鈴鹿のホタガ谷
- GPS
- 16:00
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 625m
- 下り
- 647m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:45
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
裏道登山道は立ち入り禁止 |
写真
装備
個人装備 |
ハーケン
ハンマー
フレンズ等#0.5〜2
ロープは8×30mと10m
その他
|
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感想
「初回の6月28日土曜日は大雨後の入渓で出合の6m滝でも足が浸けられず沢水に流されそうになる。核心のホタガ谷15m滝は降り注ぐ流水の爆風が釜底を渦巻く地獄図です…水線をヘツリ右岸に辿り着くが頭上からのシャワーが止まない。とりあえず一段上の足場に駆け上がると二段目に残置ハーケンを確認出来ました。滝から後退後は大高巻きの途中撤退でした。」…二週間振りの沢は打って変わり水が少ない!これはチャンスと6m簾滝から大滝へ行くと、そよ風程度でした。滝壺を回り込みロープを肩に担いで下段から登り、中間支点までフリークライムです〜残置ハーケンに自前スリングとロープをセット後も滑落は出来ません。すでにザックも服装も泥まみれの五体投地登攀でホールドを探しつつ上を目指します。ホールドは左側の壁から上部は右側の滝側へ移りました。足元はフリクションで立つも壁が濡れているので慎重に置き換えが肝心です〜滝上の立木の根っこを掴んで生還の喜びでした。さっそく上の立木に懸垂ロープをセット後は中間支点まで懸垂下降となり〜二度目のクライムは余裕で楽しい!滝上では先行のパーティーが高巻き後の懸垂下降で私の前に現れた。少し離れ
ていたので挨拶は出来ないまま、私はロープを終い汚れた服装と共に沢に飛び込む。まもなくCS5m滝は高巻ず正面勝負です。流水は左岸で右岸は空洞となり中央の大岩へ取り付く。中間まではフリクションで登り、最後の一手が遠い〜細かいホールドからジワリと足を入れ替えガバを掴み一安心です。さらに振り子のように左側に足を飛ばしてギリギリ着地に成功する〜ここはボルダリングでした。次は第二の核心部6m+7m滝です。勢いづいて突破を目指すと、先に高巻き中の上部から落石が降り注ぎ暫らく待機してやり過ごす。最初の6m滝は右岸からフリーで登りハーケン連打からスリング補助で右側に抜ける〜岩肌が脆く浮石も多い。7m滝は難攻不落の砦です…手前から右岸の高巻きを目指すがツルツルの滑り台です。一段目は足場が無く台が欲しいところ、二段目は右クラックにフレンズ#0.5とスリングのアブミを作り突破する。三段目の上にハーケンが見えたが出だしの二歩から先が進めず、あと僅かでしたが撤退を決める。下りはシリセードの要領で無事に着地出来ました。一人旅は安全第一です〜戻った6m滝の上からロープ確保で高巻きの岩登りも中間の岩肌が脆く諦める。仕方なく6m滝も懸垂下降すると下部の岩壁から高巻きトラバースルートに合流出来ました。なるほど獣道ほどで少し難路かも?沢は明るく広がり川原の散歩です…しかし前方に人影が多いので近づくと救助現場でした。登山者の滑落事故のようです。応援は不要と言われ上流へ行くとミニゴルジュ6mもヘツリで簡単に突破出来ました。やがて広い谷間に倒木が目立ち登山道と出合う。時計は昼を越え真夏の暑さに疲れが出る。単独行は引き際が肝心と下山を決める。遭難現場にヘリコプターが飛来しては遠ざかり、隙間を見て下山をする。宇賀渓駐車場での事故情報は登山道整備中の関係者と聞き、ご無事を祈るのみでした…裏道登山道は立ち入り禁止です〜
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