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Yamareco

記録ID: 834788
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

坂本谷 迷い込んで入ってしまった左俣は落石の巣窟

2016年03月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
Rila その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:52
距離
9.3km
登り
1,124m
下り
1,126m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:54
休憩
0:58
合計
6:52
8:32
234
スタート地点
12:26
12:26
30
12:56
13:27
17
13:44
13:45
8
13:53
14:17
11
14:28
14:28
8
14:36
14:36
14
14:50
14:52
23
15:24
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
坂本谷は崩落のために立ち入り禁止です。
十分に下調べしたつもりの坂本谷でしたが、ルートを間違って左俣の谷に入ってしまいました。
予定していた坂本谷正規ルートもそうですが、左俣の谷は更に落石のリスクがあり、常時に落ちてくる落石をよけながら登るという、大変危険は登山になってしまいました。この谷は絶対に入ってはいけません。今回、たまたまケガなくて幸いでした。
ヤマレコに載せることで批判受けるかもしれませんが、あえて注意を促すために記録しておきます。
306号線から見た藤原岳。
今回目指す坂本谷もはっきり見えました。
306号線から見た藤原岳。
今回目指す坂本谷もはっきり見えました。
過去に大規模な崩落があったようです。
現在は大きな堰堤がありました。
2016年03月26日 08:52撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 8:52
過去に大規模な崩落があったようです。
現在は大きな堰堤がありました。
ここまでは工事車両も入れます。
さらに進んで行くと、
2016年03月26日 08:56撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 8:56
ここまでは工事車両も入れます。
さらに進んで行くと、
坂本谷入り口のシンボル的な堰堤が立ちはだかります。
2016年03月26日 09:00撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 9:00
坂本谷入り口のシンボル的な堰堤が立ちはだかります。
とても立派な構造物でしたが。。
2016年03月26日 09:02撮影 by  301F , FUJITSU
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とても立派な構造物でしたが。。
大きなパイプの間には、岩がぎっしり埋まっていました。
過去の崩落して岩がここで塞き止められていることがわかります。これだけで十分に役割を果たしています。
2016年03月26日 09:05撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 9:05
大きなパイプの間には、岩がぎっしり埋まっていました。
過去の崩落して岩がここで塞き止められていることがわかります。これだけで十分に役割を果たしています。
ハシゴが常設されていました。
恐る恐る登ってみます。
2016年03月26日 09:06撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 9:06
ハシゴが常設されていました。
恐る恐る登ってみます。
堰堤への上にはここをよじ登りました。
曲がっているタラップもあります。
2016年03月26日 09:07撮影 by  301F , FUJITSU
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堰堤への上にはここをよじ登りました。
曲がっているタラップもあります。
その上の世界は、、、
見事な崩落跡です。
2016年03月26日 09:12撮影 by  301F , FUJITSU
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その上の世界は、、、
見事な崩落跡です。
岩がゴロゴロと転がっています。
2016年03月26日 09:14撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 9:14
岩がゴロゴロと転がっています。
この時点で既に、小規模な落石が落ちてきます。
荒れた天気の日や、地震などが起こった場合を考えるとゾッとします。
2016年03月26日 09:16撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 9:16
この時点で既に、小規模な落石が落ちてきます。
荒れた天気の日や、地震などが起こった場合を考えるとゾッとします。
プチクライミング感あって最初は面白い。
大貝戸からの道とは大違いです。
2016年03月26日 09:16撮影 by  301F , FUJITSU
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プチクライミング感あって最初は面白い。
大貝戸からの道とは大違いです。
この岩なんかは、まだ落石してから間がなさそうです。
茶色い土が付いていました。
2016年03月26日 09:18撮影 by  301F , FUJITSU
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この岩なんかは、まだ落石してから間がなさそうです。
茶色い土が付いていました。
坂本谷は昔は人気の登山道だったそうです。
うっすらとペンキでルートが示されている。
2016年03月26日 09:18撮影 by  301F , FUJITSU
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坂本谷は昔は人気の登山道だったそうです。
うっすらとペンキでルートが示されている。
ここを登るということですね。
道しるべあれば、少しホッとします。
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ここを登るということですね。
道しるべあれば、少しホッとします。
上り詰めたら、この様です。
2016年03月26日 09:20撮影 by  301F , FUJITSU
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上り詰めたら、この様です。
人間が作ったコンクリート。
自然によって破壊されています。
2016年03月26日 09:22撮影 by  301F , FUJITSU
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人間が作ったコンクリート。
自然によって破壊されています。
ここが最後の堰堤になります。
この先はどのような世界になっているのだろうか。
2016年03月26日 09:24撮影 by  301F , FUJITSU
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ここが最後の堰堤になります。
この先はどのような世界になっているのだろうか。
そこで見たものは。
鈴鹿らしい花崗岩のガレ場となっていました。
2016年03月26日 09:27撮影 by  301F , FUJITSU
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そこで見たものは。
鈴鹿らしい花崗岩のガレ場となっていました。
もちろん終始足場は悪いです。
2016年03月26日 09:30撮影 by  301F , FUJITSU
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もちろん終始足場は悪いです。
まだ身の危険を感じなかったのは事実。
どんどん詰めていきました。
2016年03月26日 09:32撮影 by  301F , FUJITSU
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まだ身の危険を感じなかったのは事実。
どんどん詰めていきました。
おや?
何か人工物が見えました。
2016年03月26日 09:38撮影 by  301F , FUJITSU
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おや?
何か人工物が見えました。
おそらく土砂崩れを検出するためのワイヤーセンサーが張られていました。
2016年03月26日 09:38撮影 by  301F , FUJITSU
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おそらく土砂崩れを検出するためのワイヤーセンサーが張られていました。
さらに詰めていきます。
時すでに遅く、坂本谷へ行くルートを外れ左俣の谷に入ってしまっています。
2016年03月26日 09:46撮影 by  301F , FUJITSU
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さらに詰めていきます。
時すでに遅く、坂本谷へ行くルートを外れ左俣の谷に入ってしまっています。
まだ間違いに気がついていません。
2016年03月26日 09:46撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 9:46
まだ間違いに気がついていません。
この辺りから崩壊具合がすさまじくなってきました。
2016年03月26日 09:53撮影 by  301F , FUJITSU
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この辺りから崩壊具合がすさまじくなってきました。
この辺りは常時崩れています。
まだ真新しい落石の巣窟に入ってしまいました。
2016年03月26日 09:55撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 9:55
この辺りは常時崩れています。
まだ真新しい落石の巣窟に入ってしまいました。
そして超デンジャーの場所に入ってきました。
この付近は洒落にならないくらい危ないです!
拳くらいの岩が降り注ぐ。
2016年03月26日 09:55撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 9:55
そして超デンジャーの場所に入ってきました。
この付近は洒落にならないくらい危ないです!
拳くらいの岩が降り注ぐ。
とてもヤバイ気持ちになりました。
遭難が頭を過ぎる・・・
落石は容赦なく落ちてきます。
2016年03月26日 09:59撮影 by  301F , FUJITSU
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とてもヤバイ気持ちになりました。
遭難が頭を過ぎる・・・
落石は容赦なく落ちてきます。
やばい・・・
これが坂本谷なのか。まだ間違いに気がついていない。
2016年03月26日 10:02撮影 by  301F , FUJITSU
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やばい・・・
これが坂本谷なのか。まだ間違いに気がついていない。
危なすぎるので後戻りもできない。。
2016年03月26日 10:04撮影 by  301F , FUJITSU
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危なすぎるので後戻りもできない。。
ん?
何か見えました。
2016年03月26日 10:06撮影 by  301F , FUJITSU
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ん?
何か見えました。
なんとここにはロープが張ってありました。
しっかりしているか確認して。
ロープを頼りに登る。
このロープが他にも誰か踏み入った証拠になりました。
2016年03月26日 10:07撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 10:07
なんとここにはロープが張ってありました。
しっかりしているか確認して。
ロープを頼りに登る。
このロープが他にも誰か踏み入った証拠になりました。
そしてワイヤーセンサー。
土砂崩れすること前提で張られています。
これがリアルに怖い。
2016年03月26日 10:11撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 10:11
そしてワイヤーセンサー。
土砂崩れすること前提で張られています。
これがリアルに怖い。
そして今回の中で最も危険なポイントに入りました。
落石が雪崩のように降ってきました。
本当に本当に危ないと思いました。
2016年03月26日 10:17撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 10:17
そして今回の中で最も危険なポイントに入りました。
落石が雪崩のように降ってきました。
本当に本当に危ないと思いました。
もうこの谷をいち早く抜けないことには命の保証がない。
2016年03月26日 10:20撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 10:20
もうこの谷をいち早く抜けないことには命の保証がない。
とにかくエスケープする場所を探します。
2016年03月26日 10:24撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 10:24
とにかくエスケープする場所を探します。
なかなか逃げられそうな場所はない・・・
今は懸命に登るしかない。
2016年03月26日 10:33撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 10:33
なかなか逃げられそうな場所はない・・・
今は懸命に登るしかない。
耳を澄ませて落石の音を聞き分けながら進む。
2016年03月26日 10:36撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 10:36
耳を澄ませて落石の音を聞き分けながら進む。
恐怖心に支配されていく。
2016年03月26日 10:40撮影 by  301F , FUJITSU
3/26 10:40
恐怖心に支配されていく。
ザァー!!!ザァー!
ゴロゴロ・・
落石は発生しています。
2016年03月26日 10:43撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 10:43
ザァー!!!ザァー!
ゴロゴロ・・
落石は発生しています。
何とか尾根に逃げようかと思い、ここを登ってみました。

しかしながら絶壁のため降りることが出来ないので引き返す。
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何とか尾根に逃げようかと思い、ここを登ってみました。

しかしながら絶壁のため降りることが出来ないので引き返す。
早く抜けないと!!
ようやくこの写真の斜面を上り詰め場所から尾根によじ登りました。
本当に本当に危ない谷でした。
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早く抜けないと!!
ようやくこの写真の斜面を上り詰め場所から尾根によじ登りました。
本当に本当に危ない谷でした。
何とか尾根まで上ると福寿草。
2016年03月26日 11:37撮影 by  301F , FUJITSU
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何とか尾根まで上ると福寿草。
健気に咲いています。
2016年03月26日 11:40撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 11:40
健気に咲いています。
命拾いした証の福寿草。
とても癒された。
2016年03月26日 11:40撮影 by  301F , FUJITSU
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命拾いした証の福寿草。
とても癒された。
ようやく稜線にでる。
2016年03月26日 12:21撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 12:21
ようやく稜線にでる。
ここで始めて登山道と合流。
2016年03月26日 12:22撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 12:22
ここで始めて登山道と合流。
穏やかに晴れた天気。
それと反して、今回とても危ない谷に入ってしまって反省しました。
2016年03月26日 13:39撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 13:39
穏やかに晴れた天気。
それと反して、今回とても危ない谷に入ってしまって反省しました。
とりあえず山頂から鈴鹿南部を見渡す。
先週完遂した鈴鹿セブンマウンテンの縦走路を振り返る。
2016年03月26日 13:42撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 13:42
とりあえず山頂から鈴鹿南部を見渡す。
先週完遂した鈴鹿セブンマウンテンの縦走路を振り返る。
幸いケガなくてよかった。
ここに立ててることを実感できた影。
2016年03月26日 14:32撮影 by  301F , FUJITSU
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3/26 14:32
幸いケガなくてよかった。
ここに立ててることを実感できた影。
撮影機器:

感想

猛反の山行となりました。
坂本谷(特に今回の左俣の谷)は、常時落石の危機にさらされているので絶対に入ってはいけないと思いました。
とにかく危ないです。
たまたま無事に降りれただけです。

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訪問者数:1556人

コメント

危なかったね!
お疲れ様。本当に無事で何よりです。鈴鹿の山は、ルート通りに歩けば安全だけど、一歩間違えれば、かなり危険だね!
やっぱり、立入り禁止の所は入っちゃっ駄目‼
山は恐い!改めて私も身を引き締めます!
2016/3/28 20:17
Re: 危なかったね!
今回だけはマジやばかった((+_+))
今まで体験した中で一番に落石の恐怖と隣り合わせの山になった。
ほんまに常に崩れる音が聞こえて、リアルに予知せぬ場所から岩や石が落ちてくる。
坂本谷左俣は絶対にダメ!
今回、山の恐怖を感じた。お互いに気を引き締めて登ろう。
2016/3/28 20:29
めちゃヤバイやん‼
最初楽しそうって思いながら写真見てたけど、途中からハラハラしたわ💦
今も崩落してる最中の谷を登って行くってヤバすぎる〜。
福寿草の写真見てホッ😁
ルート確認しっかりとしようね👍
2016/3/29 17:04
Re: めちゃヤバイやん‼
イケイケバンバンの俺やけど、今回はマジで怖かった!
雪崩状に降り注ぐ落石に遭遇した時は、終ったと思ったわ。。。

でも何処の分岐を間違えて左俣に入ってしもたんやろ???
ルート確認しながら登らないと、取り返しつかないことになるな。
反省・・・
2016/3/29 19:06
チャレンジャー
デンジャラスゾーンで詰まった…あの…なんとも言えない不安な気持ちと稜線に抜けたときの福寿草に、一般登山道に出たときの「安心感」の落差。身に染みてよく判ります!
よくご無事で(^^)/ でも、またチャレンジしてしまうのですよね
2016/3/31 18:49
Re: チャレンジャー
jyunntarouさん
おはようございます。そうです!そうです!
なんとも言えない不安な気持ちから、登山道に抜けたときの安心感のギャップは何とも言えないですよね。
でも、目標としていた坂本谷はこのまま敗北のまま引き下がる訳にはいきません。
ちゃんと装備を充実して再検討します。
2016/4/1 7:18
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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