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記録ID: 79923
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳(早月尾根・日帰り)写真up完了!

2010年09月26日(日) [日帰り]
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GPS
10:10
距離
13.8km
登り
2,324m
下り
2,318m

コースタイム

4:50馬場島登山口-7:40早月小屋-10:10剱岳頂上10:40-12:25早月小屋-15:00馬場島登山口
天候 9/26 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
馬場島登山口駐車場(無料)
水は野営地で補給(そこから上に水場無し)
コース状況/
危険箇所等
登山道は聞いてはいましたが急登です

帰りのお風呂は上市町の「アルプスの湯」が広くて快適、お勧めです(600円)
登山口。ヘッデンで確認。まだ真っ暗闇
2010年09月26日 04:54撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 4:54
登山口。ヘッデンで確認。まだ真っ暗闇
ようやく明るくなって早月小屋手前の池塘に到着。毛勝三山が見えてきた
2010年09月26日 07:18撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 7:18
ようやく明るくなって早月小屋手前の池塘に到着。毛勝三山が見えてきた
早月小屋から富山平野が一望
2010年09月26日 07:47撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 7:47
早月小屋から富山平野が一望
早月小屋、割り箸どうもありがとう
2010年09月26日 07:59撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/26 7:59
早月小屋、割り箸どうもありがとう
マッチ箱ピークと遠くに白馬岳、と鑓ヶ岳
2010年09月26日 09:31撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 9:31
マッチ箱ピークと遠くに白馬岳、と鑓ヶ岳
いよいよこんな感じの鎖場連続
2010年09月26日 09:46撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 9:46
いよいよこんな感じの鎖場連続
足元のボルトに乗せていかなくてはならない、ちょっと緊張しました(汗)
2010年09月26日 09:50撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/26 9:50
足元のボルトに乗せていかなくてはならない、ちょっと緊張しました(汗)
カニのハサミから獅子頭と烏帽子岩
2010年09月26日 09:55撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 9:55
カニのハサミから獅子頭と烏帽子岩
おおっ!?あれは見覚えのある道しるべ
2010年09月26日 10:04撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 10:04
おおっ!?あれは見覚えのある道しるべ
カップラーメンと三角点とゴタテ
2010年09月26日 10:18撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 10:18
カップラーメンと三角点とゴタテ
八ツ峰とゴタテ
2010年09月26日 10:37撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 10:37
八ツ峰とゴタテ
剱沢雪少なっ
2010年09月26日 10:42撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 10:42
剱沢雪少なっ
獅子頭のクサリ場
2010年09月27日 23:17撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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9/27 23:17
獅子頭のクサリ場
小窓尾根 この辺から膝がミシミシ
2010年09月26日 11:40撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 11:40
小窓尾根 この辺から膝がミシミシ
出た〜!杉の巨木
2010年09月27日 23:18撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/27 23:18
出た〜!杉の巨木
数ある中ではこれが一番でかかった
2010年09月26日 14:21撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 14:21
数ある中ではこれが一番でかかった
まさに試練でした。おつかれさんでした。
2010年09月26日 14:57撮影 by  DSC-HX5V, SONY
9/26 14:57
まさに試練でした。おつかれさんでした。

感想

さて、9月最後の山行は仲間のIさんから誘われていた仙人池を断腸の思いであきらめ(9月は週末殆ど家にいない状況でした)、日帰りできる北アということで剱岳(早月尾根)に決定。

事前にガイドブック読むと、「日本三大急登」とか「登山道に水場無し」とか不安要素満載。前日までコンディション整えていざ挑戦!

馬場島登山口にはAM4:30に到着。もう駐車場は満車に近く、ようやく隅の方に空きを見つけて駐車。駐車場内は既に日帰り剱を目指す登山者のヘッデンがめまぐるしく動いている。

今日は日帰りなので荷物は最小限。但し、水だけは足りなくなるとやばいので3ℓ+頂上でのカップめん用に熱湯800mlをテルモスに準備(実はこの後さらに500ml足す羽目に)。そのほか出発前にはアミノ酸サプリメントをがっつり補給した。

「剱岳 早月尾根を経て」の石碑をヘッデンで確認して登山口へ。
登山道入り口には有名な「試練と憧れ」の石碑。真っ暗なので写真は帰りに撮ることにして、4:50に出発。

登山道は開始早々の急登。うわさ以上にきつい。松尾平まででかなり消耗する。標高1000m地点で休憩ベンチが設けられているが、薄暗く夜も明けきっていないためパス、樹林帯をもくもくと登る。

標高200m毎に標識が設けられているが、うわさどおりあまり正確ではない感じ。それでも目安にはなるが、逆に3000mまでの道程の長さを感じさせられ、うんざりもする。登山道にはかなりこまめに土嚢が敷かれていて歩きやすい。実はこれが下りでかなり有効。土嚢がなかったらもっと膝にきてたと思われ

ようやく夜があけたころ、周囲には杉の巨木が林立。森の王者の風格堂々としており、写真におさめたいが光量足りず、これも帰りの楽しみにした。

やがて、避難小屋跡に到着。昭和56年に倒壊したらしいが、現在は若干石積みの跡が確認できる程度で、草むらの広場といった感じ。

しかし、この登山道はなかなか平坦なところがなくやすませてくれない。本当に木の根っこをつかんで登るようなところもあって帰り道が思いやられる。

ようやく早月小屋に到着。時間的には相当早いペースだと思うが、早月尾根はトレラン登山者もかなり多く、短パン半そでトレランザックの超軽量スタイルで次々と追い抜かされた。

ここでシャリバテの二の舞防止に、家から持参したおにぎりをほおばりエネルギー補給。ついでに頂上でのお楽しみカップめんを確認したところで...ガーン...はし忘れた!?

あきらめかけたが、早月小屋で買わなくてもいい爽健美茶買って、ついでに割り箸をわけてもらう。このお茶500円也。高いカップめんになりました。

気を取り直して早月小屋を出発。既に往路の1/2は経過。ここからが岩場中心となり、剱岳を満喫できるルートとなる。左手には小窓尾根も望見でき岩場の迫力は別山尾根よりもすごい。しかし、陽射しが強すぎる。特に午前中の日本海側は山に対し逆光となって写真撮るにもつらすぎます。

烏帽子岩を過ぎ、獅子頭からカニのハサミ辺りが核心部。池ノ谷側に深く切れ落ちた鎖場トラバースではボルト一本に足をかけねばならないところもあって緊張感がある。

徐々に頂上が近づくと早月・別山尾根を分ける見覚えのある道標が!ここまで来れば頂上はすぐそこ。別山尾根を合わせると登山者の数も多くなった。

頂上ではお待ちかねのカップめん。カップ置いておく平らな場所がないので探していたら、ちょうど見つけた三角点。国土地理院設置の三角点はさすがばっちり真平ら。罰当たりなことしてすいません(おかげで美味しくいただきました)。

頂上からは360度のパノラマ。後立山連峰から遠くは乗鞍、白山まで。また能登半島も珠洲の突端まで見える。眼下には剱沢も、雪渓に巨大な穴が開いている。八つ峰の向こうには仙人池ヒュッテか?そういえばIさんは今頃どの辺かなと思いつつゆっくり過ごす。

30分ほど頂上で休憩し下山へ。往路の長さで先が思いやられる。ところどころ振り返っては写真をパチリ。特に往路では暗闇だった樹林帯では杉の巨木に圧倒されっぱなし。これだけでも十分観光名所になると思う。

もうひとつ気づいたことは、早月尾根はその厳しさからか、登山者の男性比率が高いことと健脚者が多いこと。穂高と違って華やかさよりは質実剛健な登山道でした。

帰りの温泉は上市町の「アルプスの湯」(少し離れてますが)、広くてのんびり出来ます。地元の利用者が多いところでした。

今年の登山シーズンもそろそろ終わり。最後はどこにしようかな


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