石鎚山 (表参道成就コース)
- GPS
- 04:15
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
- 山行
- 3:06
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 4:12
天候 | 快晴 ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖場(一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖)を除けばごく普通の登山道であり、危険なところはほとんど見られないし、コースも大変よく整備されている。鎖場は一、二、三の順に長さと傾斜がきつくなるので、自信のない人は素直に巻き道を利用するのが無難。 |
写真
感想
四国遠征2日目。石鎚山は土小屋から登る予定だったが、昨日の体調不良から完全に回復した気がせず、楽してロープウェイを使った。が、このルートは鎖場が多くて距離が短い割には楽をさせてもらえなかった。
始発のロープウェイに乗るつもりだったが、準備にもたついたり装備の忘れ物があったりして逃してしまう。が、臨時便が出るとのことだったので遅れは最小限にとどめられた。ロープウェイに乗っている時はずっと曇りでこれは今日は天気はダメかと思ったが高度を上げると雲の上に出、見事な青空が広がっていた。これだから山は来てみなければ分からない。9時前に山頂駅に到着。ここからは雲海が広がっているのが見てとれた。既に少し遅れているのでさっさと出発する。初めは砂利道のような緩い傾斜が続き、神社の手前になるとクネクネ曲がって標高を稼ぐ。始発便で到着したと思しき人たちが神社で写真撮影などしていたが、こちらは先を急ぎたいので数枚写真を撮っただけ。鳥居をくぐると本格的な登山道が始まる。ここからは一回下ってその後平坦な道を歩く。登山道というより神社の参道といった雰囲気で、ばっちり整備されている。心配していた体調は問題なく、昨夜たっぷり8時間以上睡眠をとったのが良かったようだ。なだらかな道が続い後にようやく登りが始まる。そしてお待ちかねの鎖場(一ノ鎖)が登場する。鎖場と聞けば誰しも手のひらで掴むことができるほどの大きさを想像すると思うが、ここのは特大サイズで、鎖の輪っかの部分を掴むようになっている。頑丈で重いので安定感は抜群である。ストックは手に持っていたら邪魔なだけ。最初ノ鎖場は短く登り切ると見晴らしの良い場所に出られる。が、先はまだ長い。下り口に少し迷うが無事に下り再び登山道に合流、再びストックを出して使うがすぐに鎖場が現れる。ここもクリアし先に進み二ノ鎖登場。一ノ鎖と比較し長いし斜面も急である。しかも岩はところどころ水で濡れていて滑りやすいので慎重に通過するが、普段使わない腕や足の筋肉が痛くなる。ここも無事通過してしばらくすると立て替えたばかりの神社と避難小屋が現れる。ここで小休止し三ノ鎖登場。ラスボスよろしく長い鎖場で、しかも斜面も急ときている。ここまでは上に誰かが登っているのが見えたが、最後ノ鎖場は誰も姿が見えない。傾斜がきついのと、ここまでの登りで想像以上に体力を消耗して巻き道を選んだ人がほとんどのようだった。自分も少し悩んだがここに二度と来るこもとなかろうと思い鎖場にとりつく。日帰り荷物で軽い荷なのが幸い。特大鎖に所々トライアングルのような金属がぶら下がっていて、これは何なのか分からなかったが、恐らく岩場に手や足をかけることがない時に利用するのだろう。自分も何度か使う。最後ノ鎖場は長いし急だし、途中に休めるところもないので登り始めたらとにかく無事に最後まで登り切るしかない。ちょっと泣きが入るし、途中腕が攣りそうにもなるが何とか登り切るとそこは頂上神社の裏手に出られた。山頂は既に多くの人が休憩していた。風が強いかと思ったがほとんどなく11月も後半の2000m級の山頂とは思えない穏やかな気候。山頂からは昨日の剣山と同様に笹山の縦走路が見えた。ここが山頂のようだがもう少し先のピーク(天狗岳)が最高点のようなのでそこまで足を延ばす。岩場が続くが岩は安定していて怖さは感じない。天狗岳まで足を延ばす登山者は少ないようでこちらは数名いたのみだった。ここまで2時間少し。距離は短いが緊張を強いられる鎖場が続くため思った以上に疲労した。
下りは鎖場を使わずにすべて巻き道を利用するつもりで下り始める。苦労した三ノ鎖は巻き道で下りるとまことに呆気なかった。その下の二ノ鎖も巻くつもりだったが、巻き道が良く分からず鎖場を下ることに。しかしこれは大失敗だった。登りでも苦労する鎖場は下りではさらに厳しくなる。再び泣きが入るが下り始めたら登り返すのも苦労するので気合を入れて落ちずに下りるしかない。散々冷や汗をかいてなんとか無事乗り切る。ここの鎖場は二度と下りたくない。その後は朝歩いた道を下るだけなので気分的には楽だった。再び神社に到着し、砂利道は早歩きでロープウェイ駅に到着。30分ほど待って団体サンに交じって移動。11月末のこの時期にこの山にツアーできて何をするのか疑問に思った。今日は暖かかったが例年なら相当寒いはずである。
2日間の四国遠征は、初日の体調不良もあったが何とか乗り切れた。山道の運転は大変だが、それをしてでも登に来る価値は十分あるが、なにぶん埼玉からでは遠いので再訪は難しそうである。
こんばんは
はじめまして!
遠征の2座登頂お疲れ様でした
体調は良くなられましたか?
今週末に同じコースで四国遠征を計画してます
Hedekazuさんのレコ ガイドブックにさせていただきます
今週の標高1800mは冷えそうなので、防寒対策しっかりしたいと思います
nan15さんこんばんは。体調はすっかり良くなりました。
今週末四国の山を登られるとのことで、気を付けていってらっしゃいませ。
先週は11月末とは思えないほど暖かで、積雪や凍結は皆無でしたが、
今週一気に寒くなり平年並みくらいになったのではと邪推します。
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