前黒法師岳〜ヘリポートまったり泊
- GPS
- 38:57
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,107m
- 下り
- 2,120m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:31
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:50
天候 | 5月3日 晴れのち曇り、夜半前より暴風雨 5月4日 朝6時まで暴風雨、のち晴れ強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
GW中は有料500円/日。 数日駐車すると警察の出張所に遭難の心配をされるので下山予定日をダッシュボードにメモしておいた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
寸又峡〜前黒法師岳 一般登山道 前黒法師岳〜ヘリポート 破線ルート 飛龍橋渡った先に登山ポストあり。記帳ノートあり。 前黒法師岳の登山道は急登箇所あり。 ルートはわかり易いが、木の根などでの転倒注意。 前黒法師岳〜ヘリポート間、 前黒法師からの下りが迷い易い。 やせ尾根を過ぎてからは踝程度の笹原を進み踏み跡薄い。 ピンクリボンが視線に必ず入るので見落とさなければ問題なし。 水場はヘリポートから西へ下る廃林道沿いを進み5分程度。 赤い消火器が目印だが、ザレて下りにくいのでもう少し先に下降し易いポイントがある。 |
その他周辺情報 | 寸又峡温泉 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図(1)
ガイド地図(1)
ライター(1)
飲料(3)
ティッシュ(1)
バンドエイド(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
雨具(1)
防寒着(1)
手袋(1)
ストック(1)
ビニール袋(2)
替え衣類(1)
シュラフ(1)
ザックカバー(1)
クマよけ鈴(1)
食器(1)
非常食(1)
テント
テントマット
ランタン・マントル
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
カメラ
車
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感想
当初は浜松から入り、野鳥の森からバラ谷の頭泊〜黒法師岳〜丸盆岳ピストンの予定だったが、4日未明に暴風雨の天気予報のため、勝手知ったる寸又峡からのヘリポート泊とした。
前日仕事終了後、そのまま寸又峡入り車内泊。
翌朝5時、出発しようとすると、
前日に笊が岳で遭難した!?という方にお会いした。
なんでも、さわら島から日帰りで登って翌日朝6時に下山したとのこと。大変です。
このルートは、前黒法師岳より先は、水とルーファイに気をつけながら自力で行くしかないルートなので気を引き締める。
昨年GWは、寸又峡から前黒法師〜黒法師〜バラ谷の頭〜房子山〜山犬段〜沢口山を2泊3日で周回した。重装備でワインも一眼レフも持って行って、ヘロヘロになったので、今年はヘリポートをベースに丸盆岳のピストンを目論んでみた。
破線ルートなので迷走の恐怖は少ない。
前黒法師岳は通算3回目となるが、今回も厳しかった。
寸又峡(540m)から前黒法師(1943m)の1400mの高低差はテン泊装備には堪える。今回は水場の確証があったので、水物は(飲料水1700ml、ウイスキー720ml)担ぐのを控えて現地調達とした。ワインを持って行きたかったけど...こらえて、
湯山集落を過ぎて林道接続点まで約2時間。薄暗いなかひたすら歩くのはけっこうしんどい。
その後はところどころで展望も見え出して、栗の木の段あたりからは美しい南アルプス深南部の森と、イワカガミなどの花々に癒される。
白ガレの頭を過ぎて緩やかな登りの後は、山頂直下の急登。
9合目あたりからは緩やかな傾斜に変わる。
前黒法師岳山頂まで、出あった人 0人。出合った動物 カモシカ1頭。
前黒法師岳からの下りは、少しわかりにくいものの、ピンクテープを追えば大丈夫。
やせ尾根を通過して登り返した後は、ご機嫌の雰囲気になる。
前黒法師岳からヘリポートまでは約1時間。
ヘリポートには11時半頃に着いた。ゆっくり目で歩いて寸又峡から6時間半。
ヘリポート手前で1組のカップルと遭遇、寸又峡へ下山する模様。
まだ歩き足りないし、時間も早いのでバラ谷かカモシカ平へ歩を進めるが、迷う。
今夜半からの暴風雨の天気予報が気になって、それに、水場が黒バラ平しかないので丸盆岳とは逆方向にあたり、周回ルートになってしまう。ヘリポートで水を汲んで重量を増した状態で黒法師岳の笹薮の激登を越えるのもゾッとする。
ということで、へたれ根性が働き、ヘリポートまったり泊とし、翌日、サブザックで丸盆岳を狙う予定にした。
夕方までのヘリポートでのまったり時間は最高でした。
夜10時前くらいから風に加えて雨も降り出し、土砂降りの状態に。
翌日の6時までずーっと降り続く。
暴風には全く問題なかったのですが、
朝4時過ぎ、マットの下のグランドシートから浸水。
グランドシートの下には、フットプリントに代わり、最近は厚手の断熱アルミシートを敷いています。
結露防止にはグランドシートの下に断熱層をつくると効果があったのですが、
(断熱アルミシートをグランドシート上に敷くと、グランドシートと断熱アルミシートの間で結露する。この場合、マットの下は隙間が空かないので結露しない。)
今回は全く逆で、マットの下から浸水しました。
もちろん、断熱アルミシートはグランドシートよりも小さい面積で敷いていますが、横からの流水により断熱アルミシートとグランドシートの間に入った水に対して、
グランドシートの耐水力が長時間耐えられなかったようです。
本体上からの浸水はありませんでしたが、フライシート内側には染みこんでおり、フライとクリアランスの取れていない壁面は染み込みがありました。
ともあれ、装備はほぼ無事で朝を迎えましたが、天気の回復時刻が遅く、黒法師岳・丸盆岳は中止。
のんびり乾かして下山することに。
ゆっくり出発。
天気も回復して、風はあるものの最高の天気。
この日は飛龍橋まで誰とも会わず。
静かな深南部のまったり泊ができて癒されました。
前黒法師岳からのエントリーはしばらくの間、おなか一杯です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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本格的に活動開始ですね。
私も冬眠から覚めましたが、まだ山を眺めているだけです。
またどこかでご一緒できたらよろしくお願いします。
inocchiさん、お久しぶりです!
冬眠してぶよぶよになった身体をまた引き締め直すためにそろそろ始動しました
じつは、雨降りで担いだお酒を1泊で全て飲んでしまったため、下山しました
今年も北は、水晶、鷲羽あたりをねらっています。またどこかでお会いしましょう。
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