ポリシーに反して日帰り 正沢川・細尾沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,644m
- 下り
- 1,624m
コースタイム
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 10:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日まで雨だった様で、結構水量あった様に思います。 玉の窪が合流するまでは、渡渉したら容易に吹っ飛ばされる感じでした。 水枯れが思いの外早く、ラストのガレは落石しない様、結構気を遣いました。 |
その他周辺情報 | せせらぎの四季?だったかな…\700 いつも行っているのに名前覚えられない(^^;; |
写真
感想
結構長い沢と聞いており、久々に焚火でのんびりしたいなぁ…なんて思っていた。長い沢をせわしく下ってきたくない。が、泊りでは天気は許してくれなさそうだ。快晴予報のため、迷いに迷って、まぁ、ヘッドランプで下ってくればいいかな?くらいな感じで出かけた。
0時頃に道の駅木曽日義に到着、ここまでの間に諏訪辺りでは雨が上がったばかりな感じ。権兵衛TNあたりもビシャビシャだ。温泉入って帰る様かな?くらいで仮眠突入。
起床後、中央アルプスがはっきり見えており、決行することに。駐車場に着くと7・8台程度駐車してある。沢山の道標が一か所に集中しているところで登山届を提出、『沢ルート』と書いてある次の看板はヤブっぽいので、すっきりしているであろう本流方面に進む。沢に出て、初めて見た流れではあったが結構増水しているのがわかる。おまけにエメラルドグリーンの流れを想像していたのだが、濁っている。先行者もいるため、とりあえず左岸を巻きを織り交ぜたりしながら進む。1560mの左岸からの小滝が連続した小沢のところで右岸に渡る。ここで団体先行者の足跡を再発見。途中で追いつき、聞けば本谷遡行とのこと。そのまま右岸を巻きを交えて進むと開けた玉の窪沢出合に出る。
思いのほか早く細尾沢出合に到着、2:1といった具合で本流の方が水多い。割と貧相な出合を左岸の細尾沢に入る。ナメの小滝も出現し始めると20分くらいで大滝が見え始める。写真しか見たことがないので噴き出しているように見えるが、実際はどうだったのだろうか?でも、大滝直下通過時、ものすごい爆風だった。カメラが防水ではなく、びしょびしょになってしまいそうで撮影できなかった。
いろいろな記録にある通り、左岸のガレルンゼから巻きにかかるが、下部はガレが不安定。中間から上は階段状ではありながらヌメった滝で、新しい靴の性能に不安があったことから結構緊張した。ルンゼ左側の流れを登ると傾斜が落ち、右岸の灌木帯に踏み跡が出てきてもおかしくない感じになる。踏み跡を見つけると『巻きは小さく』の鉄則通り…あ、あれ?ザレたルンゼの脇に出るがこれは下れない。左を見れば小沢の切れ込み。『あそこなら下れそうだ』とものすごい急な樹林帯をそちらへ進み始めるが…『待てよ、あれってさっき登ったルンゼで、ザレは大滝手前から正面に見えていた岩壁…‼?』軌道修正し、ザレを巻くように登り、トラバースすればなんてことはなく本流へと踏み跡が続いていた。危ない危ない。本流に戻って大休止。ここからは稜線が近く見え、開けた沢に白の岩盤、植物の緑、快晴の空、まさに夏沢JOYだ。
この先はナメの連瀑帯が始まる。以前幸ノ川に来た時、地元の人が『あそこは大滝しかないからつまらない。』と言っていたが、なんのなんの、どれも登れるし、奥秩父みたいに木が流れの上にかぶっていないため、清々して最高に楽しい。何メートルの滝がどこでとか全く気にならない。稜線直下までこのままナメが続けば…なんて思っていると四条の滝に着く。左岸からのガレ押し出しがすごい。何度か大雨が降れば、下のナメはいずれ埋まってしまうのではないだろうか?四条を越えて右岸稜線直下からのガレ押し出しもすごい。
2410m二俣で休憩。ここから流れを振り返ると北アルプスが見える。ここはゆっくり休むにはよい所だ。右の流れに入り、さらにすぐ上の二俣は左が本流っぽいが、記録は右へ右へなので右に入る。灌木がかぶってきて源頭の装いだ。このまま細いが力強い流れがどこまで続くかなと思いながら進むと、2600mにも満たない所で水が枯れてしまった。伏流しているのかと思って通過したが、滾々と湧き出るあの終点が源頭だったので戻って給水。うまい水だ。カールの中のお花畑を進むのかと思っていたがそんな感じではなく、割と灌木がうるさい。そしてガレ登りが始まった。左斜め前に常に見て歩いていたピョコが、どうやら駒ケ岳ピークのようだ。このガレを登っている最中、ふとこの沢は北アの打込谷を小スケールにした感じの沢だと感じた。ガレラストは崩れないところを探して右往左往しながら稜線に到着。ちょうど木曽小屋の下くらいに出た。
ここに荷物を置いてピストンしようとも考えたが、証拠写真のためフル装備でピークに到着。人が多く、沢からのギャップがすごい。あれほど快晴だった空は雲が多くなっており、下山近くにやっと宝剣岳が顔を出してくれた。下山は消化試合のようなもの、7合目の小屋では当たり前のように小さな羽虫に囲まれ、幸ノ川を渡るところで汗を洗い流す。この辺りの景色に全然記憶がない。陽が高いうちに駐車場に戻ってくることができて、何とか日帰り達成。急いで『せせらぎの四季』へと向かった。
帰りの道中、夕焼けがとてもキレイだったなぁ…
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