神室山 五月晴れの空と心と

2016年05月29日(日) [日帰り]

• GPS: 08:00
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,273m
• 下り: 1,273m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:41
• 合計: 8:01

6:39 スタート地点
10:14 10:20 神室山
10:24 10:42 神室山避難小屋
11:06 11:08 レリーフピーク
11:10 11:10 神室山前神室山分岐
11:28 11:28 神室山 御田の神
12:06 12:06 神室山
12:11 12:23 神室山避難小屋
12:27 12:30 神室山
14:40 ゴール地点

天候

快晴　微風（湿度少なく快適）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

根の崎口登山口周辺、路肩なども利用して数台。6時半で4台駐車中。
白川渓流公園から大又沢林道を走るが、路面状況はそれほど悪くない。注意して走行すれば普通車両で問題なく走れる。

コース状況／危険箇所等

しばらく雨も降っていないせいか、全般に乾いていて歩きやすい。
一合目から二合目にかけて急登。落ち葉やブナの実殻を踏むと滑ります。
その先単調な登りが続くが、ブナ林の尾根道で傾斜が緩い部分も。
最後の縦走路にぶつかるところ近く、急傾斜で基盤岩が露出し、ざらついている場所があります。虎ロープが張られていますが、注意が必要です。
西の又コースの窓くぐりから御田の神辺りはまだ残雪が多いです。

写真

5/29 6:49

根の崎口登山口。今日はすでに4台駐車中。登山ポストに入山届けを入れようとしたら、扉がどうしても開きませんでした。

5/29 6:57

一合目まで杉の混じった林を進みます

5/29 6:59

この沢を渡ったところが二合目

5/29 7:02

いよいよ急登の始まり

5/29 7:07

林床には花は少なくて、イワウチワの葉やブナやナラの幼木の緑

5/29 7:10

ヒノキカラマツが現れてきた

5/29 7:12

垂直が素敵です

5/29 7:18

山躑躅が鮮やかな赤で目立ってます

5/29 7:25

沢に落ち込む斜面の緑と対岸の緑

5/29 7:39

少し開けて傾斜が緩くなった

5/29 7:40

対岸の尾根も見えてきた

5/29 7:41

ところどころに札が張られていますが、文字が薄れてよく判りません

5/29 7:42

ウラジロヨウラク

5/29 7:45

ブナの木陰であまり暑さを感じません

5/29 7:52

三合目です

5/29 7:57

何の花？

5/29 7:59

存在感のあるブナの樹

5/29 8:01

道沿いにずっとマイズルソウが咲いています

5/29 8:03

サラサドウダンの花

5/29 8:03

薄緑色に淡い紅の線

5/29 8:06

道を塞ぐように立つ太いブナ

5/29 8:10

ミネカエデだろうか、緑の花の咲き初め

5/29 8:11

同じく

5/29 8:12

バタバタッと何か飛んできたなと思ったら・・

5/29 8:13

そのまま連れて行こうかと思ったが、幹に戻してやりました

5/29 8:22

また札がありました。これはちゃんと読めます。「雨隠の路」

5/29 8:23

ウワミズザクラの花

5/29 8:25

たまに倒木もあります

5/29 8:26

サルノコシカケがいっぱい

5/29 8:30

ツクバネソウ

5/29 8:36

ガマズミの花も盛りです

5/29 8:38

ツバメオモトがたくさん咲いてました

5/29 8:40

美しき緑の絨毯

5/29 8:49

六合目

5/29 8:56

視界が広がって。登ってきた尾根道と一番奥は鬼首禿のあたりか。

5/29 8:58

すっきりとした主稜線。美しいです。

5/29 8:59

連峰最高峰　小又山

5/29 8:56

天狗森

5/29 8:59

根の崎沢に落ち込む小又山の裾

5/29 8:59

こちらは堂々とした天狗森の山襞

5/29 9:00

向かい側の尾根と鬼首禿などの山々

5/29 9:04

緑になったショウジョウバカマ

5/29 9:06

カエデ類の花

5/29 9:07

タケコプターみたいな羽が登場

5/29 9:11

清楚なツバメオモト

5/29 9:12

タケシマランの模様なし

5/29 9:13

風にブランブラン

5/29 9:15

ミツバオウレン

5/29 9:16

5/29 9:17

登山道わきにずっと

5/29 9:17

神室山本峰が見えました！ちょっと感激です

5/29 9:18

思い返してみると神室山の姿をまじかに見るのは初めてかも

5/29 9:20

根の崎沢と小又山

5/29 9:23

これってマンサクのひらひらした花弁が散った後の姿だったのですね

5/29 9:25

高度感のある十里長峰の登山道

5/29 9:27

カタクリの花もまだ咲いてるよ

5/29 9:29

ショウジョウバカマも咲き初めのかわいい姿

5/29 9:29

5/29 9:36

ツクバネソウの咲初めってこうなってるんだ。おもしろい。

5/29 9:39

ベニサラサドウダンのおちょぼ口

5/29 9:45

結構登ってきたな

5/29 9:48

もう少しだけど・・

5/29 9:48

近づいてきた主稜線と月山

5/29 9:48

月山とその奥に連なる朝日

5/29 9:50

ムラサキヤシオツツジが青空に映える

5/29 9:56

もうまじか

5/29 9:58

縦走路に出ました

5/29 9:59

改めてみる主稜線。

5/29 9:59

天狗森から小又山さらに火打へ続く稜線

5/29 10:00

火打岳のとんがりの奥は村山葉山の雪が残る姿

5/29 10:01

避難小屋のわきに鳥海山が

5/29 10:02

長く続く尾根の先に軍沢岳。そして虎毛山。遠くかすむは栗駒山。

5/29 10:06

登山道わきはシラネアオイの花盛り

5/29 10:11

イチゲも登場

5/29 10:16

やっと登りました。神室山の神様に感謝。

5/29 10:17

アップで見る月山

5/29 10:17

アップで見る鳥海山。って虫だらけじゃん！

5/29 10:18

北の方向へレリーフピークから前神室。

5/29 10:18

役内沢が深く切れ落ち、高松三山と焼石岳

5/29 10:21

心晴れ晴れという表情に見えませんか？

5/29 10:23

小屋によってみます

5/29 10:25

きれいな外観です。いつも整備している山の会の皆さんに感謝。

5/29 10:41

ツルキンバイ

5/29 10:42

5/29 10:42

ツメクサですが？

5/29 10:46

花の百名山のミネザクラ

5/29 10:48

鳥海山に見とれる

5/29 10:51

5/29 10:51

二輪シラネアオイ

5/29 10:54

たくさん咲いてます

5/29 11:03

レリーフピークまで行ってみました

5/29 11:03

こちらから眺める山頂です

5/29 11:05

御田の神を見下ろす。キヌガサソウはどうかな？

5/29 11:07

イワカガミもモリモリと

5/29 11:10

ミツバオウレンの散歩道

5/29 11:10

西の又コースとの分岐

5/29 11:12

前神室山や役内の集落が見える

5/29 11:15

こちら側からも神室山

5/29 11:18

窓くぐりへやってきました

5/29 11:27

まだ雪渓が広く残ってます

5/29 11:34

ミニなザゼンソウ

5/29 11:40

ここもスプリングエフェメラルの盛りです

5/29 11:41

まさに異界への出口。キヌガサソウは芽吹き程度でまだまだですね。

5/29 11:41

カタクリとツクバネソウのコラボ

5/29 11:42

役内沢から吹き上げる風が気持ちいい

5/29 11:46

オオバキスミレ

5/29 11:53

ベニバナイチゴ。久しぶりで見ました。

5/29 11:57

ちょっと斜面の下に目をやるとこんな具合です

5/29 12:06

最後の花見？

5/29 12:07

雪渓はだいぶ縮小しているようです。

5/29 12:11

かむてん様、今日はありがとうございます。また来ますね。

5/29 12:29

今日最後にもう一度山頂

5/29 12:33

ノウゴウイチゴ

5/29 12:35

ミヤマスミレ

5/29 12:36

ズダヤクシュ

5/29 12:40

緑のエンレイソウ

5/29 12:43

こっちに帰るよ。小又山までいつか行けるだろうか。

5/29 12:46

サンカヨウ

5/29 12:47

ツバメオモトの花いっぱい

5/29 12:51

ここが砂礫の急斜面。虎ロープ二本張ってます。

5/29 13:05

小又山にサヨナラ

5/29 13:08

神室山、今日はありがとう

5/29 13:11

タムシバもきれい

5/29 13:16

ブナの踊る斜面

5/29 13:31

マイズルソウに彩られた道を帰ります

5/29 13:41

瑞々しい若葉の衣装をまとって

5/29 13:53

見事な木々の間を還る

5/29 14:27

最後はこの沢でジャブジャブ

5/29 14:39

お疲れ様。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

EOS 8000D ボディ CANON

感想

yonejiy

「神室山」その名を山岳雑誌の一ページで見たのは、社会に出てまもなくだったから、三十数年も昔だったでしょうか。東北でも雪深い地域の奥に人も訪れることの少ない山々として、紹介されていたように思います。その時からいつか訪れて見たいと願いながら、こんな歳になってしまいました。
それでもその頂はこんな想いも優しく包みこんでくれるようでした。小又山や火打岳へとはるかに続く稜線やその先に白い姿を浮かべる月山・朝日。東北の巨人鳥海山。栗駒や焼石。五月晴れの空の下、心が開放されてとても自由な気持ちになれました。
咲き誇るいくたの花々とともに、いつまでもその姿をとどめて欲しいと願っています。私も元気でいる限りまた訪ねたいと思うのでした。

コメント

カイエ

憧れの成就、おめでとうございます
長い年月をかけて夢を現実に、お祝い申し上げます(^^♪
充足の晴れ晴れとしたご尊顔に見えましたよ。
私も多くの夢がありますが、いかんせんyonejiy様をはるかに超えた年輪を積みましたので達成できることは少なくなりました。
先日北泉ヶ岳でお会いしたご仁は82歳でしかも左足は麻痺している状態での登高でした。見習いたいことが沢山あると感じさせられました。

まだ元気な春の妖精さんたちにも会えて本当に素晴らしい山旅でしたね🌸

yonejiy

Re: 憧れの成就、おめでとうございます
cahierさま、こんばんは。
お祝いの言葉をかけていただき、ありがとうございます
今は何とか宿題をひとつ片付けた気分です

cahierさんこそ、オボコンベといい北泉から黒鼻山といい、気力、行動力とも大変なもので、私など少し爪の垢を分けていただきたいほどですよ

それにしても上には上がいるもので82歳、片足麻痺での登高ですか。頭が下がりますね

虫に接吻された後はいかがですか。早く回復されることをお祈りしています。
そちらのレコにコメント入れるべきところ、手抜きしてしまって申し訳ありません

meiken

行きましたね！
神室山登頂おめでとうございます
yonejiyさんの神室…始まりの章ですね。
まだまだ歩けます、まだまだ神室の峰々が呼んでおりますよ〜！
山頂に立つと東北の名山がずら〜り
ここは神室の峰々と遠くの名山の組み合わせが素晴らしいと思います
花の種類も豊富になってきましたね〜
ベニバナイチゴ私もしばらく見ておりません
No.16はアズキナシ…かな？
キヌガサソウまだでしたか…神室の山開きの頃が見頃でしょうね

yonejiy

Re: 行きましたね！
meikenさん、ありがとうございます。
まあ何とかこれで始まりとしたいと思っています
確かに神室の稜線と東北の名峰のバランスのとれた眺望は素晴らしいと思いました
一面の緑の中で見る一際色濃いカタクリやシラネアオイなど、さすがに花の百名山のことだけはありますね

次はキヌガサソウを見に行きたいです

MSFAN

こんばんは。
神室山登頂おめでとうございます。
神室と言う名前、神秘的で印象深い名前ですよね、私は５０を越えて山を再開した頃に１度登ったきりで再訪したい思いだけは有るんですけど中々実行に至っていません
yonejiyさんとは別の組でしたが、あの軍沢から神室山を仰ぎ見てから、この山塊を歩いてみたい気持ちが大きくなってきました、でも今暫くはいわきにいる予定なので、ちょっと距離がネックです。
yonejiyさん、これからも神室のレコを期待してますよ〜

yonejiy

Re: こんばんは。
MSFANさん、ありがとうございます

私も軍沢に登って、神室の稜線を間近に見たときに、何とか頂きに立ちたいと思いました
神室本峰ははっきり見えなかったのですが
この山域には他にも虎毛や高松三山など、気になる山が多くて大変です
MSFANさんはいわきからの距離がやはりネックですね
この夏の飯豊のレコを楽しみにしてます