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Yamareco

記録ID: 881882
全員に公開
ハイキング
伊豆・愛鷹

余計なことして焦っていた@万二郎岳-万三郎岳&長九郎林道

2016年05月24日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:32
距離
17.5km
登り
964m
下り
972m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:54
休憩
1:39
合計
8:33
10:10
4
スタート地点
10:25
10:28
50
11:18
11:29
20
11:49
11:51
8
11:59
12:06
23
12:29
13:20
3
13:23
13:27
27
13:54
13:56
33
14:29
14:32
15
14:47
14:51
4
14:55
15:00
15
17:35
17:37
45
大鍋越
18:22
18:24
8
長九郎林道
18:32
18:33
10
カンス林道長九郎山入口
18:43
ゴール地点
昼食は万三郎岳山頂から少しだけ先に進んだところで取りました。登山ツアーの組が複数いらしていただけではなく、平日なのに普通にたくさんのハイカーがやってきていたので、山頂ではスペースがなくて難儀しました。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天城高原GC横のハイカー専用駐車場
コース状況/
危険箇所等
ゴロタ石が全般的に多く、階段も土が抜けてただのハードルのようになったものが多くて歩きづらい箇所が結構ありましたが、基本的に人気コースのためかよく整えられていて、危険箇所はほとんどありませんでした。
24日(火)、平日で朝の渋滞に巻き込まれないように6時半に家を出ましたが、考えが甘かったようで、国道1号線の東戸塚から原宿交差点まで渋滞に巻き込まれ、目的地の伊豆・天城高原駐車場に到着したのは10時10分になってしまいました。3時間で到着できると踏んでいましたが、7時前でも渋滞するんですねぇ…。何はともあれ、天気は快晴の中、初の伊豆登山を楽しむことができるのは何より幸いです。気温は前日に30℃を超えましたが、この日は26℃の予報で、山地はもっと涼しい風がやんわり吹いていました。
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24日(火)、平日で朝の渋滞に巻き込まれないように6時半に家を出ましたが、考えが甘かったようで、国道1号線の東戸塚から原宿交差点まで渋滞に巻き込まれ、目的地の伊豆・天城高原駐車場に到着したのは10時10分になってしまいました。3時間で到着できると踏んでいましたが、7時前でも渋滞するんですねぇ…。何はともあれ、天気は快晴の中、初の伊豆登山を楽しむことができるのは何より幸いです。気温は前日に30℃を超えましたが、この日は26℃の予報で、山地はもっと涼しい風がやんわり吹いていました。
準備完了して駐車場のすぐ向かいにある登山道入口に入ったのは10時半。画像には写っていませんが、もう結構何組もの登山ツアーの人達が入っていきました。これから向かう万二郎・万三郎岳は平日なのに人気がある山なんですね。
準備完了して駐車場のすぐ向かいにある登山道入口に入ったのは10時半。画像には写っていませんが、もう結構何組もの登山ツアーの人達が入っていきました。これから向かう万二郎・万三郎岳は平日なのに人気がある山なんですね。
今回のコースは定番の天城尾根縦走ルートで万三郎山の少し先まで進み、シャクナゲルート側に入って北側斜面を抜けて戻るコースです。人気のある道ですから歩きやすいのかと思ったら、画像のようにいきなりゴロタ石だらけのところがあって、結構歩きづらい箇所も多々ありました。
今回のコースは定番の天城尾根縦走ルートで万三郎山の少し先まで進み、シャクナゲルート側に入って北側斜面を抜けて戻るコースです。人気のある道ですから歩きやすいのかと思ったら、画像のようにいきなりゴロタ石だらけのところがあって、結構歩きづらい箇所も多々ありました。
三浦アルプスにもありましたが、根っこがめくれた木。復路のシャクナゲルートの終わり近くにも同じようになった木があって、「手前に分岐はなかったけど、往路でここは通ったっけ?」と一瞬混乱しちゃいました。
三浦アルプスにもありましたが、根っこがめくれた木。復路のシャクナゲルートの終わり近くにも同じようになった木があって、「手前に分岐はなかったけど、往路でここは通ったっけ?」と一瞬混乱しちゃいました。
四辻までは天城縦走路とシャクナゲルートは同じで、実際こんな感じでシャクナゲの花が結構あちらこちらにきれいに咲いていました。
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四辻までは天城縦走路とシャクナゲルートは同じで、実際こんな感じでシャクナゲの花が結構あちらこちらにきれいに咲いていました。
路面は基本的に土質ですが、ご覧のようにゴロタ石が多くて歩きづらいです。雨はしばらく降っていないために濡れたところはほとんどなく、途中何度か横切った沢も全て涸れていました。
路面は基本的に土質ですが、ご覧のようにゴロタ石が多くて歩きづらいです。雨はしばらく降っていないために濡れたところはほとんどなく、途中何度か横切った沢も全て涸れていました。
少しすると四辻に到着。ここで万三郎岳まで尾根道を進むか、中腹斜面を進むかになりますが、先に登り下りの多い尾根ルートを選んで左に進みます。なお、四つ辻ならもう一方にルートがあるはずなのに、案内板は3方向だけしか出ていませんし、別段他にルートらしきものは見えませんでした。
少しすると四辻に到着。ここで万三郎岳まで尾根道を進むか、中腹斜面を進むかになりますが、先に登り下りの多い尾根ルートを選んで左に進みます。なお、四つ辻ならもう一方にルートがあるはずなのに、案内板は3方向だけしか出ていませんし、別段他にルートらしきものは見えませんでした。
万二郎岳方面は相変わらずゴロタ石だらけ。ロープが張られているのは、つかまるためではなくて、遊歩道のコース外に出ないようにさせるためのようで、他にもところどころで見られました。
万二郎岳方面は相変わらずゴロタ石だらけ。ロープが張られているのは、つかまるためではなくて、遊歩道のコース外に出ないようにさせるためのようで、他にもところどころで見られました。
階段も設けられてはいますが、もう結構打ち込まれて古くなったものが多いのか、土が抜けてしまい木がまるでハードルのように高いところに出っ張って障害になっている場合も多かったです。この画像の階段ははまだしっかりしていますが、意味のないと言うより、残っているのがかえって危険なものもありますね。
階段も設けられてはいますが、もう結構打ち込まれて古くなったものが多いのか、土が抜けてしまい木がまるでハードルのように高いところに出っ張って障害になっている場合も多かったです。この画像の階段ははまだしっかりしていますが、意味のないと言うより、残っているのがかえって危険なものもありますね。
四辻から万二郎岳まで半分くらい来たところで、それまで鬱蒼とした森の中のルートが一瞬ぱっと明るくなる箇所がありました。昔の土砂崩れの跡のようですね。大きな岩が転がった跡には、高い木々はなくて日光を直接浴びてすがすがしかったです。
四辻から万二郎岳まで半分くらい来たところで、それまで鬱蒼とした森の中のルートが一瞬ぱっと明るくなる箇所がありました。昔の土砂崩れの跡のようですね。大きな岩が転がった跡には、高い木々はなくて日光を直接浴びてすがすがしかったです。
少しして、右に踏み跡のあるところがあって入ってみると、すぐ先で行き止まりでしたが、そこからこれから登る万三郎岳がくっきり見えました。なかなか立派な山容ですね。
少しして、右に踏み跡のあるところがあって入ってみると、すぐ先で行き止まりでしたが、そこからこれから登る万三郎岳がくっきり見えました。なかなか立派な山容ですね。
元のルートに戻り、しっかりした傾斜のゴロタ石の登りを進みますが、もう登り一辺倒なので山頂は近いでしょう。山頂からどんな景色が眺められるのか楽しみで、自然と足早になります。
元のルートに戻り、しっかりした傾斜のゴロタ石の登りを進みますが、もう登り一辺倒なので山頂は近いでしょう。山頂からどんな景色が眺められるのか楽しみで、自然と足早になります。
11時24分に万二郎岳の山頂に到着! 途中写真撮影をすべく横道に外れたりしましたが、1時間未満で登ることができました。ここから南側に箒木山方面に進めるようですが、現在はほとんど使われていないみたいですね。南側には奈良本林道があり、その辺を拠点に一周しても面白そうですが、「山と高原地図」には万三郎側の南のルートが記されていないので、VRになるのかも知れませんね。
11時24分に万二郎岳の山頂に到着! 途中写真撮影をすべく横道に外れたりしましたが、1時間未満で登ることができました。ここから南側に箒木山方面に進めるようですが、現在はほとんど使われていないみたいですね。南側には奈良本林道があり、その辺を拠点に一周しても面白そうですが、「山と高原地図」には万三郎側の南のルートが記されていないので、VRになるのかも知れませんね。
万二郎岳の山頂は、期待した展望はほとんどなくて、しかも狭い中にたくさんのハイカーが休んでいて、長居は無用でした。記念写真だけ撮ってさっさと先に進みます。
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万二郎岳の山頂は、期待した展望はほとんどなくて、しかも狭い中にたくさんのハイカーが休んでいて、長居は無用でした。記念写真だけ撮ってさっさと先に進みます。
一旦万二郎岳から少し下ると、しばし平坦なところになります。花はあまり多くはないですが、シャクナゲの他にアマギツツジなども見られる尾根沿いの道を通ります。
一旦万二郎岳から少し下ると、しばし平坦なところになります。花はあまり多くはないですが、シャクナゲの他にアマギツツジなども見られる尾根沿いの道を通ります。
平坦なところが終わるところから西側が一望できて、これから進む万三郎岳がしっかり見えます。裏に見えるのは小岳でしょうか。奥の方は八丁池方面の山々なんでしょうね。万三郎岳から八丁池まで2時間強くらいのようですから、その中間地点の戸塚歩道を使って筏場林道から南下し、天城尾根に出たらまず東の万三郎岳に進み、次に西に進んで八丁池に行ってから戻り、今度は上井屋歩道を使って北の筏場林道に戻る手もありますね。
平坦なところが終わるところから西側が一望できて、これから進む万三郎岳がしっかり見えます。裏に見えるのは小岳でしょうか。奥の方は八丁池方面の山々なんでしょうね。万三郎岳から八丁池まで2時間強くらいのようですから、その中間地点の戸塚歩道を使って筏場林道から南下し、天城尾根に出たらまず東の万三郎岳に進み、次に西に進んで八丁池に行ってから戻り、今度は上井屋歩道を使って北の筏場林道に戻る手もありますね。
万二郎岳から一気に下ってからはしばらく足が休まる平坦な尾根になりますが、すぐにまた階段攻撃が始まります。とは言え、まずは手前のピークの馬の背は万二郎岳と数十メートルしか高くないですから、一旦下った分をまた登る感じでしょうね。
万二郎岳から一気に下ってからはしばらく足が休まる平坦な尾根になりますが、すぐにまた階段攻撃が始まります。とは言え、まずは手前のピークの馬の背は万二郎岳と数十メートルしか高くないですから、一旦下った分をまた登る感じでしょうね。
ここもこんな岩がたくさんある登りが多く、歩きづらいけれども勾配がことさらキツイ感じではなかったです。
ここもこんな岩がたくさんある登りが多く、歩きづらいけれども勾配がことさらキツイ感じではなかったです。
ほどなく馬の背に到着。名前の通り、万二郎と万三郎岳に挟まれた、ちょっと平坦な形が長いコブがこれですが、標高自体は1325mですから、実は1299mの万二郎岳より高いんですよね。展望が利かない上、平坦な道の途中にあって、何かピークらしからぬところでした。
ほどなく馬の背に到着。名前の通り、万二郎と万三郎岳に挟まれた、ちょっと平坦な形が長いコブがこれですが、標高自体は1325mですから、実は1299mの万二郎岳より高いんですよね。展望が利かない上、平坦な道の途中にあって、何かピークらしからぬところでした。
馬の背からもあまり勾配のきつくないルートが続きます。シャクナゲの花がところどころきれいに咲いている林の中を抜けて行きます。
馬の背からもあまり勾配のきつくないルートが続きます。シャクナゲの花がところどころきれいに咲いている林の中を抜けて行きます。
すると「アセビのトンネル」なる表示板が。この木々はアセビなんでしょうね。春先に丹沢で馬酔木のかわいらしい花が連なって咲いているのを見ましたが、ここも3月頃は白や薄緑色のきれいな花がたくさん見られるのでしょうね。
すると「アセビのトンネル」なる表示板が。この木々はアセビなんでしょうね。春先に丹沢で馬酔木のかわいらしい花が連なって咲いているのを見ましたが、ここも3月頃は白や薄緑色のきれいな花がたくさん見られるのでしょうね。
徐々にまた登りがキツイ区間が現われます。画像のように岩の斜面を登りますが、このルートには丹沢のような鎖場やつかまるためのロープはありませんでしたね。
徐々にまた登りがキツイ区間が現われます。画像のように岩の斜面を登りますが、このルートには丹沢のような鎖場やつかまるためのロープはありませんでしたね。
すると今度は「石楠立(はなたて)」と言う表示のところに出ました。ここは別段ピークでもないので、先ほどの「アセビのトンネル」みたいな、花が多く見られるところなんでしょう。ちなみに、シャクナゲを漢字で書くと石楠花になります。
すると今度は「石楠立(はなたて)」と言う表示のところに出ました。ここは別段ピークでもないので、先ほどの「アセビのトンネル」みたいな、花が多く見られるところなんでしょう。ちなみに、シャクナゲを漢字で書くと石楠花になります。
シャクナゲばかりでなく、つるつるした幹が特徴のサルスベリらしき木が何か踊っているように立っていました。季節になるとピンク色っぽい花を付けるんでしょう。
シャクナゲばかりでなく、つるつるした幹が特徴のサルスベリらしき木が何か踊っているように立っていました。季節になるとピンク色っぽい花を付けるんでしょう。
途中土に埋まっていたゴミ。良く見ると、栓を抜き取る昔のタイプの空き缶で、20年以上前にここに埋めたものが上に被っていた土が削られて顔を出したような感じですね。ゴミはいただけませんが、何か懐かしく感じちゃいました(^∇^)b
途中土に埋まっていたゴミ。良く見ると、栓を抜き取る昔のタイプの空き缶で、20年以上前にここに埋めたものが上に被っていた土が削られて顔を出したような感じですね。ゴミはいただけませんが、何か懐かしく感じちゃいました(^∇^)b
このルートはちょっと登ると平坦なところがあって、疲れた足が自然に休まり、息も整うのでありがたいですね。もう万三郎岳まで0.7kmの地点です。
このルートはちょっと登ると平坦なところがあって、疲れた足が自然に休まり、息も整うのでありがたいですね。もう万三郎岳まで0.7kmの地点です。
しかし、最後は当然厳しい登りが連続しますから、やはり疲れますね。しかも、画像のように階段が崩れたり、ゴロタ石が多かったりで、なかなか疲れる最後の登りです。
しかし、最後は当然厳しい登りが連続しますから、やはり疲れますね。しかも、画像のように階段が崩れたり、ゴロタ石が多かったりで、なかなか疲れる最後の登りです。
最後のキツイ登りを登り切るといよいよ万三郎岳の山頂ですが、下の手前から道端でシートを敷いて座ってるハイカーさんが複数いまして、山頂は立っているスペースもあまりないような混雑具合でした。ベンチは一つだけで、とてもそれでは足りずに、少ししかない山頂スペースは皆さんがシートを敷いて座って昼食を取っていました。これじゃあ何もできませんから、少し先に進んで下り始めたところに移動して休むことにしました。それにしてもあの狭いスペースに30人はいましたから、凄い“人口密度”です。
最後のキツイ登りを登り切るといよいよ万三郎岳の山頂ですが、下の手前から道端でシートを敷いて座ってるハイカーさんが複数いまして、山頂は立っているスペースもあまりないような混雑具合でした。ベンチは一つだけで、とてもそれでは足りずに、少ししかない山頂スペースは皆さんがシートを敷いて座って昼食を取っていました。これじゃあ何もできませんから、少し先に進んで下り始めたところに移動して休むことにしました。それにしてもあの狭いスペースに30人はいましたから、凄い“人口密度”です。
これが今回の「山頂ラーメン」これまでチャルメラにしていましたが、今回は出前一丁に。具材は乾燥ワカメと千切り干し大根・ニンジン、ゴマとガーリックスライスに、前日に切っておいたネギと荒引きフランクの輪切りです。ただ突っ込んで煮るだけですが、これが美味いこと(^∇^)v ただし、ここはハエがたくさん飛んでいて、きゃつらがラーメンに落ちないようにいちいち手で掃っているのがウザかったです。
これが今回の「山頂ラーメン」これまでチャルメラにしていましたが、今回は出前一丁に。具材は乾燥ワカメと千切り干し大根・ニンジン、ゴマとガーリックスライスに、前日に切っておいたネギと荒引きフランクの輪切りです。ただ突っ込んで煮るだけですが、これが美味いこと(^∇^)v ただし、ここはハエがたくさん飛んでいて、きゃつらがラーメンに落ちないようにいちいち手で掃っているのがウザかったです。
ゆっくりラーメンを食べて休んでから、そろそろ山頂から多くの皆さんが離れた頃合を見て戻って記念写真を撮ってから下りました。今回持って行ったフィルムカメラは、かなりマイナーですがその昔8mmカメラで有名だったチノンの70年代半ばの一眼レフ、チノンCEIIメモトロンにオートチノン35mm F2.8の1本だけを付けっ放しにして撮っていました。ただし、展望が利かないところがほとんどで、記録用のコンデジ画像はともかく、フィルムは16枚しか撮っていませんでした。
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ゆっくりラーメンを食べて休んでから、そろそろ山頂から多くの皆さんが離れた頃合を見て戻って記念写真を撮ってから下りました。今回持って行ったフィルムカメラは、かなりマイナーですがその昔8mmカメラで有名だったチノンの70年代半ばの一眼レフ、チノンCEIIメモトロンにオートチノン35mm F2.8の1本だけを付けっ放しにして撮っていました。ただし、展望が利かないところがほとんどで、記録用のコンデジ画像はともかく、フィルムは16枚しか撮っていませんでした。
そんな展望の利かないルートでも、山から下る時には木の上から向こう側がくっきり見える箇所がありました。今の時期遠景は霞んで見えなくなってしまいますが、方向的に富士山が見えてもおかしくないところです。
そんな展望の利かないルートでも、山から下る時には木の上から向こう側がくっきり見える箇所がありました。今の時期遠景は霞んで見えなくなってしまいますが、方向的に富士山が見えてもおかしくないところです。
しばらく一気に下ると、万三郎岳下分岐点に出ます。ここを直進するのが天城尾根縦走ルートの続きで、やる気があれば伊豆半島を横断してしまうようなことも可能なほど、延々とつながっていきます。右に折れるとシャクナゲコースになって天城高原駐車場に戻ります。もちろん今回はこちらを使って戻ります。
しばらく一気に下ると、万三郎岳下分岐点に出ます。ここを直進するのが天城尾根縦走ルートの続きで、やる気があれば伊豆半島を横断してしまうようなことも可能なほど、延々とつながっていきます。右に折れるとシャクナゲコースになって天城高原駐車場に戻ります。もちろん今回はこちらを使って戻ります。
この辺では珍しい整った階段の下り。と思いきや、途中から土が消えて階段の木がやはり突起になって大変歩きづらいことになっていました。足を狭い溝に下ろすと、次の一歩で引っかかる恐れがあるので高く上げざるを得ず、無意味に疲れるので、あえて不安定な木の上に土踏まずを下ろしますが、不安定でふらふらして危険でした。皆さんそれがいやだから、階段の外側で歩くようにして、隅間ができていましたね。
この辺では珍しい整った階段の下り。と思いきや、途中から土が消えて階段の木がやはり突起になって大変歩きづらいことになっていました。足を狭い溝に下ろすと、次の一歩で引っかかる恐れがあるので高く上げざるを得ず、無意味に疲れるので、あえて不安定な木の上に土踏まずを下ろしますが、不安定でふらふらして危険でした。皆さんそれがいやだから、階段の外側で歩くようにして、隅間ができていましたね。
下に降り切るとこんなベンチが。こちら側から万三郎岳方面に進む人には有り難い休憩場所ですね。ここから厳しい登りがずっと続くんですからね。
下に降り切るとこんなベンチが。こちら側から万三郎岳方面に進む人には有り難い休憩場所ですね。ここから厳しい登りがずっと続くんですからね。
もう後は山はどこにも登らずに、中腹を巻くように戻るため、アップダウンの少ない道を延々と歩く感じになります。既に山頂からは1km下ってきていますが、まだ3km歩かないといけません。
もう後は山はどこにも登らずに、中腹を巻くように戻るため、アップダウンの少ない道を延々と歩く感じになります。既に山頂からは1km下ってきていますが、まだ3km歩かないといけません。
途中このような涸れた沢と言うか地滑り跡のようなところを渡る区間もあります。分かりづらいけれど、少し登ったところにピンクのリボンが巻いてあり、そこから対岸に渡って進む道が見えます。
途中このような涸れた沢と言うか地滑り跡のようなところを渡る区間もあります。分かりづらいけれど、少し登ったところにピンクのリボンが巻いてあり、そこから対岸に渡って進む道が見えます。
しばらくすると涸沢分岐に出ます。ロープで入れなくしていますが、向こう側に進むと地蔵堂方面の林道に出るようです。
しばらくすると涸沢分岐に出ます。ロープで入れなくしていますが、向こう側に進むと地蔵堂方面の林道に出るようです。
シャクナゲコースは基本的に良く整備されたアップダウンがそうきつくないルートですが、あくまでも山の側面のトラバースルートですから、画像のように道が欠けて狭くなり、注意しないといけない箇所もあります。しかし、そんなところにもはみ出ないようにちゃんとロープが張られていて安心できます。
シャクナゲコースは基本的に良く整備されたアップダウンがそうきつくないルートですが、あくまでも山の側面のトラバースルートですから、画像のように道が欠けて狭くなり、注意しないといけない箇所もあります。しかし、そんなところにもはみ出ないようにちゃんとロープが張られていて安心できます。
ご覧のようにたくさんの登山者が。日曜の大山や塔ノ岳ならいざ知らず、火曜の万三郎岳でこんなになるとは思いもよりませんでした。ハイカーに大人気の山だったんですね。
ご覧のようにたくさんの登山者が。日曜の大山や塔ノ岳ならいざ知らず、火曜の万三郎岳でこんなになるとは思いもよりませんでした。ハイカーに大人気の山だったんですね。
トラバースルートを淡々と歩いていると、わざわざ「石柱101地点」と書かれた札の立ったところに出ました。しかし、何でこの石柱だけ“特別扱い”しているのかは良く分かりません(^∇^)b
トラバースルートを淡々と歩いていると、わざわざ「石柱101地点」と書かれた札の立ったところに出ました。しかし、何でこの石柱だけ“特別扱い”しているのかは良く分かりません(^∇^)b
そしてまた大変平坦で歩きやすいところに出まして、スタコラ進みます。この変は杉の植林が目立ちますね。
そしてまた大変平坦で歩きやすいところに出まして、スタコラ進みます。この変は杉の植林が目立ちますね。
また少しすると菅引林道分岐に出ます。ロープで入れないようにしていますが、先にちゃんとした登山道が見えまして、地図ではあまり菅引林道と離れていないので、結構使えそうなルートなんですけどね。ちなみに菅引林道は地蔵堂の方から始まり、涸沢分岐のルートの途中に出るようです。
また少しすると菅引林道分岐に出ます。ロープで入れないようにしていますが、先にちゃんとした登山道が見えまして、地図ではあまり菅引林道と離れていないので、結構使えそうなルートなんですけどね。ちなみに菅引林道は地蔵堂の方から始まり、涸沢分岐のルートの途中に出るようです。
菅引分岐から四辻まではほんの5‐6分で到着。その間に前述した往路で見た根っこが土から離れて倒れた木を見たので、「午前中に四辻手前で見たのに、なぜあれがここにあるのか?」と不思議に思いましたが、同じような別の木だった訳です。
菅引分岐から四辻まではほんの5‐6分で到着。その間に前述した往路で見た根っこが土から離れて倒れた木を見たので、「午前中に四辻手前で見たのに、なぜあれがここにあるのか?」と不思議に思いましたが、同じような別の木だった訳です。
これもシャクナゲでしょうか。根はずっと右側にあるのに、少しでも日光を求めて随分左に枝と言うより幹そのものが長〜く伸びて花を咲かせています。頑張っちゃってますね(^∇^)v
これもシャクナゲでしょうか。根はずっと右側にあるのに、少しでも日光を求めて随分左に枝と言うより幹そのものが長〜く伸びて花を咲かせています。頑張っちゃってますね(^∇^)v
こちらはピンク色のアマギツツジ。ひょっとすると前の頑張っちゃってる木も同じ色なので、アマギツツジなのかも知れませんが、今が見頃できれいでしたね。
こちらはピンク色のアマギツツジ。ひょっとすると前の頑張っちゃってる木も同じ色なので、アマギツツジなのかも知れませんが、今が見頃できれいでしたね。
ようやく天城高原駐車場に戻りました。午後3時18分です。丁度バスが来て、何人かのハイカーさんらが乗って行きました。ここはマイカーで来た方が広い無料駐車場があるので便利ですね。ハイキングコースも周回できますから、ピストン山行にならずに楽しめますからね。
ようやく天城高原駐車場に戻りました。午後3時18分です。丁度バスが来て、何人かのハイカーさんらが乗って行きました。ここはマイカーで来た方が広い無料駐車場があるので便利ですね。ハイキングコースも周回できますから、ピストン山行にならずに楽しめますからね。
時間的にまだまだ余裕があるので、予定通り河津七滝方面に下って大鍋越を抜けて、長九郎林道を北上してから長九郎山に登ってこようと思い、早速移動します。天城高原駐車場はここで行き止まりですから、また北側に戻ってから冷川から国士峠を越えて国道414号に抜けて南下しました。国士峠の手前に筏場林道入り口がありますが、現在は途中で閉鎖されているようです。
時間的にまだまだ余裕があるので、予定通り河津七滝方面に下って大鍋越を抜けて、長九郎林道を北上してから長九郎山に登ってこようと思い、早速移動します。天城高原駐車場はここで行き止まりですから、また北側に戻ってから冷川から国士峠を越えて国道414号に抜けて南下しました。国士峠の手前に筏場林道入り口がありますが、現在は途中で閉鎖されているようです。
しかし、これが思ったよりも時間が掛かり、画像の河津ループ橋を通ったのがもう午後4時40分過ぎでした。まぁ、ここから大鍋越まではそう遠くないし、大鍋林道は8kmほどで抜けられて池代の集落から長九郎林道入口になりますので、6時前には余裕で着くだろうと気楽に考えていました。
しかし、これが思ったよりも時間が掛かり、画像の河津ループ橋を通ったのがもう午後4時40分過ぎでした。まぁ、ここから大鍋越まではそう遠くないし、大鍋林道は8kmほどで抜けられて池代の集落から長九郎林道入口になりますので、6時前には余裕で着くだろうと気楽に考えていました。
大鍋林道は古びたゲートはあるものの、万年開いていて抜けられます。少しコンクリ舗装された箇所はありますが、基本的に昔のままの状態で残っていて、とても懐かしくなりました。この道、最初に買った関東甲信越の林道マップで、伊豆方面でここと天城旧道だけ載っていて、82年には走ったことがあり、その後も周辺の色々な林道を探して走り回った際に、必ず使っていた道でした。ただし、普通乗用車で走るにはちょっと過酷で、何しろ落石が多いので、高さが20cmくらいもある石がそこかしこに転がっているため、ボディに当たる恐れのありそうなものが前にあるたびに止まって石をどけていたので、抜けるのに随分時間が掛かりました。
大鍋林道は古びたゲートはあるものの、万年開いていて抜けられます。少しコンクリ舗装された箇所はありますが、基本的に昔のままの状態で残っていて、とても懐かしくなりました。この道、最初に買った関東甲信越の林道マップで、伊豆方面でここと天城旧道だけ載っていて、82年には走ったことがあり、その後も周辺の色々な林道を探して走り回った際に、必ず使っていた道でした。ただし、普通乗用車で走るにはちょっと過酷で、何しろ落石が多いので、高さが20cmくらいもある石がそこかしこに転がっているため、ボディに当たる恐れのありそうなものが前にあるたびに止まって石をどけていたので、抜けるのに随分時間が掛かりました。
大鍋越を抜けて長九郎林道に入りますが、しばらく舗装された登りが続きました。そのうち簡易ゲートのあるところに至りましたが、一般的な強固な柵とは異なり、初めから開けっ放しでした。そのまま進んで行くとダートになり、何キロか先で一旦長九郎登山道らしきものが道の脇に現われましたが、コースマップでは山頂のすぐ下の林道からの入り口があるので、そこまで進みます。時間はもう6時15分で、用意したらもう6時半近くになってしまいました。ここから山頂まで30分ですから、もし登っても帰りは真っ暗ですから、6時半まで歩いてみてから戻るようにしました。
※ 伊豆の友人の話では、この時長九郎林道の奥の白川林道側で遭難があって、丁度この時間に捜索のために開けていたんだそうで、普段はやはり施錠して通行できないそうです。
大鍋越を抜けて長九郎林道に入りますが、しばらく舗装された登りが続きました。そのうち簡易ゲートのあるところに至りましたが、一般的な強固な柵とは異なり、初めから開けっ放しでした。そのまま進んで行くとダートになり、何キロか先で一旦長九郎登山道らしきものが道の脇に現われましたが、コースマップでは山頂のすぐ下の林道からの入り口があるので、そこまで進みます。時間はもう6時15分で、用意したらもう6時半近くになってしまいました。ここから山頂まで30分ですから、もし登っても帰りは真っ暗ですから、6時半まで歩いてみてから戻るようにしました。
※ 伊豆の友人の話では、この時長九郎林道の奥の白川林道側で遭難があって、丁度この時間に捜索のために開けていたんだそうで、普段はやはり施錠して通行できないそうです。
早速頑張って足早に登ると、12分ほどで林道に出てしまいました。「あれ?」と思いつつ、そのまま林道を進んでみることにしました。途中、もう鹿が出てきていましたから、夜が近いんでしょうね。
早速頑張って足早に登ると、12分ほどで林道に出てしまいました。「あれ?」と思いつつ、そのまま林道を進んでみることにしました。途中、もう鹿が出てきていましたから、夜が近いんでしょうね。
少し歩くとここに登山道入口がありました。つまり、車を止めたのは少し手前のところだった訳です。もうこの時点で6時半過ぎ。登山道を覗くともうかなり暗いので、ここは次回にリベンジと言うことでUターン。林道を戻るとかなり遠回りですから、来た道を戻ります。
少し歩くとここに登山道入口がありました。つまり、車を止めたのは少し手前のところだった訳です。もうこの時点で6時半過ぎ。登山道を覗くともうかなり暗いので、ここは次回にリベンジと言うことでUターン。林道を戻るとかなり遠回りですから、来た道を戻ります。
これが林道をパスして直登りする登山道ですが、長九郎林道で上まで行けるなら直下の登山道入口まで車で行っておいた方が得策です。ただし、歩く距離は長九郎山まで往復50分で、他に登る山もないので、あくまで他の山を登ってから移動してきて、オマケ的に登る感じになりますね。
これが林道をパスして直登りする登山道ですが、長九郎林道で上まで行けるなら直下の登山道入口まで車で行っておいた方が得策です。ただし、歩く距離は長九郎山まで往復50分で、他に登る山もないので、あくまで他の山を登ってから移動してきて、オマケ的に登る感じになりますね。
車に戻ったのが6時45分頃。せっかく懐かしい長九郎林道に来たのだから、先ほどの登山道の最終入口を確認しがてら奥まで進んでみることにしました。
車に戻ったのが6時45分頃。せっかく懐かしい長九郎林道に来たのだから、先ほどの登山道の最終入口を確認しがてら奥まで進んでみることにしました。
長九郎林道は先で諸坪峠で白川・荻ノ入林道と合流しますが、白川林道も荻ノ入林道もゲートがある可能性が大です。車を止めたところから少し先に二又分岐があり、直進が本線、右がカンス林道になり、その途中に登山道入口があったんです。そのカンス林道も昔何度か走ったことがありますが、どこに抜けるのかは覚えていませんでした。カーナビでは表示されていませんでしたが、進んでいるうちにだんだん大鍋林道に近付いてきました。そう言えば大鍋林道から長九郎林道に入り、カンス林道からまた大鍋林道に出てから国道414号に出て、河津七滝方面から荻ノ入林道に入ってそのまま白川林道を抜けてから仁科の方に進み、今度は猫越林道を走って持越周辺の林道を走って帰りましたっけ。今では皆ゲートだと聞きましたが、こうして長九郎・カンス林道を走れて何やら昔が思い出されて嬉しくなってきます。
長九郎林道は先で諸坪峠で白川・荻ノ入林道と合流しますが、白川林道も荻ノ入林道もゲートがある可能性が大です。車を止めたところから少し先に二又分岐があり、直進が本線、右がカンス林道になり、その途中に登山道入口があったんです。そのカンス林道も昔何度か走ったことがありますが、どこに抜けるのかは覚えていませんでした。カーナビでは表示されていませんでしたが、進んでいるうちにだんだん大鍋林道に近付いてきました。そう言えば大鍋林道から長九郎林道に入り、カンス林道からまた大鍋林道に出てから国道414号に出て、河津七滝方面から荻ノ入林道に入ってそのまま白川林道を抜けてから仁科の方に進み、今度は猫越林道を走って持越周辺の林道を走って帰りましたっけ。今では皆ゲートだと聞きましたが、こうして長九郎・カンス林道を走れて何やら昔が思い出されて嬉しくなってきます。
しかし、そんな思いもすっ飛ぶ事態に…。カンス林道を慎重に延々と走って行くと、大鍋林道に合流するところでご覧のように厳重な柵があって抜けられずにUターンせざるを得なくなりました。しばらく坂をバックで登っていたら、キンキンと警告音が鳴り、メーターパネルに「Clutch Over!」とエラー内容が表示され、つながりがぎこちなくてガクガクっと滑っていました。それでもUターンできるところまで下がって、何とか向きを変えて林道を戻っていると、今度はなぜかオイルの赤い警告ランプが点き始めました。何しろ誰もいない山奥の林道の、相当距離を走ったところなので、そこではどうにもならないために、とにかくゆっくり走りつつ、下まで下りてみようと思いましたが、その後あろうことか「Gearbox Fail」と文字が出て、1速からシフトしなくなりました(;゜д ゜)」ギアはCVTと言うタイプのクラッチレスのオートマですが、マニュアルでもダメ。警告がニュートラルにシフトするように促すので、そのようにしてみると、ギアをNにしてすぐに解除すると、やはり1速だけにはなります。そのままどうにもならずにとにかく下の集落の方まで行かないといけないので、ゆっくり止まらないように走っていましたら、ニュートラルに入れつつすぐに解除してギアを手動でアップすると、それなりの回転になっている場合に、それに応じたギアに入ることが分かりました。シフトダウンは自動で行なわれます。オイルの警告ランプは付いたままですから、ひょっとしたらミッションのオイルの警告なのかと思い、とにかく一番近い、そこそこの人口の町は下田になるので、そこで開いているGSを探すべく、不安な中林道を下り切ってから県道に出て、そこからずっと3速で走っていました。信号のない県道の下り坂を3速でアクセルを回さず走っていたら、気温も下がっていたせいか水温が90℃より大分低くなってきたところ、不思議なことにオイルの警告ランプが消えまして、その後少ししたらミッションが自動で変化するようになって来ました。しかし、変速時に黄色い警告ランプが点いてシフトチェンジのエラー表示が出てしまいます。また、信号で止まっていると、1速のままでは警告音がキンキン鳴り、「ニュートラルに入れろ」と表示されます。音が出る以外は、そのままでも問題なくギアチェンジしてくれますから、このまま帰ることができると、ひとまずほっと一安心しました。その後箱根越えをして西湘BPのPAで止まって一度エンジンを切ると、ひょっとしたら元に戻るような気がしていましたが、予想は大当たりで、リセットされて完全に元に戻りました!これで問題なく帰宅できましたが、この車では過酷な林道は走ってはいけないと言うことがつくづく良く分かりました。多分、木の枝か何かが悪さして、下に入り込んで自動で動かされる電動のシフトリンケージに引っ掛かってシフトチェンジができなくなっていたように思えます。いずれにせよ、余計なことをして真っ暗な1000m級の山の中の林道の奥で、ひとりいつ止まるとも知れない車を運転するのはかなり不安でした。強風の中、ヤセ尾根を抜けるよりある意味恐ろしい体験でした。
しかし、そんな思いもすっ飛ぶ事態に…。カンス林道を慎重に延々と走って行くと、大鍋林道に合流するところでご覧のように厳重な柵があって抜けられずにUターンせざるを得なくなりました。しばらく坂をバックで登っていたら、キンキンと警告音が鳴り、メーターパネルに「Clutch Over!」とエラー内容が表示され、つながりがぎこちなくてガクガクっと滑っていました。それでもUターンできるところまで下がって、何とか向きを変えて林道を戻っていると、今度はなぜかオイルの赤い警告ランプが点き始めました。何しろ誰もいない山奥の林道の、相当距離を走ったところなので、そこではどうにもならないために、とにかくゆっくり走りつつ、下まで下りてみようと思いましたが、その後あろうことか「Gearbox Fail」と文字が出て、1速からシフトしなくなりました(;゜д ゜)」ギアはCVTと言うタイプのクラッチレスのオートマですが、マニュアルでもダメ。警告がニュートラルにシフトするように促すので、そのようにしてみると、ギアをNにしてすぐに解除すると、やはり1速だけにはなります。そのままどうにもならずにとにかく下の集落の方まで行かないといけないので、ゆっくり止まらないように走っていましたら、ニュートラルに入れつつすぐに解除してギアを手動でアップすると、それなりの回転になっている場合に、それに応じたギアに入ることが分かりました。シフトダウンは自動で行なわれます。オイルの警告ランプは付いたままですから、ひょっとしたらミッションのオイルの警告なのかと思い、とにかく一番近い、そこそこの人口の町は下田になるので、そこで開いているGSを探すべく、不安な中林道を下り切ってから県道に出て、そこからずっと3速で走っていました。信号のない県道の下り坂を3速でアクセルを回さず走っていたら、気温も下がっていたせいか水温が90℃より大分低くなってきたところ、不思議なことにオイルの警告ランプが消えまして、その後少ししたらミッションが自動で変化するようになって来ました。しかし、変速時に黄色い警告ランプが点いてシフトチェンジのエラー表示が出てしまいます。また、信号で止まっていると、1速のままでは警告音がキンキン鳴り、「ニュートラルに入れろ」と表示されます。音が出る以外は、そのままでも問題なくギアチェンジしてくれますから、このまま帰ることができると、ひとまずほっと一安心しました。その後箱根越えをして西湘BPのPAで止まって一度エンジンを切ると、ひょっとしたら元に戻るような気がしていましたが、予想は大当たりで、リセットされて完全に元に戻りました!これで問題なく帰宅できましたが、この車では過酷な林道は走ってはいけないと言うことがつくづく良く分かりました。多分、木の枝か何かが悪さして、下に入り込んで自動で動かされる電動のシフトリンケージに引っ掛かってシフトチェンジができなくなっていたように思えます。いずれにせよ、余計なことをして真っ暗な1000m級の山の中の林道の奥で、ひとりいつ止まるとも知れない車を運転するのはかなり不安でした。強風の中、ヤセ尾根を抜けるよりある意味恐ろしい体験でした。

装備

個人装備
チェスト・ハーネス GPSロガー

感想

天城高原からは車で移動しましたが、北側にしか道はないので、ぐるっと回る形で国士峠を越えて国道414号に出て南下し、湯ヶ野から大鍋越を抜けて長九郎林道に入りました。長九郎林道は上の方で柵らしきものがありましたが、そこは開放されていて、かなり奥まで行けましたが、間違いなくここはカンス林道の整備のために普段使っているためか、たまたま開いていただけで、ともすると中に入って止めておいたら、帰りには柵を施錠されてしまう可能性もあります。日中は柵の手前のスペースに駐車しておく必要があります。
※ 下田の友人の話では、この時長九郎林道の奥の白川林道側で遭難があって、正に丁度この時間帯に警察が捜索のために開けていたんだそうで、普段はやはり施錠して通行できないそうです。白川・荻ノ入林道側は普通に通年ゲートで閉鎖されています。やはり長九郎山登山の際は、ゲート手前での駐車&1時間ほどの林道歩きが必要です。

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万三郎
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