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Yamareco

記録ID: 894538
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
道北・利尻

ニセイカウシュッペ山

2016年06月07日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.9km
登り
777m
下り
763m

コースタイム

日帰り
山行
5:00
休憩
1:10
合計
6:10
7:50
7:50
80
11:00
11:00
70
12:10
ゴール地点
雪解けが進んでいる時期のため、踏み抜きが非常に多くて余計な体力を奪われるのと、シューズがベチャベチャに濡れる覚悟が必要。

また、「熊出没注意!」とありましたが、足跡や糞などの痕跡はありませんでした。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自家用車でR39よりR273を経て登山道へ通じる林道へ。
コース状況/
危険箇所等
前半の1/3は夏道ですが、山頂付近を残してまだかなり積雪がありました。
特に7〜8合目付近では急傾斜の雪渓をトラバースしなければならない箇所があり、注意が必要です。
林道ゲートです。この先は一般車両の通行が規制されていますが、事前に管理事務所に連絡をするとナンバーを教えてくれます。
林道ゲートです。この先は一般車両の通行が規制されていますが、事前に管理事務所に連絡をするとナンバーを教えてくれます。
これがニセイカウシュッペ山の登山口。
いきなり「熊出没注意」の看板があります。
かなり出没するようで、もちろん熊鈴と熊スプレーを装備。
これがニセイカウシュッペ山の登山口。
いきなり「熊出没注意」の看板があります。
かなり出没するようで、もちろん熊鈴と熊スプレーを装備。
スタートからしばらく夏道が続き、徐々に積雪が増えてきます。
スタートからしばらく夏道が続き、徐々に積雪が増えてきます。
雪が柔らかく、踏み抜きが多発します。
雪が柔らかく、踏み抜きが多発します。
稜線上の細いルートに積雪があるところは注意して通行。
稜線上の細いルートに積雪があるところは注意して通行。
まだまだ雪の多い大雪山系。
黒岳、北鎮岳、旭岳、愛別岳。
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まだまだ雪の多い大雪山系。
黒岳、北鎮岳、旭岳、愛別岳。
望遠で。
右手前が黒岳。
左のピークは烏帽子岳。
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望遠で。
右手前が黒岳。
左のピークは烏帽子岳。
7:40分くらいで気温8℃でした。
7:40分くらいで気温8℃でした。
このような傾斜のトラバースが続くので慎重に。
雪質は硬くないのでアイゼン不要。
このような傾斜のトラバースが続くので慎重に。
雪質は硬くないのでアイゼン不要。
ここで足を滑らせると。。。と考えたくない。
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ここで足を滑らせると。。。と考えたくない。
ニセイカウシュッペの山頂が見えてきました。(左側)
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ニセイカウシュッペの山頂が見えてきました。(左側)
3時間10分で山頂へ到着。
大雪山系をバックに。
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3時間10分で山頂へ到着。
大雪山系をバックに。
ここニセカウの山頂から一番目立つのはやっぱり大雪山系の山並み!残雪がまだまだ多いのがわかる。
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ここニセカウの山頂から一番目立つのはやっぱり大雪山系の山並み!残雪がまだまだ多いのがわかる。
アンギラス方面。
ここからのルートが分からず今日は断念。
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アンギラス方面。
ここからのルートが分からず今日は断念。
辿ってきたルートを見下ろす。
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辿ってきたルートを見下ろす。
稜線をずっと辿ってきました。
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稜線をずっと辿ってきました。

装備

個人装備
長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター ザック ザックカバー アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール

感想

昨年2015年8月24日。2回目の登山で初めて黒岳に登った時、旭岳方面とは反対側の雲海の向こうに見えていた山があった。
山頂で休んでいたおじいちゃんいわく、あの山も凄く面白いゾ〜〜と。あとニペソツも面白いんだとか。
後日、ず〜っと気になっていたその山の名前がニセイカウシュッペ山だと分かり、いつか行ってみたいと思っていたので、6/7に行ってきました!

ニセイカウシュッペは登山口に通じる長い林道の途中に、車止めの黄色いゲートがあります。
この林道は一般車両の通行が規制されているため、事前に管理事務所に連絡を入れてゲートのカギ番号を聞いておく必要があります。
「連絡先:上川中部森林管理署 0166(61)0207」
もちろん、通過後はゲートを閉めてカギを掛けておかなければなりません。
この林道は雨や雪解け水が流れて削られたような痕跡の溝がいたるところにあり、車で通過する際には十分にスピードを落とす必要があります。
そして林道を約30分ほど車で走ると、ようやく登山口の駐車場に到着。

登山口から「熊注意!」の看板があり、熊鈴と熊スプレーを装備。
6/7時点では登山道の前半は夏道からスタートですが、それも30分も歩かないうちに深い残雪でかなり踏み抜きが多発するようになります。(>_<)
登山道のルート自体は一本道なので、迷うような箇所は特にありませんでした。
積雪期は夏道を忠実にトレースする必要がないのである意味楽かもしれませんが、稜線上の非常に細いルートを通過しなければならないところは十分に注意が必要でした。

中盤以降は稜線上のルートを辿ることになります。
所々、ハイマツ地帯を回避して急斜面のトラバースが連続するような箇所があり、しかもかなり長い距離を通過しなければなりません。滑落しないよう注意が必要です。
この日は気温が高めで雪質が柔らかい日だったのでキックステップで登りました。念のため軽アイゼンは持っていきましたが不要でした。
見晴台付近までくると大槍や山頂が大きく見えてテンションが上がりますが、歩いても歩いてもなかなか近づいてきません。。。
そして3時間ちょっとかかってようやくニセイカウシュッペ山の山頂へ到着しました。
ここはなんといっても大雪山系の山並みの美しさに目を奪われます!!昨年8月はあの黒岳山頂からこのピークを見ていたんだな・・・。
強風の山頂では急激に体が冷えてきます。風裏となる場所へ移動し、お湯を沸かして暖かい食事とコーヒーを頂きました。
隣には有名な「軍艦山(通称:アンギラス)」が見えました。余裕があればここにも行ってみたいと思っていましたが、ハッキリしたルートが分からずに今回は断念。
ここは雪が融けたころにまた挑戦。次回のお楽しみにしようと思います!

下山は1時間30分ほどでスムーズにスタート地点まで戻りました。
時折、藪のなかで動く茶色の物体にドキドキしながら、それがシカだと分かるまでは緊張状態が続きます。
往復で約11kmの距離がありますが、ルートも明確で高低差はさほど大きくない山です。熊さえ出なければ良い山なのですが・・・。

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