飯豊 内ノ倉川支流七滝沢-二王子岳

2015年09月20日(日) 〜 2015年09月21日(月)

• GPS: 33:48
• 距離: 37.1km
• 登り: 1,728m
• 下り: 1,724m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:00

17:38 スタート地点
17:38 17:38 杉滝岩
17:38 17:38 七滝沢出合
17:38 17:38 七滝最下段
17:38 17:38 核心部終了 宿泊地
9:19 9:19 スタート地点
7:46 宿泊地

2日目

• 山行: 10:49
• 休憩: 0:32
• 合計: 11:21

7:46 宿泊地
14:12 14:34 二王子岳
15:06 15:08 油こぼし
15:52 15:52 定高山
16:31 16:34 王子避難小屋
17:26 17:31 二王子神社
19:07 ゴール地点

天候

初日：時折パラつく　二日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

まず下山口の二王子神社へ自転車をデポ。
その後 内ノ倉ダムへ移動（16km）

ダム湖の奥の内ノ倉川に沿って進むのだが、急いでいてうっかり沢を間違えて時間をロスした、登山口を良く確認しましょう…

コース状況／危険箇所等

大滝は巻き主体となると思う、ロープは懸垂を含め一度も使わなかった。

大岩を越えたり、プールを巻いたり、渡渉を繰り返したり　と、標高差の割に地味に体力が要る。

後半は支流が多く水量比でもだいたい分るが、RFはソコソコ注意した方がイイ。

写真

9/20 9:59

半端な仮眠で寝た時間の割には全く疲れがとれないまま新潟入り。
二王子神社へ自転車デポしてから内ノ倉ダムへ直行。
急いで準備します。

9/20 10:30

急ぎすぎて違う林道に進んでしまい40分ロス…

9/20 10:37

ロスした時間は帰ってこない、今度は間違わないように内ノ倉川に到着。
橋の向こうにスゴイ岩があると思ったら杉滝岩というフリーのゲレンデらしい。

9/20 10:38

入り口にはこのような案内板。
登山道はないらしい（笑）

9/20 10:46

内ノ倉川。
以外と水量あるなぁ

9/20 11:13

林道の脇に看板
焼峰山への登山道はないらしい。地理院地図にも波線ルートすら無い。

9/20 11:29

慎重にRFし七滝沢すぐ下部へ林道から川に降り立つが、川が深く水量多いのでいきなり核心（笑）

9/20 11:49

なんとか渡渉して七滝沢に入渓。
結構水量豊富だぞ。

9/20 12:07

正面突破しようとすると腰まで使って押し戻されそう。
左右へ渡渉を繰り返すので時間が掛かる。

9/20 12:10

シマノのバイオマスターのリールが落ちていた（壊れていた）

9/20 12:17

プールっぽいところは巻きます

9/20 12:43

一見天気が良いが20分周期で雨が降ったりしてた

9/20 12:51

ヘツリ可能なプールもある。

9/20 13:16

巨石が多いのでパズルみたいに解いて越えていく

9/20 13:19

七滝手前の屈曲点には…

9/20 13:23

滝がかかるが容易です

9/20 13:24

その滝の上はプールになっていたので巻きます。

9/20 13:30

左岸が巻き道っぽくなっていたけど一旦降りて滝を見に行きます。

9/20 13:33

結構豪快
これが七滝の最下段になるのかな

9/20 13:36

時間がない単独なので頑張って登らず巻きます。
七滝の最下段から続いている…

9/20 13:50

巻きの途中で一旦降りてみる。
すげぇな…

9/20 13:50

結構でかくて遠目に無理そうだったので再び巻きます。

9/20 14:03

直瀑は豪快
左岸の尾根っぽいところは途中から結構明確に道になっていると感じた。

9/20 14:42

巻き終えて沢に復帰。
相変わらずの巨石だらけ。

9/20 15:03

滝が目立つようになってきて…

9/20 15:45

再び連瀑帯となる。

9/20 15:52

シャワーになるが行けそうに見える　が、16時前で遊んでいられないので大半を巻いた。

9/20 15:53

もともと大滝観光のつもりだったので巻いても悔しくない　デスネ

9/20 16:02

ブワーっとひろがって大迫力で大満足

9/20 16:19

この連瀑帯は時間をかけて突破すると相当充実することでしょうね。

9/20 16:35

勢いが止まりません。

9/20 16:45

ちなみにこの連瀑帯の途中で体調が悪化してペース劇落ちしたのであった…　またか…

9/20 17:10

連瀑帯の途中に一転して癒し空間、しかも魚が結構いた。
この砂地にテント張ろうかとおもったがさすがにやめた。

9/20 17:10

癒し空間の奥には大きめの滝がある

9/20 17:13

その滝のわきに何かがある…

9/20 17:13

えっ　ヘルメット？
なにこれ怖すぎ

9/20 17:28

ヘルメット滝を巻いたところのすぐ先に砂地を発見。
増水するとアウトだが天気は良さそうなので今日はここで終了。
何とか核心部を終えてほっとした。

9/20 18:37

今日は一発点火
濡れた衣類を乾かして早めに就寝。

9/21 6:04

二度寝して起きたら五時半…
結局出発は7時半頃

9/21 7:53

核心部を過ぎると癒し渓に変身。

9/21 7:56

癒しばかりではなくミニゴルジュが出てくる。

9/21 8:02

基本的に突破に支障はない。

9/21 8:06

癒しとミニゴルジュを繰り返す。

9/21 8:18

道中 不自然に刺さったスコップを発見
なんなんだろうか

9/21 8:22

何度目かわからなくなるミニゴルジュ。

9/21 8:34

880mの二俣
ここには…

9/21 8:35

整地されたスペースがあり、ネットの記録ではほとんどがここで一泊している。
何となく道っぽいものがあり、西にある鳥居峠からつながっているのだろうか。

9/21 8:51

癒し系区間では多くの魚影が見られた。

9/21 8:54

しかしミニゴルジュが多い。
簡単だからいいけど

9/21 9:03

池みたいな所には 魚が多いです。

9/21 9:27

行けの先はプールだったので巻いた。

9/21 9:49

p973付近かな
標高差がほとんどなかったが、体調悪くて時間がかかっている。

9/21 10:16

15m位はありそうな大きめの滝。

9/21 10:17

階段状になっていたので容易に通過できた。

9/21 10:35

天気が良くて気持ちがよい。
紅葉がプラスされれば言う事は無いだろう。

9/21 10:46

相変わらず泳ぎを嫌って巻きます。
標高差のわりには細かい巻きが多くて体力が必要だ。

9/21 11:07

東北の赤木沢　なんちゃって。

9/21 11:14

1070mの奥二俣。
二王子岳を目指すので右俣へ行きます。

9/21 11:42

右俣へ進むと錆びた何かが何個もあった。

9/21 11:44

意外と水量は衰えない。
間違える事は無いと思うが支流が多い。

9/21 12:18

1170m位で二本木山への沢との分岐。
右の二本木山方面からは結構な水があるが左はチョロチョロです。（上に取水口があるから）
ちなみに二本木⇔二王子 間には登山道があるので二本木に行くのもアリです。

9/21 12:26

チョロチョロですが以外と滝が多い
登ったり巻いたりイロイロです。

9/21 12:40

取水口があってその先はまたも結構な水量が復活。
しかしこの取水口はどこへつながっているのだろう…

9/21 13:09

最後の方で今回初のシャワーっぽい登りをした。

9/21 13:36

やがて源頭となる。
灌木が邪魔で沢筋から離れるがすぐに戻る。

9/21 13:53

最後の最後まで沢筋がありルート明瞭だ。

9/21 14:05

ついに登山道合流。
山頂直下です。

9/21 14:05

そこは二本木山分岐点であった。

9/21 14:12

ああネットで見たことある

9/21 14:13

ついに到着
勿論鐘を鳴らすのだ

9/21 14:15

飯豊のちょうど見たいところが雲の中なのね…

9/21 14:44

下山開始
次はスキーで来てみたいものだ
（実際には遠すぎて難）

9/21 17:27

足が売切れてて学生風の3人組にぶち抜かれる。
悔しいがこの先まだ自転車区間があるのでマイペースを保って下山した。

9/21 17:28

下り2時間30分　通りに下山。まあしょうがない。

9/21 17:34

デポした自転車を回収。
ダウンヒルでぶっ飛ばす　下山はやはりこうでなくっちゃね…

9/21 17:52

夕日がきれいだが暗くなるのでそうも言ってられない。

9/21 19:10

初日から体調不良だとさすがにきつい。
しかし七滝沢は見どころ満載で核心部の連瀑を攻めたらさらに充実することだろう。

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX20 SONY

感想

yotty

2015年SW
1−2日目：内の倉川七滝沢-二王子岳
3日目：粟島観光
（http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-724715.html）

愛知県から久しぶりの遠出は新潟県の七滝沢。

たまたま地図を見ていた時に滝記号が数多くあったことが印象に残っていたのでずっと気になっていたのです。

割と有名な沢のようでネットでの記録も多くグレード的にも単独で行けそうだったことが大きい。
なんせこの近くには飯豊連峰があり、とても単独では行けそうにない沢ばかり。
そんな中 行ける飯豊（しかも連瀑あり）というのは非常に貴重だ。

遡行は巻き主体で行ったため困難な個所はない、しかし地図の見た目と標高差以上に沢のボリュームを感じたので技術よりも体力が重要。
そしてその体力が体調不良という形で不足していたので実はかなりキツカッタです。

沢はつまらんゴーロ帯　のようなダルイ区間は殆ど無く、「なるほど記録が多いわけだ」と納得するよう次々現れる新しい景色に心躍らされる。

沢もいいが山頂からの眺めも良い。今回は雲が多くて飯豊主稜線はよく見えなかったが、足元の胎内川遡行を思い描くだけでも軽い悦に浸れる　そんな沢好きになってよかった。