医王山麓岩崩山 〜2011年初山行〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 480m
- 下り
- 480m
コースタイム
行動時間:04:45
休憩時間:00:30
天候 | 【富山県伏木の天気】 最高気温 3.0℃ 最低気温 0.1℃ 露点温度 1.4℃ 湿 度 90% 風 向 西 風 速 1m/s 現地気圧 1003.4hPa 海面気圧 1005hPa 降 水 量 0.0mm 積 雪 深 38cm 日 の 出 7:03 日の入り 16:46 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
祖谷登山口までマイカーで |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト見当たらず。 杉林まで藪漕の場所もある。 国見平前の急登で深雪でニープレスしラッセル。 【立ち寄り温泉】 アローザ温泉 野草の宿 来夢 (IOX クルム) 住 所:富山県西砺波郡福光町アローザ村 電 話:0763-55-1236 営業時間:午前8:30〜午後21:30 休 業 日: 料 金:大人600円 湯 質:アルカリ性単純泉 http://www.kurumu.jp/ |
写真
感想
明けましておめでとうございます。
元旦山行を狙って
年末からの寒波で
大雪の予報であったけど、
元旦当日は、それほど天気も崩れず、
小雨は降っていたけど、山行出来ない天気ではないと判断。
本年の初山行へ
医王山麓へ行く事に決定。
山行する前はよく、スキーでIOXアローザへ行ってました。
今回は、祖谷登山口から国見平あたりまでの山行をしようと。
準備して自宅を9:30に出発。
南砺市福光の香城寺にある祖谷登山口から更に車で
除雪されている祖谷登山口道まで車を進めて
いざ!!元旦山行!!
登り始めには小雨も止んで雪質は湿雪で
それほど沈まず、楽に進めました。
一筋のトレースあり、
トレースに沿って歩みを進めました。
吹上小場465mからは、砺波平野の散居が望めました。
雲に隠れていた赤祖父山系から八乙女山も見えてきて
ココロ弾む思いでした。
高度を上げていくと、幾分か湿雪も乾雪に近くなり
ワカンをつけていても沈足なっていきました。
そして、登山道に小木の倒木や藪倒れあり
登山道を迂回し、そしてまた迂回と
なかなか、思うように登って行く事ができなかったのですが
杉林に入り開けた登山道では遅れを取り戻すように
スムーズに進む事が出来ました。
杉林を抜けると、乾雪にそして一気に深雪に
そして、トレースが引き返していく跡になっていました。
その理由はすぐにわかりました。
杉林を抜けた前医王山を望める尾根筋から
深雪で急登!!登りで胸下までの積雪状況に…
自分も引き返そうと思ったのですが
『なんだか、元旦から途中で引き返すのは…
縁起が悪い。』と思い
そのときの天候は雪も風も無く悪い気象条件でなないと判断し
登り切ってみる事を決意。
首から下げていたカメラをバックパクに
登山靴の紐を締めなおし、ワカンを装着し直して
再準備して登山開始!!
膝を突き出して雪を掻き分けて、ワカンで踏み締める。
ニープレスとキックステップって言うやつでしょうか
この作業をとにかく繰り返し繰り返して少しずつ進む。
1時間程度続けてやっと、
稜線部と思しき箇所が望める場所まで来ることできました。
しかし、また、そこから一気に雪が深く、もう眼前も雪に…
かなり体力を消耗していて、この状況…
『引き返すかな・・やっぱり・・・無理かぁ・・』って
諦めモードの時に、なにやら声が聞こえで
ボクがラッセルした跡から、数人のパティーが登って来られたのです。
「こんにちわ。いや〜。明けましておめでとうございます。
雪〜深いですね〜。ひとりでラッセル。大変だったでしょう。
本当に助かりましたわ。今度は私達が先頭行きますよ。」
まさに助け舟!!
諦めかけていた所に救世主現る思い!!
「あけましておめでとうございます。そうなんです。ココまで来てんですが、
ひとりでは、ちょっと難儀してまして、引き返そうかと思ってました。
助かります。」
富山市から来られたパティーで男性2名女性3名の紳士淑女の5名のパーティー。
「あけましておめでとうございます。
いや、よくひとりで、ここまでラッセルありがとうございます。」
と次々と登ってこられたメンバーの方と新年の挨拶を交わして
そして、5名の方の後に着かせてらいました。
この猛ラッセル場はストックでは役不足だと感じていたところ、
まさに、山男って感じの方が
「ザックを担いだままでは無理やな」ってザックを置いて
ピッケルを手にラッセルを開始。
山男な方のピッケルを使ってのラッセルを見て
『低山とはいえ、やっぱりピッケルは必要や』って
身をもって感じました。
男性の方2名と女性の方1名が交代でラッセルされて
急登を昇りきってチョイ藪を進むとしばらくして、
小屋が見えてきました。
「オレ達は、今日、ココで泊まっていくのよ。
どうや、あんたも泊まらんか?食べるモンならいっぱいあるしな
酒もビールもあるぞ。正月休みやろ?寝袋なら、オレの貸したるよ。」
おお〜 まさに山男な発言。なんと気さくな。そして懐が広い。
嬉しいお誘いを受けて、ありがたいと思いながらも…
明日は明日で予定がある為、ありがたいお誘いを断わってしまいました。
小屋に着てから天候が変わって雪になり、視界も不良に
そして当初の予定よりも、体力も時間も消費してしまった為に
国見平や医王権現、医王山まで行かず、キャンプ地の炊事場広場をゴールとして
岩崩山周遊歩道で折り返し下山することに。
帰りに小屋で宴をされていた紳士淑女のパティーに挨拶すると
「ちょっと飲んでかんか?あんたなら急がなくても、すぐ下山てきるわ。
そか、行くか。確かに雪になってきたな。気をつけてな。
そや、これ持ってけ。」
って500mlのビールを出されもの凄く、嬉しくココロがホッコリしたけど
500mlをこの山まで持ってくるのは、それはそれで大変なことだあたろうな…と思い
その、温かいおもてなしの思いは頂きましたが、
500mlのビールは受け取りませんでした。
5名のみなさんと挨拶をして
自分は粉雪舞い散る中を下山していきました。
5名の方も無事に下山されことを願っています。
今日は、夕方から用事もあるため、いつもの山行後の温泉は行かずに
自宅に戻りました。
元旦山行
途中『撤退』か!?って思いましたが・・・
思わぬ援軍に助けられて、とにかく岩崩山周遊歩道まで登る事ができ
すごく素敵な体験が出来た山行。
本年の山行を占う上で幸先のいい山行でした。
『今期のウインターシーズンにまた来ることぞい。医王山』
ありがとう医王山さん。
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