北ア 高原川支流笠谷-笠ヶ岳
- GPS
- 37:18
- 距離
- 36.6km
- 登り
- 3,388m
- 下り
- 3,388m
コースタイム
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:00
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 11:40
天候 | 晴れ(夜半に霧雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車で笠谷出合(P670)に移動して駐車。 笠谷は取水堰堤(標高およそ800m)までならダートですが車で入ることができると思います。(その先はゲートがあります。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヒヤケ谷(日屋ケ谷?)の手前標高約1130m付近で林道が崩壊(通過は容易)、その先から笠谷両股(林道終点)まで林道藪漕ぎです。 水量は少なかったのか、腰までつかるようなところはなかった。 林道終点付近からゴルジュ帯で大滝が二つありましたが巻きは容易。 大滝二つ目(洞窟の滝)を巻き終わった後にあった5m位の滝を合わせて巻き終わった後は2000mの奥二俣までは基本的にゴーロ帯で5mクラス滝が2つあったくらいかな。 奥左股から見える2150付近の3段滝から笠ヶ岳南西尾根までロープ出さなかったものの大半が岩壁で、ルート取りによっては登攀要素もあるかもしれません。 (岩壁+ガレを利用して南西尾根までは藪漕ぎなしで到達) 南西尾根は道みたいなものがありました(途中に黄色い看板もアリ) 以後は登山道です。 クリヤ谷の下部は2015年シーズン初頭から倒木等で不明瞭だったようですが、2015/8/9時点で下部の倒木の撤去は完了していたようです(笠ヶ岳山荘ブログより) 今回のルート上で装備は整地の為にバイルを使った以外は何も使いませんでしたが、巻きで不慣れな人がいる場合は30m位を持っていくとよい。 |
写真
感想
4日間の盆休みを利用して北アルプス南側でオススメ度の高い金木戸川小倉谷をやろうと思っていたところ、初日の天気が悪いことが判明し予定変更。
雨で日数が少なくなってしまったが笠ヶ岳は押さえておきたかったため小倉谷より行程が短い笠谷を遡行することにしました。
笠谷の林道は地形図にある通り笠谷の両股までありますが、ヒヤケ谷からは結構な藪漕ぎで時間がかかります。(なお この時なぜかすでに疲れていてペースが上がりませんでした。)
林道終点からすんなりと入渓 いきなりの見せ場ゴルジュ帯の大滝x2+釜付き滝をすんなりと巻き終わるとその先しばらくはゴーロ帯となり、この辺りは なんだか大味感が漂う内容であった。
その後もペースは上がらず標高2000mの地形図でも目立たない奥二俣を左に向かったところで時間切れとなる。
夕立はなさそうなので水流の近くだが無理矢理整地してテント泊、何とか集めた薪で霧雨の中焚き火をしてアルプスの夜を過ごした。
夜中に起きて時に見た満天の星空には久しぶりの感動を覚えたが、それよりも たかが2000mにもかかわらず高山病のような頭痛がしていた事が気にかかった。
明るくなり始めた頃にスッキリ目覚めて頭痛も無くなっていたが体から疲労が抜けていなかった。
2日目は天場から見えていた3段100mの滝を一つ一つ巻くことから始まる。
巻き終えた先はこれまでの癒し系ゴーロ帯からは想像もつかないガレの岩壁空間が眼前を覆い尽くす。
初日の容易なゴーロ帯から比べると、思っていたよりもエライところに来てしまったかなと思った。
この先はルート取りにもよるが、いくつかの滝を越えることとなる。
今回のルートでは遠目では圧倒的に見えた滝も近くに寄れば何とか巻き上がりルートが見いだせて敗退することなく藪漕ぎも無いまま南西尾根までツメあげることができた。
完全にバテバテの体を尾根に持ち上げるまでは登山道に出たらそのまま下山しようと繰り返しつぶやいていたのだが、目前に迫った笠ヶ岳山頂の魅力からは逃れられず20分の地獄に耐えて天国の山頂を踏んだ。
山頂では百名山99座目という方と黒部から来たというお二人としばし山談義。
楽しいひと時を過ごした後、完全に売り切れた足でクリヤ谷標高差1900mの下山はただの地獄だったことは言うまでもありませんね。
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