津軽半島 大倉大滝
- GPS
- 06:00
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 435m
- 下り
- 441m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今のところは車で渡渉する箇所も大丈夫です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※登山ポストはありませんので、各自それなりの対応が必要となります。 ※今回の登りは沢ですので、それなりの装備と言うか心構えが必要ですが、大倉大滝を直登しないのであれば、沢歩きとしては初級的な沢です。 ※この沢は地図上での現在地同定の難易度は高めです。 地図上で表しきれない細かい川のうねりが繰り返され、確証をもって同定できる地点は大変少ない沢だと思います。 この記録で大倉大滝の場所は特定できると思いますが、その先の詰めを間違えると大倉岳への詰めとなり、滝上からの行程は倍位になると思われます。 沢の雰囲気に惑わされない地図読みの精度が必要だと思います。 (GPSは谷のため精度が落ちることが考えられますので注意が必要です) ※登山道に出てからは、赤倉岳の石付きの少し急な斜面は少々歩き難いですが、その他はこの山域としては上々の道だと思います。 ※登山口を出発してすぐに徒渉が一カ所ありますので、いきなり転ばないように気をつけてください。 ※この山域では、たまに猿の群れと遭遇することがありますのが、あまり刺激を与えないようにすれば大丈夫だと思います。 熊さんもいないわけではないはずです。 |
その他周辺情報 | 近場の温泉は国道280号線バイパスを北上すると「よもぎ温泉」があり、 バイパスに出てから5分位で到着できます。 日帰り入浴 大人350円 シャンプー等の備付けはありません。 http://www.yomogita-assist.com/onsen/ |
写真
装備
個人装備 |
たがじょ
ロガー
長袖
ズボン
手袋
雨具
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地形図
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
アマチュア無線機
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
サングラス
袋
|
---|---|
共同装備 |
ロープ25m
|
備考 | 虫が多かったので、対策品を忘れたのが痛かった。。。。。 |
感想
そろそろタケノコかな〜?
って事で赤倉岳へ (笑)
でも、普通のルートで行かないのがこの夫婦 (爆)
「何かあの辺に滝があるみたいだよね?」
「うん、最初にあそこに行ったときからその滝は気になってる」
「じゃあ行ってみるか!」
で決まったのが今回のルート。
ルートは決まったものの、いくらネットで調べても「大倉大滝」の場所も姿も一切情報が出てこない。
二人で地形図を見ながら、ココじゃないかな? うーん、コッチじゃないの?
などと言っていても答は出てこないので、
沢を登って行けば、そのうち出るでしょう!
その後はその時の状況に合わせた行動をしよう!の勢いで当日の朝を迎えました。
朝は若干の寝坊('◇';ゞ またしてもやってしまった。。。。。緊張感のない人でごめんなさい。
でも、登山口に向かう車の中で気がついた事、「去年は沢に行ってない」・・・・・
あちゃ〜、大丈夫か? それからは若干緊張しながら車を走らせました(笑)
登山口に着くと、タケノコシーズンの走りと言うことで既に8台の車があり、ムニュっと車を何とか入れて支度を始めました。
この時に気がついたことが、虫の対策品を完全に忘れて来た事です。これは今回の山行で一番反省すべき点です。
いや〜、準備をしている時から小さな虫達に囲まれて大変な状況でした。
それぞれのシーズン始めは、カナリ忘れている事があるので最初のうちはダメですね。
それを防ぐためにも、しっかりとヤマレコの記録や計画書を利用しないといけませんね、ヤマレコにはこんな事までにも気を回してくれている機能が有るので、今後もシッカリと利用させてもらいたいと思います。
と言うことで、2年ぶりの沢登りをスタートしましたが、歩き出してみるとそれなりに歩けるもので、藪を漕いだり、倒木をよじ登ったり、楽しく歩いて行けました。
しばらくは普通の沢歩きが続き、途中で小さなゴルジュ風の所が一つあり、それを越えて少し歩いたところにちょっとした滝のお出まし!
あまりにも何も無い沢が続きすぎたので、これが大倉大滝か?高さも7m程度だから役場のHPの数少ない情報と合う!
と思いながらその滝を直登すると、目の前に立派な滝がドォ〜ン!
本物の「大倉大滝」が現れました!!
高さは12m程度はあるでしょう、立派な滝です。
直登する気は無かったのですが、ルートを研究(笑)
コッチはハング気味、アッチからツ〜、途中でシャワー、次がキモか?滑りそう!などと見ましたが、簡単には登れそうにはない立派な滝でした。
と言うことで大倉大滝を巻き、現在位置から進むべき方向の小沢に向けて沢を登り詰めて行きました。
この詰めがキツかった〜、と言うのは「虫」
疲れても長くは立ち止まっていたくないくらいの「虫」
息が上がってきて、大きく息を吸いたくても吸えないほどの「虫」
それだとやっぱり苦しいので、口をすぼめ気味にして息を吸うと、風速が上がってしまい、口に入ってきてしまう「虫」
我慢しながら鼻で呼吸しても鼻に入ってきてしまう「虫」
それらに我慢しながら少し立ち止まり、会話をしても口に入ってきてしまう「虫」
当然耳にも入ってきてブンブン飛びまくる「虫」
本当に厄介な大量の「虫」に終始纏わり付かれ、会話もソコソコに、身振り手振りで方向を相談しながらの詰めでした(笑)
いい加減詰めたあたりで沢の水がほとんど無くなり、水を離れると「虫」が少しは減るかと思い、タケノコを探しながら藪を登ってみましたが、
虫は減らない、タケノコは少ないと、登山道に出る最後の詰めも苦しい物でした(笑)
その後のタケノコも少し時期がまだ早かったようでしたが、自分達で数日食するくらいを山に分けてもらい、下山となりました。
2年ぶりの沢でしたが、やっぱりコレも楽しいですね!
とは言っても、いったい何匹の「虫」を食べたんだろう?(爆)
去年のタケノコ収穫しつつの周回山行の時に目にした山域案内看板に書いてあった滝のことを二人とも覚えていた
ネットで調べても、11mなのか12mなのかそれとも7mなのか…
詳細には全くたどりつけず、位置も分からないまま、地図を見ても滝らしき位置は同定できない
ま、登山道上がるかわりに沢から行けば見物できるんじゃないか?
ちょっとドキドキの山行の始まりです
去年は新居の新築のドタバタで沢に全く入れない夏を過ごし、「たがじょ」(スパイク地下足袋)を履くのも久しぶり
とりあえず、最低限の確保道具も持って出発した
登山道を少しだけ歩いて脇にそれる…あ、なんだか直近で人が入った気配
歩いていくと営林署の来年の伐採予定の札
これかな?と話しながら沢をすすむ
久しぶりすぎて、足元がなかなか安定しない
慎重に進んでいたら、ゆっくりペースになってしまった
右へ、左へ
地図には現れない川のうねり
大きな二俣は少ないので、はっきりとした現在地同定が難しいが、何となくの距離感と川の向きが変わってきたのを感じ取りながら要所要所で二人で考えをまとまる
果たして、滝ははっきり分かるんだろうか?
実は横からの流入部に滝があるのかも?
いろいろ考えて進んでいったら、びっくり、人がいる
昨日もこの沢に入ったという方、何度も入られているようで、この方と出会った場所から滝までは普通の足であと30分くらいとか、巻きあがった先の沢の入り方の情報もいただく
何よりも、本流を行けば大滝にたどり着く、その心強い情報がありがたかった
足取りが一気に軽くなり、虫は多くてたまらないけど、グングン進む
ゴルジュ様の部分は私はへつる
久々の岩の感じが楽しい
進んでいくと、7m位のやや緩い滝にであう
まさか、これが「大滝」?
と疑念を抱きながら楽しく登ると、目の前に立派なきれいに水流が一直線に落ちる11mの「大倉大滝」が出現した
すごい、すごい、
きれい、きれい、
連発して目に焼き付ける
いい水音
左の窪地から滝を巻いて、滝の上に でる
赤倉の袴腰岳への分岐に突き上げるためにはすぐの二俣を右に入らなければならない
地図でもそれをしめしている
コンパスで二人の意見をぶつける
微妙な現在地のブレはあるので目指す角度の算出はずれがあるが、明らかに左ではないことは意見が一致して、確信をもって進む
しかし、虫が極端に多い
ほとんど立ち止まれまい
少しだけ倒木と藪の覆いかぶさがうるさくなったが、比較的歩きやすく沢を詰めていく
小さい岩の段差も面白く進む
稜線上の青空を確認したところで沢から藪へ飛び込む
思ったよりもタケノコは出ていないが、少しだけある
登山道を出て、去年もお世話になった藪に入る
今年はまだ出が少ない
それでも食卓を飾るのに十分の量を頂く
山頂でお昼のパンをかじったら、下山に向かい、再度藪の中へ
また少しタケノコを頂く
これで十分、と言いながら、登山道を下っていく
目は周囲の木の芽、足元の笹の出具合
頭は比較的からっぽ
登山道は楽だなと感じる時間
沢歩きは楽しい、とも思う時間
まだ足が慣れていないからか、ちょっとつま先が痛い
辛くなる前に登山口に到着した
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