【阿武隈】雪の大滝根山 鬼穴登山口からピストン〜菅谷駅へ下山
- GPS
- 05:45
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 627m
- 下り
- 937m
コースタイム
天候 | くもり時々はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一部消えているところもありますが、登山道にはほとんど雪がありました。自分は終始ツボ足でしたが、ワカンやスノーシューを履いている人もいました。気温の低い日の朝などは軽アイゼンやチェーンスパイクも必要でしょう。二ヶ所ある鎖場の通過(特に下り)が厄介でした |
その他周辺情報 | 山麓にある星の村ふれあい館にて立ち寄り入浴。温泉ではないですが500円で入浴できます |
写真
感想
積雪量に怖じ気づいて先週は見送った大滝根山への登山を遂に実行してきました。以前より18きっぷを利用しての日帰り山行で登頂を狙っていた山に、またひとつ登頂することができました。
【神俣駅からタクシーで鬼穴登山口へ】
阿武隈高地の最高峰 大滝根山の最寄り駅は磐越東線の菅谷駅か神俣駅になります。駅から徒歩でのアプローチも考えたのですが、雪の状況如何によっては想定よりも時間のかかる可能性があるので、安全策でタクシーを利用することにしました。タクシーを拾うなら菅谷駅よりも神俣駅の方が良いとの情報があったので、神俣駅に降り立つも駅前にタクシーの影はなし……と思っていたところにタクシーがやってきて、お客さんを降ろしていきました。さっそく声かけしてみると乗車可能とのことなので、鬼穴登山口近くまで運んでもらいました。あぶくま洞の脇をすり抜けて登山口には9時頃に到着。料金は2560円でしたが、歩いていったら2時間くらいはかかりそうなところなので、あとの行程にかなりの余裕ができました。
【鬼穴登山口〜ブナ平〜山頂】
タクシーを下車した三叉路から北東方面に向かって下っていくと、程なくして右手に登山口が見えてきます。はじめのうちは植林帯の中の緩やかな道で、途中二度ほど小沢の徒渉点があります。沢沿いの道を離れて、尾根に乗ったあたりから積雪量が増えてきます。踏み跡は無数に付いていますが、それでもズボズボと踏み抜きが多いです。ブナ平を過ぎると徐々に登山道の幅が狭く、また傾斜がきつくなってきます。二ヶ所あるクサリ場の通過がなかなかに厄介でした。
送電線鉄塔を通過したあたりから傾斜が緩くなり、巡視路の分岐を右手に見送りながら進むと山頂に到着です。もっとも、三角点がある本当の山頂はフェンスの向こうの防衛省の施設で無断立ち入り禁止なのですが。神社に参拝したあとで露岩に腰掛け、魔法瓶のお湯でカップラーメンとカフェオレをこしらえて昼食休憩としました。ラーメンが仕上がるの待ちながらスパッツを取り付けます(取り付けるタイミングを失したまま山頂まで来てしまい、靴の中はビショビショでした)。
【梵天岩〜往路を下山】
山頂はあまり展望がよろしくないので、食後に梵天岩の方にも足を運んでみました。こちらの方にはトレースはついていませんでしたが、フェンスに沿って北に進むと、林の中にそれらしい岩が見えてきました。設置されたハシゴを登って、すっかり雪の積もった岩の上に出ると、北面の展望を楽しめました。ひとしきり展望を楽しんだところで下山開始です。登り以上に二度の岩場の通過には緊張させられましたが、そこさえ通過してしまえば、あとは雪のクッションで快適に下れます。登りの半分くらいの時間で登山口に到着です。
【仙台平駐車場〜菅谷駅へ】
計画では仙台平にも立ち寄る予定でしたが、大滝根山への登頂ですっかり満足してしまいました。曇り空で展望もあまり得られそうになかったので、仙台平はカットして下山することに。そうと決まれば、あとはダラダラと車道を下っていくだけです。
帰りの列車にはだいぶ余裕がありそうだったので、途中で星の村ふれあい館で立ち寄り入浴をしていきました。温泉ではない沸かし湯ですが、500円で汗を流せると思えば悪くありません。
風呂につかり身体も暖まったところで歩行再開です。のどかな田園風景の中を歩いていけば、やがて菅谷駅に至ります。駅周辺は住宅地になっていますが、駅前には自販機くらいしかありません。呼べば来るでしょうが、タクシーをつかまえるのなら神俣駅の方が良いというのも納得です。大滝根山のよく見える、磐越東線で最も標高の高いという駅のホームで15:40の郡山行き列車に乗り込み、帰路につきました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する