奥辺路
- GPS
- 51:50
- 距離
- 85.2km
- 登り
- 3,910m
- 下り
- 4,672m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:24
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 10:18
天候 | 大寒波 11/29 雲、強風 16時頃で5℃ 11/30 午前雨 午後晴れ 12/1 朝方−8℃ 晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
熊野本宮大社から紀伊田辺駅はバス 紀伊田辺からは特急 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤマセミ温泉へ抜けるエリアが最難関。 テープ等が見つからない。 箕峠辺りも少し分かりづらい |
その他周辺情報 | 道の駅龍神は9:00〜 トイレ、自販機、水道あり |
感想
去年小辺路を歩いた際に知った奥辺路。
小辺路も2泊3日だったし、行けるだろうと計画。
先月、計画を詰めていると奥辺路の情報がネットから消えてる。
去年のうちにパンフレットのPDFからルート特定はしていたので、その記憶を頼りに紙地図ベースで歩く。
天気予報では、前日から上空に寒気が入り1500m地点では氷点下。3日目は-5℃予報。風も12~17m予報。
なかなか厳しそうなコンディション。
念の為、チェーンスパイクもパッキング。
水2リットル含めPW10.2kgでスタート。
1日目
9割くらいロードか林道。
箕峠へ向かうエリアで迷う。テープが見つけられず、見つけた渡し木を越えるも尾根が1本違う気がする。
タイムロスしながらも尾根を上がりロードに出る。
すでに手元の温度計で4℃。雲の動きもかなり速い。ビバーク予定地へ急ぐため、ピークはパス。ひたすらロードを歩く。
日没ギリギリまで歩いて目星をつけていたビバーク予定地まで来るも、木がまばらで突風がどんどん抜けていく。ここはマズイと思い、急いで別の場所を探しどうにか就寝。
2日目
歩き出しからポツポツ雨が降り出す。雨予報は出てなかったしすぐ止むだろうと思い、化繊インシュレーションを着たまま歩く。
結局、麓へ出る2~3時間は降りっぱなしで縫い目から雨が染みてくる。
レインに着替えてロードを進む。インシュレーションはぐっしょり濡れてる。
龍神村に着くと雨が止み、少し晴れ間が出る。
インシュレーションをザックに括り付け乾かしながら歩く。
民家の脇を登り、山を越えてヤマセミの郷へ向かう。
このエリアが一番難しかった。
奥辺路のテープを見つけ取り付きまではよかったが、そこからテープが見つからずロスト。
荒れた谷を詰めどうにかコルまで上がるも下りも踏み後なし。このトレースはYAMAP上にはルートがありますが使える道ではないので、迂回してください。
奥辺路へ復帰するも、一難去ってまた一難。
テープに沿って歩いた先は崖でトレイルがない。
古い石垣の上が歩けそうなのでそのまま行くも尾根へ上がる方向へ。本来はもっと下の川寄りを歩くはず。
戻ってどうにか降りれそうな崖を下り奥辺路へ復帰。
またしてもこのエリアだけでかなりのタイムロス。
この日は冷水山の先まで行く計画でしたが、今日は陽があるうちに終わりたく、予定より大分手前でビバーク。
尾根上でかなり風が強いが、風上をベタ張り&予備のペグも使ってガチガチに固定して就寝。
風音は凄かったが、タープはビクともせず安心して寝れた。
3日目
5時時点で-8℃。
果無山脈を縦走して小辺路へ合流のルート。
果無山脈縦走路はCTで6時間もある。
東よりの半分は綺麗なブナ林。
ハンモックやシェルターを張るには絶好なエリア。
こんな壮大な尾根道を歩くルートが関西にあったとは。
昨日着干しでどうにか乾かしたインシュレーションを着て、ネックゲイターを目元まで上げ、手袋を二重にし歩く。少しでも肌が出てると風が刺さるような感覚で痛い。
ザックのサイドに入れてたペットボトルの中身が凍り始める。
小辺路に合流。麓まで降りると晴れていてかなり暖かい。やっとここまでこれた。
何故かゴールしたような気分になったが、帰りのバスの時間があるので本宮大社までの残りのロードを急ぐ。
反省あり、収穫もありの2泊3日。
いつか兵生越えのルートも行こう。
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