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Yamareco

記録ID: 923325
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

夏山第1弾〜笠ヶ岳は予想通り手強かった

2016年07月22日(金) 〜 2016年07月23日(土)
 - 拍手
子連れ登山 carcan その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
18:42
距離
20.0km
登り
2,154m
下り
2,270m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:51
休憩
0:38
合計
9:29
4:53
10
スタート地点
5:51
5:51
23
6:14
6:14
12
6:26
6:38
285
11:23
11:34
97
13:11
13:11
2
13:13
13:14
43
13:57
13:58
24
2日目
山行
8:04
休憩
0:22
合計
8:26
6:35
18
6:53
7:07
128
9:15
9:19
17
9:36
9:40
61
10:41
10:41
203
14:04
14:04
57
天候 1日目
登り始めは晴れていましたが、尾根から上はガスっていました。
2日目
朝はガスっていましたが、6時ごろからガスが切れて快晴で雲海ができていました。
2000m〜2500m付近はガスの中でした。
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉第3駐車場150台(無料)
コース状況/
危険箇所等
笠新道は危険な箇所はありません。杓子平までは我慢です。コース上に水場がないので飲み水は多めに
クリア谷コースも危険な箇所はありませんが、登山道が笹やハイマツで覆われており、歩きにくい。道は不明瞭ということはありません。
幕営料 1人800円
テント場にトイレはなく、山荘のトイレを使用。テント場から山荘までは岩場を距離300m、標高差70m程。
テント場の水場も出ておらず、小屋の水道を利用(雨水だが、飲用可能とのこと)
駐車場
金曜日だけあって、朝の段階でも比較的空いていました。
4
駐車場
金曜日だけあって、朝の段階でも比較的空いていました。
新穂高登山センター
ここで登山届を提出
5
新穂高登山センター
ここで登山届を提出
橋を渡って左俣林道へ
1
橋を渡って左俣林道へ
林道のゲート
林道長いので、ちょっと休憩
3
林道長いので、ちょっと休憩
1時間ちょいで笠新道登山口到着
ここから登りのはじまり
2
1時間ちょいで笠新道登山口到着
ここから登りのはじまり
まだまだ余裕あり
3
まだまだ余裕あり
所々開けて
穂高の山々がきれいに見えます
1
穂高の山々がきれいに見えます
ササユリ
どんどん登ります
1
どんどん登ります
残念ながらガスがかかってきました
残念ながらガスがかかってきました
はしごがあり登りやすくなっています
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はしごがあり登りやすくなっています
杓子平はまだ上
まだまだ登りは続く
まだまだ登りは続く
やっと杓子平
山頂はまだまだ高いなぁ
8
やっと杓子平
山頂はまだまだ高いなぁ
杓子平に入ってようやく開けたアルプスっぽい場所に
杓子平に入ってようやく開けたアルプスっぽい場所に
再び尾根への登り開始
1
再び尾根への登り開始
ちょっと休憩して
1
ちょっと休憩して
また登ります
ようやく尾根に上がりました
ここからも地味に長かった
ようやく尾根に上がりました
ここからも地味に長かった
まだ遠いな
早く行くでぇ
ようやくテント場到着
ようやくテント場到着
テント設営後、小屋へ
この距離は手軽には行けないなぁ
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テント設営後、小屋へ
この距離は手軽には行けないなぁ
小屋に到着
北アにしてはテントの数は多くないですね
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北アにしてはテントの数は多くないですね
ガスが切れて笠の山頂が
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ガスが切れて笠の山頂が
翌朝
テント撤収あと
1
翌朝
テント撤収あと
まず、小屋へ
ガスが切れました
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ガスが切れました
山荘から笠ヶ岳
笠ヶ岳山頂
槍、穂をバックに
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笠ヶ岳山頂
槍、穂をバックに
黒部方面をバックに
7
黒部方面をバックに
去年歩いた雲ノ平、黒部五郎岳がよく見える
2
去年歩いた雲ノ平、黒部五郎岳がよく見える
昨日歩いた尾根も現れた
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昨日歩いた尾根も現れた
クリア谷へ下山開始
2
クリア谷へ下山開始
振り返って山頂
これから下る尾根
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これから下る尾根
チングルマと笠ヶ岳
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チングルマと笠ヶ岳
この辺は気持ちのいい道
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この辺は気持ちのいい道
この辺りからハイマツがせり出して歩きにくい
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この辺りからハイマツがせり出して歩きにくい
まだ余裕
誰が食べ散らかしたのかな
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誰が食べ散らかしたのかな
ようやく雷鳥岩
ここから本格的な下り開始
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ようやく雷鳥岩
ここから本格的な下り開始
笹が生い茂って歩きにくい
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笹が生い茂って歩きにくい
ニッコウキスゲもたくさん咲いてました
ニッコウキスゲもたくさん咲いてました
下の村が見えてきましたが、まだまだ遠い
下の村が見えてきましたが、まだまだ遠い
相変わらず歩きにくいです
1
相変わらず歩きにくいです
クルマユリ
水場
冷たくて気持ちいい
3
水場
冷たくて気持ちいい
相変わらず笹が立ちはだかる
相変わらず笹が立ちはだかる
こんな岩場もあります
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こんな岩場もあります
樹林帯に入り少し緩やかになりますが、ゴールはまだまだ
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樹林帯に入り少し緩やかになりますが、ゴールはまだまだ
きれいな沢に出ました
眼鏡をはずして顔を洗い頭も濡らしスッキリした後に悲劇が・・・
岩の上に置いていた眼鏡を自分で踏んで、眼鏡が壊れてしまいました。
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きれいな沢に出ました
眼鏡をはずして顔を洗い頭も濡らしスッキリした後に悲劇が・・・
岩の上に置いていた眼鏡を自分で踏んで、眼鏡が壊れてしまいました。
ショックを受ける息子
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ショックを受ける息子
延々と続く下りに、ゴールはまだか
2
延々と続く下りに、ゴールはまだか
急な斜面は足にこたえる
2
急な斜面は足にこたえる
最後の渡渉ポイント
登山靴なら問題ないけど、普通の靴では厳しそう
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最後の渡渉ポイント
登山靴なら問題ないけど、普通の靴では厳しそう
何気にきつい
石がゴロゴロした道
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何気にきつい
石がゴロゴロした道
ようやく、下山。
本当にお疲れさま
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ようやく、下山。
本当にお疲れさま

感想

前泊で新穂高第3駐車場へ。早めの15時出発としたので、駐車場に20時半に到着。
21時には寝ることができなたので、ゆっくりできてよかった。

朝4時に起床、相変わらず息子はなかなか起きない。出発4時半の予定が5時前になってしまった。

 1時間ほどかけて笠新道の登山口へ。
 一昨年槍ヶ岳に登った際に、この前を通ったがその時にいつか登ろうと考えていた。
 杓子平までずっと登りっぱなしというわけではないが、延々と長い道のりであった。こういう道はゆっくりでもいいので、休まず登る方がいいのだろうが、息子はすぐに休憩をするので、かえって疲れる。

 杓子平からは、私が先行して、できるだけゆっくり休まず進んで、息子は自分のペースで追いついたり、休憩したりしながら進む方法をとった。これが意外によく、杓子平から尾根まではなかなかいいペースで登ることができた。

 尾根道は緩やかなアップダウンしかないが、ガスがかかっていることもあり、先が見えず、時間がかかった。

 テント場は比較的平らできれいに整地された場所が多くあり、隣との間隔も大きく取られているのでのんびりできる。これでガスが晴れたら最高のロケーションとなるだろうに。
 小屋まで少し距離があるので、まずテントを張ってから小屋へ。幕営料2人で1600円とバッチ400円を購入。山頂はガスがかかっていたので、今日はパスすることに。
 トイレにここまで登ってこなければならないのもちょっと大変だ。

 疲れたので、テントに戻り、少し昼寝。この時間が何とも言えず気持ちいい。

 5時半ぐらいから夕食の親子丼を作った。ご飯は少し芯が残ったが、この標高では仕方がないだろう。親子丼の方は、昼ごはんの残りのから揚げも一緒に入れてなかなか豪華な親子丼となった。

 8時ぐらいになって寝袋に入ったら、息子はあっという間に寝てしまった。かなり疲れたのだろう。

 次の朝起きると辺りはガス。下山ルートを思案して、とりあえずテントを撤収して小屋まで上がり、クリア谷の様子を聞いて考えることに。
 鏡平経由も考えたが、距離が長いので、今回は笠新道往復かクリア谷の2択とした。
 小屋で聞いてみると、渡渉ポイントは問題なしで、ルートが不明瞭で笠新道より長いので、チャレンジャーのコースとのこと。
 息子と相談して、長いというところに少し引っかかっているようだったが、せっかくなので別のコースをとのことで、クリア谷で下山することに。

 大きなザックを持って山頂へ向けて登っているとみんなに「クリア谷に下りるんですか」と聞かれ、「頑張ってください」と声をかけられた。さすが、チャレンジャーコース。
 
 山頂からの景色は360度この辺の高い山が雲海から顔を出した状態で何とも美しい景色だった。槍、穂高はもちろん。去年歩いた黒部五郎周回の山々を一望できる。南には乗鞍、御岳山も頭を出し、遠くには富士山も見えた。

 クリア谷コースは山頂を越えて急な岩場を下りていく。はじめは尾根沿いのいい道、チングルマ等の高山植物をたくさん咲いていた。しかも登山者もいないので、静かでいい道と思えるのもハイマツ帯に入るまで。さらに、雷鳥岩を越えて標高を下げると笹やら木々がたくさん出て歩きにくい道を延々と下る。息子のまだかの声を何度も聞きながら休み休み下っていく。
 クリア谷コースを登ってくるチャレンジャー達も10数人と結構いた。単独日帰りの人や単独テント泊、2人組、女性2人組もいた。特に日帰りの単独の方(達人と呼ばせていただく)この達人、8時の段階で我々が山頂から1時間下ったところで、下から上がってきた。いくら軽装とはいえ、標準タイム7時間のところを3時間?さらに、12時ぐらいに後ろから達人は下りてきて、あっという間に行ってしまった。クリア谷コース往復を朝から昼過ぎに下山。すごい達人がいるものだ。

 中尾口へ下山後は、息子を砂防博物館(さぼう塾)に荷物と一緒に待たせて、登山靴も草履に履き替えて駐車場までに2キロを歩いて車を取りに行った。荷物がなく、草履なので、比較的楽であった。さらに妻と登山の報告の電話をしながら歩いたので、30分余りの時間もあっという間であった。

 これまでにない標高差2000mの下りにさすがに足がきつかった。次の日も歩くのもゆっくりしか歩けず、特に下り坂は足が痛くてたまらない状態だ。ここまでの筋肉痛も久しぶりだ。

 しんどかったが、やっぱり楽しい山行であった。

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コメント

こんばんは carcanさん
頼もしくなってきました

メガネの件は残念でした
その後は無しでも大丈夫だったのですか
2016/7/24 22:30
Re: こんばんは carcanさん
こんにちは、 olddreamer さん。

 メガネはとりあえず、なしでも普通に歩くことはできるようでしたので、問題はありませんでした。
 メガネが壊れたのが後半だったのでまだマシだったかな。
2016/7/25 12:38
たくましくなりましたね
carcanさん、ビックリですよ。
時間かけて登った甲斐あって、笠ヶ岳山頂からの大展望は素晴らしく、最高ですね。
クリア谷から下山でも時間かかるんですね。
ここを登って来るスーパーマンがいるとは
夏山登山続けて楽しんで下さい。
メガネは予備も持参してたのなか?メガネは大事ですからね。
2016/7/25 9:30
Re: たくましくなりましたね
こんにちは、 toradoshi さん

 ほんと、長い道のりでした。いつも眺めるばっかりだった笠ヶ岳、ようやく登ることができました。
 クリア谷コースはあまり整備されていないので、時間がかかります。いまだに、足が筋肉痛です。

 息子のメガネはとりあえず、なしでも歩けるようでなんとかなしで下山しました。
今後は気をつけないとですね。
2016/7/25 12:45
息子さん、楽しみですね
carcanさん、初めまして。

23日朝、笠ヶ岳で声をかけさせてもらいました。
笠新道の登りとクリヤ谷、小学6年生の息子さんには非常にハードな山行だったことでしょう!
この先、楽しみですね。
ご家族で山登り楽しんでください。
2016/7/27 16:44
Re: 息子さん、楽しみですね
はじめまして、 kazusan1 さん。

 返事遅くなりました。
 今回の笠ヶ岳は、息子にとっても、私にとってもかなりハードな山でした

 息子は相変わらずヘタレな感じですが、今回の山を乗り切ったことで、だいぶ山に対しての自身がついた感じです。
2016/8/1 18:46
プロフィール画像
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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
笠ヶ岳(中尾温泉口〜笠新道〜クリア谷周回)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5

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