産泰尾根× - 末端から挑むもP1209で断念。どうりでレコが見当たらないわけだ。
- GPS
- 07:51
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,293m
- 下り
- 1,277m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 7:52
天候 | 晴れ時々曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なので、小倉BS手前の道路脇スペースに駐車しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<産泰尾根> 人工物は一切ありませんでした。 P1209までは自然のままの尾根歩きが可能ですが、その先は崖で20mほどの懸垂下降が必要と思われます。巻こうにも左右の岩っぽい斜面の傾斜が厳しく私は断念しました。また、なんとか降りたとしてもその先の状況が不明なので、進む場合は、退路を確保しておくことを前提とすべきでしょう。 P1209からの戻り(下り)はルートを外しやすいです。私も3回ほど間違えトラバースする羽目になりました。(もし下る人がいればの話ね。) ※ 谷筋のせいかGPSログが乱れていますが、産泰尾根と薄川に下りた箇所以外は、一般登山道を歩いています。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2017/06/15 21:39) |
写真
感想
辺見尾根から両神山への道、再始動。と言っても、一気に踏破するのではなく、辺見尾根の支尾根を歩きながら徐々に接近して行くという、ある意味贅沢(?)な山行を目論んでいるので、今日はその支尾根末端の偵察を兼ねた山行です。
で、薄川沿いを偵察しながらどう歩くか。地図を眺めていると、ちょうどいいのがあった。日向大谷からの登山ルートである薄川ルートと七滝沢ルートの間にありP1209、P1364を持つ産泰尾根だ。早速レコを探してみるが、どうしたわけか見つからない。こんな目と鼻の先にある手頃なVルートをマニアが見逃すはずはないのになぁ。探し方が悪いのか・・・
土砂崩れのため、登山口まで余分に歩かなければならなかったが、1時間ほどで産泰尾根末端に取り付いた。
踏み跡らしきモノは見当たらない。テープやマーク、境界杭さえもない。尾根がヤセてくると踏み固められた感じはあるが人間のモノかどうかは判別できない。やはり歩かれていないのか。どして?
P1209の先の急斜面を降りていってその理由がわかった。降りて行く地面が消えてしまったのだ。崖だ。地形図にそんな気配はなかったのになぁ。
右に左に移動してはみたが、少なくともロープを使わずに降りられる場所は見つけられなかった。(ピッチを刻めばもう少し降りられたが、先が見えない状況ではリスク大き過ぎるので止めた。)ただ後で思えば、それは幸運なことだったかもしれない。この先どんな壁が待っているかも知れないルートを下手に進んでしまっては、それこそ八方ふさがりになりかねないから。
それにしても、登っている尾根なのに下降できずに撤退させられるとは。。。恐るべし両神山塊。
初の引き返しを意外にもスッキリと受け入れ、標高約1020mの岩峰で予定通りにいかない面白さを噛みしめながらランチにした。
さて、産泰尾根踏破は成らなかったが、今日の目的、辺見尾根からの支尾根末端の調査が残っている。
まず、登山道に合流した地点でそのまま川に下りてみた。この辺りには、辺見岳からP1089を通って流れる支尾根と、エビツルの頭付近から流れる支尾根が延びている。今後歩くルートの候補と考えていた支尾根だ。P1089を通る支尾根はレコも上がってはいたが、渡渉も厳しいし見える範囲で取り付けそうな場所は確認できなかった。
会所でも川に下りてみたが、やはり登れそうにない急峻な壁が続いているように見えた。乗ってしまえば問題無さそうな支尾根なのになぁ。。。
最後に登山口そばから下りてみた。ココから見える支尾根末端は割と穏やか(あくまで「割と」)で、なんとか取り付けそうに見えた。ココには、昨年格闘した(約)P1270と、P725を通って辺見岳に続く支尾根末端が来ているので、ここを利用することになるのかなぁ。
今日は前回(9/5)と打って変わって風もなく穏やかで暑いくらいだった。そりゃそうだ、まだ9月だもの。でも今日の産泰尾根は、まだ多くの水を含むスポンジの上を歩いている感じだった。辺見尾根歩きを前に、そろそろ天気も地質も安定して欲しいものだ。(って言ってるそばから、今週末は雨模様らしいぞ。泣)
Kinoe さん、こんばんは。
産泰尾根にレコが無いとは・・・ 。周りにいろいろあるから、目に付かないのでしょうね。
地形図での読みですが、P1209 から懸垂で降りてその先ダメでも、南側 100M 下に一般道があるから、最悪、懸垂で降りまくれば一般道に戻れると見ました。途中にいくらでも木があると思うので、50m 1本持っていれば、どうにでもなるような感はあります。リスクは、懸垂後のロープ回収ですが、岩壁でなければ、引っかかったロープ使って登り返しも有りでしょう。
となると、突撃しても良いかもしれませんね 。
お疲れ様でした。
misuzuさん、
> 突撃しても良いかもしれませんね 。
もぉ、無茶言うんだから。そそのかさないでくださいよォ。
こう見えて私は、リスクを楽しむ山行スタイルではないのであります。
持っているロープは10mで、これより長いロープは持たない。降りた先が確かでなければ降りない。今のところ、これが私が自身に課した自主規制なのです。
でも、南側100mで一般道というのは、確かに検討の価値ありですね。
今回の調査では、辺見岳から一位ガタワまでの間で、使えそうな支尾根は残念ながら見つかりませんでした。となると、その区間は一気に歩かなければならないんですねぇ。さて、どうしたものか・・・
コメントとアドバイスありがとうございました。
kinoeさん、こんばんは。
レコの無いルートへのチャレンジ、
お疲れ様でした!この山域はやっぱり大変険しいんですね。
改めて地形図を見ましたが、ハードルが高そうです。
日向大谷口近くの土砂崩れ気になりました。
先日の雨はかなり色々な所に影響が出ているんですね。
次回、両神山へ行く時にはよく調べてから行きます。
この山域は自分の技量ですと破線ルートが精々かなぁと思います。
kinoeさんの辺見尾根の制覇、楽しみにしています!(^^)
Takeshi1108さん、
決してレコが無いから行ったわけではなく、行こうとしたルートのレコがタマタマ無かっただけなんですけどね。
でもこの山域が険しいのは確かですね。レコにも書いたように、登っている尾根で、岩壁に阻まれるのならまだしも、降りられない(巻けない)事態に遭遇するなんて、そうそうあることではないでしょうから。
長雨の影響は、見た目にはわからない形で、まだしばらく残るんじゃないでしょうか。歩いていても、岩の隙間から流れ落ちていたり、モフモフの地面に足を乗せると水が浸みだしてくるような場所を多く見かけましたし、表面の土ごと滑ったりもしましたから。そういう意味では、年ごとの気候の変化に伴って、山のリスクも高まっているのかもしれませんね。
お互い、より安全に気を付けて山を楽しみましょう。
両神山なんて聞くだけで怖そう危険そうな・・・
ビギ(ナー)はそう思います
そんな人が歩かないルートをいこうなんてやっぱり・・・ステキ
一般ルートで登ってみたい山ですけどバスだと時間がかかるわ〜
写真では普通の山のだけど違うように見えてしまうのは何故なんだろう
しかしラグビーの日本VSスコットランドが気になって・・・
モチロンにわかラグビーファンですけど
試合中継はいいけどビギのような視聴者が多いだろうから
わかりやすくルールの説明をしてほしいネ〜
ビギさん、
アソコを歩こうとする人がいないなんて、本当に不思議です。地図見る限り、手頃そうに見えるのは俺だけ?誰も「お気に入り」に入れてくれないし。
初の撤退に、あの時は意外にスッキリしていたんですけど、今になって沸々と悔しさが湧いてきています。(マズイ!)改めて地形図を眺めていると、北側なら巻けるんじゃないかと思えてきた・・・
ラグビー残念でしたね。私も週末が雨との前提で睡眠時間を犠牲にして見てましたが、もう少しいけるかと思ったのにねぇ。疲れもあったんでしょう、次戦に期待ですね。
こんばんは
両神山を登った時に、標識が産体尾根という字だったような
なんでそんなこと覚えてるかというと産休尾根だったら面白いと思ったから・・
尾根の末端も会所方面ではなく、七滝沢に落ちる尾根だと思っていました。
まあ、どっちでもいいけど
いよいよ最終章に向けて動き出しましたね。
P1313まで行かれていたように記憶しています。
kinoeさんは高原地図見ないのでご存じないかもしれませんが、
辺見岳から一位ガタワまではグレー破線です。
だとすると今までよりは少し歩きやすいのでは
逆に何かあるとすれば、P1313〜辺見岳間だと思うのですが・・・
辺見岳って写真でみるといい山ですね。
kinoeさんのレコ見た後、行こうかなあ〜
登りは会所からP1089経由で北尾根からか 。
37枚目の写真のところダメそうですか?
ワルさん、
う〜ん、私は高原地図から採用したんですが、確かにググると産体尾根とも出てますね。清滝小屋の上、二つの登山道が合流してから先の尾根を産体尾根と呼んで、その下部分を産泰尾根と呼ぶんでしょうか?あるいは、一つの尾根なんだけど表記が2種類なんでしょうか?
まあ、私もどっちでもいいけど
> 辺見岳から一位ガタワまではグレー破線です。
おぉ、よく見ればグレー破線が。。。気付かなかった。。。と言うか、目を凝らさないと見えないって! でも、少し気が楽になった。けど、絶対に支尾根の方が険しいに決まってますけどね。
写真37は、蟻地獄状態で私には無理だと思いましたが、過去に実績はあるので、近くに登れる場所があるとか、「絶対に無理」ではないんでしょう。
辺見岳もイカシテますが、更に西のエビツルの頭か三笠山(定かではない)はもっと存在感ありましたよ。地道に攻めようと思います。
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