トムラウシ山【天人峡温泉から】
- GPS
- 00:00
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 2,136m
- 下り
- 2,131m
コースタイム
- 山行
- 13:05
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 13:18
天候 | 曇り/上の方は吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
トムラウシ山を天人峡温泉から登って滑ってみた。
積雪期に天人峡温泉からスタートする場合、どこから登るか悩ましいところ。過去3回化雲岳まで登った時は、それぞれ涙壁・尾根末端・涙壁の順に登った。順番的には今回は尾根末端からスタートとしたいところだけど尾根末端の残雪状況が分からなかったため無難に涙壁から登ることにした。
夏の登山口からスタート。まずは板を背負って涙壁を直登する。過去ここの登りで結構苦労したが今回は踏み抜きもそんなに多くなくて意外とすんなり登ることが出来た。
涙壁の上まで登るとしばらくは緩斜面の尾根を何度かアップダウンしながら進む。第一公園手前の急斜面を登ると広い尾根に出る。あとはこの広い尾根を登って行くだけ。
標高1500mを越えたあたりからガスが出てきて風も強くなってくる。その後は時々一瞬ガスが晴れる程度でひたすら真っ白な世界だった。4月下旬だというのにめっちゃ寒かった。
化雲岳は登らず巻いてトムラウシ方向へ進んで行く。進むにつれて徐々に風が強くなってきて日本庭園辺りまで来たときには立っているのもしんどいぐらいの風となった。雪も降ってきて横殴りの猛吹雪状態で寒くて寒くてたまらなかった。この日はゴーグルを車に置いてきてしまい目も開けられなくて歩くのに随分苦労した。
山頂手前でスキーをデポ。ガスっているときは基本スキーはデポしないのだけど強風の中背負うことは厳しそうだたっため仕方がなくデポしたのだ。しかしこれは大失敗だった。デポした場所をGPSにポイントしておくのを忘れてしまい下山時にスキーを見つけるのにかなり苦労した。
スキーデポ後、ツボ足で山頂へ向けてしばらく登ると、少し登ったところからさらにものすごい強風となる。しばらく頑張ったが飛ばされそうでどうやっても前に進めなかった。仕方がなくそれ以上進むをあきらめて山頂少し手前の標高2120m地点を自分の中で山頂とした。
デポしたスキーを苦労して発見後はブーツのバックルだけ締めて登ってきたルートを黙々とひたすら戻る。帰りは真正面からの風で登りの時よりもさらにキツい歩きだった。半泣き状態で歩いていたと思う。
ヒサゴ沼辺りまで戻ったあたりでようやく雪が止んで風だけになる。帰りに化雲岳と小化雲岳へ立ち寄る計画をしていたけど、そんな気にはなれず帰りも巻いた。
小化雲岳の少し下でシールを外す。スキーを楽しむというよりただ滑っただけ。とにかく風地獄から早く抜け出したかったので急いで滑った。
樹林帯まで下りてようやく穏やかな雰囲気になった。最後は樹林帯の中をダラダラと戻る。
1月に東大雪荘の方からトムラウシに登ったときは無風快晴の空で天国のような山スキー、今回は春だというのに猛吹雪で地獄のような山スキーだった。同じ山で天国と地獄両方体験することが出来て良かったと思うことにした。
今度は天気のいい日を狙って登ることにしよう!
あの天気にトムラまで行くなんて激ドM爆発ですね
よくご無事で戻れましたね。ほんとにおつかれさまでした〜。
i-tomoさん
こんにちは!
この日はもう少しいい天気だと予想していたんですよね…。結果的には残念な天気でしたが、こういう山行も実は結構好きだったりします。キツい環境にいる方が集中力が増して良いです。
とは言いつつも、やっぱりいい天気の日に登りたいです〜。次回まで持ち越しです。
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