男体山 〜1993年度インターハイ登山競技A隊初日コースを行く〜
- GPS
- 05:58
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,240m
- 下り
- 1,101m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:43
天候 | 曇りのち小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最初この存在を知らずに道路脇の有料駐車場に停めて歩き出したが、すぐにこの存在に気づき移動。15分の無料時間内だったのか不明。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登りは特に危険個所なし 下りは志津避難小屋までの間の8割程度が雪に覆われており、ルートファインディングが非常に難しかった。雪がないところも折れた枝やツガの葉が散乱しており、踏み跡を見つけることが困難。この時期に初心者が入るべきコースではない。 |
その他周辺情報 | 下山後は二荒山神社近くの中禅寺湖畔の旅館「日光山水」で入浴。800円でタオルレンタルあり。内湯と露天風呂がある。露天風呂は中禅寺湖畔を散歩している人から見えそう(この日は小雨のため誰もいなかった)。露天風呂の目の前に桜がちょうど満開で咲いており、小雨に煙る中禅寺湖といい感じだった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
GWの平日は子どもは学校のため自分の時間として使えるが、どうも天気予報が思わしくない。前日ぎりぎりまで天気予報を見比べながら、比較的ましな日光白根山に行くことを30分で計画。日光白根山は男体山とともに30年前にインターハイで登った山だ。
暗いうちから車を走らせすっかり明るくなった中禅寺湖畔に到着。全体的に高曇りで男体山は山頂まではっきり見える。予定の日光白根山に向かうため車を進めると太郎山や女峰山もはっきり見えていた。そのまま湯の湖まで上がってきたとき、行く手の山が白いガスに覆われているのが見える。この辺りで日光白根山周辺だけがガスにまかれている模様。金精道路に入らず、いったん駐車場に停め、数秒考えた末、昨日の綿密な計画を破棄することを決断。30年前のインターハイ初日のコースをたどってみることに変更、男体山だ。
中禅寺湖畔まで戻り、二荒山神社前のコインパーキングに車を置き急ぎ準備をして、登山開始。二荒山神社の境内に入ると登山者用駐車場があるとのこと。50m引き返して無料の駐車場に移す。15分間は無料のはずだが、間に合ったのだろうか?課金中の表示は光っていなかったが、下山後に駐車場利用中のところを見ても課金中となっている車はなかった。表示がよくわからない。。。無料時間の15分過ぎていたならごめんなさい。
改めて登山開始。二荒山神社中宮に参拝し登山料1000円を払いお守りを受け取る。この御加護で道中安全に歩けるはず!歩き始めると5分程度で一合目。そんなわけないだろと思いつつ、ゆっくり登る。30年前の記憶では三合目あたりで林道に合流ししばらく歩くはず。そう思いながらきつい傾斜をゆっくりゆっくりと心がけながら登っていると20分程度で三合目通過。すさまじく汗をかいている気がするが、ゆっくり歩いているはず。ペースが速いはずないよな?と考えながら林道を歩いていた。
四合目からは再び山道。再び30年前の記憶ではある程度行くと周りは樹林帯だが、登山道のところだけ大きな岩がゴロゴロの薙の中をつづら折りに上がっていったような記憶があるが、かなり上のほうまでそのようなところは現れなかった。記憶があいまいなのか、30年で樹木が育ったのか、それともそれらの重畳か。今となってはわからない。
そんなことを考えながら、ハイペースにならないように気を付けつつ、登山開始から約2時間、山頂に到着。正直言って30年前の山頂の記憶が全くない。男体山といえば剣だが、そんなものあったかなという感じ。今回ようやくしっかり拝むことができた。(今あるのは2012年に再建されたものだそうなので、30年前に見損ねたものではないらしいが。。。)
いつものように山頂で山ラーメンを堪能しつつ、下りをどうするかと思案する。インターハイのコースをたどるなら北に抜ける形だが、登りの最後はところどころ雪があり、北側の斜面だともっとある感じもする。残雪期の中途半端な雪は一番歩きにくいと思っているので雪があるのであればやめようかとも思いつつ、とは言え急坂を下るのは嫌いな性質なので、計画通り北側に下ることとして動き出す。
歩き始めてすぐに北側から人が歩いてきたため雪の状態を聞いたところ、「ちょっとだけですよ」との答え。この情報に勇気づけられちょっとの雪を踏んで歩き始めた。最初のうちは断続的に雪が残っている感じ、高度高いうちだけかなと思いつつ樹林帯へと降りていく。この辺りからやってしまった感を抱きながら歩いていたような気がするが、雪は減るどころか木々の陰でむしろ増えている。案の定、踏み抜きあり、滑りあり、泥濘ありの非常に歩きづらい雪。下りなのに非常にのどが渇き、非常に緊張して歩いていることを自覚する。膝まで踏み抜いたかと思えば、その直後には足を滑らせたりと非常に苦労しながら下る。ルートファインディングも非常に難しく、一度は完全に道から外れていたと思う。周りの地形を見回し、夏道をつけるならどの地形かを見極め、遠く離れたところに一つだけピンクの目印を見つけ何とかコースに復帰した。そんなこんなで疲弊したころ、とうとう完全に足を滑らせ、何年かぶりに尻もち状態に。何とか両手をついて完全に尻もちというわけではなかったが、おそらくこの時滑ったのがGW後半を棒に振る事態につながったと思われる。。。
下りで水分補給をすることはあまりない性質だが、今回は下りだけで500ml残っていたペットボトルの残量を気にしながら歩く羽目になってしまった。何とか飲み切らない程度で志津避難小屋まで下りてきて、ようやく危険区間が終わったことに安堵した。
ここからは長い林道歩き。林道だけで8km以上あるのだろうか。ひたすら淡々と歩き続けた。小雨が降ってきたが、暑くならない感じでちょうどよい。林道歩き中、誰にも会うことなく、途中大声で歌を歌いながら歩き続けた。林道歩きも終わりに近づいてきた国土地理院地図で1445m表示があるあたりで、林道の左手にセンサーがあるのを発見。何のセンサーだろうと思いながら眺めていると、反対側から大音量で「ワンワンワン!」。これにはかなりビビった。多分声も出ていたと思う。振り向いて見てみると、鹿よけで設置されていたものらしい。もうちょっと人間は気づきやすいようにしておいてくれると、心臓にやさしいのではなかろうか。そんなプチトラブルに見舞われながらも、長い林道歩きは終わりを迎えた。
三本松のレストハウスでそばを食べ、お土産を買い、ちょうどいい時間でやってきたバスに乗り込み中禅寺湖畔に戻る。出発地点のすぐ近くの日帰り入浴可能な宿で風呂に入り、あとはゆっくり下道をたどって帰ることにした。が、この帰宅途中に体に異変が。だんだん右肩が痛くなり、動かせなくなっていく。最初はなんだろなと違和感を感じていただけだったが、4号線で宇都宮を通過するころには痛みで右手を使えなくなっていく。左手だけでハンドル操作をしつつ帰る羽目になってしまった。男体山の下りの尻もちが怪しいと思い返す。この日は無事帰宅したが、その日は娘との陣取り合戦で寝返りスペースの取れないベッドでの就寝はあきらめ、今のソファーで寝ることになってしまった。。。
翌日受診したところ、肩の腱が損傷しているとのこと。数日たったこれを書いている時でもまだ痛みが残っており、可動域が限られている。GW後半の外出予定も全て無しになってしまい、家族には申し訳ないことになってしまった。。。
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