試練と憧れの剱岳

2015年09月20日(日) 〜 2015年09月21日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 14.3km
• 登り: 2,281m
• 下り: 2,261m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:30

5:40 スタート地点
5:40 5:40 松尾平
10:10 早月小屋

2日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 2:10
• 合計: 9:50

5:10 早月小屋
5:10 5:10 カニのハサミ
7:20 8:00 剱岳
8:00 8:00 カニのハサミ
10:00 11:30 早月小屋
15:00 ゴール地点

天候

20日晴れのちガスのち晴れ　21日晴れのちガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往路は中央道→長野道→上信越道→北陸道で滑川ICから馬場島
復路は滑川ICから北陸道→上信越道→関越道→圏央道で帰宅。
復路は中央道の渋滞が夜中までひどく、空いている関越周りに変更
滑川ICあたりにコンビニはあるが、馬場島までの直接ルートにはローソンだけ。

コース状況／危険箇所等

標高1000mから200mおきに道標有り。ただし、標高はずれている。
2800mまでは危険箇所なし。それからは鎖場。
トイレは早月小屋のみ。北アルプスのきれいな山小屋トイレを期待してはいけない。
水場は馬場島のみ。早月小屋ではミネラルウォーターを購入する。(900円/2L or 400円/500ml)

その他周辺情報

アルプスの湯で入浴　610円は安い。ジャグジー系が充実していて疲れた足にはとても快適。

写真

9/20 5:26

馬場島で車中泊4時起き
5時30分に出発

9/20 5:28

いよいよ試練の始まりです。

9/20 5:46

2度目のトイレに駆け込む父のせいで5時50分出発

9/20 5:46

本日の標高差1400m強ですか。

9/20 5:46

いきなりの急登が始まります。しかし、この辺は足場がいいので大丈夫。

9/20 6:20

松尾平に来ると少し楽ちん。

9/20 6:20

ようやく標高1000m

9/20 6:57

1200m

9/20 7:34

1400m

9/20 7:49

1600m　ここの200mは早いと思って調べてみると1550mでした。おそらく1400mも1400m以上あるのでは？

9/20 7:50

太陽がまぶしい。いい天気だ。

9/20 8:10

さすが、北アルプス3大急登の1つ。足場の悪さからすると一番辛い。根っこが滑りすぎ。一歩が高すぎ。

9/20 8:10

青空に映える

9/20 8:32

ようやく1800m

9/20 8:51

雲があって日本海が見えない。

9/20 9:01

荷物は重くしてないけど、きつい！

9/20 9:22

2000m　あと少し！

9/20 9:34

オタマジャクシがたくさんいた。

9/20 10:08

2224mピーク。小屋が見えた！剱もみえた！

9/20 12:29

早速テントを設営。
時間が早いので、今日中に剱ピストンも考えたけどせっかく積んできたつまみを食べたいので、予定通り剱は明日。

9/20 12:52

ニンニクの芽がうまいんだ。

9/20 14:24

12時にはテント場も満員。30張り以上ありました。

9/20 14:51

つまみ第2弾

9/20 17:18

2度目の一眠りをして夕食タイム。

9/20 17:18

聖岳の時好評だった鶏白湯鍋
シメはご飯を入れて、とろけるチーズを入れて雑炊。
たまらん。

9/20 17:23

ガスがとれてきたら飯もあとにして撮影会。

9/20 17:38

2224mピークまで行って撮影会。

9/20 17:41

紅葉も始まりました。

9/20 17:42

剱をバックに夫婦写真

9/20 18:00

夕日が沈む。

9/20 18:32

月が出て

9/20 18:35

テントと小屋の明かりの世界。

9/20 19:20

北斗七星とテント

9/21 5:14

朝4時起床　朝ご飯は雑炊と卵スープ　行動食のパンを持って出発

9/21 5:24

10分上がっただけで小屋がずっと下。

9/21 5:44

2400m

9/21 6:13

2600m　ここで食べている人の小屋の弁当がおいしそうだった。お稲荷さんと太巻き。

9/21 6:56

2800m　この辺からヘルメットを着ける。せっかく持ってきたのに着けずに終わりそうだから。

9/21 6:56

頂上の社が見えたぞ。

9/21 7:11

鎖場がでてきて

9/21 7:11

別山尾根との合流点への登り

9/21 7:18

高度感はあるけど怖くない。

9/21 7:20

登りは大丈夫。下りもそれほどでもなかった。

9/21 7:26

雲海よ、晴れてくれ！もう少しで頂上なんだ。

9/21 7:39

登頂！別山尾根から来た人たちで溢れかえっていました。
写真も順番待ち

9/21 7:41

源治郎尾根の最上部から

9/21 7:42

ガスが晴れると、剱沢が見えた！槍ヶ岳もくっきり。富士山もばっちりでした。

9/21 7:43

パノラマモード

9/21 7:48

実は高所恐怖症です。

9/21 8:08

下山開始。
文字が見えないですが、下からもよくわかる道標

9/21 8:10

こっちを読めばいいのです。

9/21 8:10

間違えると帰れない・・・。

9/21 8:26

かにのよこばい？

9/21 9:44

下りは紅葉を楽しんで。

9/21 10:46

テント場で撤営しながらカップ麺。餅を入れて腹持ちをよくする。

9/21 11:33

小屋で写真を撮ってもらってからが、本当の試練でした。

9/21 14:21

長い長い下りで唯一楽しいのは立山杉の巨木を見ること。
すごい巨木だらけ。

9/21 15:07

小屋から3時間30分で下山。

9/21 15:17

遅れること10分で母下山。

9/21 15:20

疲れましたが、天気良し山良し登山道良しの山歩きでした。

撮影機器：

α NEX-5R SONY

感想

びっき

憧れだった剱岳。いつかは行ってみたいと思っていた。
3年前に行った立山からみた剱岳はまだまだ行ってはいけないと思っていた。
夏に裏銀座縦走からの槍ヶ岳登頂をし、そろそろ行ってみようと決心した。
しかし、世間はシルバーウィーク。別山尾根の渋滞は遠慮したい。へそ曲がりな性格から早月尾根を選択した。こちらなら幾分空いているはず。

初日、10時過ぎに早月小屋テン場についてしまい、この勢いで剱に行ってしまおうかと思ったが、せっかく担いで来たビールやおつまみを消化したい思いで、昼寝を選択。降りてきた人の話では最高の天気だったとか・・・。翌日にも期待しよう。
2日目は朝から、軽荷で剱岳ピストン。まだ、2200mだからあと800m上がることになる。ヘルメットのヘッドランプはすぐに消し、ソフトシェルから汗が噴き出る天気になり、期待は高まる。徐々に雲海が眼下に広がり、それもだんだんと薄らいできた。山頂は剱沢から登ってくる人で満員。社の前の記念撮影はもちろん順番待ち。山頂で40分ほど景色を眺め、下山開始。ここからは2200mの下山である。テントを回収し、馬場島を目指す。さすが、北アルプス3大急登の1つ、早月尾根はなかなか手応えがある。急登より急降の方がふさわしい。登りよりも下りの方が厳しかった。
まさか、試練は鎖場でも岩場でもなく、標高差2200mの下りだったとは予想だにしなかった。そういった意味でも試練と憧れの剱岳だった。

ちなみに帰りは400kmの運転も相当試練でした。