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Yamareco

記録ID: 674663
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山(海抜0mから山頂へ)

2015年07月09日(木) 〜 2015年07月11日(土)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
38.8km
登り
3,660m
下り
2,233m

コースタイム

1日目
山行
8:00
休憩
0:30
合計
8:30
6:00
10
吉原駅
6:10
6:20
20
富士塚
6:40
7:00
90
田子ノ浦海岸
8:30
8:30
230
12:20
12:20
100
村山古道 道標4 左村山道
14:00
14:00
30
村山古道 道標7 左村山道
14:30
村山浅間神社
2日目
山行
10:30
休憩
1:00
合計
11:30
5:00
0
村山ジャンボ
5:00
5:10
150
7:40
7:40
60
9:10
9:10
20
吉原林道交差
9:30
9:50
40
富士山麓山の村
10:30
10:30
40
大淵林道交差
11:10
11:30
60
スカイライン横道
12:30
12:30
120
スカイライン縦道
14:30
14:40
110
日沢右岸
16:30
宝永山荘
3日目
山行
13:00
休憩
1:10
合計
14:10
1:00
0
宝永山荘
1:00
1:00
100
2:40
2:50
280
7:30
7:40
70
9:10
9:30
50
剣ヶ峰頂上
10:20
10:20
20
御殿場下山口
10:40
11:00
110
12:50
13:00
120
15:00
15:00
10
15:10
15:10
0
15:10
ゴール地点
天候 9日(木)雨、10日(金)曇り 11日(土)晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
行き:東海道線吉原駅まで車(駅前駐車)
帰り:御殿場口から御殿場駅前までバス、御殿場駅から吉原駅まで電車
コース状況/
危険箇所等
駿河湾の田子の浦海岸からスタートする「村山古道」を2泊3日で歩く山旅です。
「富士山村山古道を歩く」登山道全図がなければ完歩できません。
(著者・発行者:畠掘操八)
1日目:海岸から村山浅間神社までの約24kmは、市街地や山里を歩くため特に危険個所はありません。地図のとおり道しるべや標識を確認しながら行けば迷うことはありません。
2日目:村山浅間神社から新六合目までの「村山古道」を登って行きます。ここから完全な登山道に入ります。「村山道」と書かれた案内板(板や紙)が分岐地点にあります。この道しるべを決して見落とさないように進んでください。又、その間、赤リボン(一部白色、黄色)が目印として木の枝などに結んであるので、そのとおりに進んでください。案内板やリボンを見落とすと確実に迷います。  
新六合目までの登山道は全て樹林帯の中です。ただし、ほぼ一直線に伸びる登山道は途中で林道やスカイラインを横断するので、もし迷ったら必ずこの道まで引き返してください。
3日目:新六合目からは富士宮ルートに合流するので、特に問題はありません。

東海道線吉原駅前に駐車して、まずは海抜0mの海岸まで歩きます。
2015年07月09日 06:23撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
7/9 6:23
東海道線吉原駅前に駐車して、まずは海抜0mの海岸まで歩きます。
歩道に「登山ルート3776」のプレートが貼ってあります。富士市の力の入れようがうかがえます。このプレートは、市街地の分岐地点に張ってあります。
2015年07月09日 06:26撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/9 6:26
歩道に「登山ルート3776」のプレートが貼ってあります。富士市の力の入れようがうかがえます。このプレートは、市街地の分岐地点に張ってあります。
海岸に行く途中「富士塚」があります。江戸時代の頃、富士山を目指す登山者が、海岸で石を拾ってからこの場所に石を置いて登山の安全祈願をした所で「起点」になります。
2015年07月09日 06:33撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/9 6:33
海岸に行く途中「富士塚」があります。江戸時代の頃、富士山を目指す登山者が、海岸で石を拾ってからこの場所に石を置いて登山の安全祈願をした所で「起点」になります。
駿河湾の田子の浦海岸。小雨の降る中、伊豆半島がぼんやりと見えました。
2015年07月09日 06:48撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
7/9 6:48
駿河湾の田子の浦海岸。小雨の降る中、伊豆半島がぼんやりと見えました。
足を海水に浸けて、いざ海抜0mからのスタートです!
2015年07月09日 06:49撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/9 6:49
足を海水に浸けて、いざ海抜0mからのスタートです!
晴れていればこの海岸から真正面に富士山が見えますが、残念ながら見えません。
2015年07月09日 07:01撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 7:01
晴れていればこの海岸から真正面に富士山が見えますが、残念ながら見えません。
村山古道は、一部旧東海道と重なりながら進んで行きます。
2015年07月09日 07:38撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 7:38
村山古道は、一部旧東海道と重なりながら進んで行きます。
市街地に入っていくので地図を確認しながら進みます。
2015年07月09日 07:45撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 7:45
市街地に入っていくので地図を確認しながら進みます。
広重の浮世絵で有名な「左富士」です。
2015年07月09日 07:52撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 7:52
広重の浮世絵で有名な「左富士」です。
古道と旧東海道が重なる吉原の商店街を歩いて行きます。
2015年07月09日 08:19撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
2
7/9 8:19
古道と旧東海道が重なる吉原の商店街を歩いて行きます。
小さな地図上では古道を見落としてしまいますが、横断歩道の所でプレートを見つけ、直角に横断してから路地に入っていきます。
2015年07月09日 08:24撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 8:24
小さな地図上では古道を見落としてしまいますが、横断歩道の所でプレートを見つけ、直角に横断してから路地に入っていきます。
街中から郊外の住宅地の中を進みます。この辺りからゆるやかな勾配になってきます。
2015年07月09日 09:52撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 9:52
街中から郊外の住宅地の中を進みます。この辺りからゆるやかな勾配になってきます。
東名高速道路のガードをくぐります。
2015年07月09日 09:58撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 9:58
東名高速道路のガードをくぐります。
まだ小雨が降り続ける中、しばし休憩。
2015年07月09日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/9 10:33
まだ小雨が降り続ける中、しばし休憩。
最初の道しるべを見つけました。「左むら山道」と書かれています。左方面に進みます。
2015年07月09日 10:50撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 10:50
最初の道しるべを見つけました。「左むら山道」と書かれています。左方面に進みます。
地図上ではこの脇道に入って畑の中の道を進みますが、今では全て畑になって道がなく引き返しました。最初の道しるべの所に正確な案内図があります。後でわかったことですが、この地図は2012年改訂版で、その後第2東名の開通に伴い、この付近の道路事情が変わったそうです。全て自己責任ですから地図に文句を言ってもしょうがないです。これも旅の面白さですね。
2015年07月09日 10:57撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/9 10:57
地図上ではこの脇道に入って畑の中の道を進みますが、今では全て畑になって道がなく引き返しました。最初の道しるべの所に正確な案内図があります。後でわかったことですが、この地図は2012年改訂版で、その後第2東名の開通に伴い、この付近の道路事情が変わったそうです。全て自己責任ですから地図に文句を言ってもしょうがないです。これも旅の面白さですね。
第2東名高速道路の陸橋から。
2015年07月09日 11:11撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 11:11
第2東名高速道路の陸橋から。
所々の分岐に「むら山道」の標識があります。
2015年07月09日 11:37撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 11:37
所々の分岐に「むら山道」の標識があります。
二股に分かれる道がありますが、地図上では坂道を直進と書かれていました。
2015年07月09日 13:37撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/9 13:37
二股に分かれる道がありますが、地図上では坂道を直進と書かれていました。
ようやく今日の目的地の村山浅間神社に到着。今朝、吉原駅6時に出発して14時30分着。8時間30分、約24Kmの道のりでした。
2015年07月09日 14:41撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/9 14:41
ようやく今日の目的地の村山浅間神社に到着。今朝、吉原駅6時に出発して14時30分着。8時間30分、約24Kmの道のりでした。
村山浅間神社周辺には宿泊施設(民宿、旅館、ホテルなど)は全くありません。唯一「村山ジャンボ」というスポーツ関連の団体専用の合宿所があります。翌日10日に村山浅間神社で開山式があり、その関係者が宿泊するので泊めていただくことができました。もし宿泊を希望するのであれば、事前に問い合わせて確認してください。
2015年07月09日 15:04撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/9 15:04
村山浅間神社周辺には宿泊施設(民宿、旅館、ホテルなど)は全くありません。唯一「村山ジャンボ」というスポーツ関連の団体専用の合宿所があります。翌日10日に村山浅間神社で開山式があり、その関係者が宿泊するので泊めていただくことができました。もし宿泊を希望するのであれば、事前に問い合わせて確認してください。
2日目、村山浅間神社で登山の安全祈願のためお詣り。
2015年07月10日 05:32撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 5:32
2日目、村山浅間神社で登山の安全祈願のためお詣り。
神社脇の駐車場奥に「村山古道」の入口があります(写真左側)早朝5時、いよいよ新六合目に向けてスタートです。
2015年07月10日 05:37撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 5:37
神社脇の駐車場奥に「村山古道」の入口があります(写真左側)早朝5時、いよいよ新六合目に向けてスタートです。
一般の市道と何度か交差しながら標識と地図を頼りに古道を進みます。
2015年07月10日 05:49撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 5:49
一般の市道と何度か交差しながら標識と地図を頼りに古道を進みます。
直進が村山古道ですがチエーンがかけられています。車の進入を防ぐ為でしょうか?木製の標識には「村山道」と書かれていたので、そのまま跨いで進みます。
2015年07月10日 06:05撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 6:05
直進が村山古道ですがチエーンがかけられています。車の進入を防ぐ為でしょうか?木製の標識には「村山道」と書かれていたので、そのまま跨いで進みます。
しばらく気持ちの良い林道を進んで行きます。
2015年07月10日 06:14撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 6:14
しばらく気持ちの良い林道を進んで行きます。
突然、道が三方向に分かれています。来た道を入れて四差路です。標識は一つもありません。さて困った!地図上に「正面山裾の草の生えた溝路を左に進む」と書かれていたので、左前方の道を進みます。
2015年07月10日 06:31撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 6:31
突然、道が三方向に分かれています。来た道を入れて四差路です。標識は一つもありません。さて困った!地図上に「正面山裾の草の生えた溝路を左に進む」と書かれていたので、左前方の道を進みます。
進んだ道がこの写真です。なぜ標識がなかったか?後でその理由が分かりました。
2015年07月10日 06:32撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 6:32
進んだ道がこの写真です。なぜ標識がなかったか?後でその理由が分かりました。
ここも分かれ道でしたが、パウチした紙の標識が木にかかっていたので一安心です。この場所で突然カメラが故障?今まで三脚を使って自撮りしていましたが、タイマー設定ができません。う〜ん残念です。ちなみに今日の行程の最初から最後まで一人の登山者と会うことはありませんでした。
2015年07月10日 06:39撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 6:39
ここも分かれ道でしたが、パウチした紙の標識が木にかかっていたので一安心です。この場所で突然カメラが故障?今まで三脚を使って自撮りしていましたが、タイマー設定ができません。う〜ん残念です。ちなみに今日の行程の最初から最後まで一人の登山者と会うことはありませんでした。
倒木もあり溝のような道を進みます。
2015年07月10日 06:47撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 6:47
倒木もあり溝のような道を進みます。
時には葉が生い茂り、かき分けて進んで行きます。
2015年07月10日 06:51撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 6:51
時には葉が生い茂り、かき分けて進んで行きます。
林道を横断します。これから何回か林道やスカイラインを横断しますが、もし道に迷ったらこうした道路まで戻ればいいと思います。
2015年07月10日 07:22撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 7:22
林道を横断します。これから何回か林道やスカイラインを横断しますが、もし道に迷ったらこうした道路まで戻ればいいと思います。
木立が生い茂るトンネルのような場所に出て真っ直ぐ進めばいいと思いましたが・・・?
2015年07月10日 07:30撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 7:30
木立が生い茂るトンネルのような場所に出て真っ直ぐ進めばいいと思いましたが・・・?
ふと、右側を見るとダンボールに書かれた矢印が目に入りました。そしてその先には赤リボンが付けられています。常に周りを注意しながら標識やリボンを見落とさないように進んでいかなくては!と改めて思いました。
2015年07月10日 07:30撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 7:30
ふと、右側を見るとダンボールに書かれた矢印が目に入りました。そしてその先には赤リボンが付けられています。常に周りを注意しながら標識やリボンを見落とさないように進んでいかなくては!と改めて思いました。
突然道がふさがりローピングされています。右上の方向に木製の標識がありました。一度引き返してガケをよじ登ります。
2015年07月10日 07:37撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 7:37
突然道がふさがりローピングされています。右上の方向に木製の標識がありました。一度引き返してガケをよじ登ります。
標識、目印にはいろいろな種類があります。木に書かれたものやその先の白のマーキングなどもあります。
2015年07月10日 07:41撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 7:41
標識、目印にはいろいろな種類があります。木に書かれたものやその先の白のマーキングなどもあります。
清閑とした木立の中の道もあり、全く飽きることのない古道が続きます。次はどんな道があるのだろうか?とワクワクしながら地図を片手に握りしめます。
2015年07月10日 07:45撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 7:45
清閑とした木立の中の道もあり、全く飽きることのない古道が続きます。次はどんな道があるのだろうか?とワクワクしながら地図を片手に握りしめます。
地図の写真にあった「札打場跡の大ケヤキ」。こうした目印があると地図上での現在のポジションが再確認できます。
2015年07月10日 07:58撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 7:58
地図の写真にあった「札打場跡の大ケヤキ」。こうした目印があると地図上での現在のポジションが再確認できます。
倒木が道を塞ぎます。くぐったり、跨いだりしながら進みます。
2015年07月10日 09:21撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 9:21
倒木が道を塞ぎます。くぐったり、跨いだりしながら進みます。
富士山麓山の村管理棟。ここには自販機があるのでペットボトルを購入し水分の補給。この先、村山古道の終わる新六合目まで、このような場所はありません。
2015年07月10日 09:42撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 9:42
富士山麓山の村管理棟。ここには自販機があるのでペットボトルを購入し水分の補給。この先、村山古道の終わる新六合目まで、このような場所はありません。
この山の村で休憩。林間学校の学生さんに撮ってもらいました。出発してから樹林帯の中を5時間、誰一人会うこともなく歩いてきましたが、人に会うとホッとします。
2015年07月10日 09:52撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 9:52
この山の村で休憩。林間学校の学生さんに撮ってもらいました。出発してから樹林帯の中を5時間、誰一人会うこともなく歩いてきましたが、人に会うとホッとします。
地図にあった「中宮八幡堂跡」。「この広場の手前から右の沢に下る」と地図上に書かれていなければ、わかりずらい所です。
2015年07月10日 11:08撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 11:08
地図にあった「中宮八幡堂跡」。「この広場の手前から右の沢に下る」と地図上に書かれていなければ、わかりずらい所です。
「女人堂跡」。入山が女人禁制だった頃、女性はここまで来て戻った場所です。
2015年07月10日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 11:16
「女人堂跡」。入山が女人禁制だった頃、女性はここまで来て戻った場所です。
一面コケで覆われた樹林帯。
2015年07月10日 11:19撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 11:19
一面コケで覆われた樹林帯。
スカイライン横道に出ました。ここで今まできた道とこれから先の村山道を確認。
2015年07月10日 11:34撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 11:34
スカイライン横道に出ました。ここで今まできた道とこれから先の村山道を確認。
ランチタイムで〜す。
2015年07月10日 11:36撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 11:36
ランチタイムで〜す。
霧が出てきて視界20mくらいです。
2015年07月10日 13:13撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 13:13
霧が出てきて視界20mくらいです。
高針駐車場〜御殿庭コースの標識がありました。標識の先に木に付けられたパウチの「村山道」標識があります。このコースを横断して直進します。ここでも違うコースのキチッとした木製標識がありますが、村山道の標識は木にくくられているだけです?
2015年07月10日 13:23撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 13:23
高針駐車場〜御殿庭コースの標識がありました。標識の先に木に付けられたパウチの「村山道」標識があります。このコースを横断して直進します。ここでも違うコースのキチッとした木製標識がありますが、村山道の標識は木にくくられているだけです?
胸の位置くらいに葉が生い茂ってヤブこぎだー。
2015年07月10日 13:55撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 13:55
胸の位置くらいに葉が生い茂ってヤブこぎだー。
突然視界が広がり大倒木帯です。地図によれば「頂上と駿河湾の展望」と書かれています。曇っていて全く見えません、残念!
2015年07月10日 14:10撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 14:10
突然視界が広がり大倒木帯です。地図によれば「頂上と駿河湾の展望」と書かれています。曇っていて全く見えません、残念!
この沢(日沢)を右岸に渡ります。
2015年07月10日 14:37撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 14:37
この沢(日沢)を右岸に渡ります。
登山道に塞がるこの倒木はさすがに跨げません。ザックが引っ掛かるので這いつくばってくぐります。急斜面の中、倒木はこの後も続き体力を奪います。
2015年07月10日 15:34撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 15:34
登山道に塞がるこの倒木はさすがに跨げません。ザックが引っ掛かるので這いつくばってくぐります。急斜面の中、倒木はこの後も続き体力を奪います。
まいったな〜!もしかして廃道?道を間違ったかな?なんて一瞬頭を横切りました。標識はありません。唯一救いだったのは赤リボンがあったことです。地図上でコンパスを確認し、赤リボンがあることを頼りに進みます。すでにコースタイム30分近くオーバーです。やはり焦ります!
2015年07月10日 15:42撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 15:42
まいったな〜!もしかして廃道?道を間違ったかな?なんて一瞬頭を横切りました。標識はありません。唯一救いだったのは赤リボンがあったことです。地図上でコンパスを確認し、赤リボンがあることを頼りに進みます。すでにコースタイム30分近くオーバーです。やはり焦ります!
ようやく標識を見つけました!この時は正直ホッとしました。実は、この写真では写っていませんが、村山道の登山道を塞ぐようにローピングされていました。なぜだか分かりませんがロープを跨いで直進しました。「山と高原地図」のほうでも確認してみましたが、左方向は富士宮口五合目、右方向は第二火口方面です。直進は宝永山荘方面で間違っていません。なぜローピングなのか?
2015年07月10日 16:13撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 16:13
ようやく標識を見つけました!この時は正直ホッとしました。実は、この写真では写っていませんが、村山道の登山道を塞ぐようにローピングされていました。なぜだか分かりませんがロープを跨いで直進しました。「山と高原地図」のほうでも確認してみましたが、左方向は富士宮口五合目、右方向は第二火口方面です。直進は宝永山荘方面で間違っていません。なぜローピングなのか?
突然樹林帯を抜けました!山頂方面も見えます。ヤッター!
2015年07月10日 16:38撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 16:38
突然樹林帯を抜けました!山頂方面も見えます。ヤッター!
今日の終点の地「宝永山荘」のテラスが見えました!ここまでなんと11時間30分。この光景を見た瞬間疲れが吹っ飛びました。
2015年07月10日 16:48撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 16:48
今日の終点の地「宝永山荘」のテラスが見えました!ここまでなんと11時間30分。この光景を見た瞬間疲れが吹っ飛びました。
あれだけ曇っていた空がウソのように晴天になりました。遠く下界が見渡せます。
2015年07月10日 17:48撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
7/10 17:48
あれだけ曇っていた空がウソのように晴天になりました。遠く下界が見渡せます。
なんと夕日に照らされて「影富士」が見えました!宝永山荘のご主人によればたいへん珍しいそうです。ラッキー!
2015年07月10日 18:26撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/10 18:26
なんと夕日に照らされて「影富士」が見えました!宝永山荘のご主人によればたいへん珍しいそうです。ラッキー!
毎年富士山登頂を目指して宝永山荘に泊まられるお客さんと女性ご主人。水戸黄門、助さん格さんの仮装で登られるそうです。
2015年07月10日 18:44撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/10 18:44
毎年富士山登頂を目指して宝永山荘に泊まられるお客さんと女性ご主人。水戸黄門、助さん格さんの仮装で登られるそうです。
3日目、深夜1時に山荘を出発。途中、なんと朝日に照らされる「影富士」を見ることができました!昨日の夕日に照らされた影富士と合わせて「ダブル影富士」です!なんともラッキーです。
2015年07月11日 05:05撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/11 5:05
3日目、深夜1時に山荘を出発。途中、なんと朝日に照らされる「影富士」を見ることができました!昨日の夕日に照らされた影富士と合わせて「ダブル影富士」です!なんともラッキーです。
八合目直下でのご来光。
2015年07月11日 05:17撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/11 5:17
八合目直下でのご来光。
雲海に浮かぶ島?は愛鷹山1457m(二百名山)
2015年07月11日 05:28撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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7/11 5:28
雲海に浮かぶ島?は愛鷹山1457m(二百名山)
八合目の山荘テラスで朝食で〜す。宝永山荘で作っていただいたお弁当です。
2015年07月11日 05:31撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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八合目の山荘テラスで朝食で〜す。宝永山荘で作っていただいたお弁当です。
思ったより寒くなかったですが、やはり上着と手袋は必要です。
2015年07月11日 05:46撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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思ったより寒くなかったですが、やはり上着と手袋は必要です。
かなりの急斜面を登ってようやく九合目。
2015年07月11日 06:54撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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かなりの急斜面を登ってようやく九合目。
地図上では九合目3400m。高度計では3240m?どっちにしてもまだまだあるな〜。
2015年07月11日 07:04撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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地図上では九合目3400m。高度計では3240m?どっちにしてもまだまだあるな〜。
少し雲が切れて下界が見えるようになってきました。
2015年07月11日 08:16撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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少し雲が切れて下界が見えるようになってきました。
やっと鳥居が見えてきました。もう少しだ〜。
2015年07月11日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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やっと鳥居が見えてきました。もう少しだ〜。
頂上浅間大社奥宮
2015年07月11日 09:05撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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頂上浅間大社奥宮
火口がパックリ
2015年07月11日 09:07撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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火口がパックリ
目指す剣ヶ峰までもう一息!
2015年07月11日 09:08撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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目指す剣ヶ峰までもう一息!
ついに頂きへ!海抜0mから3776m登ってきました。
2015年07月11日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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ついに頂きへ!海抜0mから3776m登ってきました。
御鉢巡りのコースがよく見えます。
2015年07月11日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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御鉢巡りのコースがよく見えます。
左後方は八ヶ岳、中央後方は奥秩父の山並み。あれだけの名峰を眼下に見下ろすのですから、やはり日本一の高さなんですね。
2015年07月11日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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左後方は八ヶ岳、中央後方は奥秩父の山並み。あれだけの名峰を眼下に見下ろすのですから、やはり日本一の高さなんですね。
御殿場口から下山
2015年07月11日 10:38撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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御殿場口から下山
急斜面をイッキに下っていきます。
2015年07月11日 10:59撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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急斜面をイッキに下っていきます。
下りはじめて1時間。振り返って見ました。
2015年07月11日 11:47撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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下りはじめて1時間。振り返って見ました。
この高さから見る雲海は見事にきれいです。
2015年07月11日 12:34撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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この高さから見る雲海は見事にきれいです。
御殿場口のハイライト大砂走り(下山道)の入口です。
2015年07月11日 13:26撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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御殿場口のハイライト大砂走り(下山道)の入口です。
なんと延々と砂走りが続きます。もういい加減にしてほしいと言いたいくらい足が止まりません。足首と膝に負担がかかりますね。
2015年07月11日 14:22撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
7/11 14:22
なんと延々と砂走りが続きます。もういい加減にしてほしいと言いたいくらい足が止まりません。足首と膝に負担がかかりますね。
ようやく大石茶屋に着きました。もう足はガクガクです。
2015年07月11日 15:18撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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ようやく大石茶屋に着きました。もう足はガクガクです。
3日間の山旅はこれで終了しました。実は、この日御殿場駅まで歩き、翌日沼津の千本浜海岸まで歩いてゼロtoゼロを計画していました。しかし、3日目の富士登頂と下山に予定以上の時間がかかってしまったこと(14時間)と体力的に諦めました。海抜0mから村山古道を歩き登頂が果たせたことだけでも大満足の山旅でした!
2015年07月11日 15:20撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
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3日間の山旅はこれで終了しました。実は、この日御殿場駅まで歩き、翌日沼津の千本浜海岸まで歩いてゼロtoゼロを計画していました。しかし、3日目の富士登頂と下山に予定以上の時間がかかってしまったこと(14時間)と体力的に諦めました。海抜0mから村山古道を歩き登頂が果たせたことだけでも大満足の山旅でした!
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感想

村山古道は、昔富士修験者たちや一般人の富士登拝(とはい)のための主要な登山道だったそうです。
その後、富士山の新道開発により、この古道はすたれ廃道になりました。     しかし、10年ほど前から畠掘操八氏(「富士山・村山古道を歩く」の著者)を中心に村山集落の有志の方々によりこの古道が復元されました。復元されたといってもボランティア活動による整備ですから限界があります。実際に歩いてみて厳しく困難な道がありましたが、よくここまで整備されたかと思うと頭の下がる思いでした。
駿河湾の田子ノ浦海岸からはじまり村山浅間神社を経て、新六合目に至る登山道です。そして、新六合目からは富士宮口登山道に合流します。

宝永山荘で宿泊した時、富士山文化遺産のボランティアガイドの方と同宿しました。
この方も何度か村山古道を歩いた経験者でした。このガイドさんのお話の中でも、標識や案内板が少ないこと、古道をふさぐようなローピングなどの指摘がありました。
これは「国有地問題」(標識などの杭が打てない。設置してもはずされてしまうなど)や富士周辺の「市の考え方」などの歴史的な背景があるようです。
「構成資産めぐりガイドブック」(静岡県発行)によれば、「世界遺産とは、世界中の人たちの宝物として守っていく必要のある貴重な文化財(文化遺産)」また「富士山という自然の営みに宗教性、芸術性を見出してきた日本人の自然観や文化観が国際的に認められた」とあります。
村山古道は、昔から先人たちにより引き継がれてきた貴重な登山道だと思います。 文化遺産に認められたことで更にこの「歴史的な道」の整備と保全をしっかりやっていただきたいと願います。現状のままでは遭難者が出てもおかしくない登山道です。現在、富士登山ルートには四つの登山口があります。その中のひとつに「大宮・村山登山口」(現在の富士宮口登山道)とあります。私のような一般の登山者とっては、ここで「村山」という冠を付けている以上、正式な登山道であるという認識です。

富士山周辺の市の中でも、田子ノ浦から繁華街、住宅地を通る村山古道は「富士市」内です。(他の市もまたがります) 海抜0mから登る案内として、市街地の歩道にはプレートが貼られていました。又、各所に道しるべもありました。そして、毎年行われる村山浅間神社の開山式にも富士市からの支援もあるそうです。こうした古道を守る取り組みは、富士山周辺の市の中でも「富士市」の積極性がうかがわれました。

今回の山旅は、単に海抜0mから頂上を目指すだけのものではなく、富士山にまつわる歴史や文化に触れる旅でもありました。そういう意味では、たいへん有意義な「sea to summit Mt Fuji」でした。                   


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コメント

お疲れさまでした!
雨の樹林帯から宝永山荘での晴れ、気持ちよさそうですね〜。
私も「毎年富士山」は(今年がラストですが)続けています、圧倒的な高さは格別ですよね。お疲れさまでした
2015/7/14 22:39
Re: お疲れさまでした!
こんにちは。お元気ですか〜。
コメントありがとうございます。
正直言って今回の富士山は、海抜0mから登頂した感動より、村山古道を歩いた感動の方が圧倒的に大きかったです。それだけ思い出に残るアクティブな登山道でした。
今週末から来週いっぱいまで北アルプス雲ノ平縦走です。帰ったらまたヤマレコにアップします。
尚、もっと詳しい山行記録については、私のブログに掲載してありますので、時間のある時にでも覗いてください。
http://tozan3190.sakura.ne.jp/
2015/7/15 11:10
お疲れ様でしたー!
村山浅間神社までがあまり天気がよくなかったようですね。お疲れ様でした。
でもこの時期の低地歩きは、天気が良いと暑さ対策で結構きついものがありますから
その意味では良かったかもしれないですね
16枚目の写真の箇所、昨年私は畑の迂回路を通らず、そのまま行き止まりの道路のフェンスをよじ登って横切る道路に降りました。畑の迂回路ももう無いのですか。
やはり現地に行かないとわからないことが多く事前調査にも限界がありますよね。
村山古道の中も同様で、岩が崩れたり倒木が増えたりで、整備もボランティアだけではなかなか追いつかないようです。

私達も一日遅れで、上に記述があります畠掘さんの企画ツアーで村山古道から先を参加し登頂しました。ts2999さんが村山古道を歩いている頃は、私は富士宮から村山に向かって歩いていました。
村山古道から登る富士登山は2回目ですが、ts2999さんと同じで6合目から上よりも、そこまでの村山古道の素晴らしさに魅了された一人です。
変化に飛んだ景色が魅力で、特に溶岩流が苔に覆われている辺りが一番好きです
溶岩樹形などがたくさん見つかっているそうですよ。そのうちのいくつかを案内して見せていただきました。
大倒木帯あたりは倒木くぐりがきついですが、以前に比べたらずいぶん歩きやすくなっているようです。
機会がありましたら、是非村山古道を再訪してください
2015/7/18 22:23
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