二王子岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,244m
- 下り
- 1,225m
コースタイム
天候 | 雨(大雨注意報) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト、トイレ(半水洗)あり。登山道は歩きにくい所を土砂の入った麻袋でよく整備されている。みんなで大切にしようとする雰囲気が伝わってきます。危険個所は特にない。下山後の入浴は二王子温泉がある。道路の交差点に二王子岳の案内板がる。 |
写真
感想
早朝5時に自宅を出たが雲が低く垂れもめている。大丈夫かなーと思いながら物産館に着いたらみなさん田辺さんの車にザックを積んでいた。新発田市に着いてもたおやかな二王子岳は姿を現さない。この山ご自慢の眼前に広がる飯豊連峰の展望はあきらめるしかない。土・日はいつも満杯なのに,小雨のぱらつく登山口の駐車場には一台のみ。風はないが最初から上下の雨具を着けて出発する。まず杉木立の中を歩く。秋,ここでスギワケが群生していて帰りにたくさん採ったことがある。杉林が終わると大きな花崗岩が点在している。出発してから約30分して私のようすがおかしい。昨夜の焼酎の飲みすぎのようだ。水場から一王子神社までの急登でパーティからどんどん遅れてゆく。一王子神社手前で私を待っていてくれたが私にかまわずどんどん行ってくれ、と頼んだ。雨の降り方が強くなってきた。もうこうなったら訓練登山だと開き直り,腹式呼吸しながら歩いたら少しは調子が出てきた。一王子神社からはほぼ稜線上になる。850m付近で2,3匹の猿と登山道で会う。すぐ林の中に散ったが奇声を発して仲間に危険を知らせていた。1100m付近でノウサギが私の前を走っている。警戒心はないのか停まって草を食んでいた。この後単独行の女性一人とスライドする。1150mあたりの「油こぼし」(標高差12,3m位)にはロープが張られている。三王子神社(1369m)付近から二王子小屋まではゴゼンタチバナ、ヤマツツジ、マイズルソウ、シラネアオイ、ミツバノバイカオウレンなどが咲いているがなんと言っても左右にヒメサユリがロード状に群生しているのは見事である。こんな雨の中をわざわざ来てくれたので神様がご褒美に恵んでくれたかのようだ。折角のチャンスにカメラを濡らさないよう撮る。地獄のような苦しみと束縛感が瞬間的に解消した。実さんや他の方々とは二王子小屋の手前付近で対面する。山頂にはだれもいない。この山頂のオブジェ「青春の鐘」を撮り風雨が強くなってきたのですぐ引き返す。二王子小屋には10分ほど休んで下山する。奥ノ院跡の周囲をヒメサユリが囲んでいた。登るとき気付かなかったのでヒメサユリとニッコウキスゲのツーショットを見つけ,またパチリ。
途中に大きな残雪が3か所ほどあるがガスられてもこの時期迷うほどではない。アイゼン,ピッケルは必要ない。登山道は要所要所土嚢で整備されておりとても歩きやすい。一時膝痛があって下山時ダブルストックを使っていたが今回それを使うことなく痛みもなかった。豊富な残雪を利用してスキー登山も盛んらしいが地元で大切にされている山であることが伝わってくる。
雨に煙る二王子神社拝殿前で写真を撮り帰途に着く。大雨注意報が出ていたのだろう多くの河川は濁流になっていた。 (記・加藤健次郎)
コメント
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hirorineです
雨の中大変でしたね
やはり北の方は雨でも新緑やお花の鮮やかさがこちらとは違います。
すっごくキレイ…
雪あり、緑あり、お花あり、今度行く皆さんはきっと喜ばれますね
hirorineもとっても行ってみたくなりました
下山時は彼らとは15分位遅れたのかな。下山すると入浴しなですぐ帰ろう、と言われたが一番遅れた私がイヤ入っていこうとも言えず2時間半ほど汗臭い車内で過ごすことになりました。しかし下山後の入浴ってなにものにも替えがたい解放感と至福の一瞬を感じませんか。ビールがあればなおのことささやかな幸せを感じます。多分運転者か他のメンバーの都合を考えての判断だと思います。普段はいつも入浴をしています。鶴岡に着いてすぐ温泉に入って帰宅しました。帰宅してすぐビール、酒、焼酎。バカは死んでも治らない。3,4日は佐渡の金北山へ。前夜の酒、ひかえめに自重しなくては、と「思っています」が?です。
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