大鹿峠の途中までスノートレッキングを楽しむ
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 281m
- 下り
- 272m
コースタイム
天候 | 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は数十cmから1m程の雪に覆われているが、林の中に幅広く切り開かれているのでルートは明瞭。道標は完備され、随所に付いている。 |
写真
感想
2日前に雪が降った。山梨でも直後なら雪山を楽しめるだろう、と笹子峠の南にある大沢山を目指して出かけた。ところが車道は除雪されているが、取付き付近に駐車できる余地はない。雪山ではいつも駐車場が悩みの種である。仕方ない大沢山は諦めて、笹子峠と峰続きの米沢山に切り替える。ここなら笹子トンネルを抜けた先にある道の駅「甲斐大和」に駐車できる。
出鼻を挫かれたので、今一つ気が乗らない。ラッセルの程度にもよるが、これでは頂上まで辿りつけるかどうか怪しいものだ。まあ、途中まででもいい、雪山を楽しもう、とワカンを履いて米沢山北尾根を登り始めた。
でも、待てよ、去年の1月に同じ道の駅から西隣の笹子雁ヶ腹摺山に登ったが、結構急な尾根で、かなりのアルバイトだった。これから登る尾根も同じく急登の連続で、のんびり雪山を楽しめるルートではない。散歩気分で登るなら大鹿峠の尾根が良い。こちらなら緩やかなはずだ。や〜めた、大鹿峠に回ろう。
ということで、米沢山の途中でUターン。道の駅から武田家終焉の地である景徳院の下まで車を移動した。二転三転したので登高意欲は完全に削がれ、峠まで登る気もない。途中まででいいや、スノートレッキングを楽しもう、と歩き始めたのが10時半。
野田集落を抜ければバージンスノー。誰も踏んでいない雪の上に自分の足跡を付けていくのは気持ち良い。出だしのもたつきで溜まっていたストレスも次第に消えていく。米沢山はワカンを履いたが、こちらではスノーシューを選んだ。おかげで、一部の吹き溜まりを除いて大体はくるぶし程のラッセルで済む。尾根はなだらかだし、天気は良いし、のんびり散歩気分。990m圏のコブまで登って引き返した。大鹿峠までの半分も歩いていないかな。でも、スノートレッキングを楽しみ、雪山を散歩してきた、とすれば十分だろう。
遭難した時に登山届を出してあるかどうかがよく問題となる。届を出すポストがあれば必ず投函している。でも、私が採るルートでは、ほとんど登り口にポストが設置されていない。したがって、予定のルートを書いた概念図を自宅に置いてくる。今回も、第1候補は大沢山、駐車できなければ第2候補として米沢山、下りは大鹿峠から景徳院へ、と書き残してきた。さらに、車種と車両ナンバーも書いておき、まず車を探せ、見つかればどこに登ったか分かるから、捜索範囲も絞れるだろう、と言ってある。
登る山が一つの場合でも、状況や時間によって下山ルートを変えることもある。だから家に残す計画書には、採りうる下山ルートを複数挙げる場合が多い。捜索が大変だろうな、とは思うけど、一つの下りルートに固執するのはむしろ危険な場合もある。
それでも林道の通行止めのような想定外のトラブルで、予定した山域以外に登ることも稀にある。その時は急遽変更した山とここに登降する予定ルートを示した概念図を車の中に残しておく。こうすれば車さえ見つければ、捜索対象が決められるはずだ。
家族や捜索隊に自分の行動予定を残しておくことは、携帯電話も持たず、単独行を常とする者なら、最低限のマナーと心得ている。
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