巻機山 天狗尾根（登山道整備）

2015年08月11日(火) 〜 2015年08月12日(水)

コースタイム

★8月11日
桜坂駐車場 5:00 ― 避難道分岐 5:29 ― ヌクビ沢出合 6:42 ― 撤退地点 7:00 ―
7:15 ヌクビ沢出合 7:30 ― 避難道合流点 7:37 ― 8:30 桜坂駐車場

桜坂駐車場 12:50 ― 13:50 五合目 14:00 ― ニセ巻機 16:25 ― 16:35避難小屋

★8月12日
避難小屋 6:00 ― 御機屋 6:15 ― 稜線上のコル 6:27 ― 6:45 割引岳 6:55 ―
天狗ノ池 7:43 ― 8:50 作業終了点 9:00 ― 10:15 割引岳 10:25 ― 御機屋 10:53
― 山頂(最高点) 10:59 ― 11:13 牛ヶ岳(折り返し点) 11:15 ― 11:40 避難小屋
12:10 ― 14:40 桜坂駐車場
　

天候

1日目曇り、二日目曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

★ヌクビ沢コース、割引沢・天狗尾根コースともに雪渓やスノーブリッジが多く残っており、たいへん危険です。
※とても一般ルートのレベルではありません。
桜坂駐車場には「沢コースは雪渓が消える9月上旬まで入山禁止」の看板が立っていますので、安易に立ち入らないようにしましょう。

写真

8/11 4:56

5時前の桜坂駐車場。
平日にもかかわらず、10台以上ありました。

8/11 5:29

避難道(巻道)分岐。

8/11 5:32

割引沢に出ました。
今回はKKさん(リーダー)と二人で向かいます。

8/11 5:43

吹上ノ滝の下部でしょうか、急峻になってきました。

8/11 5:46

鎖がある高巻き道。

8/11 5:48

吹上ノ滝

8/11 5:48

滝の上部の雪渓が大きく崩壊していてイヤな感じ...

8/11 5:52

雪渓の外側の急斜面をへつって行くしかないようです。

8/11 5:54

刈払い機を持っているので動きが制限され、緊張を強いられます。

8/11 5:58

崩壊部分の右側にアイガメノ滝が姿を現しました。

8/11 6:02

アイガメの滝までへつりながら回り込みます。

8/11 6:12

なんとかアイガメノ滝まできました。

8/11 6:24

緊張の場面が続いたので小休止。
この先はしばらく沢の中を進みます。

8/11 6:24

アイガメノ滝の落ち口方向。

8/11 6:34

天狗岩が見えてきました。
ポーズを決めるKKさん。

8/11 6:39

割引沢の奥の方は雪渓がかなり残っています。

8/11 6:42

ヌクビ沢分岐。左に行きます。

8/11 6:55

撤退の色が濃くなってきましたが、もう少し前進してみます。
左側の雪が突然動いたらアウトですね。

8/11 7:00

天狗尾根の取り付きはまだまだ先です。
危険なのでとりあえず撤退決定。

8/11 7:10

雪渓から吹き下りてくる風は寒いくらいです。
沢に面した潅木はようやく芽吹いていました。

8/11 7:37

ヌクビ沢分岐まで戻り、避難道で一旦下山します。
※避難道へは分岐からヌクビ沢コースを少し登ったところから入れます。

8/11 8:04

避難道から望む吹上ノ滝。

8/11 8:28

こうなったら上から攻めるしかなく、出直しです。

8/11 12:48

泊まり仕度をして再びやってきました。

8/11 12:51

看板がたくさん立っていますが、見ない人もいるようです。

8/11 14:05

井戸尾根を登ります。
疲労と重荷のため、毎合休みつつ我慢の登りでした。

8/11 16:25

8/11 16:26

ニセ巻付近から先にリンドウがたくさんありました。

8/11 16:26

8/11 16:27

ようやくニセ巻。

8/11 16:30

登りから開放され、あー楽チン^^

8/11 16:31

8/11 16:37

ニッコウキスゲ

8/11 16:37

避難小屋に到着。すぐに水場へ

8/11 16:39

イワイチョウ

8/11 16:39

コバイケイソウとカラマツソウ

8/11 16:39

たくさん

8/11 16:41

8/11 16:43

水場の上には雪渓がありメッチャ冷たいです。

8/11 16:44

ハクサンコザクラ

8/11 16:46

お花畑の中を小屋に戻ります。

8/11 16:46

8/11 16:47

タカネ二ガナ

8/11 16:47

8/11 16:49

花びらをかじるバッタちゃん。

8/11 16:50

きれいに管理されている、いい小屋です。

8/11 16:59

長い1日でした。カンパイ。(時刻はちょっとフライングですが...^^)

8/11 17:00

セブンのつまみは絶品です。
外で飲んでいるうちにブヨが増えてきて参りましたが...

8/11 18:05

突然夕立に見舞われ小屋の中に移動。
夕食のメインディッシュ。

8/11 18:27

二階もきれいです。
★我々のあとから小屋を管理している巻友会の方が3名来られ、同宿となりました。

8/12 4:42

夜中も何度か通り雨が降りました。朝からどんよりしています。

8/12 5:39

パスタのあとの紅茶タイム♪
ペットボトルにも詰めました。
※猛烈なブヨで食事中も網をかぶってました

8/12 5:59

刈刃を装着、必要ないものを小屋にデポして出発です。

8/12 6:27

ヌクビ沢コースの終了点(稜線上のコル)まできました。

8/12 6:27

沢コースは下山禁止です。

8/12 6:27

ここから刈払いスタート。割引岳へ。

8/12 6:45

割引岳山頂に到着。

8/12 7:17

天狗尾根を下りながら刈っていきます。
池塘(天狗ノ池)が見えてきました。

8/12 7:43

池塘三兄弟のすぐ脇を通過します。

8/12 8:33

ヌクビ沢側斜面が崩壊して切れ落ちているので注意です。

8/12 8:33

天狗岩をアップで。
この角度から見るのは初めてです。

8/12 8:56

割引沢上部の雪渓。
KKさんが沢の方まで下りていきましたが、取り付きは雪渓の下のようで分からなかったそうです。

8/12 8:56

雪渓は源頭近くまでつながっていました。

8/12 9:31

無事に刈払い完了。割引岳まで登り返します。

8/12 9:38

いい尾根です。

8/12 9:43

天狗ノ池1

8/12 9:43

2

8/12 9:49

3

8/12 9:52

登山者が少なく道形が狭い分、花は多いです。

8/12 9:52

8/12 9:53

8/12 9:53

8/12 10:00

8/12 10:02

8/12 10:02

8/12 10:02

8/12 10:05

ニセ巻と避難小屋

8/12 10:08

御機屋〜山頂〜牛ヶ岳方面

8/12 10:14

割引岳山頂まで戻ってきました。

8/12 10:16

刈払った天狗尾根を見下ろします。
終わってよかったー^^

8/12 10:20

一等三角点の頂からの眺めは最高でした。
1．黒岩峰に至る尾根

8/12 10:19

2．塩沢方面

8/12 10:19

3．南入ノ頭〜金城山方面
右奥の尾根に向かう裏巻機登山道(新道)が見えます。

8/12 10:17

4．三ッ石尾根(小兜山、大兜山)、阿寺山、越後三山

8/12 10:18

5．雄大な巻機の稜線（山頂〜牛ヶ岳）

8/12 10:16

6．ニセ巻機、柄沢山、谷川方面

8/12 10:41

御機屋に戻る途中も花がいっぱい。

8/12 10:42

8/12 10:44

8/12 10:45

8/12 10:43

たおやかながら力強さと懐の深さも感じます。

8/12 10:53

御機屋まで戻ってきました。
KKさんは小屋へ、私は牛ヶ岳まで往復してきます。

8/12 10:59

山頂(最高点)。

8/12 10:59

最高点の棒と谷川方面。

8/12 11:00

山頂部の池塘

8/12 11:02

朝日岳への縦走路分岐
縦走路は全く管理されていません。

8/12 11:03

たおやか〜

8/12 11:05

8/12 11:08

花だらけ

8/12 11:09

笹で木道が見えません。

8/12 11:14

牛ヶ岳三角点を通り越し、頂上部最奥へ
裏巻機登山道(旧道)の入口

8/12 11:13

遭難碑がありました。

8/12 11:14

巻機山頂

8/12 11:14

割引岳

8/12 11:18

ここが牛ヶ岳三角点かな？

8/12 11:24

奥利根方向

8/12 11:22

八木沢ダムが見えました。

8/12 11:29

腹が鳴っているので小屋に戻ります。

8/12 11:48

お昼はラーメン(ハム入り)。

8/12 12:11

小屋を後にし、下山します。
お世話になりました！

8/12 12:23

ニセ巻を通過。あとは下るだけ。

8/12 13:19

井戸尾根六合目付近から、天狗岩〜天狗尾根〜割引岳の全容。
親近感が湧いてきます。

8/12 13:19

ヌクビ沢をアップで
こちらもスノーブリッジが数箇所残っており、危険です。
※ヌクビ沢コースもこの日に刈払いが行われました。

8/12 14:41

下山しました。
とても長く感じた二日間でした。

撮影機器：

XZ-10 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kikkorin

巻機山の登山道を毎年刈っている業者さんから、工期に間に合わないので天狗尾根コースを刈って欲しいと依頼があり、二つ返事で引き受けた我がリーダー。我々にとっては初見のコースで雪渓などの情報も不明ではありましたがとりあえず日帰り作業のつもりで割引沢からアプローチしてみることにしました。
結果は例年よりも多いと思われる雪渓に阻まれ、あえなく撤退を余儀なくされました。
あとは山頂側からのアプローチしか残っておらず、急遽11日中に避難小屋まで登り、12日の朝から天狗尾根を上から刈ることにしました。
この計画が正解で、作業に必要ないものは小屋に置いて身軽な装備で体力的にも楽でした。
初めての天狗尾根は展望がよく、また花や池塘など魅力あふれる尾根で、雪渓が消えるころにまた訪れたいと思いました。

沢コースについては入山禁止の看板が駐車場にあるだけで、これを見落として沢コースに入ってしまう登山者がいるようで、我々もヌクビ沢コースを登ったという登山者と二日とも遭遇しました。
一人の方は雪渓を避け、藪漕ぎで天狗尾根に上がったそうで、山頂まで8時間かかったと言っていました。
もう一人の方はヌクビ沢コースの終了点でお会いしたのですが、どう進んでよいか分からず恐る恐る雪渓の上を歩いてきたそうで、かなり怖い思いをしたそうです。
この方は駐車場の看板は気付かなかったと言っていました。
雪渓への対応がよくわからない人まで沢へ入ってきてしまう現状を考えると、もう少しはっきり入山禁止をアピールするべきでは？と感じました。