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Yamareco

記録ID: 880343
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ハイキング
甲信越

信濃の五里ヶ峰から鏡台山へ

2016年05月20日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
16.6km
登り
1,136m
下り
1,137m

コースタイム

坂城神社駐車場出発6:20―葛尾城跡7:25〜7:50ー五里ヶ峰8:50〜9:30ー笹平10:20〜10:30ー鏡台山11:40〜12:25ー黒柏木13:10ー和平高原13:30〜13:55ー坂城神社駐車場ゴール14:25
天候
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
しなの鉄道の坂城(さかき)駅から真北に600m程進むと、正面に坂城神社がある。ここが出発点で、裏手に広い駐車場がある。ここから町中を東進し、高速道路をくぐってから和平公園の標識に従って北東に登って行けば、ゴールの和平高原(真田町境の峠)に着く。神社から7km以上ある。なお、和平公園を通るより、左に笹平への分岐を過ぎたちょっと先で真田町の標識に従って登って行った方が道は広い。ただし、どちらを進んでも、合流後、最後の数百mは荒れたダート道。
コース状況/
危険箇所等
坂城町観光協会の推奨コースを採る。すなわち、坂城神社―葛尾(かつらお)城跡―五里ヶ峰―笹平(林道更埴坂城線)−鏡台山―黒柏木―和平高原(真田町境の峠)。歩行距離約8.3km、所要時間約6時間10分とのこと。
さすが推奨コースだけあって、全コースに渡って手入れが行き届いている。道標も随所に立っているし、道も良く踏まれているので、地図を見なくても迷うことはないだろう。ちょっと急な所にはロープが張ってある。城跡の空堀の急斜面には階段まで設備されている。安心して歩ける。
ただし、ゴール地点から出発点にどうやって戻るかが問題。7km以上離れている。私は4月の貫ヶ岳の時と同様にMTB(自転車)を使った。
出発点の坂城神社裏手の登山口。推奨コースの案内板が立っている
2016年05月20日 06:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 6:22
出発点の坂城神社裏手の登山口。推奨コースの案内板が立っている
幅の広い登山道を進む。新緑が美しい
2016年05月20日 06:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 6:35
幅の広い登山道を進む。新緑が美しい
大きな岩の下を右に巻く。ちょっとした急斜面にはロープが張られている
2016年05月20日 06:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 6:44
大きな岩の下を右に巻く。ちょっとした急斜面にはロープが張られている
支尾根に出るとザラザラした岩の上を歩く
2016年05月20日 06:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 6:56
支尾根に出るとザラザラした岩の上を歩く
岩場には階段が彫られて鎖まで付けられ、至れり尽くせり
2016年05月20日 07:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 7:14
岩場には階段が彫られて鎖まで付けられ、至れり尽くせり
姫城跡(標高646m地点)に続く主尾根に出る。道標が多いので迷う恐れはない
2016年05月20日 07:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 7:17
姫城跡(標高646m地点)に続く主尾根に出る。道標が多いので迷う恐れはない
葛尾城跡に着いた。805mの三角点がある三の廓、二の廓に続いて主廓。ここには小さな社が祀ってあった
2016年05月20日 07:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/20 7:28
葛尾城跡に着いた。805mの三角点がある三の廓、二の廓に続いて主廓。ここには小さな社が祀ってあった
主廓から坂城町が見下ろせる。戦国時代の名将・村上義清もここから村落を俯瞰していたのかな
2016年05月20日 07:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/20 7:35
主廓から坂城町が見下ろせる。戦国時代の名将・村上義清もここから村落を俯瞰していたのかな
葛尾城跡は整備されていて、空堀に降りる急斜面には階段まで設置されている
2016年05月20日 07:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 7:53
葛尾城跡は整備されていて、空堀に降りる急斜面には階段まで設置されている
城跡から五里ヶ峰の頂上へ登る。明るい雑木林で気持ち良い
2016年05月20日 08:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 8:02
城跡から五里ヶ峰の頂上へ登る。明るい雑木林で気持ち良い
なんでこんな山の中に電話ボックスがあるの?
2016年05月20日 08:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 8:03
なんでこんな山の中に電話ボックスがあるの?
つつじが真っ盛り
2016年05月20日 08:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 8:25
つつじが真っ盛り
五里ヶ峰の頂上。明るい草地だ
2016年05月20日 08:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 8:52
五里ヶ峰の頂上。明るい草地だ
頂上から西に冠着山が望める。三角錐で格好よい。眼下には温泉で有名な戸倉上山田の市街地が賑やか
2016年05月20日 09:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/20 9:00
頂上から西に冠着山が望める。三角錐で格好よい。眼下には温泉で有名な戸倉上山田の市街地が賑やか
JR篠ノ井線の姨捨駅方面を見る。旅番組「こころ旅」であちらからここが映され、それで来る気になったのだが、今日は霞んで良く見えない
2016年05月20日 09:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/20 9:26
JR篠ノ井線の姨捨駅方面を見る。旅番組「こころ旅」であちらからここが映され、それで来る気になったのだが、今日は霞んで良く見えない
鏡台山へ向かう。来た道を100m程戻ると鏡台山への分岐点
2016年05月20日 09:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 9:36
鏡台山へ向かう。来た道を100m程戻ると鏡台山への分岐点
地形図では笹平までルートが実線で描かれているので林道かと思ったが、幅広く刈られた防火帯。なだらかな気持ち良い道だ
2016年05月20日 09:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 9:43
地形図では笹平までルートが実線で描かれているので林道かと思ったが、幅広く刈られた防火帯。なだらかな気持ち良い道だ
笹平に近づくと、名の通りに笹が現れてきたが、ごく一部だった
2016年05月20日 10:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 10:14
笹平に近づくと、名の通りに笹が現れてきたが、ごく一部だった
笹平に着いた。ここを舗装された林道更埴坂城線が通っている。ガードレールで登山道への車両侵入を禁止
2016年05月20日 10:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 10:17
笹平に着いた。ここを舗装された林道更埴坂城線が通っている。ガードレールで登山道への車両侵入を禁止
林道を突っ切ると鏡台山への登山口
2016年05月20日 10:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 10:32
林道を突っ切ると鏡台山への登山口
こちらも手入れされた明るい道だ
2016年05月20日 10:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 10:51
こちらも手入れされた明るい道だ
途中「富士見台へ1分」の看板。富士山が見えるの?今日は無理。先ほど登った五里ヶ峰が近くに、冠着山が遠くに霞んでる
2016年05月20日 11:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/20 11:09
途中「富士見台へ1分」の看板。富士山が見えるの?今日は無理。先ほど登った五里ヶ峰が近くに、冠着山が遠くに霞んでる
鏡台山の頂上
2016年05月20日 11:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/20 11:38
鏡台山の頂上
登頂記念に鐘を鳴らしていいのかしら
2016年05月20日 11:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 11:39
登頂記念に鐘を鳴らしていいのかしら
鏡台山から和平高原へ降りるため、黒柏木へ向かう
2016年05月20日 12:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 12:26
鏡台山から和平高原へ降りるため、黒柏木へ向かう
明るい道が続き、ルンルン気分
2016年05月20日 12:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/20 12:46
明るい道が続き、ルンルン気分
木の切れ間から五里ヶ峰と冠着山が見えた。先ほどの富士見台の景色と大差ない
2016年05月20日 12:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/20 12:53
木の切れ間から五里ヶ峰と冠着山が見えた。先ほどの富士見台の景色と大差ない
黒柏木への急登。親切にも延々とロープが張られている
2016年05月20日 13:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 13:03
黒柏木への急登。親切にも延々とロープが張られている
黒柏木の頂上。木に覆われ、全く眺望の無い単なる通過点に過ぎない
2016年05月20日 13:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 13:08
黒柏木の頂上。木に覆われ、全く眺望の無い単なる通過点に過ぎない
右手(南側)に杉林を分断する幅広い防火帯が数十m毎に設けられていた
2016年05月20日 13:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 13:14
右手(南側)に杉林を分断する幅広い防火帯が数十m毎に設けられていた
推奨コースの終点に近づいた。林道に降りる直前に、坂城神社の登山口と同じ看板が立っていた
2016年05月20日 13:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 13:25
推奨コースの終点に近づいた。林道に降りる直前に、坂城神社の登山口と同じ看板が立っていた
真田町境の峠。ダートの林道が横切っている
2016年05月20日 13:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 13:26
真田町境の峠。ダートの林道が横切っている
峠の南側は野菜畑が続く和平高原
2016年05月20日 13:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 13:28
峠の南側は野菜畑が続く和平高原
この高原の一角に昨日のうちに置いておいたMTBを取り出す
2016年05月20日 13:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 13:35
この高原の一角に昨日のうちに置いておいたMTBを取り出す
高原を降りる途中で、先ほどの杉林中の防火帯が見えた。まるで虎刈りだ
2016年05月20日 13:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 13:59
高原を降りる途中で、先ほどの杉林中の防火帯が見えた。まるで虎刈りだ
登山口の坂城神社に戻る。立派な神社だ。ここまで和平高原から7km以上あるが、自転車で30分程。これで周回コースが完結
2016年05月20日 15:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/20 15:14
登山口の坂城神社に戻る。立派な神社だ。ここまで和平高原から7km以上あるが、自転車で30分程。これで周回コースが完結
撮影機器:

感想

NHKのBS放送に「こころ旅」という自転車を使った旅番組がある。2週前の長野県シリーズで、JR篠ノ井線の姨捨駅から見た風景が紹介された。ここは田毎の月で有名らしい。緩やかに広がった平野の向こう正面の山並みに、五里ヶ峰と鏡台山が映され、地元の人にとってこころの山とのこと。平野からそそり立っているので、なかなかボリュームがある。こんな山があるとは知らなかったが、なかなか魅力的だ。よし、登ってみよう、ということで急遽出かけた。

歌川広重の浮世絵に「信濃 更科 田毎月 鏡臺山」がある。千曲川らしい川の向こうに険しい山が描かれていて、その天空高くに満月が輝き、直近の山の中腹に築かれた田棚ごとに月が写っている浮世絵だ。川向こうの山が鏡台山なのかしら。それにしては険し過ぎてあまりにもデフォルメされている。
鏡台山の頂上で会った地元の住職によると、ゆったりとした2つの円頂(主峰と北峰)の間に満月がかかると、昔、女の人が使っていた鏡台に似ているからこの名前がついた、とのこと。ダイヤモンド富士ならぬ、ルナ鏡台山だ。むしろこの方が納得できる。

鏡台山より五里ヶ峰の方が景色は良い。千曲川からいきなりそびえ立っているからか。この山の下を上信越自動車道が突き抜けている。4km以上の長いトンネルの名前が五里ヶ峰トンネル。

五里ヶ峰の中腹にある葛尾城は、戦国時代の武将・村上義清の居城。この辺りで武田軍に勝った唯一の武将ということで地元では人気が高く、それだけに城跡もしっかり手入れされている。

坂城町の推奨コースだけあって、整備は行き届いている。安心して歩けるので気分ものんびりできた。

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