秋深まる愛鷹の峰 桃沢郷〜池ノ平〜位牌岳〜須山
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,302m
- 下り
- 990m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 8:16
また、位牌岳〜前岳〜(山と高原地図記載の) 平坦地では、ヘタレにつき大幅に時間がかかっています。
平坦地から田向集落へは、相当速いペースで下っています。
天候 | 曇り。午後2時半頃から晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
但し土曜休日は、三島発7時40分の便がないため、三島駅北口からタクシーに乗っております。電車&バス派が愛鷹に挑む際には、なるべく朝早くからスタートして時間稼ぎをするという点でも、タクシー代を奮発する意味があると思います。三島駅北口から桃沢郷BSまで3,260円、所要20分少々 (がんセンターを経由し50分かかるバスと比べて全然速い!)。但し、普段バスには乗らないタクシーの運転手に「桃沢郷」と言っても通じません。「長泉山荘の前」「桃沢キャンプ場方面」と告げると通じます。 復路……須山から富士急バスで御殿場駅または三島駅へ。 なお、下山して三島へ出る場合は、登山口からすぐの田向 (たむき) バス停も利用可。 須山15:45の三島行きは田向を2分後くらいに通り、三島では約10分の乗り換えで熱海行きに乗れ、熱海では同じホームでの1分乗り換えで快速アクティーに連絡。というわけで、須山から藤沢まで2時間ちょいで着いてしまった♪ 東海道線ユーザーの方に、この乗り継ぎはオススメ♪ 往路・復路とも、バスの本数は多くないため、事前に富士急の公式HPにて時刻と運転日を確認されることを強くおすすめします。また、須山でのバス乗り場は、御殿場行きと三島行きで異なりますのでご注意ください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●桃沢郷バス停〜長泉森林公園……何の面白みもない車道歩きですが、危険なところはありません。桃沢郷から最初の住宅地の登りは、階段でショートカット可能です。 ●長泉森林公園〜池ノ平 森林公園とは名ばかりで、林業者所有の植林の中に遊歩道があるだけ。しかもイマイチルートが分かりにくいです。最初の案内板をデジカメに撮っておくと吉。そして、たまに現れる案内板で現在位置を確認すれば問題ないでしょう。最上部の展望台を抜けると、箱根外輪山を思わせるようなハコネダケの道となります。歩きやすいです。 ●池ノ平〜最初の小ピーク 歩行者がぐっと減り、道が細く、たまに急登やヤブっぽいところもありますが、総じて安全快適に歩けます。 ●最初の小ピーク〜風倒木の平地 ヤセ尾根気味な細い道が延々と続き、気が抜けない道程が続きますが、ヤバそうなところにはロープが渡され、気分的に少々救われるのも確かです。位牌岳から須山への下りと比べれば……。 ●風倒木の平地〜愛鷹山方面分岐 見事なブナの森で、危険なところはありません。但し、尾根が広く濃霧時には迷いやすいかも。頻繁に現れるテープやリボンを見逃さなければ吉。 ●愛鷹山方面分岐〜位牌岳 足場が狭く急な登りですが、ヤセ尾根というわけではないので、さほど恐怖はありません。西側は激しく切れ落ちた崖で、眺めは素晴らしいですが強風時は要注意。 ●位牌岳〜前岳〜(山と高原地図記載の) 平坦地 ヘタレハイカーにとってはマジで恐ろしいヤセ尾根、ザレザレ急降下、ガクガクブルブルトラバースの連続! 破線ルートではないのが不思議なくらいです……。まぁ、丹沢の鬼ヶ岩などを歩ける方であれば普通に大丈夫だとは思いますが、怖いコースに積極的に挑戦したい方でなければ、下りでは通らないのが無難だと思います……。ロープやクサリの類は一切無く、ひたすら何かの枝につかまったり、場所によっては尻セードの連続でなければ進めなかった私は超チキンです……。 ●平坦地〜田向集落 植林の中の緩やかな下りで、それまでの恐怖ゾーンと比べれば夢のような世界ですので、私の場合はトレランさながらに小走りで下ってしまいました。 |
写真
感想
今年の少々早めな紅葉は、皆様のレコを拝見するにつけ、南関東周辺では大体標高1000mくらいまで下がって来たかな、という今日この頃。葉の痛みも少ないようで、奥多摩とか良さげかな……とも思うなど、いろいろ悩むのも楽しいものですが、何のかの言って個人的に最近集中的に進めていた富士山須山口攻略の延長として、愛鷹連峰の位牌岳に登ってみました。愛鷹連峰は、東海道線・東海道新幹線に乗っていると、丹那トンネルを過ぎて三島界隈を走る際にイヤでも目に入るという、非常に存在感がある山塊ですが、何のかの言って登ったことがなかったため、愛鷹初挑戦も兼ねています。
そして、実際にこんな感じで、紅葉も狙い通りにとても美しく(今年の紅葉は台風等のダメージが少ないためキレイだと思います♪)中身の濃いぃ山行を楽しむことが出来たのですが、ヤラレタと思ったのが2点・・・
(1) 天気予報のウソつきぃぃぃ!!……前日の予報であれほどドヤ顔で「快晴!」と言っていたのに、何ですかこのドヨ〜ンとした高曇りは……。登れば登るほど好転することを期待していたのですが、結局下山の途中まで高曇りは変わらず。嗚呼……予報通りにドピーカンであれば、紅葉もさぞかし色が映え、丹沢・箱根・伊豆の展望もダイナミックで最高だったと思うのですが……。それでも、位牌岳山頂付近からは富士山や南アルプスを望むことが出来ましたし、丹沢などは終日雲の中でしたので、これでも有り難いと思わなければいけないのかも知れません。
(2) ヤセ尾根コワイ……池ノ平から稜線経由で登る際、あちこちにロープがあるヤセ尾根が現れ、ヘタレチキンハイカーとしては結構緊張しました。ヤマケイの『新・分県登山ガイド 静岡県の山』では、危険グレード初級となっていますが、ヤセ尾根の連続ならもう少々グレードを上げるべきで、せめて「ヤセ気味尾根いっぱい」と記すべきでは……? こんなことを思いながら登ったのですが、後で「いやいや、池ノ平〜位牌岳はそれでもやはり楽勝なのかも」と思い直しました。何故なら、位牌岳〜前岳〜平坦地の下りがマジで怖かったから……。鎖もロープも全くなく、常に何かに掴まっていないと、全く気が休まらない……。南アルプスの塩見岳直下よりもコワイと思いましたです……。まぁ、ここらへんは個人差の問題かも知れませんが (滝汗)。
それでもまぁ、非常に豊かな森が広がり、眺めもさすが上々な愛鷹連峰の魅力を知ることが出来、非常に有意義な山行になりました。また、個人的な話で恐縮ですが、これでMyヤマレコ赤線が千葉県野田市から宝永山までつながった!! (野田市からさらに近い将来、筑波山へ延ばす予定) いや〜自己満足♪
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
コメント
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bobandouさん こんばんは
桃沢郷から田向ですか。いいコースを歩かれました。確かに前岳と位牌岳の間はヤセ尾根でいやらしいですね この時期わたし的には前岳から平坦地間の落ち葉がイヤです。雨上がりに行くとズルズルと滑ってどうしょもないです。
どうやら今年は紅葉が早いようですね。勢子辻から入って呼子岳でも行こうかな なんて考えてしまいます。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
今回のコース、下界の都会からほど近いところとは思えないほど山が深く、ブナをはじめとした森の表情も素晴らしく、たまに展望が開けたときのコーフンもあり、愛鷹連峰の入門としては余りにも本格的すぎて、一日経った今でも未だに脳内で景色がグルグルしております (笑)。
ドピーカンにならなかった のは返す返すも残念ですが、ツツジが咲き乱れる新緑なら、霧っぽい天気でも楽しめるのかな〜 と想像しています。
それにしても前岳前後の道はイヤすぎました…… 。二度目以降、そして登りであれば、再挑戦しようかなぁと思わなくもないのですが、イヤほんと、予備知識なしで下りをとると、軽〜く「死ぬな」という気分になれます (そのドキドキ緊張感が今でも続く……@o@)。おっしゃる通り、ここの落ち葉はマジで凄まじかったです! 稜線から一気に谷へと下るところでは、余りにも落ち葉が積もって踏み跡が不明瞭でしたので (直前に7名の大学生集団が進んでいるはずなのですが)、「やばい……道間違えたのではないか? 」と思い、折角尻セードで途中まで下ったのに、一旦登り返してしまったほどでした。雨上がりは雨上がりで、確かに葉の脂分が染み出して強烈にヤバイかも知れないですね……
それはさておき、富士山周辺の広葉樹の紅葉は、10月18日に水ヶ塚から宝永山に歩いたとき、標高1500〜1700mくらいでベスト、31日に標高1000〜1200mくらいでベストという感じでしたので、この進行ペースをもとに計算して頂けるとドンピシャを狙えるかと存じます〜。今年は確かに、1週間から10日くらい進みが早いですね!
bobandouさん、こん○×は(^o^)/
標高1000mを越えたあたりの色付きがすごいですね 自分は赤より橙くらいが好きですが、ここまで赤いと歩くのをやめて留まってしまうのでしょうね
もちろん晴れた青空での遠景もいいですが、39や46のアルプスの見え方もなかなか壮観だと思います。
自分達は紅葉は鎌倉の紅葉谷ですまそうかと だって安全ですし、穴場も見つけてありますから
mamepapa
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
今年はさすが、台風の被害も少ない紅葉の当たり年……ということで、潮風の影響を受けやすい愛鷹山でもこれだけ染まっているというのはホントに嬉しいことでした 。次から次へと凄まじく真っ赤な塊が目に飛び込んできまして、撮りにくい位置に生えているために撮らなかった株も数知れず、一旦撮りやすそうな株があればその都度2〜3分は撮影のために止まる、という亀ぶりでした 。
終始爽やかな秋空ドピーカンという展開にはならなかったのは返す返すも残念ですが、それだけに、南アルプスの主峰群が雲の上から顔を出してくれていたのは嬉しかったですね〜 その感動を望遠レンズでストレートに切り取りました 。
それにしても、今年の紅葉はだいたい12〜14日で500m下っている感じで、10月末で1000mまで到達していますので (南関東周辺の他の山域でも同様なようです)、今月最後の週末あたりは鎌倉の紅葉がピークになりそうですね♪ 獅子舞とかはエライ混雑になりそうですが 、穴場スポットでドンピシャとなられることを祈念しております〜!
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