ハセツネ｜第24回日本山岳耐久レース「長谷川恒男CUP」71.5km完走

2016年10月09日(日) 〜 2016年10月10日(月)

• GPS: 16:40
• 距離: 46.1km
• 登り: 3,224m
• 下り: 3,411m

コースタイム

1日目

• 山行: 15:27
• 休憩: 1:01
• 合計: 16:28

13:03 五日市中学校
14:17 14:18 今熊神社(下社)
14:38 14:38 今熊山(呼バワリ山・今熊神社本殿)
14:46 14:46 523m圏峰(川口丘陵方面分岐)
15:09 15:09 610m圏峰(舟子尾根ノ頭)
15:16 15:16 豆佐嵐山(棚沢入ノ峰・ウツギ窪ノ峰)
15:24 15:24 入山峠（新）
15:33 15:33 津地尾山
15:51 15:52 鳥切場(森久保峠)
15:57 15:58 弾左衛門ノ峰−新多摩線81号鉄塔分岐
16:17 16:17 栗ノ木沢ノ頭(トヤド)
18:04 18:04 醍醐丸(篠窪ノ峰・灰平ノ峰)
18:19 18:19 大蔵里山
18:22 18:23 山ノ神
18:48 18:49 連行峰
18:58 18:58 茅丸
19:05 19:06 生藤山
19:10 19:11 三国山
19:19 19:20 軍刀利神社元社
19:30 19:30 熊倉山
19:43 19:44 坊主山
19:58 19:59 栗坂の丸
20:12 20:12 浅間峠
20:45 20:46 日原峠
2:45 2:45 月夜見第二駐車場
3:15 3:15 焼ツ萩平
3:23 3:23 天神山
3:34 3:34 水窪山
3:38 3:38 小河内峠
4:18 4:18 ソーヤノ丸デッコ
4:30 4:30 惣岳山
4:47 4:48 御前山
4:52 4:53 御前山避難小屋
5:24 5:37 クロノ尾山
5:51 5:51 鞘口山(太郎指ノ峰・大平ノ峰)
6:08 6:12 大ダワ
7:20 7:29 大岳山
7:59 8:00 鍋割山分岐
8:09 8:10 綾広の滝
8:23 8:23 長尾平分岐
8:54 9:14 日の出山
10:14 10:14 タルクボノ峰(樽窪ノ峰)
10:19 10:19 分岐点(金比羅尾根・ロンデン尾根分岐点)
11:15 11:15 金比羅山
11:30 五日市公民館

コースタイムの計算とは違い、ゴールタイムは 22時間30分です。
非常に残念なことに、日原峠〜月夜見第二駐車場はGPSロガー電池切れにより未計測となりました。。。実際はコース最高峰の三頭山を通っています。

天候

くもり（午前中まで弱い雨）、夜間は薄い霧

アクセス

利用交通機関：

電車

JR武蔵五日市駅

コース状況／危険箇所等

午前中までの雨の影響でスリップしやすいトレイルではあったが、登りでズリズリ落ちてしまうようなひどい状況ではなく、このエリアならまあまあなコンディション。

その他周辺情報

もっと早くゴールすると日帰り温泉への送迎があったが、私がゴールした時には少しずつ撤収モードになっていた。

写真

10/9 10:07

JR武蔵五日市駅を出るとすぐ横断幕

10/9 10:18

まだ静かなスタート

10/9 10:20

拍子抜けするほど空いていた受付。控室となる体育館は足の踏み場もなく、どうやらみなさん場所取りのために早く来ていたようでした。

10/9 12:31

スタート30分前から開会式。目標時間の早い人からスタートできる仕組みだが、16h以降24hまでひとくくり。

10/9 12:37

上半身は山ヤ、下半身はトレラン。ウェストバッグに25Lザックはかなりの重装備で目立っていたか？

10/9 12:56

列先頭の招待選手をパチリ

10/9 12:58

グラウンドに2500名が整然と列を作っています

10/9 13:01

「いってらっしゃーい」の声にジーンとくる。でもまだスタートラインを越えてないんだよね。

10/9 13:04

4分9秒後にスタートラインを通過！　行ってきま〜す。（後方には50名ほどの最後尾スタート）

10/9 13:16

噂に聞いていた渋滞。GWの高速なみに進まない。

10/9 13:58

登山口到着予定の1時間が経ってしまったが、まだ変電所まで行けず、、、

10/9 14:08

ようやく変電所横を通過

10/9 14:39

今熊山を登ってきて、ここからひたすら尾根

10/9 15:23

3時間制限の予備関門、入山峠。最初の渋滞のロスタイムを考慮すると計画よりハイペース。

10/9 15:36

修験者の列。。。

10/9 16:23

修験者の列のまま10km地点

10/9 16:52

スイッチバック的に折り返すのが特徴の市道山分岐

10/9 17:53

日の入17:30を過ぎて夜間行軍、15km地点のすぐ先が八王子市最高地点の醍醐丸、第2予備関門（6時間後）。

10/9 20:08

第1関門の浅間峠

10/9 21:03

20kmは見落として25km地点。

10/9 22:45

30km地点。

10/10 0:11

35km地点、スタートから三頭山までアップダウンを繰り返しながら1,300m近く登るので辛い。

10/10 0:26

三頭山手前の避難小屋

10/10 0:28

三頭山への最後の階段手前が中間地点。もう、と、まだ、が複雑にからみあう心境。

10/10 2:06

何だかんだで40km

10/10 4:00

フルマラソンを越えた45km！！

10/10 6:09

鋸山手前の大ダワという峠。リタイアのテントがでかかったのが印象的。

10/10 7:19

三頭山、御前山ときて、最後の奥多摩三山の大岳山。完走を確信できた瞬間。

10/10 7:53

大ダワ直後の50kmを見落として55km。

10/10 8:23

長尾平の長谷川恒夫記念碑。標識見当たらなかったけど60km地点のはず。

10/10 8:57

コース上の大きな山としては最後の日の出山。残りは金毘羅尾根を下るだけ。

10/10 10:09

金毘羅尾根の途中にあった65km地点。もう何の心配もない。

10/10 10:12

金毘羅尾根にはたまに開けた場所があり、景色を楽しむ余裕もあった。

10/10 10:35

あと5km？　もう5km！！

10/10 11:16

いよいよ2km！！　脚が十分残っているのでゴールまで走る。

10/10 11:31

フィニッシュ！　完走証は即座にプリントアウトされ、フィニッシャーTシャツもゲット！！！

10/10 11:34

無事、ハセツネ完走の挑戦は終わりました。

撮影機器：

iPhone 5s Apple

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

y-nocchi

◆ハセツネ レコ一覧
・下見(1)｜五日市中学校〜浅間峠 (0-23km)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-914068.html
・下見(2)｜浅間峠〜鞘口峠 (23-38km)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-919848.html
・2016年大会本番
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-980093.html
・下見(3)｜三頭山鞘口峠〜鋸山 (38-50km)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1570035.html
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「ハセツネ」との出会い
2012年12月8日、息子との親子登山2回目で訪れた長尾平、そこには長谷川恒夫という人の石碑が立っていて、ハセツネという山岳耐久レースが毎年開催されていることが書かれていた。当時トレランというスポーツを知らず、さぞかし物好きでMっ気な山ヤの集いなんだろう、俺には関係ない世界、そう感じていた。
それから4年経った今、自分がハセツネに参加しているとは！

　6月にエントリーが決まってから一切の準備を始めたほどレース的なことには無縁で、家族にも「無理だ」「馬鹿だ」と言われ続けました。それでもめげずに夜な夜な雑木林をジョギングしたり、高層ビルの33階にある職場からの帰りは階段で降りるようにしたり、不十分ながらできる範囲でトレーニングを続けましたが、8月9月は体調不良（咳が止まらない）でトレーニングを中断、ハセツネ本番コースの下見も半分まで、トレーニング計画の1/3も消化できず不安を抱えて本番を迎えることに。

　ハセツネはおろかレースが初めて。ゼッケンってどうやって付ければいいの？　なんて不安だらけ。　でも、夜間の山中での行動経験はあるし、コース前半は下見してるし、自信の根拠もある。　24時間ギリギリでいいからゴールすることが目標。　登山の運動生理学を拠り所に飲食物の必要量を計算して、飲料6L、食料6000kcal分を馬鹿正直に背負う。　ストックはいつも山行で使わないのでレースにも持っていかない。　乳酸が溜まらない程度の運動負荷に留めて、少ない停止回数で行動し続ける。　こんな山ヤ発想の作戦で臨みました。

　最も心配していた脚は意外に持ってくれて、次に心配していた睡魔は重いものは来ずに動き続けることができ、計画より1時間早い 22時間30分でゴールできました。　4年前、まったく他人事と思った 71.5km を 24時間以内で歩いた（多少は走るが）ことに不思議な縁を感じました。

　最後に、本番は地元や運営ボランティアの方々の声援が自分の力に変わるという体験もしました。今後レースに出場することは考えていませんが、運営のお手伝いはしてみたいと思いました。

コメント

ytk340

完走おめでとうございます！
こんばんは。
富士山以来レコがアップされていなかったので、ケガや病気でもされたのでは？と、ちょっと心配していました。（そういう私も全然行けていませんが ）

ご家族に無理と言われつつも目標にチャレンジして見事完走！！
地道なトレーニングと巧みな計算・ペース配分の果実ですね。

息子さんもきっとパパを尊敬の眼差しでみていることでしょう！
大きな目標を達成して、再び楽しい親子登山に復帰でしょうか。
羨ましいです。

y-nocchi

Re: 完走おめでとうございます！
いつも温かく見守っていただきありがとうございます。

8月の富士山からあとは「レコにならない山関係の活動」ばかりだったもので、ご心配おかけしました。遠回しな書き方で恐縮ですが、登山全般の勉強中で、予定通り来春ひと段落すればご報告できると思います。

ハセツネゴールから3日目ですが絶賛筋肉痛、階段の上り下りが特につらいです。

発表されたレース結果をみると出走者の1/4近くがリタイアしていたようです。私の順位は男子完走者1697の後ろから100位以内でしたが、最後まで生き残ってえらかったな、と我ながら思います（笑。

これからは、ハセツネ完走を思い出に、普通に登山を楽しむ山行に戻ります！