南八甲田 睡蓮沼〜御鼻部山をスキーで往復縦走

2024年04月27日(土) [日帰り]

• GPS: 12:44
• 距離: 36.6km
• 登り: 1,380m
• 下り: 1,363m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:02
• 休憩: 0:42
• 合計: 12:44

4:28 スタート地点
5:51 5:51 駒ヶ峯
6:11 6:11 黄瀬萢
7:03 7:03 柿沼
7:34 7:34 大谷地
7:49 7:49 前萢
8:45 8:50 ヂネカ森
10:24 10:58 御鼻部山
12:20 12:22 ヂネカ森
13:10 13:10 前萢
13:30 13:30 大谷地
14:18 14:18 柿沼
14:48 14:49 松森
15:18 15:18 黄瀬萢
16:02 16:02 駒ヶ峯
16:43 16:43 櫛ヶ峯コース指導標
17:00 17:00 櫛ヶ峯コース ２８５番 指導標
17:12 睡蓮沼

天候

晴れで高温　黄砂か春霞か、ややもやっていました

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・ルート上のすべてではありませんが、昭和初期に建設された猿倉温泉〜御鼻部山の“幻の県道”を辿りました。
・残雪期なので、そのルートから外れることも多々あります。スマホGPSでルートが正しいか、常に確かめました。
・携帯はもちろんつながりません。

写真

4/27 5:06

北八甲田　はっきりしないお天気

4/27 5:34

駒ケ峰と背後は櫛ケ峰

4/27 5:51

駒ケ峰の標識

4/27 5:55

櫛ケ峰　2週前に滑った斜面

4/27 5:55

今日たどるルート　黄砂の影響か御鼻部山は霞んでいる

4/27 6:11

夏道の黄瀬萢の標識が出ていた　あれれ…

4/27 6:11

まだ新しいのに…　誰の仕業でしょう？

4/27 7:08

松森山を下り大谷地湿原の手前　白樺がある　“県道”だろう

4/27 7:19

大谷地湿原から望む櫛ケ峰と下岳

4/27 7:51

テープあり　安心する

4/27 7:51

迷いやすい所を歩いています　御鼻部山も櫛ケ峰も見えない　GPSで頻繁に確認して歩いています

4/27 7:54

湿原に出た　前萢だろう

4/27 7:56

振り返る　道路といってもいい道

4/27 8:10

“真っ直ぐ感”は感じ取れる　県道だろう

4/27 8:16

ソデカ萢だろう　後ろ右が950m、左がジネカ森だろう

4/27 8:26

今年も出会えたルート中唯一の看板　気持ち的には松森山からここまでが最深部

4/27 8:47

ジネカ森の頂上だろう

4/27 8:47

2年前と同様GPSで確かめる

4/27 8:57

10分後に鉄杭　

4/27 9:14

今年も大幌内牧場に寄る　ルート中最も美しい景観　左から下岳、櫛ケ峰、駒ケ峰、乗鞍岳、赤倉岳　

4/27 9:14

櫛ケ峰をズーム

4/27 9:15

乗鞍岳をズーム

4/27 9:15

牧場　雪のない時期に訪れてみたい

4/27 9:31

この前に日本山岳会のお二人に出会い話し込みました

4/27 10:01

県道に出たっ！　2019.4.29に初めてここに至った時は本当に嬉しかったなぁ

4/27 10:14

でも道路は歩かずまだ雪上を歩きます　降雪計と思います

4/27 10:22

御鼻部山駐車場に着いた〜

4/27 10:22

一緒に戦ってくれたマイギアたち　後半戦も頼むよ（2年前と同じフレーズ）

4/27 10:27

2年ぶりの十和田湖　今日は少し霞んでいる

4/27 11:20

20分程前に復路スタート　真っ直ぐに伸びている

4/27 11:27

道はまだ明瞭だ

4/27 12:19

ジネカ森　先ほどのお二人が造った雪の椅子だろう

4/27 12:25

950m下の急斜面　この下を下っていく

4/27 12:32

数分でまた看板に　ここから先がいよいよ最深部という感じです

4/27 12:39

ソデカ萢と思われます　櫛ケ峰

4/27 12:43

ブナが生えているが“真っ直ぐ感”はある

4/27 12:49

テープ　ルート上であることがわかり安心

4/27 13:02

前萢　櫛ケ峰と駒ケ峰

4/27 13:15

ここら辺は沢地形が入り組んでいて、最初の年は迷い込んでしまった

4/27 13:30

大谷地の直線道路に入っただろう　ここからはGPSを使わなくても大体わかるようになってきた

4/27 13:31

大谷地湿原と下岳、櫛ケ峰　美しい景観だ

4/27 13:32

左は松森山、中：駒ケ峰、右：乗鞍岳

4/27 13:33

崩れているのが田堰沢だろう　右の松森山まで200mを登る

4/27 13:48

ピンクテープ　夏道が出ている

4/27 13:51

稀有で美しい景観　何度も撮ってしまう

4/27 13:52

真っ直ぐな道

4/27 13:53

暑い！　湿原に流れ込む雪解け水を汲む　そして飲む　草の味がしたけど大丈夫でした

4/27 14:35

松森山登行中に振り返る　大谷地や御鼻部山が見える

4/27 14:54

櫛ケ峰の斜面も見えてきた

4/27 15:12

駒ケ峰　あそこを登れは今日のチャレンジはほぼ終了だ

4/27 15:33

振り返る　松森山、大幌内牧場、御鼻部山が見える

4/27 15:33

あの斜面が最後の登りだ　かなり消耗しているけど頑張ろう

4/27 15:48

櫛ケ峰ルートの看板が見えている　指呼の距離だ

4/27 15:56

登り切った！　雄叫びを上げる！　そして今日のルートを振り返る

4/27 15:56

櫛ケ峰　遅い時間なのでもう誰もいない

4/27 15:59

もう一度　霞んでいるが御鼻部山、大幌内牧場、ジネカ森

4/27 15:59

ジネカ森、950m、前萢、大谷地、松森山

4/27 16:01

乗鞍岳下から伸びる“県道”　あれが御鼻部山まで続く

4/27 16:03

朝よりも青空が広がる北八甲田

4/27 16:11

駒ケ峰を滑り振り返る　ありがとう南八甲田　また来年お願いします

撮影機器：

PowerShot G9 X Mark II CANON

感想

mametan3

昭和初期造成の“県道”をたどる旅も4回目。今年も2年前同様睡蓮沼から往復することに。今回は縦走後に車回収で乗るJRバス時刻を調べることもなかった。行動をバス時間に間に合わせたりする制約やわずらわしさがない。ただひたすら長い距離を歩く必要がありますが…。

暗いうちに睡蓮沼に着き出発。霞んだ空だが、気温高めで微風。駒ヶ嶺を斜滑降して松森山とその下降、大谷地湿原、前萢、ソデカ萢、唯一の丸看板、950m下のトラバース、ジネカ森へと歩を進めます。大谷地湿原から丸看板までが最深部で、常に気を張って行動する所。ただ気持ち的には楽なものの、ジネカ森からも距離はかなりあります。大幌内牧場に立ち寄り、稀有で美しい景色を堪能。さらに進むとお二人と出会う。日本山岳会のS々田さん、F士さんという方々。南八甲田を知り尽くしていらっしゃる。カモシカ調査を兼ねジネカ森までとのこと。もっとお話ししたかったが互いに先を急ぐのでお別れしました。最深部ではないものの、4回目で初めて人に出会いました。ついに御鼻部山に着き大休止。今日の雪面は完全ザラメでなくまだやや固く凹凸が多い。足へのダメージが大きく、ブーツとスネやくるぶしが当たり、腫れて痛みが激しくなってきた。おにぎりを頬張りながらテーピングや当て布をしてケアします。「大丈夫、行けるだろう」と自分を奮い立たせて後半戦スタート。

このルートからしか見ることのできない景色を堪能。ただ前回よりやや消耗してる感じ。幅広スキーに変えたからか？　やっぱり細スキーのほうがグライド性能が高いか？（これまで愛用したケスレー細スキーは、和賀岳で変形、使用不可に）　午前中のトレースが気温高でほぼ消えており、復路もルート探索の必要がありました。そんなこんなで、痛い足をひたすら前に進め、湿原への冷水を飲み、クマよけホイッスルを吹き、前森山からの樹林帯のうねりを越え…ようやく駒ヶ嶺へ。毎度のことながら本日のルートを目で追います。名残惜しいものの睡蓮沼に降りました。最後は昨年同様、ブナの新芽の油？　が滑走面に付き全く進めず、ウォークモードで帰着という落ちが付きました。今回も満腹中の満腹山行。家で体重計に乗ると3キロ程減ってました。

コメント

fa1625

　南八甲田山中で出会った日本山岳会の方はmametanさんの単身最深部踏破行動に驚かれたことと想像します（笑）
（笑いと記したのはmametanさんのタフな行動力を知ってるからです）
　今回も御鼻部山往復ツアーお疲れ様でした。そして詳細な山行記ありがとうございます。
　昨年同時期（４月29日）駒ヶ峯山頂でちょっとしたところでお会いできませんでした、今回5時前に睡蓮沼前に到着した際3台の車がいましたがmametan のもなんですね。私の27日の駒ヶ峯山頂着が7時55分でした、もしかしたら会えるかなと思ったりしました。また八甲田山中でお会いできることを楽しみにしてます。

mametan3

fa1625さん
コメントありがとうございます。調べてみたら、2年前の５月５日、初めて往復した時も私が先に睡蓮沼に車を停め、faさんは駒ヶ嶺でした。御鼻部山往復山行2回ともfaさんと同日に行動したというのは、何とも奇遇ですね。山に出かけたくなる気持ちが似ているんですね。
お互いに健康に留意していつまでも八甲田を歩きたいものです。faさんと出会うと盛り上がって一緒に写真を撮るのが常ですから、ぜひまたそうなりたいです。これからもよろしくお願いします。