ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 737653
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

三方岳

2015年10月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:59
距離
7.3km
登り
660m
下り
643m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:47
休憩
0:13
合計
4:00
8:31
130
スタート地点
10:41
10:54
97
12:31
ゴール地点
天候 曇天
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道388号 大河内越
この登山口に辿りつくのに一苦労。愛車は故障中ゆえナビ無しの代車なのです。詰めれば五台はおけます。あとは路駐でも問題ないかと、なにしろ山のど真ん中です。(でも実は国道です。)
2015年10月10日 08:28撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 8:28
この登山口に辿りつくのに一苦労。愛車は故障中ゆえナビ無しの代車なのです。詰めれば五台はおけます。あとは路駐でも問題ないかと、なにしろ山のど真ん中です。(でも実は国道です。)
いきなりの急登。
まあ、どこでもたいていは、これがお約束ですね。
2015年10月10日 08:39撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 8:39
いきなりの急登。
まあ、どこでもたいていは、これがお約束ですね。
色づきはじめた木々。ひんやりと空気も冷たいです。
2015年10月10日 08:42撮影 by  SH-01G, SHARP
2
10/10 8:42
色づきはじめた木々。ひんやりと空気も冷たいです。
木道は無残にも。浸食がずいぶん進んでました。
2015年10月10日 08:45撮影 by  SH-01G, SHARP
10/10 8:45
木道は無残にも。浸食がずいぶん進んでました。
最初の標識です。ここを右でもなく、直進でもなく、左のアセビの藪の中へ進みます。ちゃんと道があります。
2015年10月10日 08:53撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 8:53
最初の標識です。ここを右でもなく、直進でもなく、左のアセビの藪の中へ進みます。ちゃんと道があります。
そこそこワイルドな登りが続きます。
2015年10月10日 08:56撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 8:56
そこそこワイルドな登りが続きます。
1300ちょいピークです。目の前に1370ピークが。その先にはほんとうのピークがうっすらとみえます。左の藪をかきわけつつ、一旦鞍部へとプチ下りです。
2015年10月10日 09:02撮影 by  SH-01G, SHARP
10/10 9:02
1300ちょいピークです。目の前に1370ピークが。その先にはほんとうのピークがうっすらとみえます。左の藪をかきわけつつ、一旦鞍部へとプチ下りです。
1370ピークに続く鞍部です。ごっつい気持ちイイ道です。晴れてたら、もう最高なのに。
2015年10月10日 09:31撮影 by  SH-01G, SHARP
3
10/10 9:31
1370ピークに続く鞍部です。ごっつい気持ちイイ道です。晴れてたら、もう最高なのに。
ゆるやかにアップダウンが続きますが、原生林(と本に書いてあった)歩きは、飽きません。なにやら沼っぽい、大きな水たまりも。
2015年10月10日 09:42撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 9:42
ゆるやかにアップダウンが続きますが、原生林(と本に書いてあった)歩きは、飽きません。なにやら沼っぽい、大きな水たまりも。
遠くで鳴く鹿に対抗して、ついつい大声で歌っちゃうくらい気持ちよい稜線です。
2015年10月10日 09:44撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 9:44
遠くで鳴く鹿に対抗して、ついつい大声で歌っちゃうくらい気持ちよい稜線です。
とにかく巨木がおおいのです。立ち枯れたものも多いですが、いたるところ、山の主(ヌシ)が鎮座していますね。
2015年10月10日 10:07撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:07
とにかく巨木がおおいのです。立ち枯れたものも多いですが、いたるところ、山の主(ヌシ)が鎮座していますね。
いよいよ山頂への登りです。これが思ったより手ごわい。下って、登っての繰り返しから、登って、登ってに切り替わります。チラチラ山頂が見えるだけに、キツイ。
2015年10月10日 10:10撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:10
いよいよ山頂への登りです。これが思ったより手ごわい。下って、登っての繰り返しから、登って、登ってに切り替わります。チラチラ山頂が見えるだけに、キツイ。
そして山頂への稜線と合流です。あと20分と書いてます。
2015年10月10日 10:18撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:18
そして山頂への稜線と合流です。あと20分と書いてます。
少し勾配も軽くなり、景色は開けており、天空の散歩を満喫です。
2015年10月10日 10:19撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:19
少し勾配も軽くなり、景色は開けており、天空の散歩を満喫です。
個性的な巨木が沢山。きっとこの木も、みんな写真に撮りたくなる木でしょうね。
2015年10月10日 10:20撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:20
個性的な巨木が沢山。きっとこの木も、みんな写真に撮りたくなる木でしょうね。
出た! ワオ!
あと五分。
2015年10月10日 10:26撮影 by  SH-01G, SHARP
2
10/10 10:26
出た! ワオ!
あと五分。
ブナとアセビとヒメシャラとコウヤマキ。数少ない、植物に疎い私の知っている木々達が迎えてくれます。
2015年10月10日 10:27撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:27
ブナとアセビとヒメシャラとコウヤマキ。数少ない、植物に疎い私の知っている木々達が迎えてくれます。
左手方面(東側)に、えらいカッコイイ山容をした山が。調べたら、丸笹山というようです。なんかイイんです。惹かれます。たぶんきっと、登ると思います。
2015年10月10日 10:28撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:28
左手方面(東側)に、えらいカッコイイ山容をした山が。調べたら、丸笹山というようです。なんかイイんです。惹かれます。たぶんきっと、登ると思います。
すっくと、直立した、孤高のコウヤマキ。ああ、かくありたいものだ。
2015年10月10日 10:30撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:30
すっくと、直立した、孤高のコウヤマキ。ああ、かくありたいものだ。
やっと傾斜もおわり…
2015年10月10日 10:32撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:32
やっと傾斜もおわり…
おや、この広場が…
2015年10月10日 10:33撮影 by  SH-01G, SHARP
10/10 10:33
おや、この広場が…
イエス!着いたぜ。
2015年10月10日 10:33撮影 by  SH-01G, SHARP
2
10/10 10:33
イエス!着いたぜ。
ああ、お腹がペコペコでございます。
2015年10月10日 10:33撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:33
ああ、お腹がペコペコでございます。
山頂も、個性派の巨木がたくさんいますね。
2015年10月10日 10:35撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:35
山頂も、個性派の巨木がたくさんいますね。
山頂から虚空に手を伸ばす木々達。
2015年10月10日 10:35撮影 by  SH-01G, SHARP
2
10/10 10:35
山頂から虚空に手を伸ばす木々達。
石堂と樋口山がみえます。あそこから、ここまで繋いで歩くのは…、うーん。どうだろう。これも宿題だ。
2015年10月10日 10:36撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:36
石堂と樋口山がみえます。あそこから、ここまで繋いで歩くのは…、うーん。どうだろう。これも宿題だ。
市房と二岩が曇り空に、かすかに見えます。…たぶん。山座同定は、はっきりいって自信ありま…。
2015年10月10日 10:36撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 10:36
市房と二岩が曇り空に、かすかに見えます。…たぶん。山座同定は、はっきりいって自信ありま…。
歩いてきた道をふりかえります。チョコンと奥にとがっているのが、最初の1300ちょいピークで、手前のコブが1370ピークだろうと思えます。
2015年10月10日 11:00撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 11:00
歩いてきた道をふりかえります。チョコンと奥にとがっているのが、最初の1300ちょいピークで、手前のコブが1370ピークだろうと思えます。
もう一回、丸笹山をパチリと。あの端正な尖り具合になんか惹かれちゃう。
2015年10月10日 11:04撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 11:04
もう一回、丸笹山をパチリと。あの端正な尖り具合になんか惹かれちゃう。
下って、登って、下って、登って…と、行きも帰りもガッツリと登りを味わい、そろそろ足にきた頃、やた、車が見えた。
2015年10月10日 12:28撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 12:28
下って、登って、下って、登って…と、行きも帰りもガッツリと登りを味わい、そろそろ足にきた頃、やた、車が見えた。
九大演習の山です。貴重な植生を残す山として、私たちも大切にしていかないと。下山してみて、そう思いました。
2015年10月10日 12:31撮影 by  SH-01G, SHARP
1
10/10 12:31
九大演習の山です。貴重な植生を残す山として、私たちも大切にしていかないと。下山してみて、そう思いました。

感想

自宅から二時間でした。
宮崎市から国道219を西米良村へと向かい、村所の交差点右折。
いつもは石堂や市房へ行く時につかう国道265号です。

槇之口のダムをすぎると、徐々に道がせまくなってきて…
離合のきびしいクネクネ道を渓谷沿いに進めていくと、
椎葉村の看板が。

さらにグングンと進むと交差点に出ます。
ここを右。ここから国道388号であり、大河内小学校の看板もあります。
大河内方面と進むと、ほどなく小学校があり、
小さな商店やガソリンスタンドの集落。
(実はここに九大演習林の小さな看板がありまして、それにつられて右の小道から坂をぐんぐんと上がっていきました。ここは九大演習林の建物がある所で、登山口とはまったく違う所です。やっちまった。15分ほどこのあたりを彷徨ってしまったのです。)
とにかく388号線をひたすら進むと三差路が。ここを右に上がっていきます。
あとはクネクネと大河内峠(大河内越)にある、九大演習林の大きな看板を目指せばよいのです。
…よいのですが…、あいにくの借り物の代車で、ナビもない。
どこ走ってるのか見当もつきません。
ちょっとばかりグッタリでした。


さて、ようやく登山口へとたどり着き、(国道沿いから、いきなり登れる山って、いがいとないですよね。まあこの道、国道というよりも、林道といったほうがいいけれども…。)
左側から取りつきます。とにかく最初は木の根をふみながら、急登がつづきます。
左手は植林地、右手は演習林で、植生の多様さがまったく違います。
演習林という、手つかずの山なので、きっとイノシシもサルもシカも、「やあ元気かい?」と、顔を出してくるだろうと予想はしていました。
ひ〜ひー言いつつ急登を続けているので、必然、歩幅も小さくなり、足音をほとんど立てない状態です。ボーっとしたイノシシが、こっちに気がつかないで、いきなり遭遇してしまうかもしれないなあ、と
頭にうかんだその時です。
右の斜面を、だいたい20メートルほどのところから、
ドドドドっとイノシシの一団がこっちへ駆けてきました。
げげ。一匹とか、ウリボウを連れた親子なら、何度も会っていますが、大人が大群で遭遇するのははじめてです。ましてやこっちに気付いてない!
あわてて足元の石ころをジャリっと蹴っとばすと、
やっと気付いてくれた様子で、一斉に向きをかえて、
斜面を駆け上がって行ってくれました。
ふう。なんともスリリング。
すぐに、ザックの奥に、長い事つっこんだままのカウベルを取り出して、
チリリンと下げました。

今回は、たいして調べずに、分県ガイド宮崎の山のページの情報だけでした。
小さなピークを越えながら、アップダウンを繰り返して山頂へとたどり着くはずだろうと。
まさにその通りの山です。1300、1370、1480(山頂)と、おおまかに三つのピークを目印にして、登ったり下ったりを何度も何度も繰り返す山でありました。
たいがい、山頂を踏んだあとは、下りモードで一方向の筋肉を使うものですが、この山は、行きも帰りも、まんべんなく登りの筋肉、下りの筋肉を酷使させてくれます。
岩場もロープも梯子も徒渉もない、ただただ歩くだけの山でしたが、想像以上に体力を使ったような気がします。

ブナの巨木や木々の緑の濃さ、色づきはじめた赤い色、まっすぐにのびる稜線歩き。
あたりまえの普通の山だと感じました。何も足さずに何も引かなくてもいい山。
ただ歩くというだけで、こんなにも魅了させてくれる山だと。

一本道であり常に稜線を歩くので、いたってシンプルであり、わずらわしい分岐もない道でありますが、目印のテープも薄くて古く、密生した木々にとりこまれると、道を失う危険も十分にあると思えます。
地形図やGPSをしっかり活用したうえで、楽しむのがベストなのではないでしょうか。はるばる、山奥(九州の背骨)まで来て登る山ですから、迷ったり、怪我したりというマイナスな思いを避けて楽しまないと、来た甲斐もないかと。

山頂の広場は、相撲をとれるくらいの広さ(どんな広さや?)で、南と西の眺望が開けています。ちょうど米良三山がくっきりと見えます。
あいにく曇りで、かすんでましたが、晴れた青空の下では、とても爽快な気持ちになれると思いますよ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:539人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら