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記録ID: 747174
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ハイキング
甲信越

燃える紅葉・金城山ー水無・滝入コース周回

2015年10月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
6.9km
登り
1,083m
下り
1,083m

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
1:05
合計
6:50
7:05
35
滝入・水無登山口
7:40
7:40
60
二合目
8:40
8:45
88
五合目
10:13
10:13
4
10:17
10:17
8
10:25
11:25
45
12:10
12:10
40
雲洞・五十沢コース分岐
12:50
12:50
45
五合目
13:35
13:35
20
二合目
13:55
滝入・水無登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
とにかく急登、急降下。スリップ注意。
登山口の駐車場に既に7、8台の車があった。このすぐ先に登山ポストあり。
2015年10月18日 07:06撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
1
10/18 7:06
登山口の駐車場に既に7、8台の車があった。このすぐ先に登山ポストあり。
水無コース、滝入コースの分岐
2015年10月18日 07:12撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 7:12
水無コース、滝入コースの分岐
沢を渡る。水はほとんど流れていない。
2015年10月18日 07:20撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 7:20
沢を渡る。水はほとんど流れていない。
朝の光に浮かぶ色づく峰
2015年10月18日 07:41撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 7:41
朝の光に浮かぶ色づく峰
下界は霧に覆われている
2015年10月18日 07:53撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 7:53
下界は霧に覆われている
山頂が見えてきた
2015年10月18日 07:55撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
1
10/18 7:55
山頂が見えてきた
まさに金の城
2015年10月18日 08:08撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 8:08
まさに金の城
2015年10月18日 08:08撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 8:08
五合目まで登ってきた
2015年10月18日 08:38撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 8:38
五合目まで登ってきた
岩を伝って回り込む。緊張の連続。
2015年10月18日 08:38撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 8:38
岩を伝って回り込む。緊張の連続。
鋸の歯のような険しい峰
2015年10月18日 09:14撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 9:14
鋸の歯のような険しい峰
慎重にトラバース。下は切れ落ちている。
2015年10月18日 09:15撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 9:15
慎重にトラバース。下は切れ落ちている。
越後三山。左から八海山、駒ケ岳、中ノ岳。
2015年10月18日 09:25撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 9:25
越後三山。左から八海山、駒ケ岳、中ノ岳。
山頂が見えてきた。
2015年10月18日 09:34撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 9:34
山頂が見えてきた。
燃えるように鮮やか
2015年10月18日 09:34撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 9:34
燃えるように鮮やか
奥に、巻機山。
2015年10月18日 10:09撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:09
奥に、巻機山。
越後三山
2015年10月18日 10:09撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:09
越後三山
灌木に覆われた小さな池。この付近が頂上?
2015年10月18日 10:14撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 10:14
灌木に覆われた小さな池。この付近が頂上?
立派な避難小屋が立っている
2015年10月18日 10:17撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:17
立派な避難小屋が立っている
絶頂という言葉がふさわしい山頂広場
2015年10月18日 10:19撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:19
絶頂という言葉がふさわしい山頂広場
巨岩、ベザイ岩と山頂広場
2015年10月18日 10:21撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:21
巨岩、ベザイ岩と山頂広場
巻機山が大きく聳える
2015年10月18日 10:30撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:30
巻機山が大きく聳える
ベザイ岩のかなたに連なる山々は?
2015年10月18日 10:30撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:30
ベザイ岩のかなたに連なる山々は?
絶壁からのぞき込む錦繍
2015年10月18日 10:31撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 10:31
絶壁からのぞき込む錦繍
摩利支天、八海山神社、御嶽神社、三笠山の石塔が立つ
2015年10月18日 10:31撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:31
摩利支天、八海山神社、御嶽神社、三笠山の石塔が立つ
魚野川に沿って六日町の市街地が一望できる
2015年10月18日 10:32撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 10:32
魚野川に沿って六日町の市街地が一望できる
山頂広場の標柱
2015年10月18日 11:22撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 11:22
山頂広場の標柱
山頂広場からベザイ岩
2015年10月18日 11:22撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 11:22
山頂広場からベザイ岩
谷からガスがわいてきた
2015年10月18日 11:23撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 11:23
谷からガスがわいてきた
山頂にガスが掛かる
2015年10月18日 11:28撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 11:28
山頂にガスが掛かる
ブナの紅葉の中を下る
2015年10月18日 11:41撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 11:41
ブナの紅葉の中を下る
2015年10月18日 11:48撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 11:48
ナナカマドの実が真っ赤
2015年10月18日 11:52撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 11:52
ナナカマドの実が真っ赤
越後三山も雲におおわれ始めた
2015年10月18日 12:01撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 12:01
越後三山も雲におおわれ始めた
大分下って来た
2015年10月18日 12:02撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 12:02
大分下って来た
2015年10月18日 12:02撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 12:02
雲洞コースと五十沢(滝入)コースの分岐
2015年10月18日 12:10撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 12:10
雲洞コースと五十沢(滝入)コースの分岐
金色
2015年10月18日 12:19撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 12:19
金色
2015年10月18日 12:22撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 12:22
あんな急峻な尾根を登ったのか
2015年10月18日 12:30撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 12:30
あんな急峻な尾根を登ったのか
こういう道ばかりだといいのだが
2015年10月18日 12:45撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 12:45
こういう道ばかりだといいのだが
沢に下りてきた
2015年10月18日 13:01撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 13:01
沢に下りてきた
いくつか滝の脇を下る
2015年10月18日 13:09撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 13:09
いくつか滝の脇を下る
2015年10月18日 13:14撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 13:14
流れが次第に大きくなる
2015年10月18日 13:33撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 13:33
流れが次第に大きくなる
二合目にたどり着く
2015年10月18日 13:34撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 13:34
二合目にたどり着く
壊れたはしごを恐る恐る下る
2015年10月18日 13:36撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 13:36
壊れたはしごを恐る恐る下る
最後の渡渉
2015年10月18日 13:51撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 13:51
最後の渡渉
水無コース、滝入コースの分岐まで帰って来た
2015年10月18日 13:54撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
10/18 13:54
水無コース、滝入コースの分岐まで帰って来た
金城山、また来れるだろうか
2015年10月18日 14:14撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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10/18 14:14
金城山、また来れるだろうか

感想

 金城山の紅葉を、一度見に行きたいと思っていた。ただし、この山、標高の割に、険しく厳しい山だという。最初は観音山コースから登る予定にしていたが、前日になって急に気が変わり、距離の短い水無、滝入と周回するコースに変更した。

 関越道六日町インターから三国川ダム方面に向かうと、右手に金城山の堂々とした山容が目に入ってくる。山の形が「金」の文字に似ているので、この名がついたそうだ。昔は「金状山」とも書いたという。
 
 登山口の駐車場はぎりぎり10台ほどとめられるだろうか。すでに、ほとんど満杯状態だった。こちらが支度をしている間に、大半の人が、駐車場からいなくなった。

 歩き始めてすぐに、道が二股に分かれ、右が滝入、左が水無コースの分岐となる。水無コースはかなり険しく急峻な道だというので、下りに使うのは怖そうなので、こちらから登り、滝入を下ることにした。
 快晴の青空の下、錦繍をまとった峰々が朝の光に照らされ、金色に輝くようだ。しかし、余裕をもって景色を眺めることができたのは、わずかな間で、たちまち、厳しい急登が始まった。
 これでもか、これでもかと急坂が現れ、ゆるむことがない。しかも、ヤセ尾根、鎖、ロープ、切れ落ちた崖のトラバースと、気の抜けない山場が連続する。体力もそうだが、精神の消耗も激しい。
 さらに、露出した岩肌や、濡れた落ち葉に隠れた木の根など、滑りやすい箇所が実に多いのだ。ここを下るのはごめんだと、強く思った。足を滑らせば、谷底に真っ逆さまという場所がいくつも点在するのだから。
 とはいえ、時折、足を止めて、見渡す山は、全山、紅葉の真っ盛りで、こちらの体も全身錦繍に染まるようだ。

 それにしても、登山口にいた人たちの姿が、いっこうに見えない。こちらと5分も違わずに出発したはずなので、姿が見えてもいいのだが、よほど皆さん健脚なのだろう。それとも、こちらがのろすぎるのか。
 
 六合目を過ぎ、嫌な感じの切れ落ちた崖のトラーバースを過ぎて、しばらく行ったところで振り返ると、真っ赤に紅葉した木々の向こうに、八海山、駒ケ岳、中ノ岳が姿を現した。
 このあたりからようやく道も少しゆるやかになり、再び急坂を登り切ると、ぽっかりと小さな池のある平頂に出た。このあたりが、地形図に記されている金城山の最高点1369m峰、だろうか。しかし、それらしき標識は見つけられなかった。

 そこを過ぎて、避難小屋まで来ると、前方に塔のような巨岩がいくつも空に突き立つ峰が目の前に現れた。巨岩を彩る、紅葉と相まって、この世ならぬ風景が、そこにあった。古くから、麓の人達が信仰の山として登拝してきたのもうなずける。
 この大岩をどう抜けて行ったら、山頂にたどり着けるのか、迷いながら進んでいくと、ひょこりと六畳ほどの平らな岩の上に出た。傍らには、ベザイ岩という巨岩がそそり立っている。

 山頂はもう少し先なのだが、ここで昼食を食べることにする。すると地元山岳会の人達が3人、登山口で話を交わした男性も加わり、昼食会のようになった。
 登山口で会った男性は、滝入コースから登ったという。お互いに、登ったコースの様子を話す。滝入の下りも一筋縄ではいかないようだ。
 地元山岳会の3人は、観音山コースを登って来たそうだ。弁当を広げながら、楽しそうに話をしている。こちらも、弁当のおかずのご相伴にあずかった。
 そのうちのひとりが、傍らに立つ石塔の前で、般若心経を唱え始めた。朗々とした声が、山中に響き、あたりの峩々たる景観と相まって、何とも厳粛な気持ちにさせられた。思わず、ありがとうございました、とお礼の言葉がでた。

 山頂に行くと、金城山山頂という、手描きの素朴な標柱が、何やら淋しそうに、建っていた。急に谷からガスが湧いてきて、展望が閉ざされてしまった。しばらく待ったが、晴れそうもないので、下山にかかることにした。
 頂上直下の険しい鎖場を下り、雲洞コースと五十沢コースの分岐を右に入り、しばらく下るうち、沢沿いの道となった。山頂で話をした男性の言う通り、非常に滑りやすく、やっかいな道が、これでもかと続いた。数回、滑って転倒しそうになったが、大事には至らず、無事、登山口にたどり着くことができた時は、ほっとした。
 金城山、また忘れがたい山がひとつ増えた。

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