黒部川 下ノ廊下 黒部ダム〜欅平
- GPS
- 30:07
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 2,766m
- 下り
- 3,614m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 7:23
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
週末は予約でいっぱいだそうです |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヘルメット推奨 |
写真
感想
死ぬまでに一度は歩きたいと夢に思っていた下ノ廊下を歩いてきた
ダムの売店で偶然、吉村昭著 高熱隧道をみつけて購入、テントで読み始めたら一気に全部読んでしまった。
ここに行かれる方はぜひ一読されてから行かれる事をおすすめします。
1日目
急遽出来た休み、急いで準備すれば初日にトロリーの始発に間に合いそうだったが、
睡眠時間もろくに取れないで歩き出すのは嫌だったので、ゆっくりと日の出を家で迎えてから出発した。
途中のSAで回送サービスの予約をする。
扇沢で車両を預けてダムへ、時間はたっぷりあるのでダムを散策してからロッヂくろよんへ向かう、綺麗に区画整理されたテント場でまったり、雨もちらついていたのでテント内で高熱隧道を一気に読了。
二日目
夜明けと共に行動開始、人気のないダムを歩いて日電歩道へ向かう、登山者もちらほらいるようだ。
バスターミナルからダムへ降りてゆく時は高揚感がたまらなく大きかった
橋を渡り両岸の崖を見上げる様になってくると、凄まじい渓谷美が目に飛び込んでき
て圧倒された、だんだん険しさを増す景色にただただ感動。
落ちたらただでは済まない高度になってきたが、道自体はかなり歩きやすい
頭上とザックの引っ掛けに注意を払いながら丁寧に歩く。
意外というか長い、高低差はないが距離はあるのでそこそこ体力を使う。
補修のための材料や工具が放置されているのを時折見かけた、地震の影響で整備が途中で終わったらしい
十字峡あたりがハイライトかな、どうやら下に降りられるらしいが気づかなかった。
黒四発電所、仙人ダム、高熱隧道を思わせるトンネルを抜けようやく阿曽原温泉小屋へ到着、まだ数張りのテントしかない。
テントを設営して風呂へ、空いてるうちが良い
夕方にかけて続々と登山者がやってくる、平日なのに皆待ちわびていたのだろう
三日目
みな朝が早い、昨日の賑わいが嘘のように静かなテント場を後にする。特にダム方面へは早立ちの方が多いようだ。
延々と続く水平道を歩く、足元を覗くと谷底は遥かに下方だ、岩肌に沿って付けられたワイヤーに手を添えてあるく。
対岸に真っ直ぐな道のラインが続いているが谷を回り込むので中々近づいてこない、等高線に沿って歩いているのだから当然か。
すれ違いもほとんどなく気兼ねなく歩けた
欅平駅へ到着すると観光客の中に紛れて、現実へ戻った。
トロッコ列車に揺られて、余韻に浸る、、、
今思うのはまた来年来たい、良いチャンスに恵まれたい
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