市房山から二ツ岩、縦走周回の予定でしたが・・・

2015年12月13日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.6km
• 登り: 1,509m
• 下り: 1,232m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:30

7:00 スタート地点(市房キャンプ場)
7:10 7:00 登山口（祓川橋）
7:50 7:50 三合目
8:10 8:10 市房山神宮
10:00 10:00 八合目
10:30 10:30 市房山
11:50 11:50 一つ目ピーク
13:30 13:30 二つ岩
14:30 14:30 尾根分岐
16:20 ゴール地点

二ツ岩まではコースタイムと思う、その後の危険地帯、下りの道迷いは、時間もコースログも参考にならず

天候

麓はガス、山頂は清々しい晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

球磨郡 水上村、市房キャンプ場

コース状況／危険箇所等

・キャンプ場から市房山へのピストンなら、踏み固められた道で、少々荒れた所もあるが問題ない
・市房山から二ツ岩はナイフリッジの険しい尾根が続く、一部綺麗な広い稜線もあるが注意必要
・二ツ岩から麓へ下る周回道は、最初300m程度の厳しい尾根、ザレタ岩と切立った崖でロープが必要、その後は踏み跡少なく植林地となり、キャンプ場まで戻るのはコンパス・GPSでも難しい。

その他周辺情報

・水上村役場は、日曜日でも当直の職員が親切に案内してくれる
・風呂は「湯山温泉」
・市房ダム周辺は、物産館など・・

写真

12/12 15:26

人吉、あさぎり町から多良木町そして水上村へ向かう道路から、明日登る「市房山」が見えます

12/12 15:46

市房ダムあたりからみた市房山

12/12 15:46

ズームアップして、右の「市房山」から尾根伝いに「二ツ岩」が見えます、明日ここを歩くことになりました

12/12 17:05

キャンプ場に着くと、夕暮れです

12/12 17:07

市房が焼けています（下はキャンプ場管理事務所）

12/13 7:10

　早朝、夜明けとともに、登山開始、今日は濃霧注意報がでて、ガスの中を歩きます
　キャンプ場へ明け方到着した「Yさん」と同行することになりました、迷っていたルート計画は二人となり市房山から「二ツ岩」への挑戦を決めました
　この祓川橋を渡り、

12/13 7:11

この鳥居をくぐって、スタートです

12/13 7:23

市房山への登山は、この大きな杉の巨木の見物から始まります

12/13 7:34

途中から二股（2本）に分かれた双子杉

12/13 7:35

12/13 7:37

両子杉や夫婦スギなど、大きな、樹齢数百年と言う杉がたくさんあります

12/13 7:55

人の大きさと比べて見てください

12/13 7:55

根元から曲がった杉

12/13 7:56

「新夫婦杉」と書いています

12/13 8:06

1時間ぐらい歩くと、「市房神社」に到着です、ガイドブックにはこの横に水場とありますが、枯れていました、　ここまではまだガスの中です

12/13 8:39

中盤から少し険しく、急登の道となります（5合目下）

12/13 8:44

5合目を過ぎると、急にひらけて、下の方に雲海が見えました

12/13 8:51

馬の背を経て、6合目です

12/13 8:51

雲海の奥には、九州の脊梁が・・

12/13 8:51

ホントに綺麗でした

12/13 9:36

森林帯を過ぎ、辺りが開けてきます

12/13 9:48

8合目です

12/13 10:03

雲海の雲もばらけてきました

12/13 10:04

三重に重なった、九州の脊梁

12/13 10:04

頂上らしいところが見えてきました

12/13 10:09

麓の水上の村が・・・

12/13 10:19

あと一息・・

12/13 10:25

頂上に着きました、初めての時は大雨で、周りの様子も何も見えなかったのですが、今日は良く見えます

12/13 10:25

広々としています

12/13 10:25

好天気で景色を映すYさん

12/13 10:29

三角点と小さな祠、県境であり宮崎の西米良村の標識も・・

12/13 10:43

暫く休憩の後、「二ツ岩」へ挑戦しました、
　まずは「心見の橋」自然の石橋です

12/13 10:44

心無い人は、落ちるそうですが、なんとか落ちませんでした

12/13 10:47

その先に立つと・・

12/13 10:46

上から見ると、このような・・・

12/13 10:46

下は絶壁です

12/13 10:57

これから先、二ツ岩までは切立った尾根道で、崩壊ヶ所あるとの情報もあり、確かに（通行止め？）ロープもありました、登山口の縦走コース案内やガイドブックには通行止めとはないので、無理せずできる所まで行くことにした

12/13 11:03

尾根、稜線の左は水上村

12/13 11:40

振り返って、市房山

12/13 12:11

行く手に最初のピーク（1642m）が見えます

12/13 12:15

ピークを越して振り返る市房山

12/13 12:42

行く先に、二ツ岩への二つのピークが見えます、ホントに綺麗な稜線です、予想もしませんでした

12/13 12:35

軽快に尾根道を歩くYさん

12/13 12:42

稜線の広いところもあります

12/13 12:43

稜線の右手には西米良の「樋口山」？が見えます

12/13 12:47

稜線には、この様な日本庭園みたいな造形もあります

12/13 12:56

くっきりと目標の「二ツ岩」です

12/13 13:05

この様に切り立った尾根が何カ所かあります、（崩壊注意箇所でしょう）

12/13 13:10

Yさん、まだ余裕です

12/13 13:25

最後の難関、スラブが見えますか?　ロープがあります、Yさんが向かって行きます

12/13 13:26

ロープを使って登ります

12/13 13:29

私も続きます

12/13 13:35

上がって見た左のピーク

12/13 13:39

右のピーク

12/13 13:39

宮崎、椎葉、西米良の山々です

12/13 13:40

「二ツ岩」頂上は、先程のピークの少し先にありました

12/13 13:55

　二ツ岩からの下りは、左の尾根を取って行きますが、ここが最高の難所、（全体の写真は後にしますが）
　つかみどころのない、岩が風化してザレタ馬の背です、左右は切立った崖で、滑るので立てません、跨って進みました、ここからは私が先行します

12/13 14:00

その先も風化した、切立った岩場です、古いロープがありました、最近人が通った様子がありません

12/13 14:00

その手前の鞍部、真っ逆さまです

12/13 14:00

先の崖をよじ登ります

12/13 14:01

やっと、登り上がりました

12/13 14:03

振り返って、下りてきた崖

12/13 14:03

二ツ岩、頂上付近

12/13 14:03

これが先程の鞍部

12/13 14:04

過ぎ去って遠く離れて見た「二ツ岩」、そんなに危険そうにも見えず、穏やかな様子ですがですが・・

12/13 14:12

危険個所を通り過ぎて、右側の様子

12/13 14:19

これは、二ツ岩の奥の尾根、共に多くの人の目には触れていないと思います

12/13 14:32

1時間ほど下って、キャンプ場へ続く林道への分岐点

12/13 15:09

こんな尾根を何度も下りました・・・、しかし踏み跡なく、リボンなく、杉植林地へ入り込み、1時間以上も山の中を歩き回り、ギブアップです。

12/13 16:38

　植林地の伐採場所を見つけました、古い林道の終点だと思います、3人の作業者に助けられ、キャンプ場まで送って頂きました（名前も名乗らず、お礼も受け取らず、男っぷりの良い人吉の人達でした；ありがとうございました）

撮影機器：

LUMIX DMC-FT20 パナソニック

Optio W90 ペンタックス

感想

tiny-knight

　記録と記憶に残る山行となった、単独行の多い山登りをしているが、前泊場所で挨拶したYさんと意気が合い、市房のみでなく、二ツ岩への縦走、そしてそのまま下る周回コースに挑戦した。
　持っていたガイドブックなどの情報では、二ツ岩までの稜線は、ナイフリッジや崩壊地が多いこと、二ツ岩から先は、厳しい「痩せ馬の急なアップダウン、崩壊激しくザイル必要」となっていた、これらの稜線は、風化が激しく、崩壊した箇所も多い、さらに踏み跡少なく、経験のある登山者のみが対応できると感じた。
　流石に、危険個所を通過したときは、Yさんが握手を求めてきて、感慨深いものがあった。
　さらに、道迷いと言う付録まであった。コンパスを使いこなせても、GPSを持参しても、精度や地図読みの技術、あるいはガイドブック情報と時間が経っての変化状況等、反省させられる山行であった。
　とにかく無事で戻れてよかった。

コメント

ゆり

すごい|дﾟ)
９合目でご挨拶を交わした者です。
二ツ岩に行くと言われていたので心配していました(^^;
でも私が心配する必要はないお方だったようで。。失礼致しました(*´Д｀)

二ツ岩にいつか行ってみたいなぁ〜と思っていた（思い上がり）ので，記録見て自分のことのようにハラハラドキドキしました

最初にログを見たので，どうやってキャンプ場に戻られたのかな〜と思って記録を見たら，地元の方に送って頂いたんですね。。
お礼は黙ってシートの上に置いていけば良かったですね

道迷いの付録付き山行　記憶に残る山行になるに違いないですね

tiny-knight

Re: すごい|дﾟ)
ユーリさんだったんですね。でっかいザックで山頂泊、若いのに強者だなーて思っていました。ヤマレコやその他のレコで、どんな方かなーとずっと思っていました。知っていたら自己紹介と、もっとお話し窺えば良かった。
　またどこかで会うでしょう。よろしく！