日の出山〜御岳山〜大岳山〜御前山縦走
- GPS
- 10:37
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,789m
- 下り
- 2,685m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 10:38
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
下り 奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三室山(丸ドッケ)の登山口がわかりにくいです。途中で沢や橋があった場合は道間違えなので早めに引き返すこと。 御岳付近は非常に整備されているため難なく歩けます。 |
その他周辺情報 | 奥多摩付近に温泉施設があるので余裕があるときはいいかもしれないです。 山バッチは御岳の売店でたくさんの種類が売ってあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ 1
Tシャツ 1
タイツ 1
ズボン 1
グローブ 1
防寒着 1 フリース
雨具 1
ゲイター 1
日よけ帽子 1
靴 1
ザック 1
ザックカバー 1
昼ご飯 おにぎり
行動食 ポッキー
非常食 カロリーメイト
飲料 スポ900mL 水750mL
地図(地形図) 1
コンパス 1
笛 1
ヘッドランプ 1
予備電池 10
GPS 1
筆記用具 1
ファーストエイドキット 1
携帯 1
時計 1
タオル 2
ストック 1
ナイフ 1
カメラ 1 一眼
クマ鈴 1
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感想
今回は以前から行きたかった大岳山に行ってきました。ただ大岳山に行くだけではつまらないので、御岳山から御前山まで三山縦走しようということで計画していたのですが、非常に長距離になってしまうため、無理だと感じたところでエスケープできるように下調べは綿密にしました。
11月は仕事関係で土日がつぶれてしまうため、無積雪登山の締めになるとおもい、選んだ長距離ルートですが、よく晴れていたためほかの登山(参拝)客も多く寂しい思いをしなくて済んだこともこれまでと違うところでしょうか。
愛宕山(奥の院)
本来の計画時点では日の出山から上ろうと思っていたのですが、思い付きで愛宕山から上ろうと思い二俣尾駅で下車しました。(この後大変後悔することになります。)本日の登山口となる愛宕神社に到着後登山の無事をお祈りしてから、いざ入山と本殿の「右」のルートに進みました。そこにはもう一つ社が立っていて、その右側に山の中に続く道を発見。ここから沢沿いの道に進んだのですが、倒木はあるしクモの巣だらけ、でも道は明瞭、地図では尾根沿いだった気がするんだけどなーと思いながら進むと・・・道がなくなりましたorz。ここでようやくコースアウトに気が付き正規ルートに接続するために50度近い崖を上ることに。(完全に判断ミス)そして盛大に滑落。ようやく来た道を愛宕神社まで引き返す決心をしたのですが、この時点で心身共にボロボロに・・・リタイアする考えすら浮かびました。
ただ午前6時で敗退するのは笑えないということで、ヤマレコで登山口のレポを見つけ正しい標識を見つけたのですが、再び誤ルートへorz。竹林が見えた時点でおかしいと思い引き返しようやく正規ルートへ取りつくことができました。。奥の院に着いた頃には80分近くたってしまい、標準タイムを大幅に超すことに。沢で40分くらい彷徨っていたからな・・・しかたがないしかたない。本日一番の危険個所です(笑)正規ルートは明瞭で迷うことはないです。
三室山
奥の院までで大幅に時間ロスしたため、超特急で進むことに。三室山から東京都心方向の眺めはとてもよく、景色が曇るまえの朝早くに来るととてもいい眺めが期待できます。少々遠回りになりますが寄ってみる価値はあります。
日の出山
三室山から日の出山の間には高峰というピークがありましたが、遅れを取り返すために今回は林業作業用の道を進むことに。さすが車も通れる道ということもあって快適です。日の出山には9時くらいに到着。日の出山山頂は360度(言い過ぎかもしれないですが)眺望があり、これから向かう御岳山、大岳山方向、前回登った川苔山方向、東京都心を臨むことができます。名前通り東方向への眺望が良いのでご来光はきれいだと思います。
御岳山
山頂付近に集落があり、高尾山的な山でした。このような山は久しぶりだったのでなんだか新鮮です。御岳神社にも参拝しましたが、現在工事中のようで。本殿は拝めませんでした。長尾平展望台で小休止をした後先へ進みます。ここで山バッチを買って、鍋割山へ向かいます。
鍋割山
ここまではいかにも一般向けのハイキングルートという感じだったのですが、鍋割山へのルートは見慣れた「山道」です。雨で滑りやすくなっていたので注意は必要ですが、悪路を見るとホッとする自分は、だんだん毒されているのでしょうか(笑)。子供ともすれ違いましたので、そこまで難易度は高くないと思います。
鍋割山山頂は眺望もなく残念な感じでした。鍋割山って全国にどのくらいあるんですかね?丹沢のほうが有名ですが。
大岳山
本日のメインディッシュです。鍋割山から大岳山荘までの道は難所はないとはいえ、岩場が増えてくるので足元への注意は必要です。特にこの時期は部分的に苔で覆われているため本当に滑りやすいです。私はよほどの絶壁でない限り手は使わない主義でダブルストックで進んできましたが少々厳しいところも現れてきます。
大岳山荘は現在休業?中のようで外観は崩壊を初めていました。付近を通過したときになかで休憩しているグループがいましたが、いいのでしょうか?見なかったことにしていよいよ大岳山山頂へ向かいます。
大岳山荘から山頂までは地図上の距離は短かったのですぐ着くと思っていましたが、予想以上に厳しい岩場の連続でなかなか登りごたえがありました。大岳山山頂はちょうどお昼時だったこともあり、満員御礼でようやく空いている岩を見つけて大休止をとることにしました。今年の紅葉はまだなのかな。赤くなる前に落葉している気がしますので今年は期待できないかもしれないですね。
鋸山
本来の目的である大岳山まで来たのでここで下山することも考えましたが、奥多摩方向に降りすのは海沢探勝路というバリエーションルートだけで下山は危なそうなのと遅れは取り返したので、とりあえず鋸山への針路をとりました。最初は大岳山登山路と同じく岩場を降りることになりますが、それが終わると尾根道になり歩きやすくなります。御前山が目標の場合は鋸山山頂は巻くことができますが、のこぎり尾根から下山するときは一度ピークを踏まないといけないです。鋸山山頂は鍋割山と同じく眺望なしのこぢんまりとしたピークで見どころはないです。
そして御前山へ
鋸山に着いた時間は12時半くらいと早くそのまま下山すると3時前には下山することができました。三室山からここまで20km近い距離を歩いてきたこともあり、心身ともに疲労していましたが、「やらないで後悔するくらいなら、やって後悔したほうがいい」(危険すぎる思考)と思い、御前山へ向かうことに。御前山へ到達するには、鞘口山、クロノ尾山の二つのピークを踏む必要がありますが、この二つは山といわれないとわからないくらいの小さなものなのでそこまで苦にはなりません。御前山もよく整備された道で道迷いの可能性もありませんがなかなかの急登なため、疲労していると長く感じました。途中で同じトレッキングポールと使っている人ともすれ違いまいた。
御前山避難小屋は少しばかり道からそれた場所にあるようで確認はできませんでした。それなりに立派な建物のようです。このあたりからガスが出てきて、視界が悪くなってきました。何とか早めに下山しないとと焦りが出てきます。
御前山山頂は時間も時間、天気も天気で貸し切り状態。記念撮影だけしたところでささっと下山路へ向かいます。
奥多摩都民の森
下山には奥多摩都民の森というところを通りました。落ち葉で完全に道が埋まって道がわからない場所もありましたが、ベンチ(腐りかけ)や東屋なども設置されており、何かの活動には使用されている様子はあります。下山路後半は割と急な道の連続で下りが苦手な私には完全に苦行に・・・こんな道の先にあんな施設を作っても誰も来ないんじゃ・・・(一部自然風化していたベンチを思い出しながら)
奥多摩駅へ
奥多摩都民の森を抜けた後は林道へ接続しており、日没前に到着する目標は達成できました。しかしここからの舗装道を下るのが予想以上につらかった。奥多摩駅に着いた頃には5時過ぎと日没しており非常に残念な思いをしました。
【コース総評】
30km越えのコースなので、一般向けとはとても言えないでしょう。今回初っ端から遭難したため、装備は泥だらけ疲労もすさまじく半分精神的な修行になってしまいました。このコースを参考にするときは自己責任でお願いします。疲労していると何もないところで怪我します。また日照時間が減ってきたこの時期は標準ペースの7,8割での歩行が必要です。
コースを分割すれば、非常に見どころもおおく交通量も多いので安心して登山を楽しむことができると思います。もう一度余裕のある行程で訪れたいと思いました。
【反省点】
ルート外歩行はよほどのプロでない限り危険です。
道に迷ったら、ショートカットせずに迷わず引き返したほうが安全且つ結果的に時間ロスも少ないです。
只でさえロングの所、とんだ冒険まで加わってしまったようですね!
滑落したとありますが、大丈夫でしたか?(/´△`\)
大岳山荘前は何度も通っていますが、あの中で休んでる方は見た事がありませんねぇ(笑)大胆です( ̄▽ ̄;)
一度にこれだけ歩けてしまうと、奥多摩制覇も相当早そうな気もします(^_^)
くれぐれも怪我はしないように楽しんで下さいね(*^ー^)ノ♪
まいど、コメントありがとうございます。
登山道以外の道が存在しない高山と違って、林業用の道が交錯するマイナーな山は道迷いしやすいですよね・・・。
滑落と言っても自分が這い上がった崖の途中から落ちて、
途中で木にぶつかって止まったので、そこまでダメージはなかったのです。
奥多摩制覇にはまだまだ時間がかかりそうですね。
今度は三頭山に行きたいなぁ。
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