大鳥池〜以東岳、エズラ峰（薮山）

2016年05月28日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 24.7km
• 登り: 1,789m
• 下り: 1,781m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:05
• 休憩: 0:30
• 合計: 13:35

4:55 大鳥登山口
5:50 5:50 冷水沢橋
6:10 6:10 七ツ滝沢橋
7:40 7:55 大鳥小屋(タキタロウ山荘)
10:35 10:35 オツボ峰 (御坪峰)
11:50 11:55 エズラ峰
14:00 14:10 以東岳
16:30 16:30 大鳥小屋(タキタロウ山荘)
17:25 17:25 七ツ滝沢橋
17:43 17:43 冷水沢橋
18:30 大鳥登山口

天候

薄曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

泡滝ダムへ通じる市道（泡滝大鳥線）はまだ公式開通していませんが自己責任での通行可能でした（東大鳥ダムの先にバリケードあり）。道路脇には殆ど積雪はありません。ガードロープは設置されておらず、路上の落石に注意しながら慎重に走行する必要あり。

コース状況／危険箇所等

登山口から七ツ滝沢橋まではほぼ夏道。七ツ滝沢橋から大鳥小屋までは七曲りの下部には崩落個所あり、上部に急な雪渓横断あり。大鳥小屋の手前のブナ林の平坦地では道が残雪に隠され迷いやすい。赤布など目印なし。大鳥池から三角峰手前は数か所で道が残雪に覆われている。三角峰から以東岳は夏道。以東岳から直登コースの下りは大鳥池周辺部で残雪の影響が残る（登山道の沢化、残雪の横断、東沢の渡渉、湖岸道の崩落・急斜面のヘツリ）。直登コースを通行している登山者はいないようだ。

写真

大鳥登山口へ向かう途中、荒沢湖を通過。

東大鳥ダム近くにあるゲート。

東大鳥川沿いに進む道路

泡滝ダム手前の駐車場

泡滝ダム

泡滝ダムの堤防と吊り橋。

登山道の様子。雪渓の影響は例年よりもだいぶ少ない。

沢沿いの崩落個所。

雪渓が融けたばかりの登山道、リュウキンカが咲く。

吊り橋を渡る

水場になっている小沢

七ツ滝沢の吊り橋

七ツ滝沢の吊り橋を振り返る

七曲を通らず尾根を直登、源太沢下流部が望まれる。

源太沢下流部の連爆帯をアップ。見事な釜を伴った滝。

三角池周辺の平坦地へ出る。左奥に大鳥池が見えてきた。

大鳥池の湖畔に出る。鏡のような水面に以東岳が映る。

大鳥小屋に到着

大鳥小屋（タキタロウ山荘）を覗いてみる

この日は大鳥小屋の管理人は不在。管理協力金（一泊）1500円。

1階の様子。奥に流し場（水道）、お手洗いあり。

2階の様子。更衣室あり。

2階の様子（反対方向）。室内は明るくてきれいに管理されています。

小屋の外のフキノトウ。

小屋前のベンチ。静かな時間が流れる空間。

小屋の下の水場。冷たい水が豊富に出ています。

制水門の下流。

制水門の橋を渡り大鳥池。

対岸から大鳥小屋を望む

オツボ峰コースを登る。下部は雪渓に覆われている箇所あり。

1200mあたりで森林限界を越えると大鳥池が見下ろせる。左は化穴山、右は甚六山。

大鳥小屋アップ。

三角峰とトラバースする登山道。

三角峰付近より以東岳方面を望む（パノラマ）。

オツボ峰手前のお花畑。化穴山（左）〜甚六山(右)。ハクサンイチゲはまだ咲き始め。

三角峰（左）〜戸立山（右）をバックに。

チングルマ

ウスユキソウ

化穴山とお花畑

霧に浮かぶ鳥海山をアップ。

オツボ峰への登り。

オツボ峰に到着。

オツボ峰より北東方向の展望（元サイズあり）。

左：1690m峰（エズラ峰への分岐）、右：以東岳（元サイズあり）。

大朝日岳方面パノラマ（元サイズあり）。

1690m峰付近にて、エズラ峰へ延びる尾根（元サイズあり）。

草原なので見晴らし最高。
雲をまとった鳥海山

月山のアップ。

飯豊連峰のアップ。

草原の下り坂をどんどん進む。エズラ峰まで標高差220m下り、40m登り返し。鞍部付近には池塘あり。

エズラ峰のい南斜面はガレている。

この平らな峰がエズラ峰、一部が草原状。山頂には三角点も目印もなし。

エズラ峰から望む以東岳主稜線（元サイズあり）。

エズラ峰より東方向の展望（元サイズあり）。

ふと空を見上げると、うろこ雲が。

エズラ峰を後に再び薮尾根を戻る。ハイマツ、シャクナゲ、笹、ナナカマドの薮。概ね腰程度の丈なのでだいぶマシ。

1690mよりオツボ峰コースへ戻り、以東岳方面を望む。

以東岳手前の岩場に
「イルカ岩」を発見（一番左の岩）。真ん中はクジラ岩。
燕岳のイルカ岩には負けるな。

ようやく以東岳に到着。

大朝日岳方面へ続く主稜線（元サイズあり）。

尖った大朝日岳と手前に狐穴小屋。

山頂部にもミヤマキンバイが。

西方面。以東小屋の跡が四角い更地になっている。

以東小屋跡から以東岳を望む。2015年の9月下旬に解体されたらしい。

直登コースを下山。大鳥池に向かって下る気持ちの良いコース。

熊の毛皮の形をした大鳥池アップ。

大鳥池と取り囲む山々（元サイズあり）

大鳥池の湖岸に向かって急降下。沢筋にはまだ雪渓が残る。

大鳥池の南岸は薄い雪原残る。

東沢の渡渉点。飛び石伝いで渡るのは無理、素直に靴を脱いで渡る方が安全。

東沢の上流方向。

降りてきた尾根と東沢の流れ（元サイズあり）

大鳥池ぎりぎりに付けられた登山道、増水時は水没のおそれ。雪渓を越えてから登り勾配に。

大鳥池南岸を振り返る。

東沢河口（元サイズあり）。

足場の悪い、傾斜したへつり道。

西日に輝く大鳥池。

癒しの大鳥池（パノラマサイズ）（元サイズでご覧ください）

大鳥池、見納め。

大鳥小屋を経由して七曲りの坂を下山。

七曲り最上部を覆う雪渓。真下へ迂回（ショートカット）した方が安全。

七曲り最下部の崩落現場。崩落は規模が大きく七ツ滝沢まで達している。

泡滝ダム手前に完全なスノーブリッジが残っている。日没前に無事に下山完了。

最奥の集落の朝日屋旅館の前を通過して帰路に就く。

感想

ゲスト

新緑の大鳥池経由で以東岳を周回しました。オツボ峰までの登山道は稜線に出れば夏道、オツボ峰の手前にミヤマキンバイ、ウスユキソウ、ハクサンイチゲが見られました。主稜線から離れたエズラ峰（登山道なし）に足を延ばしてから以東岳へ。以東小屋は去年秋に解体され更地になっています。直登コースは湖岸に降りてからの道が良くないですが、大鳥池を間近に感じられる変化に富んだおもしろいコース。今回直登コースに入っている登山者の痕跡はないようでした。