岳沢から前穂高岳(重太郎新道往復)
- GPS
- 09:56
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,805m
- 下り
- 1,814m
コースタイム
- 山行
- 2:59
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:00
天候 | 7/18 雨☔️、7/19 雨☔️〜曇り☁️〜雨☔️ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沢渡駐車場(足湯のある所)の民間駐車場を利用。(500円/日) 沢渡から上高地へはタクシー利用(民間駐車場の斡旋により3750円)。 帰路も上高地から沢渡へはタクシー利用(4200円)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 上高地で登山計画書提出。 ◆道の状況 ・上高地から岳沢:危険箇所なし。明神への道から分けると10番から1番へと道標番号が付けられていて解りやすい。ちなみに岳沢小屋は0番になるようだ。岳沢天然クーラーは7番だが、登ってきた時の7番が張られている木から右手に100m程になる。 ・重太郎新道:変化があり面白いルートではあるが一般道としては難度が高い。II級程度の岩場もあるし、高度感のある長梯子もある。事故も多いようなので技量・体調を見て安易には向かわない方が良いだろう。 |
その他周辺情報 | ◆温泉 川上屋商店の300円温泉を利用。よく言えば質素、素朴。何よりも良いのはクルマに乗る前にサッパリできる所でその点では我々には満点だった。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン(軽)
シュリンゲ(2)
カラビナ(2)
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
ヘルメット
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共同装備 |
補助用ロープ
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ツェルト
テント
テントマット
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感想
三連休に岳沢から天狗沢からジャンダルムを踏んで奥穂に立ち前穂を経由してと言う周遊縦走を計画したが、雨にたたられ重太郎新道経由前穂高ピストンに変更した。それでも前穂登山の間は雨もなく時折見える上高地や明神岳の景色が夏の穂高を感じさせてくれた。まあそれなりには楽しませてもらったが、天狗沢はまた行かないとね。
土曜日が雨天なのは織り込み済みだったが当初の天気予報では午後から回復に向かうはず。その当ては随分と外れてしまった。上高地から岳沢小屋まで雨具を着込んでの登高はさすがに透湿性の雨具でも中は肌着までぐっしょり汗に濡れた。すでに岳沢の水量はそこそこに増えていた。テントも4-5張りと言うところだが我々の4人用テントを張れる場所は結構限定される。岩が多少出ているのは仕方が無い、窪地で少し水が溜まるのも仕方が無い、と言う所。まずは沢縁の所に居を構えることにした。夕食にも未だ早いのでしばし休眠。17時に起きて夕食とした。しかし雨は止まない。トイレは小屋まで行かないといけないのだが、18時頃に行こうと思ったがすでに岳沢は徒渉が危うい状況で諦めざるをえなかった。19時に就寝。翌日天候が良ければ2時半起床、4時出発で天狗沢〜ジャンダルム〜奥穂高〜前穂高〜岳沢と言う周遊トリップをやる予定だ。13Kさんは10年以上前になるがこのルートをやっていたが、前穂高に行く時間が無く紀美子平から岳沢に降りていた。
しかし終夜降り止まず沢音は轟音を成していた。3時でも降り止まないので5時まで待ちとした。この時点で天狗沢は諦め、少なくとも前穂高には登っておきたいと言う気持ちに切り替わっている。5時でもまだ降り止まないが徐々に重太郎新道へ向かう登山者の気配も感じられるようになったので我々も6時発を目標に準備する。上流だけあるのか水量はもうかなり減っていて小屋への徒渉も可能だった。折良く6時には雨も上がった。
重太郎新道へは幕営地前の雪渓を渡っていくが雪があるのはここだけだった。その後草原をジグザグに標高を稼いで行く。登高と共に暑くなり雨具を脱ぐ。やがて草原から岩稜帯に移り、長梯子を経てカモシカの立場に至る。更に鉄梯子を登り、鎖場を登り岳沢パノラマへ。この辺りではかなり天候の好天が伺える雰囲気があり、時折上高地まで見通せる瞬間もあった。たまに見通せる時に重太郎新道の全体が見えたりしたが、よくもこんな所にルートが切り開かれたものだと感心してしまう。岳沢パノラマから30分で雷鳥広場、更に15分で紀美子平に到着。
紀美子平では瞬間青空を背景にした明神岳の稜線が見ることができたが上方を望むとずっとガスの中。吊り尾根もほんの一時しか望むことができなかった。紀美子平から30分岩角を攀じって前穂高岳山頂に到着。しばし休憩を取ったが周囲は終始
厚いガスに覆われていて展望は得られなかった。帰路は往路を辿って幕営地へ。往復5時間の山旅だったが、この時間だけは雨に降られずに済んだ。撤収中にまたポツポツと降り出した雨は下山中にしっかりとした雨足に変わって行った。前穂往復の最中に降られなかったのは幸いとしか言えない。今日の上高地の天気予報は9時以降は晴れだったが、そんな天気を期待したのだろう土曜日とは打って変わって大勢の人で溢れていた。
結局、穂高の頂は一瞬も望むことができなかった。ここの所は悪天時は山行を計画していなかったのでここまで雨に降られた山行は久し振りだった。とは言え重太郎新道を取り巻くいろいろな高山の花々には癒された。天狗沢からの奥穂高はまた天気が良い時を狙って計画したい。
さすがに三連休の中だけあって帰りの高速道路や国道の渋滞も激しいものがあった。13Kさんにはお疲れのところを終始運転して頂き、大変有難うございました。
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