記録ID: 735851
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無雪期ピークハント/縦走
飯豊山
飯豊連峰周回 ダイグラ尾根→石転び沢
2015年10月06日(火) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.2km
- 上り
- 2,423m
- 下り
- 2,415m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 15:05
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 15:55
歩行ルート、コースタイムはアナログのため不正確。
何度か歩いている登山道であればヘッドランプでなんとか歩ける。
何度か歩いている登山道であればヘッドランプでなんとか歩ける。
天候 | 晴れのち時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ダイグラ尾根、主稜線は通行に支障なし。 石転び沢上部の中の島〜雪渓上端まで浮石多く落石起こしやすい。雪渓上部〜中部はカチカチに氷化している。落石地帯の通過もあり。雪渓の下部〜末端はクラックが入り薄くなっている場所があるので要注意。 石転び出合〜砂防ダムは沢沿いの急な岩場やガレ場のトラバース多数あり滑落に注意 |
その他周辺情報 | (下山後のラーメン店情報) 日本海東北道の荒川胎内ICから近い、国道7号と113号の交差点近くにあり24時までの営業。がっつり系のスープに手打ち太麺のラーメンは疲れた登山者の胃袋を満たしてくれるだろう。大盛り無料のサービスはうれしいが注文してからの待ち時間は要する。 http://kakunaka-t.com/ashira/#pagetop 荒川らーめん魂 あしら |
写真
感想
紅葉の見ごろは休場の峰〜宝珠山。特に宝珠山周辺部の紅葉は素晴らしく、潅木帯の中でダケカンバがアクセントになり印象的であった。主稜線は概ね落葉し草紅葉状態。吹く風は肌寒く標高1400m以上では霜が残っていた。それほど汗をかかず水分は登山口から飯豊山まで1.5リットルあれば十分だった。石転びの雪渓はだいぶ短くなり、黒滝の下部(1500m付近)から石転び出合の上部(950m付近)にかけて残っていた。下部は亀裂が走り不安定。表面の数ミリがザラメ状で内部はカチカチの氷塊、アイゼンがよく効く。出合から温身平までの夏道(巻き道)は崩落した箇所や梶川の高巻き区間の通過など慎重を要する場面が多数あり、暗くなってからの通過は一般登山者にはお勧めはできない。
同コース日帰り山行は今回で4回目であるが、日の短い秋は途中で日没になる可能性が大きく条件的にはかなり厳しい。御西小屋か梅花皮小屋で一泊し丸森尾根あたりを下るのが一般的であろう。
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catwalk15さん、「ダイグラ尾根→石転び沢雪渓」周回、お疲れ様でした!
いつものように「すばらしい写真」の数々、そして必要にして十分なだけの「解説&写真コメント」。勉強になりますm(_ _)m
「荒川らーめん魂 あしら」←私もここの「味噌ラーメン」は大好きです
ところで、今回の周回コースですが、「裏巻機・旧道→新道の周回」と比べて、どちらが体力的にハードですか?そして危険度はどちらが上ですか?
私にとって、裏巻機ルートは「いつかは行ってみたい未知のルート」なのですが、あれこれ調べてもなかなか情報が少ないのです。catwalk15さんのように、この両コースを歩いた経験のある方は、極めて少ないのではないかと思います。
貴重なご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いしますm(_ _)m
Forest21 様 貴重なコメントありがとうございます。
双方の周回山行を比較すると標高差はほぼ同じですが距離は飯豊の方が5キロほど長いです。
しかしコースの整備状況(刈り払いの有無や険しさ)は裏巻機の方がやや難で不安要素(リスク)もあると思われます。日の短い秋に登るとすれば、薄暗い状況での通行も想定されるのでトータルで裏巻機周回の方が難易度は上だと思われます。飯豊周回は距離は長いですが整備されて歩きやすく避難小屋も複数あります(石転び出合〜温身平を除く)。
裏巻機周回を確実なものとするには核心部となる旧道の渡渉点あたりまで下見をされた方が良いと思います。登山道の刈り払い状況や荒廃状況はコースタイムにかなり影響しますので重要です。なお、裏巻機の新道だけで巻機山を往復するならそれほど悪場はないと思います。。
catwalk15さん、こんにちは
やはり裏巻機はそう簡単ではないんですね…
少し前、レコユーザーのshiremonoさんにも裏巻機ルートについて質問しましたら、やはり同様に「整備が行き届いていない」という意味で難しくなっている、とおっしゃってました
アドバイスをいただいた通り、まずはその渡渉点付近まで偵察に行ってみます。その上で、自分にアタックできるかどうかを見極めたいと思います。
ご回答、大変参考になりました。ありがとうございます!
これからも catwalk15さんのレコ、楽しみにしてます(^^)/
裏巻機ルートを一番難しくしているのは、実質的な登山口である取水口へ至る道が険しい渓谷沿い巻き道が続くことであり、さらに日帰りの場合は薄暗い時間帯の通過が必至となります。五十沢キャンプ場から取水口まで6キロ程度。永松沢の渡渉を終えれば旧道ルートは樹林帯から途中小川を越えて草原帯の気持ちの良い歩きとなり変化の飛んだ登りやすい勾配のルートとなります。表側の井戸尾根ルート以上に魅力的であり楽しめるかと思います。
なお、永松発電所から導水管に沿って、みやて小屋へ最短で登れる山道がありますので、こちらを利用すれば時間短縮できると思います。
是非、裏巻機ルートの成功を願っております。
今年は雪が少なく危険とのことで石転びは断念し、梶川か丸森を使って大日岳、ダイグラ計画中です。この暑さで体力的に一泊あってもその分荷物も重くなるし行けるものなのか多少不安です(><)
ちなみにダイグラは登り下りどっちがオススメですか?ダイグラ登りの御西小屋泊梶川下山と思っていますが丸森の方がよいでしょうか?
もしアドバイスがあったらお願いします。
こちらこそお久しぶりです。最近ようやく天候が安定して山の好天も長続きするみたいです。北アルプスの朝日岳→雪倉岳を周回してきたばかりでただいま筋肉痛になっています。
本題ですが明らかにダイグラ尾根登りがオススメです。疲労度マックスでアップダウンの厳しく水場の殆どないコースを下るのはリスクがあります(過去に熱中症?で遭難ありです)。ヤマレコの記録を見るとダイグラ尾根登りの方が多いです。とにかく早朝の涼しい時間に出来るだけ標高を上げることが重要です。大日岳を往復するなら御西あたりで1泊が妥当ですね。石転び沢はあまり沢に慣れていない人なら下りでは使わない方が良いです(浮石や雪渓の崩落の恐れあるため)。自分は秋に何度か下っていますが(^^;)、丸森を下るのが一般的で無難です。飯豊山〜御西岳の稜線漫歩は爽快です。
返信ありがとうございます!ダイグラは道迷いもしやすいのですか...熱中症も確かに不安です(><)やはりかなり難儀なコースなんですね!!!でも行ってみたい...
知り合いからは大日に行きたいのなら川入から本山小屋泊で荷物を軽くしてピストンがいいと言われました。折角なら北俣方面周回したいのでダイグラ〜御西小屋泊丸森下山を考えていますが。。雪渓は大好きですが登山情報見ると壊そうな状況ですね(><)雪渓コースは又来年かなぁ。
雪倉岳いいですね!足が速いと色々行けて羨ましいです!
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