夏山第1弾〜笠ヶ岳は予想通り手強かった
- GPS
- 18:42
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 2,154m
- 下り
- 2,270m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:29
天候 | 1日目 登り始めは晴れていましたが、尾根から上はガスっていました。 2日目 朝はガスっていましたが、6時ごろからガスが切れて快晴で雲海ができていました。 2000m〜2500m付近はガスの中でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笠新道は危険な箇所はありません。杓子平までは我慢です。コース上に水場がないので飲み水は多めに クリア谷コースも危険な箇所はありませんが、登山道が笹やハイマツで覆われており、歩きにくい。道は不明瞭ということはありません。 幕営料 1人800円 テント場にトイレはなく、山荘のトイレを使用。テント場から山荘までは岩場を距離300m、標高差70m程。 テント場の水場も出ておらず、小屋の水道を利用(雨水だが、飲用可能とのこと) |
写真
感想
前泊で新穂高第3駐車場へ。早めの15時出発としたので、駐車場に20時半に到着。
21時には寝ることができなたので、ゆっくりできてよかった。
朝4時に起床、相変わらず息子はなかなか起きない。出発4時半の予定が5時前になってしまった。
1時間ほどかけて笠新道の登山口へ。
一昨年槍ヶ岳に登った際に、この前を通ったがその時にいつか登ろうと考えていた。
杓子平までずっと登りっぱなしというわけではないが、延々と長い道のりであった。こういう道はゆっくりでもいいので、休まず登る方がいいのだろうが、息子はすぐに休憩をするので、かえって疲れる。
杓子平からは、私が先行して、できるだけゆっくり休まず進んで、息子は自分のペースで追いついたり、休憩したりしながら進む方法をとった。これが意外によく、杓子平から尾根まではなかなかいいペースで登ることができた。
尾根道は緩やかなアップダウンしかないが、ガスがかかっていることもあり、先が見えず、時間がかかった。
テント場は比較的平らできれいに整地された場所が多くあり、隣との間隔も大きく取られているのでのんびりできる。これでガスが晴れたら最高のロケーションとなるだろうに。
小屋まで少し距離があるので、まずテントを張ってから小屋へ。幕営料2人で1600円とバッチ400円を購入。山頂はガスがかかっていたので、今日はパスすることに。
トイレにここまで登ってこなければならないのもちょっと大変だ。
疲れたので、テントに戻り、少し昼寝。この時間が何とも言えず気持ちいい。
5時半ぐらいから夕食の親子丼を作った。ご飯は少し芯が残ったが、この標高では仕方がないだろう。親子丼の方は、昼ごはんの残りのから揚げも一緒に入れてなかなか豪華な親子丼となった。
8時ぐらいになって寝袋に入ったら、息子はあっという間に寝てしまった。かなり疲れたのだろう。
次の朝起きると辺りはガス。下山ルートを思案して、とりあえずテントを撤収して小屋まで上がり、クリア谷の様子を聞いて考えることに。
鏡平経由も考えたが、距離が長いので、今回は笠新道往復かクリア谷の2択とした。
小屋で聞いてみると、渡渉ポイントは問題なしで、ルートが不明瞭で笠新道より長いので、チャレンジャーのコースとのこと。
息子と相談して、長いというところに少し引っかかっているようだったが、せっかくなので別のコースをとのことで、クリア谷で下山することに。
大きなザックを持って山頂へ向けて登っているとみんなに「クリア谷に下りるんですか」と聞かれ、「頑張ってください」と声をかけられた。さすが、チャレンジャーコース。
山頂からの景色は360度この辺の高い山が雲海から顔を出した状態で何とも美しい景色だった。槍、穂高はもちろん。去年歩いた黒部五郎周回の山々を一望できる。南には乗鞍、御岳山も頭を出し、遠くには富士山も見えた。
クリア谷コースは山頂を越えて急な岩場を下りていく。はじめは尾根沿いのいい道、チングルマ等の高山植物をたくさん咲いていた。しかも登山者もいないので、静かでいい道と思えるのもハイマツ帯に入るまで。さらに、雷鳥岩を越えて標高を下げると笹やら木々がたくさん出て歩きにくい道を延々と下る。息子のまだかの声を何度も聞きながら休み休み下っていく。
クリア谷コースを登ってくるチャレンジャー達も10数人と結構いた。単独日帰りの人や単独テント泊、2人組、女性2人組もいた。特に日帰りの単独の方(達人と呼ばせていただく)この達人、8時の段階で我々が山頂から1時間下ったところで、下から上がってきた。いくら軽装とはいえ、標準タイム7時間のところを3時間?さらに、12時ぐらいに後ろから達人は下りてきて、あっという間に行ってしまった。クリア谷コース往復を朝から昼過ぎに下山。すごい達人がいるものだ。
中尾口へ下山後は、息子を砂防博物館(さぼう塾)に荷物と一緒に待たせて、登山靴も草履に履き替えて駐車場までに2キロを歩いて車を取りに行った。荷物がなく、草履なので、比較的楽であった。さらに妻と登山の報告の電話をしながら歩いたので、30分余りの時間もあっという間であった。
これまでにない標高差2000mの下りにさすがに足がきつかった。次の日も歩くのもゆっくりしか歩けず、特に下り坂は足が痛くてたまらない状態だ。ここまでの筋肉痛も久しぶりだ。
しんどかったが、やっぱり楽しい山行であった。
頼もしくなってきました
メガネの件は残念でした
その後は無しでも大丈夫だったのですか
こんにちは、 olddreamer さん。
メガネはとりあえず、なしでも普通に歩くことはできるようでしたので、問題はありませんでした。
メガネが壊れたのが後半だったのでまだマシだったかな。
carcanさん、ビックリですよ。
時間かけて登った甲斐あって、笠ヶ岳山頂からの大展望は素晴らしく、最高ですね。
クリア谷から下山でも時間かかるんですね。
ここを登って来るスーパーマンがいるとは
夏山登山続けて楽しんで下さい。
メガネは予備も持参してたのなか?メガネは大事ですからね。
こんにちは、 toradoshi さん
ほんと、長い道のりでした。いつも眺めるばっかりだった笠ヶ岳、ようやく登ることができました。
クリア谷コースはあまり整備されていないので、時間がかかります。いまだに、足が筋肉痛です。
息子のメガネはとりあえず、なしでも歩けるようでなんとかなしで下山しました。
今後は気をつけないとですね。
carcanさん、初めまして。
23日朝、笠ヶ岳で声をかけさせてもらいました。
笠新道の登りとクリヤ谷、小学6年生の息子さんには非常にハードな山行だったことでしょう!
この先、楽しみですね。
ご家族で山登り楽しんでください。
はじめまして、 kazusan1 さん。
返事遅くなりました。
今回の笠ヶ岳は、息子にとっても、私にとってもかなりハードな山でした
息子は相変わらずヘタレな感じですが、今回の山を乗り切ったことで、だいぶ山に対しての自身がついた感じです。
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