薄く登山道は落ち葉が露出。
コースタイム20分前後

・達沢山～大積寺山
達沢山から少し降るとほぼ積雪は無くなる。
達沢山からの下りは急で、落ち葉で道もわかりにくい。
10分ほど降ると分岐があるので右へ（ここは間違えやすい）
その後は斜度も緩み、杉の樹林下の道をピンクテープを頼りに進む。
大積寺山手前で地図に無い林道が尾根をぶった斬っている為、一旦林道に降りる必要がある。
標識はほぼ無く分かりにくい場所も多い。
この区間も地図だと破線ルート。
コースタイムは約60分

・大積寺山～神領山～蜂城山
幾度かのアップダウンを経て神社のある蜂城山山頂へ。
倒木が多く大積寺山より先は進路が分かりにくい。
また神領山より先に分岐あり。
こちらも地図だと破線ルート。
コースタイム約60分

蜂城山より先は神社参道で整備されたハイキングコースで25分ほどで下山出来る。

その他周辺情報

藤野やまなみ温泉　大人750円

写真

2/24 6:04

6時25分の電車に乗る為暗いうちに家を出発。
大月駅のコインパーキングに車を駐めた。
中央線沿線のこの辺りはあまり駐車場が無い為いつも大月駅を使っている。
それにしてももくもくだな。晴れ予報の筈なんだが…

2/24 6:09

大月駅待合室にある岩殿山ヤマノススメコーナー。
前に自分もポストカード貰ったな

2/24 6:45

笹子駅に着いた。
非常に寒い！気温は−3℃くらいか。
ここから笹子峠まで車道歩きで2時間弱もかかる。
長いわ〜

2/24 7:10

昨日降った雪で周辺の山々は真っ白！
予想外に雪山ハイクが楽しめそうだ。
笹子峠の前に昔から気になっていた矢立の杉へ立ち寄ろう

2/24 7:18

ずっと車道歩きは嫌なので矢立の杉遊歩道経由で行ってみるか

2/24 7:20

獣避けゲートを潜ると未舗装林道へ入った

2/24 7:34

15分ほどで車道と合流してしまった

2/24 7:38

また暫く車道歩きに。
しかし天気良いなぁ。寒いけど。

2/24 7:40

車道脇に笹子峠の旧道の入り口が。
ここから矢立の杉に行けるらしい

2/24 7:53

なだらかな道を歩く事15分弱でなんか展望台的なやつが見えて来た

2/24 7:54

これが矢立の杉か〜でっかいなぁ

杉良太郎の歌に「矢立の杉」という歌があるそうで、ゼンマイを回すと歌が再生される仕掛けが休憩所の脇にあった。

2/24 8:04

杉の先は少し急な道。
この斜度で雪だと滑るな。爪が欲しいところ。

2/24 8:11

また車道に合流。
ここから笹子峠まで車道歩きか

2/24 8:20

笹子駅から1時間35分、笹子峠が見えて来た。
雪は深くなり（と言っても5センチくらい）空は雲に覆われてきている。
というかもしかして下界は晴れだけど稜線はガスかかってるのか！？
なんてこったい。

2/24 8:27

トンネル脇を上がり笹子峠へ。
ここは風が吹き抜け非常に寒かった。
少し引き返し風を避けながらチェーンスパイクを装着した。
右の笹子雁ヶ腹摺山方面は歩いた事あるけど、左へ進むのは初めてだ。

2/24 8:35

峠からはいきなり急登！
全く足跡の無い新雪は気持ち良い

2/24 8:50

トゲトゲな雪

2/24 8:51

雪で枝が垂れ下がってたりするのを潜ったり手で退けたりしながら進む。
ガスに覆われ稜線は灰色の世界。

2/24 8:58

アニマルトレースは幾つも見かけた

2/24 9:00

お、標柱が見えるな。最初のピークに着いたか。

2/24 9:01

中尾根ノ頭到着。
標識が壊れてるな。

笹子峠より先は破線ルートな為か道標が全然無かったので山名標識の存在にホッとする。

2/24 9:04

少しガスが取れ先の山肌が見えた。
とは言え晴れる気配無し。

まあこれはこれで楽しめているが。

2/24 9:16

中尾根ノ頭の少し先にベンチあり。
ここでベンチの雪を退けて暫し休憩する。
腹が減ったので持ってきたパンを食す。

ここで道が折れ曲がるのだが、ベンチの先にも道は続いており間違え易そうだな〜と感じた。

2/24 9:34

9時半くらいから度々陽が雲間から射す様になってきた。
もしかするともしかする？

2/24 9:43

おぉ！これは完全に晴れる流れだな
稜線に青空が覗き始める。

2/24 9:45

ここから先は次第に好天になっていった。
日が照ると急に体感温度も上がり落雪し始めた。
これは雪山ハイキングもいつまで持つか分からんなぁ
溶けてしまいそう。

2/24 9:45

とは言えまだ完全に晴れたわけでは無いので寒いし暫くは雪も持つかな。

2/24 9:46

結構痩せ尾根や岩場もあり、雪も相まって楽しいハイキングになった。
今日は来て良かったな。

2/24 9:48

中尾根ノ頭から約30分、次なるピークに着いた。
ベンチもあるな

2/24 9:48

カヤノキビラノ頭到着。
木洩れの照らす雪の広場だ

2/24 9:48

これは気持ち良いな…

ロングコースなのですぐ出発しなければならないのが残念だ。

このピークも分岐があり、違う方へ進みかけてしまった。

2/24 9:50

ここから先も楽しい雪山ハイキングが続くが、次第に雪が薄くなっていった。
甲府盆地へ近づくに連れ降雪量が少なくなっているのかな？

2/24 9:53

これは良いなぁ
サイコ〜😂

2/24 9:58

すっかり晴れたな

2/24 10:03

地面が露出し始めてしまった。
気温も上がり（0℃位か）上着も要らないくらい。
モナカ雪をチェンスパから度々落として進む事に。

2/24 10:07

段々と景色が良くなって来たな。
金峰山方面が見えた。

2/24 10:08

このまま暑くなり雪も消えるかもと思ってがそうはならず。
標高1,400m台の稜線は涼しく融雪も止まった。
とは言え日が当たりの良い南斜面などは雪は薄い

2/24 10:10

おお〜富士山！
時々木々の隙間から見える様に。

2/24 10:15

三つ峠も見えた。

2/24 10:15

ありゃりゃ、雪が無い！
ここら辺が今回最高峰の1487Pなんだけどな
日当たりが良いのか？

2/24 10:18

金峰山が見えた

2/24 10:19

富士山側も見えたな

2/24 10:19

よく晴れとる

2/24 10:20

北側はちゃんと白いな
あれ八ヶ岳か？

2/24 10:21

やっぱり八ヶ岳だった。
赤岳見えてるな

2/24 10:21

あぁ〜いつまでも続いて欲しい…

2/24 10:36

京戸山手前にある分岐。
林道に接続する様だ

2/24 10:37

京戸山着いた。
ここから先は暫く既知の道。
地図上でも実線ルートだ。

2/24 10:38

京戸山自体は地味ピークで特筆すべきものは無い。
通過点なイメージ

2/24 10:44

もうだいぶ雪が無いなぁ

2/24 10:45

次のピークはすぐ近くだ。
やっぱり日向は雪溶けてるな

2/24 10:45

ナットウ箱山着いた。
計画よりだいぶ早く進行してる。調子良いな

2/24 10:56

ちなみにここまですれ違いゼロ
（というか下山まで一人も会わず）

2/24 11:00

あれは塩の山じゃないか！
いつか行かなきゃな

2/24 11:00

鞍部を越え達沢山への登り返し。
地面は露出してるのに木の枝は白いんだな

2/24 11:08

お、標柱だ。着いたか？

2/24 11:09

達沢山到着。
まさか11時過ぎに着けるとは。
ここで少し早いが昼休憩にするか

2/24 11:09

ここら辺の山名標識、皆同じ字だけど何者が用意してるんだろ…

2/24 11:10

達沢山山頂から見た八ヶ岳

2/24 11:10

バッチリ見えてるね。
晴れたは晴れたけど結構低い位置に雲があって雲海状態だ

2/24 11:27

30分ほど昼休憩した。

2/24 11:37

さて、ここから先はまた未知の道だ。
達沢山から蜂城山へ進路を取る

2/24 11:39

少し降りると白峰三山が鮮明〜！！

2/24 11:40

つっーかかなり急だな。
雪は落ち葉上を薄く覆っているだけの様でズルズル滑って非常足元が悪い。

2/24 11:44

10分も下らないうちに雪が消えて来た…
今日の雪山ハイキングはもう終わりかな

2/24 11:45

このまま流れで左側に進みそうになってが、蜂城山には右へ進むのが正しい。
分岐には標識らしきものがあるが、字は掠れ要を為していないゾ

2/24 11:58

この先雪は消え樹林下の非常分かりにくい道が続いた。
ピンクテープを頼りに進む。
もう要らないだろうとチェーンスパイクを外し上着も脱ぎ軽装に。

2/24 12:25

40分ほど降ると林道が出現。
ヤマレコマップによると工事で尾根をぶった斬ってしまっているらしいので一旦道に降りた。

2/24 12:25

南アルプス方面は雲が増えて来たな

2/24 12:31

正面の尾根から来た。
日陰は白いのに日向側は雪無しだ

2/24 12:40

先に進むと倒木が増えて来た

2/24 12:40

大積寺山到着。
スーパー地味ピークでさっさと通過した。

2/24 13:00

京戸山や達沢山が見えた。
結構遠くなったな

2/24 13:08

小金沢連嶺は白いなあ
彼方も雲に覆われつつある

2/24 13:10

30分ほどで次なるピーク神領山到着。
うーん、地味！
さて、次行こう次！

2/24 13:11

道があるんだが無いんだか…
倒木だらけであまり整備されてなさそう

2/24 13:12

神領山の先にまた分岐点。
分かりにくい分岐が多いな

2/24 13:29

振り返ると神領山。
結構降ったので蜂城山への登り返しがキツイ。
もう結構ヘロヘロだ。

2/24 13:32

勝沼方面の眺め

2/24 13:33

やっぱり道悪いな。
破線ルートなのも納得

2/24 13:35

お、着いたか

2/24 13:41

蜂城山到着！
ここが実質ゴール、後は降りるだけ。

流石に疲れたので休憩しよう。

2/24 13:44

蜂城山山頂にある蜂城天神社

2/24 14:00

蜂城山からの降りは良く整備された神社の参道で非常に眺めが今い気持ち良い道だった。

2/24 14:08

ふう、下山。
ここでも暫し休憩した。

2/24 14:27

さて、登山口から最寄駅、勝沼ぶどう郷駅まで徒歩70分かかるんだよなあ…遠過ぎる。
今日車道歩き区間長くね？

2/24 15:29

勝沼ぶどう郷駅やっと着いた😂

2/24 16:23

大月市まで戻って来た

2/24 17:31

藤野やまなみ温泉で汗を流す

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

山行についてはなるべく線を繋いで行きたい、所謂赤線繋ぎマニアだと自認している（？）私だが、山梨百名山の達沢山から京戸山を登った時、ここからどう繋いで行ったものか…と非常に困惑した。

繋げようとすると京戸山から東、笹子峠から繋げなければならないが、アクセスは良く無い（駅から徒歩2時間、車だと縦走不可）
また達沢山から先は破線ルートのヤバそうな道しかない。

うーむ、まあいつか登れたら登ろう…

と放置していた案件だが、三連休を利用して歩いてみる事にした。
このルートを忌避していたもう一つの理由、下山時の登山口から最寄駅まで遠すぎる事だったが、そこは覚悟を決めた。
仕方ないから20キロ以上歩くか…と。

全然計画に無かったのだが、祝日の金曜日に雪が降っていた為、新雪の雪山ハイキングを楽しめてしまった。
これのおかげで長く退屈な道だったかもしれないロングハイクは気持ち良いハイキングに早変わり！
（まあ最後の3つのピークは雪なかったけど）

赤線繋ぎも成功し、眺望も楽しめ期待以上の山行だった。
こんなミラクルあまり無いよなぁ…

甲府盆地周辺の山はまた登ってみたいと思う。
季節を変えて線を伸ばしていくとしよう。