王龍禅寺から矢田丘陵縦走（ドンデン池〜榁木峠〜松尾山〜白石畑〜平群）

2015年09月05日(土) [日帰り]

• GPS: 08:17
• 距離: 20.2km
• 登り: 581m
• 下り: 605m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:10
• 休憩: 0:07
• 合計: 8:17

8:26 スタート地点
12:08 12:08 神武峯
13:35 13:35 矢田山
13:49 13:51 矢田峠
14:50 14:55 松尾山
16:43 平群駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：近鉄奈良線・富雄駅
復路：近鉄生駒線・平群駅

コース状況／危険箇所等

危険個所なし。前日までの雨で、一部で道が沢のようになっていた。カエンタケは見かけませんでしたが、毒キノコがたくさん生えていました。誤って食さないよう、お気を付けください。

その他周辺情報

長屋王墓の御陵公園に綺麗な水洗トイレがあります。東屋風の休憩所になっています。

写真

9/5 8:34

本日は富雄駅を下車、とみお北商店街を北上します。

9/5 8:50

富雄川の左岸を歩いて、月見橋に到着。東に法融寺を見て右岸へ渡ります。

9/5 9:03

三松の田園風景です。標高が上がってきたので、遠くに法融寺の山門が見えてきました。

9/5 9:10

王龍禅寺の参詣道を示す道標です。なんで、古い石票の横をごみ置き場にするのでしょうか？　風情が丸潰れです。ちょっとでいいから、場所をずらす配慮が欲しいなぁ。

9/5 9:11

右手の緩やかに登る道が参詣道です。

9/5 9:13

大木が一本残る場所から、育英西高校を眺める。

9/5 9:24

飛鳥カンツリーを左右に見ながら進みます。前方はプチ隧道になっている交差点です。

9/5 9:26

隧道を抜けると、あすか台方面に通じる農道です。ゲートは開いており、歩けるようです。

9/5 9:28

ココも分岐。北へ延びる農道に、樹木のトンネルがありました。あすか台と西村橋へ通じています。

9/5 9:28

ここにも道標がありました。西村橋へ通じる道は、出垣内から神津鳥見路に合流する古道だったようです。

9/5 9:30

王龍禅寺の山門前駐車場（職員用）に到着。ここには、ひときわ大きい道標が立っています。

9/5 9:36

海瀧山・王龍禅寺に到着しました。聖武天皇の勅願で建立された黄檗宗のお寺です。

9/5 9:42

奈良市の指定文化財「コジイ林」の参道を登っていきます。貴重な自然林です。

9/5 9:43

石仏が並ぶポイントでちょっと振り返り。

9/5 10:00

ご本尊の十一面観音菩薩像（磨崖仏）を拝見させていただきました。とても立派で保存状態が良好。建武三年(1336)の造立です。奈良市文化財（史跡）

9/5 10:08

手水場にはウォータークーラーが設置されていました。ご本尊拝見時の対応といい、とても感じの良いお寺でした。これを「オモテナシ」と言うのでしょう。

9/5 10:10

樹齢300年を越えるというヤマモモの大樹。天然記念物（奈良市）に指定されています。

9/5 10:18

南門からお寺を辞し、矢田丘陵北部の遊歩道に合流します。

9/5 10:22

ここから、バイパスルートを利用して遊歩道へ。昨年のルートミスが無駄ではなかった。。。

9/5 10:26

ドンデン池の南端にある小さな溜池が見える場所に出ました。ここからは、しばらく山道です。ホッとしますね。

9/5 10:46

前日までの雨で、ルートは沢のようになっています。

9/5 10:57

阪奈道路を陸橋で横断。

9/5 11:04

山田越にかかる木橋を渡ります。

9/5 11:05

綺麗なユリが咲いていました。

9/5 11:23

椚峠から見る生駒山です。古堤街道（南ルート）を横断しました。

9/5 12:01

古道の雰囲気がたまらなく良い感じ。

9/5 12:08

神武峯の山頂ルートとの分岐です。本道は山腹を進みます。

9/5 12:11

これは何でしょうか？　樹木の養生なのか、周辺の木々に設置されていました。

9/5 12:20

今日はここでランチタイム。木陰で涼しいです。

9/5 12:57

榁木峠に到着。今度は伊勢街道（暗越奈良街道）を横断します。

9/5 12:58

その前に峠の地蔵さんにご挨拶。等身大の立派なお地蔵さんです。

9/5 13:00

地蔵前は切り立ったガケ、引きの写真を撮るには命ガケ。

9/5 13:07

無人雨量計です。

9/5 13:13

雨のせいなのか、キノコがよく成長しています。

9/5 13:19

小笹の辻にある休憩所に到着。当初、ここで昼食予定でしたが、あまりにも無謀過ぎました。

9/5 13:23

ササの実でしょうか。休憩所の下にいっぱい咲いていました。

9/5 13:40

展望台の分岐を右へ進みます。

9/5 13:41

もう少しで開花ですね。あっと言う間に秋になってしまいました。

9/5 13:51

矢田峠に到着。

9/5 13:55

シダの茂るポイント。ここはいつ来てもシダが垂れ下がっています。

9/5 14:18

矢田寺への分岐。

9/5 14:20

国見台から見る天理市内の眺め。うっすらと竜王山や貝ケ平山が見えます。

9/5 14:41

展望台前の松の木。この辺りはかつて松茸山でした。ザクザク採れたそうな。

9/5 14:48

松尾山の山頂を経て、白石畑を目指します。

9/5 14:53

三角点の木製ポールは、朽ちてついに倒れてしまいました。
二等三角点（点名：松尾山　標高：315.06m）

9/5 14:58

松尾寺との分岐です。今回はお寺に寄らず、白石畑へ向かいます。

9/5 15:02

静かな樹林帯の山道で歩きやすいです。

9/5 15:03

再び分岐に差し掛かりました。道標に興味深い文言が、、、チャレンジしたくなるじゃないか。

9/5 15:03

ちなみに、ルートはこんな様子。もう少し涼しくなって、虫やヘビの心配がなくなってからにします。

9/5 15:08

白石畑の林道に到着。

9/5 15:23

白石畑にて。最上部（最南端）の田んぼが見えてきました。美しいです。手前の畑には、かんぴょうを無造作に並べてありました。

9/5 15:31

北上しながら白石畑の田んぼを眺めます。

9/5 15:32

白石畑は平群町と斑鳩町に分断されています。

9/5 15:33

この風景を見るだけで、ここを歩く価値があります。

9/5 15:39

あぜ道には綺麗な花がいっぱい咲いていました。また、栗の木には、いっぱい実がなっていました。

9/5 15:47

松尾山参詣道を下ります。

9/5 15:54

途中にある千手観音立像です。野にあっても御仏のご慈悲に溢れています。（最初に十一面観音と聞いたので、勘違いしてました）

9/5 15:56

大正八年建立の道標です。「右　松尾道」と刻む。

9/5 16:04

ここにも、同じく大正八年銘の指さし道標。

9/5 16:05

田んぼの用水路に沿って歩きます。

9/5 16:14

平群バイパス（国道168号）から、矢田丘陵を振り返る。山の向こうが白石畑です。

9/5 16:18

長屋王墓の御陵公園で、小休止しました。

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

装備

個人装備

山旅ロガーGOLD（超精細モード6秒）＋地図ロイド＋SONY SmartWatch2 FUJIFILM Finepix XP70

感想

Ikoma Nature Walk

王龍禅寺のご本尊・十一面観音磨崖仏を拝見したくて、富雄駅から歩きました。王龍禅寺は北にあすか台、南に飛鳥カントリーと開発地に囲まれており、矢田丘陵の遊歩道とどのように繋げるかが課題でした。たまたま、昨年の山歩きでルートミスしたポイントが解決策になりました。今回のように通り抜けが可能だと、バリエーションが豊富になります。秋の紅葉に「コジイ林」はおススメできます。

ご本尊・十一面観音見学を希望される方は、社務所で申し出をすれば本堂の鍵を開錠の上、パンフレットをいただくことができます。お寺の方が丁寧に説明していただけます。そばで見ることもできますが、絶対にお手を触れないようにしてください。今回、見学者の方で花崗岩を触りまくった方がおられました。お寺の方は何も言われませんでしたが、御仏に大変失礼な行為です。絶対に慎んでください。また、堂内で大声を出すのもご法度。

お寺の方の対応が、誠に丁寧・親切だったのが印象的でした。今回、途中でタオルを落としてアタフタしたので、もう一度ゆっくり訪れたいと思います。

ブログはここ。
http://juantonto.wpblog.jp/yatahills-oryuji/