(徳和P)→乾徳山→黒金山→(西沢渓谷P)
- GPS
- 10:44
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,805m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
↓
国師ヶ原 07:23 07:50
↓
乾徳山 09:13 09:41
↓
笠森丸山 10:23
↓
黒金山 11:14 11:35
↓
牛首 11:58
↓
西沢渓谷下山口 14:13 14:25
↓
西沢渓谷P 15:56
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乾徳山→黒金山→西沢渓谷は、落ち葉多く、踏み跡不鮮明な個所有り。目印となっている枝の赤テープをよく確認する必要あり。 |
写真
感想
乾徳山について:
夢窓国師(夢窓疎石)が、一夏、山頂直下の岩壁に向かい座禅を組んで修行した後に、元徳2年(1330年)に現在の甲州市(旧塩山市小屋敷)に恵林寺を開いた。乾徳山は恵林寺の山号になっている。山名については諸説あり、山号からという説の他、恵林寺の乾(北西)にあり、徳和村にあるので乾徳山となったという説がある。
記録:
今回も、アルプスエンタープライズのツアーで楽をする。23時にマイクロバスで新宿西口を出発。ツアーは添乗員込みで18人なので、満席である。夜行で満席はきつい。それでも時々ウトウトし、午前4時には起床し、5時11分には徳和の駐車場でバスを後にする。
徳和川を渡り、いきなり道を間違えたのはご愛嬌で、ヘッドランプの灯りを頼りに徳和川に沿って登って行く。乾徳山入口の大きな看板から登山道が始まる。銀晶水の水場で休憩し、尾根につけられたジグザグの道を登って行く。やや明るくなった頃、国師ヶ原に到着する。雲が多く、眺望は無いが、カヤトに白樺が点在する、開けた気持ちの良い場所である。乾徳山頂の岩峰がすぐそこに見えるが、昭文社の地図によれば、まだ1時間45分かかるはずである。カラマツ林に入り、扇平を過ぎ、樹林帯に入り、さらに行くと岩場が始まる。鎖や梯子を何回か越え、山頂直下の天狗岩の鎖場に至る。樹氷が美しい。天狗岩の10m位の鎖場を登ったところが、乾徳山頂である。石造りの祠が祭られている。残念ながらガスで眺望は無かったが、ガスの切れ間から、時々富士山が顔を出すのはうれしい。
乾徳山頂からは、岩場の下りで始まる。樹林の中を下り、水のタルを過ぎ、笠森山に達する。狭い山頂は、木立に囲まれ展望は無い。笠森山からは、樹林の中をかなり歩き、樹氷の美しいオオダオから登り、黒金山頂に至る。乾徳山よりも200m程高い。ガスは相変わらずかかっているものの、少し天気も良くなり、山頂からは、甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、北奥千丈ヶ岳等の奥秩父主脈がよく見える。いつか行ってみたいと思いながらも、今日まで行くチャンスがなかった主脈である。ここで、昼食となり、昨日買ったパンを食べる。幸い風がないので寒くはない。
黒金山から樹林の中を少し下った所が牛首のタルで、なんとなくヨセミテを思い出す景色である。牛首のタルから登り返し、数回ピークを上り下りする。樹林の中の道で、目印の赤いテープは木にあるものの、踏み跡は落ち葉に埋もれ、倒木も多いので、一人ではやや不安を覚えそうな道である。樹林の中のお丸というピークを越えると、やがて2021m地点に出る。国師ヶ岳を正面に見る気持ちの良い展望所である。ガスも晴れている。そこから再び樹木の中を下って行き、紅葉しそうな木が生えていない紅葉台に至る。紅葉台からは、樹林の中の400mほどの急な下りとなり、下った所が、西沢渓谷の下山口である。七ツ釜五段の滝を見て、渓谷沿いに1時間半ほど歩き、西沢渓谷駐車場に至る。
笛吹きの湯で休憩し、疲れて熟睡しているうちに、新宿に着く。今回は土曜日なので大渋滞はなかったようである。新宿で夕食を済ませて帰宅する。
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