【高尾山】今年最後の自己主張をする葉っぱたちを眺めて静かにお散歩

2015年11月30日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 19.6km
• 登り: 694m
• 下り: 698m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:30
• 休憩: 0:30
• 合計: 7:00

9:30 日影沢林道入口駐車スペース
11:45 12:00 城山
12:28 12:28 一丁平
13:09 13:09 もみじ台
13:20 13:20 高尾山
15:20 15:35 高尾山・清滝駅
16:30 日影沢林道入口駐車スペース

天候

曇り→晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日影沢の駐車スペースを利用

写真

【日影林道（ゲートまで）】
■イタヤカエデ
小さくてかわいい葉っぱが地面から出てきているのを見つけました。

【日影林道（ゲートまで）】
紅葉は既にほとんど終わり・・・

【日影林道（ゲートまで）】
日も差していないので寂しいのですが・・・

【日影林道（ゲートまで）】
■フユイチゴ

【日影林道（ゲートの上）】
林道の途中にあるゲートを過ぎると・・・

【日影林道（ゲートの上）】
ところどころで・・・

【日影林道（ゲートの上）】
自己主張を始める葉っぱが出てきて・・・

【日影林道（ゲートの上）】
面白くなってきました。

【日影林道（ゲートの上）】
■エンコウカエデ
まだカエデが色づいていてくれました。

【日影林道（ゲートの上）】
■コナラ
コナラも既に透き通った色ではありませんが・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■コナラ
よく見ると、こんなに微妙な筆使いをしていたり・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■イヌブナ
この輝きにははっとさせられました。

【日影林道（ゲートの上）】
■イヌブナ
高尾山にもブナがあるんですね。
寒冷地に多いブナよりも葉脈の本数が多いんです。

【日影林道（ゲートの上）】
■イヌブナ
高尾山〜小仏城山のいわば主脈ではないこんな林道で・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■イヌブナ
こんなに鮮やかに自己主張しているなんて・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■コナラ
時折出てきたコナラの葉っぱも・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■コナラ
鋸歯（葉っぱの縁のぎざぎざ）は同じような形をしていますが、よ〜く眺めると・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■コナラ
結構味わいがあるんですね。

【日影林道（ゲートの上）】
■エンコウカエデ
高尾山のモミジというと、イロハカエデかオオモミジとばかり思い込んでいたのですが・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■エンコウカエデ
イタヤカエデの一種で、葉っぱの切れ込みがとても大きいこのカエデが多いのには改めて驚きました。

【日影林道（ゲートの上）】
この枝、途中から折れてますが・・・

【日影林道（ゲートの上）】
それでも、最後の私を見て・・・とばかりに真っ赤・・・

【日影林道（ゲートの上）】
ひょっとして触ると温かいのでは、などと・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■クヌギ
この葉っぱなどは虫に食べられて怒っているように見えます。

【日影林道（ゲートの上）】
■マルバウツギ
この深い赤色の葉っぱとは初対面。

【日影林道（ゲートの上）】
■エンコウカエデ
ふたたび威勢のよいこのカエデの登場です。

【日影林道（ゲートの上）】
■エンコウカエデ

【日影林道（ゲートの上）】
■エンコウカエデ
赤い葉柄もあとわずかの命なのか・・・

■オオヤマザクラ
桜の種類までは自信がありませんが、葉っぱがひときわ真っ赤に輝く木がありました。

【日影林道（ゲートの上）】
■コナラ
再びコナラ。こちらは主流派の色づき。

【日影林道（ゲートの上）】
■ノブドウ
「別に見てくれなくてもいいけど」といった感じの色づき方。

【日影林道（ゲートの上）】
■モミジイチゴ
「前に同じ」と言っているように見えます。

【日影林道（ゲートの上）】
葉柄〜葉脈が血管のようでハッとさせられました。

【日影林道（ゲートの上）】
君はサイケデリックだね・・・

【日影林道（ゲートの上）】
いぶし銀の赤・・・？
言葉使いが変ですが・・・

【日影林道（ゲートの上）】
怒っているのか、輝いているのか・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■オオモミジ
さんざんじらして・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■オオモミジ
漸く「私が主役よ」とばかりに・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■オオモミジ
登場してきました。

【日影林道（ゲートの上）】
■オオモミジ
そうはいってももうこの時期・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■オオモミジ
ぴっかぴかの葉っぱはなくて・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■オオモミジ
よく見るとどの葉っぱも小さな負い目は持ってそうです。

【日影林道（ゲートの上）】
■ニシキギ
おいおい、へこたれるな。

【日影林道（ゲートの上）】
その赤、俯いちゃったら勿体ないじゃないか、というのは人間の発想なのか・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■ガマズミ
全部を真っ赤にできないのは・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■ガマズミ
ひょってしてこちらにエネルギーを回しちゃっているからなのかな・・・

【日影林道（ゲートの上）】
■ウバユリ
花も地味ですが、実も・・・
よく見るとクサグモが忍者のように佇んでいました。

【城山頂上】
実は、城山でなめこ汁を頂くのは初めてです。
（影信山では一度あります）

【城山頂上】
振りかけた七味が金粉のよう・・・

【城山頂上】
■トキワサンザシ
鳥たちに食べてほしくて仕方がないらしい・・・

【城山→一丁平】
葉っぱが重たそう・・・

【城山→一丁平】
■モミジイチゴ
どうしてそこだけ・・・

【城山→一丁平】
■オオモミジ
この時期にしては珍しく上を向いて色づく葉っぱ。

【城山→一丁平】
人知れず静か〜に何か主張してます。

【城山→高尾山】
■コナラ
地味に葉っぱごとにグラデーション。
役割分担でもあるんだろうか・・・

【城山→一丁平】
どうして右だけ？
食べられちゃったからなのかな？

【一丁平】
枯れても姿勢は崩しません・・・
そんな決意表明が感じられます。

【一丁平→モミジ台】
■イチョウ
ああ落日、いつまでもイイチョウシではいられない・・・

【一丁平→モミジ台】
■ススキ
こんな花火、なかったかな？

【一丁平→モミジ台】

【一丁平→モミジ台】
■フウ
あれ、台湾/中国産のこの木、それも立派なのがなぜここに映えているんだろう？

【一丁平→モミジ台】
■フウ
フウという名前は「楓」を音読みしたものです。

【一丁平→モミジ台】
どうしたの、そんなに真っ赤に頬を染めて・・・

【一丁平→モミジ台】
■ニガイチゴ
こんなとっころにミッキー？

【一丁平→モミジ台】
この微妙な色の羽状複葉の貴方のお名前を教えてください。

【一丁平→モミジ台】
■オオモミジ
モミジ台の手前にひときわ綺麗な木が一本ありました。

【一丁平→モミジ台】
■オオモミジ
主流派の輝きを放っていました。

【一丁平→モミジ台】
■オオモミジ
既にこの時期は少数派ですが・・・

【一丁平→モミジ台】
■オオモミジ
京都でもここまで赤い葉っぱは少なかったです。

【一丁平→モミジ台】
■ヘクソカズラ

【一丁平→モミジ台】
■クロモジ
クロモジ三兄弟。

【一丁平→モミジ台】
■マユミ
ピンク色の傘がかわいらしい。

【モミジ台】
紅葉も終わりです。

【モミジ台→高尾山頂上】
■ダンコウバイ
おっと、私のお気に入りの葉っぱを見つけました。

【高尾山頂上→大平林道】
冬の風物詩的な・・・

【高尾山頂上→大平林道】
君のその形、よく考えたね。

【高尾山頂上→大平林道】
■ヒメコウゾ
君にはグッドデザイン賞は無理としても、何か賞をあげたくなるね。

【大平林道】
林道に入ると、喧騒を離れて至って静かな空間。
心が安らぎます。

【大平林道】
センリョウにしては巨大な実なのでびっくりしました。

【大平林道】
■ノイバラ

【大平林道】
■ムラシキシキブ

【大平林道】
■イヌブナ
再びイヌブナが輝いているのに出くわしました。

【大平林道】
■イヌブナ
誰に見てもらうわけでもなく、この静かな空間で・・・

【大平林道】
■イヌブナ
この木、好きになりました。

【大平林道】
■カラマツ
みなさん、高尾山にカラマツがあったなんて、ご存じでしたか。私は初めて見ました。

【大平林道】
■ダンコウバイ
高尾山頂上直下から太平林道にかけて、たくさん見ることができました。

【大平林道】
■ダンコウバイ
この葉っぱ、綺麗なのがたくさんついている木を見つけると、思わず「わーい」と喜んでしまいたくなります。

【大平林道】
いろんな実その1

【甲州街道沿い】
いろんな実その2

【甲州街道沿い】
いろんな実その3

【甲州街道沿い】
いろんな実その4

【甲州街道沿い】

【甲州街道沿い】
■トウカエデ

【清滝駅周辺】
そばを頂きました。
とろろが沢山のっているので、そば本体が見えません。

【清滝駅周辺】
つやつやです。

【高尾山口→日影】
君はいったいそんなところで何をやっているの？

感想

yamahiro

○漸くとれた一週間の休暇の最終日、
　前週のウィークデーに京都の人波に揉まれたので、
　モミジ以外の広葉樹の紅葉もゆっくり見られる所を
　一人で静かに歩きたくなりました。

○WEBで紅葉情報を見てみると、
　都内の公園はまだ早い様子、一方の高尾山はもう終わり・・・
　いいところがない、でもこの晴天は勿体ない・・・
　ということで、
　散々迷った結果、前の晩に一度諦めた高尾山に出かけることにしました。

○日影沢の林道を歩いていくと、
　林道の名前のとおり日は差してこないし、
　木々の色づきももうほとんど終わり。
　でもいいさ、とのんびり歩いていると、
　林道のゲートを過ぎたあたりから日が当たり始め、
　元気はないものの、まだ残って自己主張している葉っぱたちに
　会えるようになりました。

○その後は城山の頂上から高尾山頂上へ、
　平日なのにどっと人がでてきたので素通りして
　稲荷山コースから静かで誰もいない大平林道を歩き
　甲州街道の高尾山IC付近〜高尾山口駅を経て日影沢まで戻りました。

○その過程で、あと一週間も経てばその色づきを終えてしまう
　葉っぱたちの表情を我を忘れて眺めながら歩くことができ、
　ゆっくり落ち着いた楽しいひとときにすることができました。

○紅葉がまさに盛んな時期には、
　派手で自己主張の強い者が我こそはとがんがんPR・・・
　なんとなく有料のショーを見ているような気もして、
　それはそれでとてもワクワクするのですが、
　その山場も過ぎてしまい、
　「別に見てもらえなくてもいいんだけど」などと嘯きながら、
　どこか自分流で、陰で異彩を放っているような、
　そんな者達の様々な自己主張の声を聞けたような気がしました。

コメント

youtaro

静かな高尾
yamahiroさん、こんばんは。

高尾山、歩かれたのですね。
京都の後だと、またいつもとは違った
感じ方もあったでしょうか。
高尾を歩いて、イヌブナが好きになる
なんて、素敵ですね。

yamahiro

Re: 静かな高尾
youtaroさん、こんばんは！

youtaroさんのレコへのコメで高尾山行きは諦めたと
書かせて頂いたのですが、当日の朝になっても代替案が見つからず、
一方で青い空に呼びだされて、結局高尾山に出かけてしまいました
イヌブナはじっくり観察したことがなかったので、
いい発見ができました

コメント、ありがとうございました

tailwind

まだ紅葉が
yamahiroさん、こんばんは！

流石に紅葉、京都で完結したかと思いましたよ。
高尾でまだ見られるのですね
どうも自分の地域が基準になるので、凄い違和感があります。
里でも雪が舞い、スタッドレスに交換しましたから

しかし、終盤とは言え、素晴らしい色合い！
レコ全体が色付き、実に華やかですね。
撮り手の腕が多分に影響していると思いますが、AKB並の自己主張ですよ
まあ、私は乃木坂の方が好みですけど

静寂な空間で、有意義な一時を過ごされたご様子。
最高の贅沢だと思いますよ。

yamahiro

Re: まだ紅葉が
tailwindさん、こんばんは！

去年の自分のレコを振り返ってみると
12/27〜28でも都内ではモミジなどがまだ残っていたので、
まだあと１カ月は楽しめるはずです
でもtailwindさんからするとそうでしょうね。
今さら何をやっているのという感じでしょうか

そうですね、そうは言っても高尾山といえど、
そんなに周りが紅葉ばかりではありませんで、
京都で後からいろいろな要らぬ情報を仕入れたが故に不完全燃焼感が高ぶり、
色のついた葉っぱを見るとどんどん近付いてしまい、
後から見ると、とんでもない色レコになってしまいました

どうもイカンです、何かに凝りだすと・・・
特に自然観察魂のようなものが宿ってしまうと自分でも手がつけられませぬ

コメント、ありがとうございました