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積雪期ピークハント/縦走
飯豊山
飯豊山 (大日杉-地蔵岳-飯豊本山:日帰り)
2010年06月12日(土) [日帰り]
- GPS
- 10:49
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,282m
- 下り
- 2,279m
コースタイム
5:35大日杉登山口駐車場-6:00ざんげ坂1合目-7:30地蔵岳-8:35御坪-8:40御沢方面分岐-(御沢直登ルート)-9:20切合小屋-10:00切合-10:10御秘所-10:55本山小屋-11:05飯豊本山山頂11:50-12:50草履塚-13:00切合小屋-(種時山経由)-13:30御沢方面分岐-15:00地蔵岳-16:00ざんげ坂1合目-16:15大日杉小屋
天候 | 晴れ時折ガス、稜線は秒速7mくらい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・一応、山頂への最短と言われる大日杉ルートですが、往復で累積標高差2300m、23.4km、10時間50分の超健脚ルート。この時期の入山者は小屋泊まり自炊のエキスパートのパーティーが多く、他の山とは明らかに顔つきが違う。出発は朝、5時半でしたが、おそらく日帰り組中、最後発・最後着。すれ違った時間帯から推測すると、皆、朝4時には出発していた模様。東京方面からのアクセスは川入の方が便利なので、ジモティー率高し。ガイドブックでは1泊か2泊で紹介されているルートです。 ・全ルートの8割は夏道が出ているが、危ない雪渓も多数あり、雪山の経験と装備は必須です。入山は自己リスクでお願いします。7月に入って切合小屋の水場がオープンすれば、だいぶ楽でしょうが、やはり1泊ルートでしょう。(営業小屋は無いので食料、寝袋持参のようですが、、) ・地蔵岳から御沢分岐に雪渓多数、谷側にクレバスあり。最大の難所は登りに取った御沢雪渓から切合小屋への直登部分。後ろを見たら足が竦む斜度をキックステップ。前爪のあるアイゼンとピッケルを軽量化で持参せず、かつ、滑落停止技術の無いワタシには明らかにオーバースペックでした。反省した下りはココを回避し、種時山方面経由へ少々登ってから緩い斜度を慎重に選んでトラバース(夏道ではない)し、途中から夏道に合流。御沢ルート以外に、もう1本、種時山を巻くルートがあるが、切合小屋付近でやはり急斜面のトラバースあり。危ないと思ったら来た道を戻り、種時山方面へ登りつつ、自分の目で安全な斜面を見つける判断力が必要。 ・切合小屋から本山までは高山植物多数。厳しい自然が入山者を絞り込むので、踏み荒らされていない。 ・地蔵岳までは樹林帯の急登(名称はザンゲ坂)。地蔵岳からは山頂を常に見上げながらの登り。視界があれば、目標があってペース配分がしやすいが、小刻みのアップダウンを繰り返す縦走。 ・山頂付近の水場は、全て回ったが目視確認できず。唯一、ざんげ坂途中に1箇所。前日の朝日岳で半脱水症状になった教訓から2.5リットルを背負って登ったが、7月下旬の気温で快晴につき、それでも不足。下山時にざんげ坂で立ちくらみがしたが、この水場に救われる。 ・何れにせよ、安易な気持ちでは登れないです。「飯豊朝日連峰登山情報」というサイトがとても参考になりました。6月8日の遭難救助にあたった地元登山会の方(?)の投稿なども載っています。 http://www.ic-net.or.jp/home/iide/ |
写真
撮影機器:
感想
・東北100名山制覇の旅、11座目、ラスト2。当初より最大の難関であることはわかっていたので、出発前から事前の情報収集を重点的にして登山口も情報が得られた大日杉コースに変更。南側の尾根ルートが多いコースを選んだのは正解で、天気にも恵まれたが、ともかく暑すぎて苦労。想像どおりの、長い1日となりました。そのかわり、ピークハントの達成感と自然の豊富さへの畏敬感は、宮之浦岳以来。
・十分な準備と、多少の経験を重ねてからのチャレンジで正解でした。100名山の前半にここをアタックしていたら、無事登頂できたがどうか、、、。
・正直、飯豊山は最近まで知らなかった。東北最高峰の鳥海山や、宮沢賢治の岩手山、冬の陸軍八甲田遭難と比べ地味ですが、アクセスの悪さと難易度から観光地化されておらず、手付かずの自然が残されていた。是非、この調子で?今後もこの豊かな自然が守られて欲しい。大朝日岳も同じですね。
・山形県警はネットで登山カードを提出できるので、本当に助かる。月山、鳥海山、蔵王、飯豊山、吾妻山と全てネットで申請しておきました。他の県警も採用して欲しい。
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もう、60座くらいでしょうか?
それにしても、山行のペースがすごいですね
買出しのために、下山しているような
達成も近いですね
※黄色の花は、先週 美ヶ原でも群生していました。。
今年、飯豊を考えてたので
とても参考になりました。
大日岳まで行きたいので
どう頑張っても1泊必要そうですね
(;´∀`)
ハードな山行でも、素敵ですね!
充実感が伝わってきます♪
地蔵までキツそうだなぁ・・・
(;´Д`)
この飯豊山、登ってから既に3週間たちますが、記憶は色褪せることなく、次は縦走をしたいと強く思名山でした。
大日岳へ日帰りのヤマレコ登録も昔のにあったので、7月に入って水場が確保でき、4時出発ならば、、、、? 本山に立って見た大日岳はとても山容が格好良く、次回は足を伸ばしてみたいっす。
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