【薮山レコ】シッケイノ頭〜仙ノ倉山北尾根〜平標新道
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,532m
- 下り
- 1,528m
コースタイム
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 11:05
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
平標新道の仙の倉谷渡渉地点から登山道外(仙の倉谷支流遡行〜仙ノ倉山北尾根を薮こぎ) |
写真
感想
仙ノ倉山からなだらかな北尾根がシッケイノ頭へ延びている。積雪期の北尾根登攀やシッケイ沢のスキー滑走の記録はあるが無雪期のものは見当たらない。今回は仙ノ倉谷支流を遡行してショートカットでシッケイノ頭に登り、北尾根経由で仙ノ倉山、平標山へと周回でチャレンジした。
仙の倉谷支流のイイ沢は急ではあるが大岩の堆積するゴーロ状の沢で滝は現れず水量は少なく(一部伏流)、遡行しやすい。情報通り下降に使われるような優しい沢だ。最後の詰めはミスをして左股の支沢へ進んだためシッケイノ頭直下の急な岩崖に突き上げて最後に余計な笹薮こぎを強いられた。なお、仙ノ倉谷は支流の大根オロシ沢やイイ沢との出合がいずれも伏流で合流しているので出合不明確となっている。周囲の地形から判断するしかない。
シッケイノ頭はなだらかな笹原のピークで山頂を示す目印は一切ない。1720m峰まで足を延ばし北尾根下部の様子を眺めた。東側のシッケイノ沢源頭が草原状になっており見晴らしは良く歩きやすい。シッケイノ頭の南鞍部へ進むとハクサンイチゲ、チングルマ、ヨツバシオガマのお花畑が笹薮に囲まれ帯状に広がっていた。残雪期には決して見ることが出来ない風景だ。お花畑を見下ろす位置まで進むと三角点のような慰霊碑が建っていた。
ここから北尾根は勾配が増し胸丈程度の笹薮をかきわけながら忍耐の登りが続く。笹の丈が低くなってくると仙ノ倉山手前のニセピーク、三ノ字ノ頭だ。丸くてなだらかな草原状のピークはハクサンイチゲの絨毯になっていた。賑わう仙の倉山まで5分の笹薮のラストスパート。二百名山の仙ノ倉山は大賑わいだった。平標山にかけての稜線はお花畑を目当てに大勢の登山者が行き交っていた。稚児車(チングルマ)は終わりかけだが白山市毛と白山小桜と深山金梅は見ごろだった。
平標山で小休憩し平標新道へ入ると今までの賑わいが嘘のように静かになり仙ノ倉谷上流のワイルドな風景を堪能し、尾根下部の蒸し暑い樹林帯を通過し登山口へ戻った。
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