春の蔵王 桜の日に刈田岳うろうろ（ライザ↑）

2024年04月14日(日) [日帰り]

• GPS: 07:40
• 距離: 12.8km
• 登り: 758m
• 下り: 743m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:52
• 休憩: 1:43
• 合計: 7:35

6:26 蔵王ライザワールド
6:32 6:33 tooCotton
7:00 7:05 休憩（リフト中間駅）
7:36 7:36 LIZA PAIR II 上駅
8:06 8:06 お田神避難小屋
9:17 9:25 蔵王山頂レストハウス
9:31 10:04 刈田岳
10:08 10:10 刈田岳避難小屋
10:43 10:49 刈田峠登山口
11:07 11:07 刈田峠避難小屋
11:09 11:09 旧刈田峠
11:15 11:41 休憩（引き返し地点）
11:45 11:45 旧刈田峠
12:08 12:21 刈田峠登山口
12:45 12:46 刈田駐車場
12:55 13:02 遭難碑
13:24 13:24 LIZA PAIR II 上駅
13:53 13:54 tooCotton
13:59 13:59 蔵王ライザワールド
14:01 ゴール地点

天候

快晴，ほぼ無風。気温高い（山形市の最高気温26度）。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道113号の飯豊町から赤湯バイパスまで，「梨郷道路」が開通し（2024/3/9），新潟から山形内陸へのアクセスがかなり向上しました。飯豊の道の駅を過ぎるとあっと言う間に13号線・東北中央道につながります。これで，米坂線の復旧は一段と難しくなったような。。。

コース状況／危険箇所等

・ゲレンデ最下部を除いて雪はつながっていました。ゲレンデの雪は朝は半分凍って締まっていました。昼はぐずぐず。
・ライザ～刈田岳～刈田峠登山口まではつぼ足。エコーライン～刈田峠への往復はワカン使用。持って行った軽アイゼンは使いませんでした。踏み抜きは思ったよりはずっと少なかったです。
・エコーラインはほぼ完全に乾路になっていました。自転車の方が来てるので歩行時は一応ご注意です。
・ライザ～刈田岳間は古いトレースが縦横にあり。エコーライン～刈田峠は今日の先行者さんお一人おられました。

写真

4/14 5:59

一年ぶりの蔵王はライザのがらんとした駐車場から。スポーツ県民歌の時間帯は，やや過ぎていました。

4/14 7:15

幸い，雪はずっとつながっています。朝は朝日がきれいに見えていました。

4/14 7:13

アップで。祝瓶山から以東岳まで。

4/14 7:35

リフトトップの脇に残るクラシックな黄色い道標。「刈田岳山頂へ」

4/14 7:43

ちょっと登ると熊野岳が見える雪原になります。きゃっほう。今日の先行者はおひとりで，まったく人影はありません。最後までほとんど人に会いませんでした。蔵王って人気ないの？？？

4/14 7:45

飯豊と朝日がどどーん。いつもながら激やば。

4/14 7:47

そして安達太良山と吾妻小富士〜西吾妻山どどーん。渋い。

4/14 8:57

御田ノ神をすぎて刈田岳の登りにかかるころ，遠景はかすんでぼんやりになりました。

4/14 9:19

御釜どっかん。雁戸山大東岳面白山の連なりが超かっこいい後ろにさらに船形連峰どかーん。

4/14 9:31

刈田嶺神社奥宮さんです。冬は神様は里宮（遠刈田町）におられてご不在です。

4/14 9:29

山頂部は土の露出が多く，マックス泥濘でした。

4/14 10:04

アップで。うっすら青い虹彩に。

4/14 9:42

南蔵王方面を望む。今日はあちらの刈田峠まで行ってみます。

4/14 10:18

はたらくじどうしゃ。路面がまだ出ていないのは，ハイラインの最上部と刈田駐車場周辺だけでした。その結果，

4/14 10:31

雪のカベがどーん。

4/14 10:31

どどーん。無人で観光できてお得◎
※壁の高さ約6メートル弱でした。

4/14 10:35

刈田岳〜前岳間もアオモリトドマツの立ち枯れが深刻です。

4/14 10:54

車道をはずれ，刈田峠にゆるっとおりていきます。誰もいない雪原でるんるん♪

4/14 11:07

刈田峠避難小屋を通過。

4/14 11:19

ここで腰をおろしてのんびり刈田岳をながめて大休止。画面右端に避難小屋。

4/14 11:24

よこっちょには後烏帽子岳。

4/14 11:59

雪原に戻って下山です。

4/14 13:02

御田ノ神のはずれにあるクラーク氏・阿部氏遭難碑。昭和31(1956)年3月12日に吹雪に遭われたそうです。※地理院地図の石碑マークは場所がずれています。

今日はナナカマドのつんつんした冬芽が目立ちました。

あちこちでつんつん。

4/14 13:31

ゲレンデまで戻ると，途中でそれまで続いたオオシラビソ林が切れて広葉樹と混交する漸移帯になり，やがて，

4/14 13:35

立派なブナ林になります。さらにゲレンデ下部で樹種の多様な落葉樹林に変わります。この遷移は教科書的で見事です。

4/14 14:12

ゲレンデ基部から中丸山方面をみた植生の層構造。手前のスギはお清水の森。

ゲレンデの周囲では至るところで雪解け水がきらきらしてました。

里におりての帰り道，エコーライン入口の集落から始まって，新潟・加治川の長大な桜並木や信濃川やすらぎ堤まで，運転中に満開の桜が視界に入ってこない瞬間がないくらい，あらゆる空間に桜花が開いていて，

移動する2, 3時間の間に数千本の桜を見ました。ヤマレコでも多くの方が「今日は満開」の便りを寄せてくださっていました。今日は「桜の特異日」でした（blueblu調べ）。

萌黄色の若葉が山腹を染める光景も延々見ました。里じゅうで春がバクハツした日でした。桜の三枚の写真は，通りがかった山形県小国町役場前の並木です。

小国町から満開のコブシ越しに見る祝瓶山〜大朝日〜西朝日は，先々週よりも段違いに雪を減らしていました。

とんでもない偉容を見せる杁差岳も今日は桜の向こうです。米坂線越後大島駅の桜です。

その線路は2022年8月の水害以来，列車を迎えることなく草に覆われています。

4/14 9:19

撮影機器：

LUMIX DMC-GF5 パナソニック

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

blueblu

ほぼ無人で静かな，貸し切り蔵王でした。里が春のバクハツに覆われたこの時に，それに背いて雪のお山に行った今日なのでした。